2017.03.23 Thursday

75th Goodwood Members' Meeting 2017

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。

この週末、イギリス・グッドウッド・サーキットで行われた恒例の

『75th グッドウッド・メンバーズ・ミーティング』に行っていました。

 

復刻版メンバーズ・ミーティングとしては4回目となるこのイベントですが

1949年に始まった第1回メンバーズ・ミーティングの優勝者はコーリン・チャップマン(!)だったそう。

 

photo:Kozo Fujiwara

 

さて、6月末のフェスティバル・オブ・スピードや、9月のリバイバル・ミーティングとは違い

戦前から90年代まで幅広い年代のレーシングカーをテーマとしたサーキット・イベントとして

年々盛り上がりを見せているメンバーズ・ミーティング。

(これからのトレンドを知るうえでも重要なイベントなのですよ)

これでヨーロッパのヒストリック・シーンもいよいよ開幕であります。

 

今年は雨こそ降らなかったものの、風が強くて終始極寒。いや、ホントに寒かった。

でもそれぞれのレースは中身も濃くてすっごく面白かった。

 

中でも個人的に注目していたのが1966年までのBMC Aタイプ・ユニットを搭載した

スポーツカーによって争われる『ウェスレイク・カップ』。

 

 

確か2010年のリバイバルで行われた『フォード・ウォーター・トロフィー』でも

モディファイド・スプリジェットが大量エントリーしたことがありましたが、今回はAタイプだけだからね。

本当にいろいろなモデルが集まりました。ホントこれは素晴らしい。

 

レースの方は途中で大きなクラッシュがあったりして、荒れた展開になってしまったのが残念だけれど

あちこちでバトルも多くて本当に楽しかった。思わずスプリジェットが欲しくなる!

 

 

今やメンバーズ・ミーティングの名物のひとつにもなっている1000cc F3による『デレック・ベル・カップ』も開催。

土曜の朝イチで予選、夕方に決勝と1日ですべて終わってしまったのが個人的に残念ではありましたが

こちらも本当に楽しかった。雨上がりのセミウエットで行われた予選をセント・メアリーズ・コーナーで

見ていたんですが、皆んなマシーン・コントロールが本当にうまい。惚れ惚れする。

 

決勝の方も、スタートから2位、3位争いが白熱していて本当に面白かった(ライブ中継みました?)。

 

 

ex-生沢号のBT21(67年に生沢さんが使っていたけどクラッシュして廃棄したシャシーを、

当時ウィリアムズのメカニックだったトニー・トリマーが蘇らせてフォーミュラ・フォードに使っていたもの

元のBT21はニューフレームでリペアされ売却。現在は生沢さんが所有)と

オーナーのマイク・パスカルさんも荒れた決勝の中で冷静にレースを進めて無事に完走しておりました。

 

 

もちろんメンバーズ・ミーティングの顔ともいえる、『ジェリー・マーシャル・トロフィー』は

土曜の60分セミ耐久と、日曜のスプリント・レースの2レースを開催。

改めてこの面白さを説明するまでもないですね(笑)。相変わらず凄いバトルの連続でした。

 

 

そこで個人的に注目したのが、このレースの冠のルーツでもあるツーリングカーの名手、

故ジェリー・マーシャルがドライブしていた1977年式のヴォクスホール・マグナムDTV。

去年ここのボナムスでオークションにかけられた個体だね。これが1台出てくるだけで深みが出る!!

 

 

一方、毎年いろいろな仕掛けをしてくるメンバーズ・ミーティングですが、今回の目玉のひとつがコレ。

1980年代から90年代まで、興隆を誇ったツーリングカー・レース、グループ A!

すでにグループCやグループBのリバイバルが盛り上がっているだけにグループAも来るだろうなと

思っていたら、やっぱ来たね(笑)。BMWが635CSiやM3をもってきてベルガーやラヴァーリアを乗せるわ

TWRローバーSDIヴィテス、XJ−Sも出てくるわ、ボルボ240ターボも来るわの大盛り上がり。

 

でも日本車が1台もいないのは惜しい! さらに場内放送が

「グループAではシエラが無敵だったけど、唯一オーストラリアでGT-Rに敗れた」

と言って、日本のグループAの歴史がまったく無いもの(ダンロップ・シミズ・シエラがいたのに!)

になっていたのが残念。やっぱこのあたりのアピールがこれから必要だね!

 

 

そしてもうひとつの目玉が1990年代のFIA GT1! こちらにはポルシェAGが協力して

911GT1-98がエントリーしていたほか、911GT1が4台も集結!!

 

エントリーリストにはジャガーXJ220Cとか、ブガッティEB110 SS GTIとか

トヨタTS020 GT-One Evo99(なんと個人所有車!)の名前もあったのですが

残念ながら姿を見せず……残念。でもこのGT1もこれから来そうな気配。

 

 

また昨年は1960〜70年台の5リッター・グループ5(512とか917とか)の特集が行われましたが

今回は1970年代の3リッター・グループ6を特集。

アルファ・ロメオ・ティーポ33/3とか、ポルシェ908/3とか、ドゥ・キャディネ・ローラT380など

これまたなかなか普段は見られないマシーンが集合。

 

 

なかでも1972年式のマトラMS670は調子も良くていい音していたなぁ。

 

 

さらに展示のみ(本当は出走する予定だったらしい)だったけど、幻のガルフ・ミラージュM6クーペの姿が!

