2018.01.01 Monday

Happy New Year 2018

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 

 


明けましておめでとうございます。

今年はモナコ・ヒストリックGPとル・マン・クラシックのある年!

 

まだ、どこのイベントに顔を出すかスケジュールを決めておりませんが

今年も色々な場所に出かけて、色々な物を見ていこうと思ってます!

 

皆さんにも良い1年になりますように!!

 

ではでは。

 

 

 

 

 

2017.12.31 Sunday

RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017 part3

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんばんは。

えー、いま改めて数えてみたら2017年のモータープレスの投稿は

今回を入れてもたったの52回。

始めた当初は毎日更新! を心に誓っていたのに、まったくもって面目無い。

まぁそれだけ毎日、忙しくさせていただいた証拠でもあります。

皆様ありがとうございます。

 

ということで、まだまだ続く

『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017』

今回は1960年代のレーシングスポーツ編です。

 

photo:モビリティランド

 

昨年も行われた『60's  Racing Machine』と題されたカテゴリーですが

今年は50年代、60年代、70年代のGT、ツーリングカーも混走というスタイルで開催。

 

60年代レーシングプロトタイプと一緒に走れる!というのは、エントラントのみなさんにとっても

普段ではなかなか味わえない貴重な経験だったと思いますが、

本当なら、海外のイベントのようにプロトタイプのみ、GTのみ、ツーリングカーのみと

カテゴリー分けして開催したいところ。

 

逆にいうと、それだけのエントラントを集められるようになれば、SSOEの未来は安泰ですな。

 

 

 

そんな同カテゴリーのトピックといえば、長谷見昌弘さんのドライブで日産R382が出走したこと。

おそらく現役時代にテストでもR382が鈴鹿を走ったことはないはず。

それだけでもすごいのに、一般エンスー諸氏所有のクルマたちとデモレースとはいえ

一緒にスタンディングスタートしたというのは、昨年のR380 & 54B とともに快挙というべき出来事。

こうした日産ワークスの懐の広い対応には、本当に頭が下がります。

 

 

 

また今回はニューカマーとして、ポルシェ907が登場したのもトピックのひとつ。

聞けばシャシーナンバー907-002とのことですが、そうだとすると1967年のル・マン・テストデイで

ミッターやリンゲがドライブした41号車ということになりますね!

 

 

 

こちらはex-瀧レーシングティームのローラT70 MkIIIを従えて走るGT40

(いわゆるコンティニュエーションというべき個体)。

GT40も、T70も現役時代にそれぞれ鈴鹿には出走歴がありますが、両車が同じ舞台で相見えたことはないので

これはこれで貴重なショット。しかもこのGT40をドライブしていたのは……

 

 

 

おなじみ、鮒子田寛さん。

あれ? 鮒子田さんとGT40って?? とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが

実は鮒子田さんはトヨタ・ワークス時代にここ鈴鹿で、ヤマハ所有のGT40をテストした経験の持ち主。

「ストレートだけは全開。あとはゆっくり走るよ」

なんていいながら、かなり良いペースで走行されていました! 流石です。

 

 

 

もうひとつ、個人的なトピックだったのが「チーム・マクランサ」の復活!

左から童夢40周年&林みのる引退式でお披露目されたマクランサ。

真ん中は1969年の鈴鹿500kmなどに田中慶治さんのドライブで出場したマクランサLM。

そして右に写るのは、JCCAなど国内のヒストリックカー・レースでおなじみの杉田さんのマクランサ。

 

実は林さんと田中さんのマクランサを復刻する際に、3Dスキャンのベースになったのが杉田さんの

オリジナル・マクランサだったのですね。

 

この復刻劇に協力したメンバーとオーナーが揃い踏みして記念撮影。

これで数年かけて行われた「マクランサ復刻プロジェクト」が一応の完成をみたわけです。

 

 

 

そして田中慶治オーナー自らのドライブで、48年ぶりに蘇ったマクランサLM!

当時のドライバーが当時のマシンに乗って、ゆかりのサーキットをドライブするって

なににも増していい光景だなぁ。

 

 

 

その光景をピットウォールに寄りかかって見つめるのは……

 

 

 

マクランサの製作者であり、チーム・マクランサの監督であり、

今回の復刻プロジェクトの首謀者でもある林みのるさん。

 

R382や907の姿には目もくれず、マクランサが通るときだけじっと見つめる林さん。

きっと50年前(当時はピットウォールはなかったけど)もこうして自身の作った作品の

走る姿を見つめていらっしゃったんでしょうね。

 

 

 

走行中は何も語らず、ただただじっと見つめていた林さんですが、ゴールした瞬間にこの笑顔。

このシーンを見られただけでも、鈴鹿に来た甲斐がありました。ある意味グッドウッドより感動的だったかも。

 

ということで、いろいろな出来事(!)の起きたHFRのレポートまでにはたどり着けませんでしたが

これで一応、2017年のモータープレスはおしまい。

 

少なすぎる更新の中、お付き合いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

そして来年も引き続きよろしくお願いします。

 

もうすぐ新年ですが、皆さんもよいお年をお迎えください!

 

ではでは。

 

 

 

 

 

2017.12.30 Saturday

年末の推薦図書

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんにちは。

さてさて、2017年も残り少なくなってきましたが

今年最後の「今月の推薦図書」のお時間であります。

 

 

まずご紹介するのは、3号目を迎えた GENTLEMAN DRIVERS 03 (三栄書房 刊)。

ニコラ・ブルガリの貴重なクラシックカー・コレクションなど、今回もハイエンドな

クルマ趣味の世界を掲載しているのですが……

 

 

その中で、今年のラ・フェスタ・ミッレミリアに新たな愛機ランチア・ラムダで参戦した

堺正章さんへのインタビューとか、2017年シーズンのポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)で

史上初のオーバーオール&ジェントルマン・クラス王者に輝いた武井真司さんのインタビューとか

カナダ、アメリカ、メキシコGPのザポートレースで優勝を果たした久保田克昭さんのレポートを

書かせていただいております。

 

しかしながら、25日に発売されるや否や速攻で完売。在庫なしとのこと(驚)。

書店で見かけたら、即買いです。

 

 

また ENGINE 2018年2月号 (新潮社 刊)では、不定期連載中のPCCJのレポートで

11月末に行われたポルシェ ナイト オブ チャンピオンズ ジャパン2017の模様をご紹介。

さらにアストンマーティン・レーシングのサポートを続けるImmun' Age(イミュナージュ)の林理事長を

青山にオープンしたアストンマーティン青山ハウスでインタビュー。

 

 

 

さらに GENROQ 2018年2月号(三栄書房 刊)では、

連載中の1972年式ポルシェ911Sのレストアレポートのほか

11月に行われたRICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017 のレポートを掲載!