エンジンはなんとコスワース・ウェスレイクV12。その神々しい姿を拝むことができないのが残念だけど

本物は想像以上にかっこよかった。こういう出会いがあるのも、この手のイベントのいいところ。

 

 

あと珍しいところでは、60年代GT&スポーツカーで競われるグラハム・ヒル・トロフィーに

ビル・トーマス・チータの姿がっ! おおー。走ってるとこ初めて見ました。

でもなんかトラブってるらしく、予選で姿を消してしまった。

 

 

そういえば、1984年までの250cc & 350cc 2ストローク・GPレーサーで競われる

『ヘイルウッド・トロフィー』のオープニングでホンダRC181に乗って登場したのは

あのマイク・ヘイルウッドの息子、デイヴィッド・ヘイルウッド。

 

かつての父の愛機にまたがり、サーキットを1周デモラン。

 

 

そうそう。今回も会場内のボナムスのオークションを見てきました。

なんかもう大物は出尽くして、市場も安定方向に向かっている感じがしますが

個人的に注目したのはこれ。元アラン・マン・レーシングのエスコート。

レースレディのフルレストア車。最低予想落札価格ギリギリの約2800万円で落札。むむー。

 

 

というわけで、今年もみっちり楽しみました。

細かいことや、コウゾウさんの撮ったカッコイイ写真などなどは

改めて様々なメディアでご紹介させていただけるといいなぁと思ってます。

 

ではでは。

 

 

 

 

2017.03.13 Monday

富士ワンダーランドフェス! FUJI WONDERLAND FES!

 

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こんにちは。

この週末は富士スピードウェイに通い詰め、設立50周年を祝う記念イベント

『FUJI WONDERLAND FES!(富士ワンダーランドフェス!』にお邪魔してきました。

 

その前の3月10日にジョン・サーティースが亡くなるというショッキングなニュース

(ビッグ・ジョンの思い出ついては、また次の機会に)が入ってきたりしましたが

そういうことも含めて、モータースポーツの歴史というのは、刻一刻と進んでいくものかもしれません。

 

 

運営側としてもお手伝いした昨年秋のRICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINEとは違い、

今回はいちメディアとしての参加ですが、なにはともあれ鈴鹿に引き続いて、

富士でもヒストリックのビッグイベントが開かれるのは嬉しい限り。

 

今のところ、富士ではこの1回きり……という話みたいですが、鈴鹿の50周年がサウンド・オブ・エンジンに

結びついたように、富士でもヒストリックが盛り上がるといいな、と個人的には思っています。

 

 

当日のパドックオープンは朝7時30分からだったのですが、その時から会場にはものすごい数のお客さんが来場。

9時30分からストレート上で始まったオープニングセレモニーには、

富士のファースト・ウィナーである細谷四方洋さん、第3回日本GPウィナーの砂子義一さんをはじめとする

レジェンド・ドライバーの皆さんから、現役組までが集結。賑やかなスタートとなりました。

 

※画像はクリックすると拡大します

 

そしてパドックには1960年代のレーシング・プロトから、GCマシーン、各種フォーミュラ、ツーリングカー

グループC、スーパーGTなど、富士スピードウェイの50年を彩った珠玉のマシーンたちが集結。

富士にこれだけのマシンが集まるのは、富士フィーナーレか、タイムマシン・フェスティバル以来のことかも。

 

※画像はクリックすると拡大します

 

コース上では、富士の歴史をなぞるように、それぞれのカテゴリーのマシンが疾走!

個人的には北野元さんのドライブする日産R381の姿にシビれたなぁ。

それに合わせるように河野義和さんのタキ・ローラT70と、大嶋和也選手のドライブするトヨタ7の姿も!

 

どうせなら鮒子田さんや、見崎さん、高橋晴邦さんにドライブして欲しかったー! という気持ちもありますが

現役ドライバーがドライブするというのも、歴史を引き継ぐ上で重要なこと。

「これ意外と運転しやすいんですよ」という大嶋選手のコメントも新鮮でした。

 

 

久々にいすゞR6スパイダーの姿を見れたのもよかった。

R6といえば、浅岡重輝さん、米村太刀夫さんを連想しがちですが、実は津々見友彦さんも乗ってるんです。

その津々見さん、R6スパイダーに合わせてわざわざジェットヘルメットとゴーグルを用意。

「このクルマ、エンジンがいいんだよ!」と堪能された様子。

 

 

そしてもう1台、個人的にその勇姿を見れて嬉しかったのが、マナ09。

このリーバイス・マナ09といえば、昨年お亡くなりになった片山義美さん、もしくは従野孝司さん。

おおこれは、まさにドンピシャ!と思って従野さんにお話したら、

なんでも足が当たってしまって乗れない(!)のだとか。ということで藤井修二さんがドライブ。

「でもさあ、これであの30度バンク走ってたなんて、信じられないね!」という

従野さんは、もう1台の元愛機であるITOHAMU 89Gをドライブされていました。

 

 

あと、やっぱ富士といって欠かせないのがスカイラインGT-R。

この日のためにVICTORY 50の内田さんが精魂込めて仕上げた高橋国光車と久保田洋史車を

それぞれご本人がドライブするという大盤振る舞い! つねに2台揃ってのランデブーは泣けた!

 

 

それでもって降りてきた2人はこの笑顔! もう何も言うことありません!

 

 

さらにJCCAでおなじみ、マイナーツーリングの皆さんも大挙出場。

何台かがダンゴになってスリップストリームを使いあう、往時の様子を再現する

「魅せるレース」に徹してくださったサービス精神に乾杯。

 

なんてったって、カフェトレド・トリイ・サニーは影山正彦さん、東名サニーは影山正美さん、

浅野自動車スターレットは浅野武夫さんがドライブしてますからね。面白くないわけがない!

 

 

で、メインイベントとなったのが、1976年のF1イン・ジャパンのトリビュート。

ゆかりの深い6台のマシンがストレートに並ぶ様は圧巻のひとこと。

 

 

今回、このために英国クラシック・チーム・ロータスから来日したのが、1976年の富士で

マリオ・アンドレッティがポールtoフィニッシュを果たしたロータス77(JPS11)そのもの!

ドライブするのは、久保田克昭さん。当時と同じくポールtoフィニッシュを決めました。

 

エンスーの皆さんならご存知でしょうが、このタイプ77の1号車は、

かつて故 西田旬良さんが所有しサラブレッドF1シリーズに参戦していた個体そのもの。

CTLのマネージャーのクリス・ディネッジとともに、久々の里帰りを果たしました。

 

 

またCTLの粋な計らいで、1976年の優勝トロフィーもマシンとともに来日。

ピットに展示されていた様子をご覧になった方も多いと思います。

 

これを見ながら、クリスに「ジュンロウも上から見てるかもね」と言ったら

「ああ、たぶんな」と、二人でなんかしみじみ。

 

 

1976年にジェームズ・ハントがドライブし、フランスGP、ドイツGPで優勝した経歴を持つ

マクラーレンM23を駆るのは、オーナーのアンドレア・キラーニ。

普段FIAヒストリックF1や、モナコ・ヒストリックに出場しているキラーニさんは

映画『RUSH』の中で、このM23とともにハント役で出演した経歴の持ち主でもあります。

 

 

そして今回の白眉といえるのが、95%以上オリジナルという超絶コンディションの

1977年式フェラーリ312T2。オーナーはレースで走った直後からずっと所有しているという

アメリカのコリン・バッハさん。すっごい面白いエピソードをいろいろ聞かせてもらいました。

その話は……またどこかで(笑)。

 

 

SSOE にも参加してくださった小嶋禎一さんは、愛機ウルフWR1とともにエントリー。

このマシンがジョディ・シェクターとともに富士で暴れまわったのは、1977年のこと。

こうなるとティレルP34とか、ティレル007とか、リジェJS9とか、ブラバムBT45Bとか

いろいろ揃えたいところでしたねぇ。そんなことがいつかできる日を祈りましょう!

 

 

一方で期待のマキF101AとコジマKE007はどちらもエンジン・トラブルのため不出走。

マキにはドライバーとして速水翔こと新井鐘哲さんもいらしていただけに、余計に残念!

 

 

F1以外にも、F2、F3、F3000、フォーミュラ・ニッポン(スーパー・フォーミュラ)のマシンも出走。

これは土曜のプラクティスの様子ですが、一斉に全車がローリング・スタートする光景は迫力あります。

 

 

個人的な推しは、和歌山の上住コレクションからノバ532とともに出走したマーチ842BMW。

レーシングメイト・カラーのこのマシーンは、ex-松本恵二車。

10年以上前に初めて上住さんのガレージに伺ったときは不動だっただけに、この復活は素直に嬉しい!

 

 

さらにex-片山右京のキャビン・ローラT90/50が、

同じくキャビン・カラーのラルトRT35とランデブーする姿に号泣。もう涙腺は決壊しまくり。

右京さんはもちろん、ケン・マツウラさんも会場にいらしていたし。やっぱこの時代が僕の青春なんだな。

 

 

そして極め付けがグループCのデモンストレーション・ラン!

高橋国光さんが、タイサン・ポルシェ962Cを、関谷正徳さんがトヨタTS010を、鈴木利男さんが日産R92CPを

そして星野一義さんが日産シルビア・ターボC、寺田陽次郎さんがマツダ787B、中嶋悟さんが童夢トムス85CL

戸谷千代三さんがMCSグッピーと、それぞれ当時のマシンを駆るという豪華ラインナップ!