 

 

 

 

鈴鹿サウンド・オブ・エンジンのレポートは、LE VOLANT 2017年2月号 (学研プラス 刊)でも

ご報告させていただいております。こちらもぜひ!

 

 

 

あと、いつもいつもご報告が遅くなって申し訳ありませんが

12月6日に発売済みの Tipo 343号(ネコ・パブリッシング 刊)では

ギリシア・クレタ島で試乗してきた新型ポルシェ・カイエンの試乗記を掲載していただいております。

 

 

加えて、15日に発売された モーターファン別冊 新型メルセデス・ベンツ Sクラス徹底解剖 (三栄書房 刊)でも

歴代Sクラスのヒストリーのページを担当させていただいております。

 

 

 

そして現在、モーターファンweb の方では【年末特別企画】ポルシェ クラシックの世界 と題して

今月の13日にドイツ・シュトゥットガルトで行われたポルシェ・クラシックのワークショップの模様を

4回にわけてレポート中!

 

3年前に発掘された1964年型のポルシェ901 シャシーナンバー300 057のレストア記や

ポルシェ・クラシック探訪記などをレポートしております。

 

ちなみにこの模様は、これから各媒体でも順次ご紹介させていただきたいと思っております。

 

ではでは!

 

2017.12.20 Wednesday

RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017 part2

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんにちは。

締め切りに追われたり、海外に高飛びしたりしているうちに

開催から1ヶ月が経とうとしておりますが

『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017』の続きです。

 

 

今回のSSOEでマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ・ワンと並んで大盛況だったのが

昨年からはじまったグループCマシンによるデモンストレーション・レース。

 

去年は、海外からXJR-8、XJR-9、962CKが来日して12台という陣容でしたが

今回は国内に生息するグループCだけで12台(もしLC2が参加していたら13台だった!)!!

それって本当にすごいことだと思いませんか?

やっぱちゃんと走れる環境さえ整えば、走る台数はどんどん増えていくんですね。

ちょっと来年に期待しちゃうな(笑)。

 

 

そんな中、白眉だったのが長谷見昌弘さんのYHPと、星野一義さんのカルソニックという

2台の日産R92CPを持ち込んだ日産ワークス。もちろんドライブするのはご本人。

 

それだけでも感動なのに、なんと雨の土曜も、ドライの日曜も、2台が組んず解れつの接近戦を

展開し続け、往時のJSPCを再現するという大サービスっぷり。

こういうことをOKしてくれた日産の見識の深さに感謝。ブラボー。

 

 

そして個人的に嬉しかったのが、走り終えたあとの長谷見さん、星野さんのこの表情。

いくつになられても、何年たっても、マシンに触れているときの表情が全く変わらないってのは素敵です。

こういう光景が見られるだけで、来た甲斐があるってもんですよ。

 

 

 

そして今回はトヨタ・ワークスもTS010を擁して初参戦! V10サウンドが唸る!!

 

 

そのドライバーを務めたのは片山右京さん。

場内実況のカーグラフィック編集部早田さんも絶賛していましたが、雨でも、晴れでも、縁石使って

現役当時さながらのラインでガンガン攻めまくる右京さんの走りにも脱帽。

 

しかも日曜のでもレースでは、久保田さんのR90CKと「本気」のバトルを展開してくださって

場内も大盛り上がり。結局、ガス欠(そんなに攻めてたのよ!)になって終盤にTS010はリタイアしてしまいましたが

降りてきた右京さんは汗びっしょりでこの表情!

「トレーニングもしてないから、途中で腕が上がっちゃって」なんて仰ってましたが

グループCの現役時代を見たことがないファンにも、当時の熱気を伝えられたのではないでしょうか?

それも歴史を繋いでいくうえで、重要なパフォーマンスだと思います。

 

 

さらにマツダ・ワークスからは、昨年のル・マン優勝車につづき、JSPC仕様の787Bが登場。

個人的に55番も好きですが、スプリント用カウルをつけたJSPC仕様って大好物なんすよ。

 

 

ドライバーはもちろん「ミスター・ル・マン」寺田陽次郎さん!

ファンのために魅せて、聞かせる走りを……といつも仰っているとおり、今回もストレートで

見事なロータリー・ミュージックを披露。

 

そんな走りを見ていると忘れてしまいそうになりますが、今年、寺田さんは70歳。

そういえば星野さんも70歳。長谷見さんは72歳!

 

いやぁ〜、70歳超えてもバリバリとグループCマシンを振り回せるなんて……。

 

そこで大事なのは、ヨーロッパやアメリカでヒストリック・グループCが盛んになっているとはいえ

これだけのメーカー所有のワークスカーに本物が乗って、一斉に走るという光景を見られるのは

世界広しといえども、この鈴鹿サウンド・オブ・エンジンだけ!!!! であること。

そうなんです、R92CPと787BとTS010のバトルは、ル・マン・クラシックに行っても見られないんですよ!