 

このローリングスタートはシビれたなぁ。本当はこれをSSOEでやりたかったんだよっ!

悔しいから今年のSSOEはもっと頑張りましょうね!!

 

 

あと個人的にどーしても触れておきたかったのが、ピットビル3階に展示されてたこのヨタハチ。

なんでも富士で使われていたマーシャルカーが発見され、レストアされたのだそうな。

あちこちにスポーツコーナーのパーツが使われファインチューンされているのだそう。

これは素敵。できれば原田コレクションに保存されているEタイプのマーシャルカーと並べたかった!

 

 

もうひとつ。並み居るマシンたちの中にあって、注目している人はあまり見られませんでしたが

僕個人としては、歴史に残る駄作F3000として知られるマーチ88Bの姿を拝めただけでも

このイベントに来た甲斐がありました。この薄いサンドポンツーン最高。

当時乗った方には嫌な思い出しかないかもしれませんが、僕が唯一欲しいF3000マシンがこれ!

 

 

……と、ざっくり紹介してきましたが、非常に充実した内容だった富士ワンダーランドフェス!

 

でも何かすっごく足りない気がしません?? そう、個人的に富士の50年を語るのであれば

どうしても生沢徹&ポルシェ906のコンビは欠かせないと思うのですよ!

(もちろん他にも欠かせない人や、マシンはありますが)

 

確かにこういう場に生沢さんが現れる可能性は皆無なのは、重々承知しているけれど

なんかそのまま終わられてしまうのは、画竜点睛を欠く……という気分になるのです。

どうでしょう?

 

ではでは。

 

 

2017.03.06 Monday

SUPER BATTLE of MINI 2017 Rd.1

 

 

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極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。

この週末は鈴鹿サーキットでモータースポーツ・ファン感謝デーであったりして

ホンダRC166に乗る星野一義さんの勇姿を見に行きたいなーと思っていたのですが

仕事より遊びを優先して(笑)、三和トレーディングさん主催の SUPER BATTLE of MINI

2017年開幕戦に出場してまいりました。

 

 

思えば僕が初めてQED JAPANのケン鈴木所有のブラバムBT16に乗せてもらったのは、

ちょうど3年前のSUPER BATTLE of MINIの開幕戦。その後、69君を手に入れて初めてレースしたのも

2014年11月のSUPER BATTLE of MINIでありました。

 

もう3シーズン目を迎えるというのに、未だロクな結果も出していない本レポートではありますが

個人的な備忘録でもあるので、今回も包み隠さずありのままにお伝えしていければと思います。

 

 

いざレース! ……という前に、まずやらなきゃいけないのがメンテナンス。

というか、昨年の鈴鹿サウンド・オブ・エンジンを走って以来、3ヶ月以上放置しっぱなし……。

甲斐性がなくてごめんね。とか言いながら、各部の増し締めとか、ブレーキ&クラッチフルード、

冷却水などのチェックを進めていきます。

 

 

鈴鹿の初日で突如死亡してしまったスミスのクロノメトリック。

こんな貴重なものをレースで酷使するのはどうよ?という意見もありましょうが、

やっぱ雰囲気は大事だからね。目の前でカチカツッと針が動く様はいいよね。

とかいいつつ、実際は走っている時にタコメーターなんか凝視している暇はないのですが……。

 

で、いざメーター本体が壊れてたらオーバーホール高そうだな……とビクビクしていたのですが

繋いでいたケーブルが短くなってて外れていたのが原因とわかり一安心。これでメーター復活。

 

 

また溶接部が割れてしまった1番のエキゾーストパイプは、補強してもらったうえで溶接して復活。

これでまた割れてしまうようなことがあったら、ステーを追加するとか他の方法を考えましょう。

 

 

最後にエンジンオイルとともに、ヒューランドMk9のギアオイルも交換。

(実は筑波&袖ヶ浦のギア比のまま鈴鹿を走ってるのでギアの交換はなし)

特に大した問題もなく終了。あとはQED Racing Teamのトランポに載せてもらって筑波を目指すのみ。

 

 

そして迎えた日曜の筑波サーキットは、朝方こそ冷え込んだものの風もなく快晴!

レースウィークをこんないい天気で迎えたのは初めてのことではなかろうか?

今回のエントリーは、なんと14台! モウ皆んな走りたくてウズウズしてたのね。

しかも強豪ぞろいなので、この時点で僕の上位入賞は望み薄だったりします(泣)。

 

あと、ニュータイヤを投入したマシンが多かったのも今回の特徴。タイムアップが期待されます。

 

 

ちなみにうちのタイヤは2014年にレストアが完成したときのまま。

新品タイヤと比べて触るとゴムが硬化してるのがよくわかる。やっぱタイヤは大事。でも先立つものがない!