 

 

また金曜日にエントラントを対象に行われたウェルカム・パーティーでは、宮城光さんを司会に

長谷見さん、星野さん、右京さん、そして途中から参加の寺田さんの4人でのトークショーも開催。

 

なんか半分くらい書けない話だった気もしますが(笑)。

 

 

 

今回のSSOEには、何台かのニューカマーがやってきたのも特徴。

まずは久保田さんがもちこんだ、ex-ノバ・エンジニアリングのフロム・エー日産R90CK。

1991年のJSPCに(当時はR91CKというネーミングでした)出場していたシャシーナンバー6で

長らく座間の記念庫に保管していた個体ですね。

 

昨年のSSOEでは展示のみでしたが、約1年にわたるレストアを終え、見事復活。

金曜がシェイクダウンという状態だったにも関わらず、ブッチギリの速さで走っちゃうあたりに

改めてレストア、メンテを担当するハナシマレーシングの凄さを感じました。

 

 

 

もう1台。こちらも本邦初お目見えの日産R86V。R86Vが走るってだけでもすごい話ですが

こういう貴重なマシンが個人エンスージャストのもとで保管されているというのもすごい話。すごく良いこと。

 

 

 

そして様々なイベントでおなじみのチャージ・マツダ767BもSSOE初お目見え。

2台のマツダ・ロータリーが居並ぶ光景にはジワっときます。

 

 

 

3月の富士50周年で、ひさびさに日本のファンの前で勇姿を披露しら国江コレクションの

童夢トムス85C-LもSSOEに初参加! 今見ても、この童夢デザインは美しい。個人的にベストCカーのひとつ。

 

 

 

またエムズバンテックからエントリーのポルシェ962C-134も今年の目玉。

なんてったって、1989年のJSPCで高橋国光/スタンリー・ディケンズ組がタイトルを獲得した

チャンピオンカーそのものですからね。美しくレストアされて良かった。

 

 

 

残念ながら日曜の決勝には姿を見せなかったものの、ロードバージョンのシュパン962LMも見参。

 

 

 

そしてモータープレスでおなじみ、上住コレクションのマーチ83G シルビア・ターボC・ニチラも

元気に走る姿をみせてくれました。

 

こうしてワークスのみならず、プライベート・コレクションでも貴重なCカーたちが

動態保存されているってのはうれしい限りです。

 

 

 

最後にご紹介するのは、同じく上住コレクションのMCSグッピー。

これも日本じゃないと絶対見られないマシンのひとつ。

 

来年あたり、誰か他にC2マシンを買って出てくれたりしないなかぁ?

そうすると、よりグループCっぽくなるんだけどなぁ(笑)。

 

ということで、グループCデモレースの模様はこれでおしまい。

SSOE 2017の続きはまた次回。

 

ではでは。

 

 

 

2017.12.04 Monday

RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017 part1

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんにちは。

すっかりご報告が遅れてしまいましたが

さる11月18日、19日の2日間、鈴鹿サーキットを舞台に

今年も『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017』が開催されました。

 

 

今回の目玉は、なんといってもついに日本初上陸を果たした Masters Historic Formula One !

これまでも日本においてレーシングパレスの原田淳さんや、ヒストリックF1のパイオニアである

故 西田旬良さんが誘致活動を行ったり、個人的にもモナコやグッドウッドなどで見るたびに

なんとか日本でこういう超ド級のヒストリックカー・レースが見られないものか……と思ってきましたが

ついに、やっと、日本で見ることができるようになりました。いや、ホントにこれは凄いこと。

 

無論、このために長い間交渉を重ねてきた鈴鹿サーキットと、ロン・メイドン率いるマスターズのおかげなのですが

現役で活躍している久保田克昭さん、そしてこれまで様々な形でヒストリックF1に関わってきたオーナー、

関係者のみなさんの長年にわたるアプローチがなければ実現できなかったこと。

 

そういう意味でも、ヒストリックの世界に大事なのは継続することなんですねぇ。

 

 

今回、ヨーロッパとアメリカからやってきたのは、13台のマシンと13人のドライバー。

すでにご紹介してきたとおり、マスターズ・シリーズや、モナコ・ヒストリック、かつてのサラブレッドGPなどで

活躍している、世界でも有数のベテランばかり。

 

噂によると、今年の春にデモレースの開催が決まり、ロンさんがメンバーに「鈴鹿行きたい人!」と聞いたら

30人以上が手を挙げ、断腸の思いで現在のメンバーに絞り込んだとか!!

 

実際、来日した面々に話を聞くと、皆んなが鈴鹿に特別な想いをもっていて、走りたかった! と言ってくれるし

走ってみた感想を聞いても、コース、環境、ホスピタリティともに最高! と言ってくれる。

(彼らからすると、日本でしか見られないマシンの姿を観れたのも良かったらしい)

そんな話を聞く、僕も嬉しい(笑)。

 

 

 

もちろん、マスターズのボスのロンさんも好意的で

あとはファンの声さえあれば、日本で本場と同じFIA選手権を開催することも出来そうな気配。

今から鈴鹿サーキットにどんどん、開催熱望のメールを送りましょう(笑)。

 

この画像は、金曜の夜にエントラントを対象に行われたウェルカムパーティーの様子なんだけど

海外と日本のエントラントが一同に集まって交流する……という試みが行われたのも今回のSSOEの良かったところ。

 

ちなみにパーティー内では、長谷見さん、星野さん、右京さん、そして飛び入り参加の寺田さんによる

スペシャルトークショーが開催されたり、マスターズのゲストとして来日した

ロベルト・モレノさんのトークショーがあったりと、盛りだくさん。それもまた良かった。

 

 

 

あと海外勢にも好評だったのが、土日の昼に行われたグリッドウォーク。

マシンのまわりに無粋な柵などがない状況にもかかわらず、誰もマシンを触ったりせず

熱心に見入ったり、写真を撮ったりするマナーの良さに、マスターズの面々も感心しておりました。

 

実際、海外のイベントにいっても、あらゆる方向から間近で見たり、撮ったりできる機会って

なかなかないですからね。それだけでも十分に元がとれる気がする(笑)。

 

 

 

あわせて当日会場で受付されたグリッドキッズも好評。これも良い試み。

 

photo:モビリティランド

 

で、肝心のデモレースの方なんだけど、10台以上のDFV F1が一斉にローリングスタートする!

という光景は、やっぱり圧巻。残念ながら土曜のレース1は、雨やトラブルの影響もあって中止に

なってしまったけれど、フォーメーションに向かうシーンだけでも十分に鳥肌が立ったもんね。

 

あと、見に来たお客さんにちょっと分かりづらかったのは、会場に来ていたマスターズと他のF1の違い。

「なぜコジマやウルフやF2003GAがマスターズに出ないの?」という声を聞きましたが

マスターズに出られるのは、1966年から85年までの3リッターNAマシンのみで

FIAによって発行されるHTP(ヒストリック・テクニカル・パスポート)を取得したマシンであることと

ドライバーが国際C級以上のライセンスを持っていることが条件。

 

そういう目であたらめてみると、ブラバムBT49Cや、ウィリアムズFW08のロールバーがオリジナルの時より

高くなっていたでしょう? そうしたロールバーや消火設備、燃料タンク、フレームやモノコックのクラックテストなど

厳しい条件をパスしたうえで、マシン自体がオリジナルで履歴がしっかりした個体じゃなければいけないんですね。

 

今回は、大事な初開催ということもあり、ロンさんとしてもマスターズを熟知したベテラン勢のみでの

デモレースとしたいという意向があって、このような人選になっていたのですが

条件さえみたせば、今後は日本からのスポット参戦もOK! と言っていたので、新たな日本人ドライバーの

参戦の可能性もあるというわけなのです。

 

 

 

……ということで、1台ずつじっくりご紹介……といきたいところですが、

さすがに時間もないので、そのあたりに関してはこのあと、

様々なメディアから出てくる媒体をご覧になってください。

 

ただ、そんな中でも個人的に感動したのが、世界的なティレル・コレクターである

ジョン・ディレインさんが持ち込んだティレル001。個人的にやっぱ70年のF1好き。

去年のモナコ・ヒストリックでも見た1台だけど、鈴鹿で拝めるのは格別。

 

 

 

あと歴代ロータスF1の中でも、なぜかすれ違いばかりで見るチャンスのなかった

1983年のタイプ92に出会えたのも感激。雨の中で走るグレッグさん上手かった!

 

こんな形なのに、87とも88Bとも、91ともモノコックが同じであることを確認できたのも◎。

 

 

 

あとね、やっぱロータス76とヘスケス308Bのランデブーには萌えたね。

なんてったって、76で動態保存されているのは、これ1台だけだし

これだけでもチケット代、十分に元取れた。

 

 

 

また久保田さんと88Bの本気走り(笑)もすごかったね。

この日のために、DFVも本番用のハナシマ・チューンに載せ替えたり、ツインシャシーのダンパーを

オーバーホールしてしっかり仕上げたり……と本気モードでした。

 

 

 

そしてリシャール・ミル御大は、数あるコレクションの中からマクラーレンM23とともに登場。

春の富士に来たのとは別の個体。1年で2台もM23の走る姿を日本で見られるなんて最高だな。

来年はリシャールさん、ティレルP34を持ってきてくれないかな(笑)。

 

 

 

あとね、個人的に嬉しかったのが、モレノさんがいろんなマシンに乗って嬉々として走ってたこと。

マシンのオーナーにもいいことだし、僕らにとっても嬉しいこと。

こういうレジェンドがアドバイザー的にいるシリーズって素敵だわ。

 

 

 

そうそう。会場ではこんな出会いも。かつてマキチームのセカンドドライバーとして登録され

チームに帯同していた速見翔こと新井鐘哲さん(右)と、

1975年のオランダ、イギリスの予選に出走した鮒子田寛さん。

 

こうした日本の歴史が、ここ鈴鹿で繋がったこともすっごく意義深いことですよね。

よし、来年は鮒子田さんにも新井さんにもマキに乗ってもらおう。って僕が決めることじゃないけど。

 

他にもいっぱい書きたいことや、見せたい写真もあるけど、何はともあれF1編はこのあたりで。

ちなみに鈴鹿サーキットでは、終日LIVEでイベントの動画を配信していたんだけど

それが今もYou Tube上で見られるのを知ってましたか?_

 

それこそ、1日まるごとなので9時間以上ありますが、コツコツと見ていただくだけで

SSOEがどんなイベントがわかっていただけると思います。

 

 

SSOE 11月18日(土曜日) フル動画

 

 

SSOE 11/19(日曜日)フル動画

 

※土曜のマスターズの津川哲夫さん、日曜のマスターズ予選の金子博さん、そしてグループCでの

カーグラフィックの早田さんの愛ある解説は必聴。

 

いずれにしろ、日本でこうした”魅せる”エンターテイメントとしてのヒストリックカー・レースが

行われるようになったのは、個人的に素晴らしいことだと思います。

もちろん「自分も出たい!」という気持ちもわかりますが、然るべきクルマが然るべきシチュエーションで

走るハイエンドのイベントがあると、必ず参加型のクラブマン・イベントも盛り上がる。

海外でずっと、そうしたケースを見てきただけに、日本もやっとそういう環境が整いつつあるのかもな……

と思った次第。

 

この続きはまた後日。

ではでは。

 

 

 

 

2017.11.27 Monday

今月の推薦図書

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんばんは。

いつものように、早く更新しよう、更新しようと

思いつつ、またもこんな時期になってしまいました。

 

というわけで今月の推薦図書のお時間であります。

 

 

まずは Tipo 2017年12月 #342号(ネコ・パブリッシング 刊)

 

 

その中のSynchronicity という定例ページにおいて、1973年型のジャンニーニ 127NPなんて

レアなモデルのインプレッションを書かせていただいております。

 

生憎の雨の中の試乗だったんだけど、この娘はいい子だった。

個体のコンディション、オリジナリティといい、乗り味といい。

ジアコーサもすごいけど、ジャンニーニもすごい。

 

 

こちらも既に発売中の F1速報 メキシコGP号(三栄書房 刊)。

 

photo:Masters Historic Racing

 

ここでは、連載中のF速ヘリテイジ・クラブにおいて

オースティンで行われたF1アメリカGPのサポートレースとして開催された

マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ・ワンのレース2で見事な逆転優勝を遂げた久保田さんの模様をレポート。

レース後にアメリカに国際電話をかけて、いろいろお聞きした生の声が入ってます!