 

そして出走前に鈴鹿でちょっと気になっていたドライビングポジションを改良。

前々から腰まわりのサポートが足りない気がしたので、お風呂マットを切って対応。

さらにちょっと背中を起こした方が楽かも? と思い、お風呂マットを貼りつけ。おお、これはいい感じかも。

 

photo:浅井浩次

 

いざ予選。まだ8時台だと路面温度も低いのでちょっと注意が必要ですが、ドライバーの体調もクルマの調子もいい。

ドラポジもいい感じだし、これまで躊躇していたコーナーもしっかり入ってアクセルも踏めてる。

直線での伸びもいい! いつもクルマの挙動が掴めずスピンだらけだけど、気持ちも落ち着いててスピンもしない。

1コーナーの走りが相変わらずヘボいけれど、これなら今日目標にしてた8秒台に入るかも……

と淡い期待を抱いていたのですが……。

 

な、なんと結果は1分12秒199という、予想以上に悪いタイムで10番手。

トップスピードも151km/hと全然伸びていない。

 

トップの築山さんの4秒台は別格として、フォーミュラ・フォード勢の上位が6〜7秒台に固まっているのをみると

いくら目の前で、何台かのスピンに遭遇してクリアラップを取りづらかったとか、タイヤが古いとか

言い訳を並べてもこれはあまりにも酷すぎ。ちょっとショックで立ち直れないほど。

ノリノリなのに、なんでタイムが出ないんだろう……。

 

photo:沼尻建

 

そして迎えた決勝。なんかここのところ、スタートがうまく決まっているのですが、今回もタイミングがぴったりで

前にいたNo.34中山さんをパスしたうえに、その前のNo.71 福永さんにも追いつくいきおい!

 

photo:沼尻建

 

1コーナー手前で福永さんのインに並びかけるも、さすがにオーバーテイクするには至らず。

でもポジションアップ。背後に No.11 三枝さんの姿が見えるけど、なんとか抑えきれそうな感じ。

というか、前を走るNo.7の遠藤さんにもついていける! なんかちゃんとレースできてんじゃん!

……と結構いい感じで序盤は進んでいたのです。

 

その後、予選でトラブルに見舞われ下位からのスタートとなったNo.19の横田さんに

1コーナーでインをズバッとさされ後退。これは予想どおり。

 

それからもしばらく三枝さんのロータス41を抑えようと頑張るんだけど

背後にぴったりついていた三枝さんにホームストレートでブチ抜かれてポジションダウン。

うーん悔しい。でも負けない(キリッ!)と、追いついていこうとするんだけど

この辺りから、だんだんと右コーナーで首が痛くなって、頭を支えられなくなる始末。

もうファイナルラップなんて、コーナーごとに頭を外にもっていかれてメタメタ。

 

その時初めてわかったんです。ドラポジ変えたの失敗だったんだ。

状態を起こしすぎて首に負担かかっちゃてるって……。

(いま思えば、予選の1ヘアで浅井さんに撮ってもらった写真も完全に顎が上がっちゃってるもんね)

 

もちろん、そう気付いても後の祭り。結局順位をひとつ落として12位でゴール。

ベストラップも5週目の1分10秒378が限界。

 

 

で、気になるレースの方はというと、総合&クラスII優勝を飾ったのは4番グリッドから見事なスタートで

ホールショットを奪い、そのまま築山さんの追撃をかわした鈴木さんのマーリンMk11A。

2位はロータス51の築山さん、3位は5番グリッドからジャンプアップしたマーリンMk11Aの河西さん。

 

 

クラス3の方は、マーチ702の大西さんが見事に優勝! 2位はロータス41の三枝さん。

3位に入ったのは、マーチ705の馬場さん。皆さん、おめでとうございます!

 

 

いま思えば、最初に走った時もポジションを起こして失敗してるんだよね。

今日なんか朝から首が痛くて痛くて泣きそうだもの……。あーせっかくクルマも絶好調なうえ

良いコンディションで走れたのに……。こんな不甲斐ない結果だなんてもったいない!

 

とにかくまずはこの状態で、このクルマのベストラップである8秒5を出せるようにならないと。

うー悔しい。悔しいから今年はもっと走る! その前にカラカラのバッテリーは要交換。

 

ではでは。

 

 

2017.02.28 Tuesday

今月の推薦図書

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こんにちは。

今月も推薦図書のお時間が……って、いくら2月が28日しかないからといって

1ヶ月過ぎるのが随分と早くないかい? 本当大丈夫なのだろうか??

とかなんとか言いながら、早速本題。

 

 

まずはENGINE 4月号(新潮社 刊)。

今回の巻頭特集は『恒例企画! エンジン大試乗会!! 2017年はこのガイシャと暮らそう。』

であります!

 

 

ということで、著名なジャーナリストの皆さんに混ざって大磯での試乗会に参加してきました。

確かこの日は南アフリカにいく前日だったんだよなぁー。

写真を撮るとき、路面に水を撒くんだけど、撒いたそばから凍っていくような超寒い日だったなー。

 

そんななか、ミニJCWコンバーチブル、アウディR8、アストン・マーティンDB11、ルノー・ルーテシア、

BMW M240i、シトロエンDS5ディーゼル、ケータハム・セブン620Rと、いつもながら凄いクルマばかりに

乗せてもらえたのでありました。さらに前日のロケでも色々乗ったなぁ……。

 

 

その中でも色々な意味で一番印象に残ってるのがこれ、620R。

ホント、これを公道で乗るのはフォーミュラ・フォード乗るより100倍(盛りすぎ)難しい。

でも一方で、こんなクルマにナンバーつけて乗れる日本は平和で幸せ。

 

 

さらにこの大試乗会の前に行ってきた、クラシックカー・ラリー沖縄2017の模様も

4Pに渡って掲載していただきました。

なによりここで注目して欲しいのは、柏田芳敬カメラマンによるメインカット!

すっげぇ気持ち良さそうでしょ? いやホント、天気のよかった今回は気持ちよかった。

できれば来年は自分のクルマで出てみたい! ほら911タルガとかEタイプ・クーペとか……。

 

 

 

続いては GENROQ 4月号(三栄書房 刊)。

先日、南アフリカで乗ってきたポルシェ・パナメーラ4 E-ハイブリッドと911GTSに

ついてのコメントを寄せさせていただいたり、グループ・エムでレストア中の

911S のレポートを掲載させていただいたりしてます。

 

 

加えてこちらでもクラシックカー・ラリー沖縄2017の模様を2Pにわたりレポート(多謝!)。

古宇利大橋を渡るラゴンダV12のカットをメインで使わせていただいたりしてます。

ぜひご一読を!

 

 

また今月は ROSSO 4月号(ネコ・パブリッシング 刊)にもお邪魔。

先日亡くなったカウンタックの父、パオロ・スタンツァーニさんの追悼特集は必見。

思わず、ウルウルしてしまいました。

 

photo:Porsche Japan

 

そこで僕が書かせていただいてるのが、南アフリカで乗ってきた911GTSの記事。

詳しくは本誌を読んでいただきたいのですが、そもそもターボ化されて991-IIになった時点で

相当よかった911ですが、このGTSはさらによかった。倍率ドン、さらに倍、って感じ(by巨泉)。

 

 

続けて、パナメーラ4 E-ハイブリッドもレポート!

これがね、またね、良かったのよ。確かにパナメーラ・ターボLOVEなんだけど

ハイブリッドでも、もちろんOK!! 誰れか僕に1台ください。

 

 

 

 

さらにさらに、今月は LE VOLANT 4月号(学研プラス 刊)にもお邪魔。イエイ!

別冊付録『IMPORT CAR DATA BOOK 2017』のお手伝いをさせていただきました。

 

またまたこちらでも、クラシックカー・ラリー沖縄2017の模様をレポート。

いやはや、ホントありがとうございます。

 

 

 

そうそう、カー・マガジン466号(ネコ・パブリッシング 刊)の中でも

クラシックカー・ラリー沖縄のレポートが掲載されていたりするのですよ。

 

改めて今月はあちこちでお世話になりました。

ありがとうございました。

でもこれだけありながら、今のご時世ひとつもweb媒体がないってのも珍しいね。

ビバ、紙媒体!

 

ではでは。

 

 

 

 

2017.02.23 Thursday

50th anniversary of Formula Ford

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こんにちは。

来月はいよいよ富士スピードウェイで50周年記念イベントが開催されるし

今年は生沢さんの日本GP&英国F3&ニュル500km優勝50周年だし

コスワースDFV生誕50周年でもあるし、色々50周年の節目を迎えるなぁ……と思っていましたが

肝心なことを忘れておりました!!

 

そう、今年2017年は愛するフォーミュラ・フォードが誕生して50周年に当たる年でもあるのです!!

 

photo:Ford Motor Company

 

フォーミュラ・フォードは、スクールカーとして1100ccのFJや1000ccのF3を使用していた

モーター・レーシング・ステーブルズのオーナー、ジェフ・クラークとマネージャーのジョン・ウェブが、

高価で壊れやすいコスワース・エンジンの代わりに、スクールカーのシャシーに

普通のフォード・ケントOHVを載せて使うようになったのが、そもそもの始まりと言われています。

 

その後、クラークらは1966年にF3由来のシャシーにケント・エンジン、市販のスチールホイール、ラジアルタイヤを

履かせたフォーミュラ・フォードの原形を構想。クーパー、マクラーレン、ブラバム、ロータスなど

各コンストラクターにクルマの開発と製造を打診。それに応えたのが、ロータスのコーリン・チャップマンで

1967年にタイプ31F3をベースにした試作車を完成させます。この写真はそれをテストするデニス・ハルム。

 

これは1962年のジム・ラッセル・レーシング・スクールの様子。

 

この流れにジム・ラッセル・レーシングスクールも参画。

当初はロータスにスクールカーの製作を依頼するも破談となり、アレクシスと共同でラッセル・アレクシスを開発。

ヒューランド・ギアボックスの採用など、より本格的な内容をもっていたラッセル・アレクシスは

好調なセールスを記録するようになります。

 