 

 

さらにこちらも発売済みの F1速報 ブラジルGP号(三栄書房 刊)。

 

photo:Masters Historic Racing

 

ここでもオースティンにつづき、メキシコ・シティでも昨年に続く2連勝を飾った

久保田さんのレースレポートを掲載しております。

 

確かこの時は出張中の台湾かどこかにお電話してインタビューしたんだけれど、

同じアルミモノコックでも78と81じゃ違うとか。高地メキシコならではの作戦の立て方とか

あまりフィーチャーされない面白い話を聞くことができました。

 

 

さらに11月8日発売済みの モーターファン別冊インポートシリーズ ルノー・メガーヌのすべて(三栄書房 刊)

でも、いつものヒストリーページの編集、執筆を担当させていただいてます。

 

どうしてもスケジュールが合わなくて、新型メガーヌの試乗会にお邪魔できなかったんだけど

乗った人たちに聞くと、なんかとっても良いんだそうですね。うわー乗りたい。今度貸してもらおう。

 

 

そして半年ほど前につづき、おしゃれなライフスタイル誌 

 KINFOLK JAPAN 19号(ネコ・パブリッシング 刊) では

先日のフランクフルトでデビューを飾った新型ベントレー・コンチネンタルGT に関する

お話を書かせていただきました。

 

 

新型ベントレー・コンチネンタルGTに関しては、アメリカン・エキスプレスのオフィシャルマガジンである

IMPRESSION GOLD 11/12月号(アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc 刊)の方でも

書かせていただいております。アメックスの会員の方はよかったら是非。

 

 

そして26日に発売になったばかりの LE VOLANT 2018年1月号(学研プラス 刊)は

「まるごとポルシェ」というタイトル通りのポルシェ大特集!

 

な、なんとポルシェ ジャパンの所有する14台の広報車をひがな1日、とっかえひっかえ

全部乗り倒す! というメチャクチャ幸せな取材に参加させていただきました。

 

いやぁ、先日クレタ島で乗ってきた新型カイエンもよかったのだけれど

正直言って、どのポルシェも良いわ(笑)。

でも個人的には、MTの911カレラと、V6のパナメーラはツボだったなぁ。

 

 

 

ちなみに3代目となった新型ポルシェ・カイエンの海外試乗記は、Motor Fan Web の方に

書かせていただいておりますので、よかったらそちらもどうぞ。

 

 

 

さらに新型アストン・マーティン・ヴァンテージが眩しい GENROQ 2018年1月号(三栄書房 刊)では

特別付録の小冊子『ASTON MARTIN』の中で、DB11 V12とV8の比較記事を書かせていただいたり

連載中の1972年式911Sのレストアレポートを書いたりしているのですが……

 

 

巻頭コラムにおいて、先日のWEC富士6時間のお話と、現在シュトゥットガルトのポルシェ・ミュージアムで

開催中のカイエンの特別展のレポートも書かせていただいておりまする。

 

 

 

加えて、巻頭がBMW大特集の ENGINE 2018年1月号(新潮社 刊)の中でも

WEC 富士6時間のレポートを書かせていただきました。

 

 

またメディアのお仕事……ではありませんが、さる11月23日にポルシェセンター横浜青葉

ポルシェ・クラシック・パートナーになったことを記念して行われた

“Porshe Center Yokohama Aoba Classic Day” というスペシャルイベントにお呼ばれして

ジャーナリストの飯田裕子さんとともに、お恥ずかしながらポルシェ・クラシックに関する

トークショーをやってまいりました。

 

photo:Akira Gunji

 

最初は20人程度かな? ……なんてお話でしたが、蓋を開けてみたら40人の定員に対し

50人ものお客さんが集まるという大盛況で、ハラハラ、オロオロするばかりでしたが

マニアックで熱心なみなさんにのせられて(笑)、予定時間を大幅にオーバーしてしまいました。

お集まりいただいたみなさん、関係者の方々、本当にありがとうございました。

 

……このほか、SSOEのプログラムのお手伝いをしたりと(クレタ島に行ったのも今月だった!)

改めて振り返ってみると、本当に嵐のような11月でありました。

 

いやぁ、よく1冊も白紙で出さずに済んでよかった。

でも、このくらいバタバタしたら少しくらい痩せてもいいと思うんだけどなぁ……。

 

というわけで、大盛り上がり&波乱(笑)だった

RICHARD MILLE SUZUKA Sound of  ENGINE 2017 のご報告はまた後日。

 

ではでは。

 

2017.10.28 Saturday

今月の推薦図書 その2

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんにちは。

さてさて、すでに店頭に並んでいる26日売り各誌のご紹介であります。

 

 

まずは新型アルファ・ロメオ・ジュリアの登場を記念してアルファ・ロメオ大特集の

ENGINE 2017年12月号(新潮社 刊)

 

 

今回も無理を言って、身近なアルファ・エンスーの皆さんにご登場いただいてます(笑)。

こちらは元カー・マガジン編集部で、現在は航空カメラマン、乗り物ライターとして活躍中の

ムラッチョ先生こと、村田尚之さん。

もはや155っていうだけで、結構レアな感じになってしまいましたが

10年付き合い続けている村田さんの155ライフがまたディープ……。詳しくは本文を。

 

 

そしてHFR &  QED人脈で、ロータス乗りの三枝佳五さんとご家族にもご出演いただいてます。

これまでずーーーっとフランス車を乗り続けてきた三枝さんが、突如ジュリエッタを買った!

という話を知ったのは、この夏のフェイスブック上でのこと(笑)。

いったいなぜアルファなのか?? というお話を中心に聞いてまりました。

 

皆さん、ご協力ありがとうございました。ペコ。

 

photo:ポルシェジャパン

 

そして不定期連載のポルシェ・カレラカップ・ジャパンは、F1日本GPでの最終戦の模様をレポート。

今回、ピックアップさせていただいたのは、台湾から参戦中のブライアン・リー選手。

しかも取材後の日曜の決勝レースで、自己最高位となるクラス2位でフィニッシュ! ってのもまたラッキーでした。

 

 

さらにImmun'Age(イミュナージュ)でおなじみの大里研究所の林幸泰さんの軽井沢のマナーハウスにお邪魔して

1937年式のアストン・マーティン15/98ツアラーのお話を伺ってきたり……

 

 

お台場のメガウェブで行われたトヨタ2000GTオーナーズクラブ・ジャパン主催の

2000GT 誕生50周年祭の模様をレポートさせていただいたりしております。

 

原稿の納品は綱渡りでしたが(汗)、無事に本が出てホッとしております。

 

 

 

巻頭の歴代12気筒FRフェラーリの話など、今月も見所満載のGENROQ 2017年12月号(三栄書房 刊)

 

 

こちらでは、先日のグッドウッド・リバイバル・ミーティングについてのレポートを。

レポートといっても、いわゆるイベントの詳細というよりは、今回のリバイバルで

個人的に感じた想いをつらつらと……

 

 

また先月ドイツ・デュッセルドルフでまる1日お勉強してきた新型ポルシェ・カイエンの

ワークショップでのお話も書かせていただいておりますよ。

 

そのほか、連載中のグループMでのナロー911レストア記もございます。

 

 

こちらもまた、新型アルファ・ロメオ・ジュリアが表紙のル・ボラン 2017年12月号(学研プラス 刊)。

 

 

ここでも巻頭のコラムでグッドウッド・リバイバルのことを書かせていただいたのですが

他とは違って、近年どんどん盛り上がる一方のペダルカーレース”セットリントン・カップ”のお話。

 

 

 

最後にご紹介するのは、タイトル争いも佳境になってきた F1速報 アメリカGP号(三栄書房 刊)。

 

 

連載中のF速ヘリテイジ・クラブでは、先日の日本GPで開催されたウィリアムズ40周年記念展示と

それに合わせて来日したウィリアムズFW04、FW08のお話。

 

ちなみにこの2台は、11月18~19日に開催される RICHARD MILLE SUZUKA Sound of  ENGINE 2017 での

マスターズ・ヒストリックF1にも出場しますからね。そちらもお楽しみに。

 

ということで、また次回。

ではでは。

 

 

2017.10.24 Tuesday

今月の推薦図書 その1

 

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんにちは。

もうすぐ26日発売の各誌が書店に並ぶころですが

その前に、すでに発売済みの各誌のご紹介でございます。

 

 

まずは6日に発売済み(遅くなってすんません)のTipo 341号 (ネコ・パブリッシング刊)

巻頭の英国車特集にあわせて、先日のグッドウッド・リバイバルの模様を

カラー2Pでレポートしております。

 

 

 

そして12日に発売済みの F1速報 日本GP号(三栄書房 刊)でも

連載中のF速 ヘリテイジ・クラブにおいて、グッドウッド・リバイバルの

グローヴァー・トロフィーの模様を中心に(渋い!)ご紹介!

 

 

こちらは表紙がリニューアルされて大人っぽくなった

モーターファン別冊ニューモデル速報 ボルボ XC60のすべて(三栄書房 刊)。

 

その中でいつものヒストリーページを6Pほど担当させていただいております。

17日に発売済みでございます。

 

 

 

さらにモーターヘッド特版の ポルヘッドIII (三栄書房 刊)

でも、空冷911の市場動向なんかについて書かせていただきました。

 

いやぁ、なんか原稿書くのに世界中の市場をチェックしながら相場を調べるのは毒だったわ(笑)。

もう少し頑張れば、買えるようになる……かもね。

 

 

 

 

で、もうひとつ。大変ご紹介するのが遅くなってしまいましたが

写真家 柏木龍馬さんが発行している SUPER FILM 08 にも

コラムみたいなものを書かせていただいておりました。

 

こちらはライカ銀座店やポルシェセンターなどでも入手できるはず。

詳しくは公式HPの方をどうぞ。

 

……というわけで、バタバタですが

海の向こうアメリカ・オースティンではF1のサポートレースで久保田さんが優勝したし

明日からは東京モーターショーも始まるしで、大騒ぎですな。

 

そんな話もまた後日。

 

ではでは。

 

 

2017.10.18 Wednesday

今年の『RICAHRD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE』は必見!!

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんばんは。

さて、すっかりご紹介が遅くなりましたが

いよいよ今年の『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE』の開催が

1ヶ月後の11月18日〜19日に迫ってまいりました!!

 

すでに前売り券の販売もスタート(詳細はコチラ)し、色々準備が整ってきましたが

個人的にとっても嬉しく思うのは、SSOEに出場するためにマシンを探している! という声を

結構あちこちで聞くようになったこと!! こういう動きが出てくると

イベント自体が盛り上がるのはもちろん、必ず他のヒストリック・イベントにも波及します!

大げさなようですが、日本のヒストリックカー文化を作るのは誰でもない、我々ですからね。楽しみです!!

 

ということで、まずは今年初開催となるマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ・ワンのお話から。

すでにSSOEの公式HPで発表されているとおり、今回の参加車たちが決定しました!!

 

 

1970 Tyrrell 001 John Delane

 

デレック・ガードナーの手で密かに開発され、デビュー戦となった70年の第11戦カナダGPでポールポジションを獲得。残るレースでもジャッキー・スチュアートの手でトップ争いを展開した001。オーナーはマスターズでもお馴染みのティレル・コレクター、ジョン・ディレーンで、鈴鹿でもドライブの予定。

 

 

 

1972 Brabham BT37 Jamie Constable

 

バーニー・エクレストンが新たに代表に就任したモータースポーツ・ディベロップメント(ブラバム)が72年用に用意したマシン。ジェイミー・コンステーブルの所有するBT37-2(現在はBスペック)は、カルロス・ロイテマンのレースカーとして第5戦ベルギーGPでデビュー。第11戦カナダGPでは4位に入賞した。

 

 

 

1974 Lotus 76 Andrew Beaumont

 

複葉式のリヤウイング、ヒューランドFG400に電磁クラッチを組みあわせたセミオートマ・システム、さらにダブル・ブレーキの4ペダル式を採用するなど新機軸を満載するも失敗に終わった76。アンドリュー・ビューモントの76はシャシーナンバー76/1で、74年ドイツGPで4位に入ったヒストリーをもつ。

 

 

 

1975 Hesketh 308B James Hagan

 

レース好きの貴族、アレキサンダー・ヘスケス卿が設立。気鋭の新人ジェームス・ハントを擁して73年からF1へと進出したヘスケス。ジェームス・ヘイガンの所有する308は、74年に製作されたシャシーナンバー1。ハントのドライブでBRDCインターナショナル・トロフィーで優勝した個体そのものである。

 

 

 

1974 Maki F101C Fred Fatien

 

日本初のプライベートF1チームとして74年から挑戦を開始したマキ・エンジニアリングが1975年用に用意したF101C。チーフデザイナーは三村建治で、小野昌朗がシャシー設計を担当した。これは75年のイギリスGPとオランダGPで鮒子田寛がドライブしたシャシーナンバー002。もちろん日本初上陸だ。

 


photo:MOBILITYLAND CORP.