そうした流れに手応えを感じたクラークたちは、フォーミュラ・フォードによるエントリー・レースを画策。

1967年7月2日にブランズハッチで、フォーミュラ・フォードによる初のレースが開催されることになりました。

 

photo:Ford Motor Company

 

F3に比べ遥かに安価でイコールコンディションのエントリー・レースというコンセプトが受け、

多くの若手ドライバーが飛びついたフォーミュラ・フォードには、様々な新興コンストラクターが参入。

英国のみならず、ヨーロッパ各地に普及していくことになります。

 

そして市販車のコンポーネンツを使用した底辺フォーミュラというコンセプトは

形を変えて各国でもスタート。日本におけるFJ1600もその流れを汲んだものといえます。

 

photo:浅井浩次

 

それから半世紀。フォーミュラ・フォードは色々な紆余曲折を経て、いまでも各国で継続して開催。

多くのドライバーを育てあげているのは、ご存知のとおり。

その一方、F3より安価で本格的というコンセプトは、ヒストリックの世界でも引き継がれ

ここ数年日本でもヒストリック・フォーミュラ・フォードの台数が急増、HFRを始めとする

各レースが盛り上がりをみせているのは、改めて言うまでもないことですね。

 

そんな記念すべき年に、肝心のフォードが日本市場から撤退してしまっているのは非常に残念ではありますが

やっぱここはひとつ、日本のフォーミュラ・フォード乗りも積極的に走って盛り上げないといけないのでは?

と思った次第。

 

 

あー時間がないだとか、お金がないだとか、腰が痛いだとかいわず、ウチの69君も積極的に

走らせなきゃいかんですね。

 

じゃあ最後に以前もご紹介したフォードの広報フィルムで気分を盛り上げてください。

ではでは。

 

 

2017.02.20 Monday

第10回 CAR GRAPHIC Presents Gold Star Drivers Slot Car Race

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


 

こんにちは。

 

 

土曜日は新横浜にあるバンプロで開催された、レジェンドドライバーたちによる恒例のスロットカーレース

『第10回 CAR GRAPHIC Presents Gold Star Drivers Slot Car Race』にお邪魔してきました。

 

 

なんと今回で10回目! を迎えるこのレースには

荒聖治、片桐昌夫、久保田洋史、桑島正美、多賀弘明、高橋晴邦、舘信秀、千代勝正、津々見友彦、

寺田陽次郎、戸谷千代三、長谷見昌弘、鮒子田 寛、柳田春人(五十音順、敬称略)といった

レジェンド・ドライバーのほかに

 

加藤哲也、河野義和、後藤将之、高橋こまち、高橋二郎、桂伸一、宮坂宏、山口正己、井沢エイミー、

三好正己、橋本哲、田中仁(順不同、敬称略)などのゲストドライバーも参加するという豪華な布陣。

そこに不肖フジワラもまた混ぜていただきました。

 

 

 

今回も大会スポンサーとしてご協力くださったのは CAR GRAPHIC の加藤社長と、

ワイズ/ジャガリアの後藤社長。さらにエブロの木谷社長にも日本GP用マシンのご提供をいただいたほか、

会場となったバンプロの伴野社長、さらに司会進行を務めていただいた高橋二朗さんなど

多くの皆さんのおかげで、記念すべき10回大会を行うことができました。ありがとうございます!

 

 

そして今回のために用意された1/24スケールのスロットカーたち。

もともとは、2座席時代の富士グランチャンピオン・シリーズを当時のドライバーの皆さんで再現する

という趣旨ではじまったこのイベントですが、新旧さまざまなレジェンドドライバーの皆さんに

ご参加いただくようになり、マシン・バラエティも非常に豊富になりました。

 

 

そんなマシンの製作、そしてなるべくイコールコンディションになるようにセッティングを施すなど

イベントの準備をしてくださっているのが、主催であるM.F.C(Modelcar Racing Fan Club)の

田村吉幸会長をはじめとするメンバーの皆さん。

当日は、マシンメンテナンスからさまざまなサポートにいたるまで、オフィシャルとして活動してくださいます。

いつもいつもありがとうございます。そして大事なマシンを傷つけ申し訳ございません(涙)。

 

 

10時会場、11時から予選。そして14時から決勝というスケジュールで進んだ今回のイベントですが

会場となったバンプロには、早くからギャラリーの皆さんが詰めかけ、ご覧のような大盛況。

予選と決勝の合間には、レジェンドの皆さんによるサイン会まで行われたりもするので

一緒に写真と撮ったり、お話したりすることもできたりします。
 

(※写真はクリックすると拡大します)

 

それになんといってもいいのが、皆さんの表情。

ワイワイ、ガヤガヤと楽しい時間が流れます。

 

 

さて、このスロットカーレースは、毎年6レーンのコースの合計周回数によって順位が決まるのですが

それとは別に5回を1シーズンとして、その合計ポイントによるグランチャンピオンも争われているのです。

ちなみに2008〜2012年シーズンの第1回グランチャンピオンに輝いたのは、高橋晴邦選手!