 

1975 Williams FW04 Ron Maydon

 

FW04はフランク・ウィリアムズ・レーシングカーズが75年用に用意したマシン。第11戦ドイツGPではジャック・ラフィーが2位でフィニッシュしチーム初の表彰台を獲得した。これは女性ドライバーのレッラ・ロンバルディが乗ったFW04/2で、今年のF1日本GPの前座でもデモランを披露した、マスターズのボスであるロン・メイドンがドライブする。

 

 

 

1976 Penske PC4 Doug Mockett

 

ジョン・ワトスンのみのワンカー・エントリーながら、フランスGP、イギリスGPで3位入賞。第11戦オーストリアGPで初優勝を果たすなど、侮れない速さを見せたペンスキーPC4。モナコ・ヒストリックの常連でもあるダグ・モケットのPC4は、オーストリアGPで優勝したシャシーナンバー001そのもの。

 

 

photo:Masters Historic Racing

 

1976 March 761 Bob Blain

 

前作751のロングホイールベース仕様で、量産メーカーらしくモノコックなどはF2と共用。ボブ・ブレインが所有するこの個体は、ワークスのヴィットリオ・ブランビラが使用していたシャシーナンバー761/1で、非選手権のレース・オブ・チャンピオンズで4位。オランダGPでも6位に入った経歴をもっている。

 

 

 

1976 McLaren M26 Frank Lyons

 

M23の後継車としてゴードン・コパックが設計、76 年途中にデビューしたM26。ジェームス・ハントが使用したのは77年第5戦スペインGPからで、イギリスGPと日本GPで優勝している。フランク・ライオンズのM26は主にヨッヘン・マスが使用したM26/1で、77年のイギリスGPで4位入賞を果たした個体。

 

 

 

1981 Brabham BT49C Joaquin Folch

 

79年終盤、不審にあえぐアルファ・ロメオV12を諦め、BT48に急遽DFVに載せ誕生したBT49。BT49Cは81年用の改良型で、ネルソン・ピケが3勝を挙げドライバーズ・タイトルを獲得した。スペインのホアキン・フォルチが所有するBT49-10は、81年の非選手権南アフリカでピケが乗り2位となった個体。

 

 

 

1982 Williams FW08 Tommy Dreelan

 

82年シーズン、ディジョンで行われたスイスGPでの優勝を含む44ポイントを挙げチャンピオンに輝いたケケ・ロズベルグの愛機、FW08。トニー・ドリーランの所有するFW08/1はロズベルグのレースカーで、ドイツGPで3位、オーストリアGPではトップに0.05秒差の2位に入ったヒストリーをもっている。こちらも今年のF1日本GPの前座で走った個体そのもの!

 

 

photo:Masters Historic Racing

 

1984 Tyrrell 012 Ian Simmonds

 

フラットボトム規定となった1983年用に、モーリス・フィリップの指揮のもと完成した012。スリムなカーボンモノコックと小さなサイドポンツーンをもつシャシーにショートストロークのDFVを搭載していた。イアン・シモンズの012-01はミケーレ・アルボレートがオランダGPで6位入賞を果たした個体だ。

 

 

photo:Masters Historic Racing

 

1983 Lotus 92 Greg Thornton

 

ナンバー2のナイジェル・マンセル用として、ルノーV6ターボの代わりにコスワースDFVを搭載した92。大きく重すぎるシャシーと新開発のアクティブ・サスが機能せず失敗。ノーマル・サスに戻した後、この92/10がデトロイトで唯一の6位入賞を果たしている。数年前にClassic Team Lotusがレストアした。ドライバーは現在ヨーロッパのマスターズでチャンピオン争いを展開中のグレッグ・ソーントン。

 

 

photo:Ford Motor Company

 

1976 McLaren M23 Richard Mille

 

さらにメインスポンサーのRICHARD MILLEのオーナーであり、エンスージァストとしても有名なリシャール・ミルが今年持ち込むのが1976年式のマクラーレンM23。もうこのクルマに関しては説明する必要はありませんね。これでマスターズF1に参戦するということは……鈴鹿でM23とM26の共演が見られる! ということでもあります。

 


 

1981 Lotus 88B Katsuaki Kubota

 

そして迎え撃つ唯一の日本人、久保田さんが持ち込むのが幻のツインシャシーF1、ロータス88B。日本でも過去に何度かデモランを披露している個体ですが、もともとは久保田さんがサラブレッドGPなどで使用していたバリバリのヒストリック・レーサー。当時は一度も実戦の場に出ることがなかった88Bが、実際にレースでどういう走りをするのか? これも必見。

 

というように、なんと今回のデモレース(FIA公認ではないので、あくまでデモレースです)には

最大で15台ものF1マシンが参加する予定。これって本物のF1GP以外では、もちろん過去最大規模。

そして写真を見てもおわかりのように、参加するマシン、メンバーはいずれもモナコ・ヒストリックや

マスターズF1などで活躍する腕利きばかり。

 

とにかく現地で見るたびに、なんとかしてこの本物のコンペティションの迫力を日本のファンの皆さんに

お見せしたい! と思い続けてきただけに、イベントが始まる前からすでに感無量(笑)。

いやほんと、絶対損はさせません。這ってでも鈴鹿にきてください!!

 

また、これ以外の年式のF1によるデモラン『Legend of Formula 1』も開催。

つまり、F1の走行枠が2つもあるってことですよ。なんてお得なんだろう……。

 

 

加えて去年大盛況だった グループCのデモレース の方もさらに充実。

ついに今年はトヨタTS010もエントリーということで、トヨタvs日産vsマツダのワークス対決が実現。

もちろんタイサン・ポルシェ962Cも走ります!

 

 

昨年は栄光の55号車でしたが、今年の787BはJSPC仕様(こっちも好き)。それを寺田さんがドライブ!

 

 

また昨年のル・マン・クラシックにも挑戦した童夢トムス85C-Lも、ついに鈴鹿に降臨!

 

photo:MOBILITYLAND CORP.

 

さらになんとランチアLC2も、この日のためにしっかりとマルティニ・カラーにレストアされ登場予定。

 

 

さらにさらに去年は展示のみだった、久保田さんの日産R90CK(ex-NOVA)もレストアが完成して参戦!!

 

これらに加え、日産シルビア・ターボC(マーチ83C)や日産R86V(!!)、日産R92CP、MCSグッピー、

マツダ767B、ポルシェ962LMなども姿を見せるということで、気付ば去年よりもすごい規模に。

うわっ、これは大変だっ!!!

 

photo:日産自動車

 

そして 60s Racing Machine のクラスには、な、なんと日産からR382が登場。

もしかしてR382が鈴鹿を走るのは史上初? でしょうか。これと河野さんのタキ・ローラT70が

ランデブーしたら泣くな……と思ったら、今年はポルシェ907、フォードGT40、シェブロンB16などの

姿も見られるそうですよ。うぉーっ!

 

 

加えて、今回はマクランサが3台、コニリオが1台(間に合って!!)走る予定。

そのうちの1台は、たった1台だけが作られ1969年の全日本鈴鹿自動車や、1970年の鈴鹿300kmにも

出場した、ロングノーズ&テール・マクランサ! しかもドライバーは当時このマシンをドライブした

田中慶治さん本人! という噂。これにも注目。

 

photo:MOBILITYLAND CORP.

 

そしてそして、去年も好評を博したHFR(ヒストリック・フォーミュラ・レジスター)も開催決定。

今年はすでに32台ものエントリーがあったそうですよ。しかも今回は2日間ともフルコース!!

 

いやはや、もう盛りだくさんすぎるね。

 

え? お前はどうするのかって?? ええ、もちろん走りますとも。

18日までにすべての原稿が終わっていれば……ですが(汗)。

 

ではでは。

 

 

 

 

2017.10.12 Thursday

Ferrari 70th Anniversary Celebration

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんにちは。

今日はお相撲で有名な両国国技館で行われた

フェラーリ70周年記念日本イベント"Driven By Emotion" のプレスカンファレンスにお邪魔。

 

 

もう両国駅前からフェラーリ一色って感じなのですが、上京して早20ウン年。

もしかしてもしかすると、両国国技館に来るの、初めてかも……。ごっつぁんです。

 

 

※クリックで拡大します。

 

そして会場には、250GT SWBや275GTB/4から、SP1、セルジオ、

さらに70周年記念のカリフォルニアTなど、40台近い歴代モデルが集結!!

 

 

そしてフェラーリ・ジャパン&コリアのリノ・デパオリ社長と

極東・中東エリア統括のディーター・クネヒテルCEOのスピーチのあと

La Ferrari Aperta のアンヴェール!

 

 

先月のマラネロ・オークションで、追加で1台作られたアペルタが830万ユーロ(約11億円ですか……)で

落札されて話題になりましたが、209台限定のレギュラーモデル(?)でさえ、約4億円なんですってね。

いやぁ眼福、眼福。おそらくこれが最初で最後のフェラーリの土俵入りでしょう(笑)。

 

そんな会場でフト疑問に思ったんですが『フェラーリ70周年』って、

一体なんの70周年なんでしょうか?

 

ちなみにエンツォ・フェラーリが、スクーデリア・フェラーリの前身たる

『ソシエタ・アノニーマ・スクーデリア・フェラーリ』を設立したのは1929年。

 

アルファ・コルセと決別したエンツォが『アウト・アヴィオ・コルトルツィオーニ』を設立したのは1940年。

ちなみに、エンツォの開発したオリジナル車両第1弾は、アウト・アヴィオ・コルトルツィオーニ815

(アルファから4年間フェラーリを名乗ることを禁止されてたのは有名ですよね)で、その発表も1940年。

 

そしてマラネロにフェラーリ社の工場を構えたのは、第2次世界大戦が終了した1945年のこと。

 

 

ということは、フェラーリ・ブランドを名乗った最初の作品、125Sの誕生から70周年なのね……

といきたいところなんだけど、実は正式にはフェラーリが125Sをプレス発表したのは1946年12月のこと。

 

じゃあなんで70周年なの? と今日のプレスカンファレンスを聞いていたら

完成した125Sが、マラネロの工場から初めて路上に出たのが1947年3月12日

(ちなみにピアチェンツァでのレースデビューは5月11日)なんだそう。

 

つまり、フェラーリの名を冠した最初のモデル、125Sが公に走り始めて

今年で70周年ということなんですね。

 

 

なるほど。だから今年のグッドウッドでも、フェラーリ創立70周年とか

フェラーリ誕生70周年とかいわずに、ただ「フェラーリ70周年」と言ってたわけだ。

 

実は我々の職業的にこういうのって、結構落とし穴だったりして

なにを基準にした⚪︎⚪︎周年か、って調べておかないと、間違ったこと書いたりしちゃう。

ま、今回は「フェラーリ創立70周年……」とフェイスブックに書きそうになって

あれ? ちょっと待てよ??と思ったのがきっかけなんだけど(笑)。

 

でも、こんな細かいことばっか気にしてると女の子にはモテないから、ほどほどにしといた方がいいぞ!

 

というわけで、明日のお昼までなら両国国技館でこれら40台のフェラーリを見ることができるそう。

その後、名古屋〜伊勢神宮に向けて、70台のフェラーリによる70周年記念ラリーがスタートするそうです。

 

ではでは。

 

 

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