 

そして今年、第2回グランチャンピオンの可能性をもってレースに臨むのは

ディフェンディング・チャンピオンの高橋晴邦選手、前回ランキング2位の寺田陽次郎選手

(ちなみに寺田さんは1回欠場していてもこのポジション!)

そして大会名誉会長の鮒子田寛選手の3名。果たしてそのチャンピオンの行方はいかに……。

 

 

 

まず、ゲストを対象としたゲストレースで優勝を飾ったのは、ジャガリアの後藤社長。

昨年ブッチギリで優勝したので、ナロートレッドのEタイプというハンディが課せられたにもかかわらず

なんと全体を通しても最多周回数を記録! 文句無しの優勝であります。

 

 

そしてレジェンド・クラスの優勝は、昨年にひきつづき片桐昌夫選手!

この日のために日頃バンプロに通い詰め練習をしているとあって、他を寄せ付けない圧倒的な強さの優勝。

たった2回しか参加していないのに、グランチャンピオン・シリーズでも総合4位という成績は立派です。

 

 

そして栄えある第2回グランチャンピオンに輝いたのは、今年のレースでも2位になった高橋晴邦選手!

接戦が繰り広げられた決勝において、ステディに走り抜き周回を重ねていった集中力の高さはさすが。

改めて2回目のチャンピオン獲得おめでとうございます!!

 

 

また、Gold Star Drivers Club の大久保力会長からも、最多周回の後藤選手、今回優勝の片桐選手、

そしてグランチャンピオンの高橋選手に記念品が贈呈されました。

 

 

このように大盛況のうちに幕を閉じた

第10回 CAR GRAPHIC Presents Gold Star Drivers Slot Car Race。

これで一応の区切り……かと思いきや、鮒子田名誉会長から「次の10年ももちろんやります!」という

力強い発言が飛び出し、来年以降の継続開催が決定しました。

 

ということで、また来年お会いしましょう。参加された皆さん、関係者の皆さんおつかれさまでした!

 

ではでは。

 

 

 

2017.02.15 Wednesday

Bentley Continental GT V8 S Mooncloud Edition

 

 

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極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。

しばらくぶりのご無沙汰でございます。

なんか南アフリカから帰ってきたーーっと思ったら、もう2月半ば。

このままいくと、きっともうすぐ今年も終わりますね。あははは(乾いた笑い)。

 

 

ということで、本日は東京のキャピトル東急で行われた

ベントレー・マリナー・プレゼンテーションの会場へお邪魔。

 

 

今回は本国からマリナー部門のヘッド・オブ・コマーシャルを務めるトレーシー・クランプさんと

プロダクトマネージャーのジェイミー・スミスさんが来日。

それにあわせ、日本限定車となるコンチネンタルGT V8S

Mooncloud Edition(ムーンクラウド・エディション)が発表されました。

 

聞けば、これまでクーペモデルではオプションでデュオトーンのボディカラーを選択することはできなかったのですが

ディーラーサイドからの要望に応えるかたちで、マリナーの手による12台の限定車を製作したのだそう。

オニクスという漆黒と、ムーンビームという名のシルバー(写真がハレ気味ですいません)がシックでかっこいい。

 

 

しかもボディに合わせて内装も特注。中でも助手席のパネルに施されたジオメトリック細工がハイライト。

 

motorpress.17.2.15.4.JPG

 

後ろはこんな感じ。これ目立つけど決して派手派手ではないし、コンチGTの迫力と綺麗さを

うまく際立たせる絶妙なカラーリングではなかろうか。さすがマリナー。いい仕事しなはる。

 

motorpress.17.2.15.5.JPG

 

そんなマリナーというお題に合わせ、会場にはクラシック・ベントレーの2台お目見え。

まずは1950年式のマーク6スポーツ・サルーン。なんとボディは手叩きのアルミ製。

なんでも約1年の間に数台しか作られなかったレアモデルだとか。

 

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こちらは1960年式のS2コンチネンタル・スポーツサルーン。どちらもお馴染みワクイ・ミュージアムの所蔵車。

しかしいつも思うことですが、それぞれのお題に対して、さっと該当モデルを用意できるワクイ・ミュージアムって

改めて凄いとこですよね。いやほんと。まだ埼玉の加須へ行ったことがない人は必見。

 

motorpress.17.2.15.7.JPG

 

そしてマリナーと聞いて個人的に思い出すのが、2008年の9月に行ったクルー本社取材。

確かひとりでイギリス・マンチェスター空港まで飛び、空港に着いたら誰もお迎えの人がいなくて途方にくれ、

数時間後にやってきたアルナージに乗せられて豪華なホテルに届けられ、朝起きたらホテルの前がベントレーの群れ。

 

そこで訳もわからず、ブルックランズの後席に押し込まれて到着したのが……

 

motorpress.17.2.15.8.JPG

 

ヘリポート(笑)。そこでいきなりヘッドセットを付けられ、そのまま空へ!!

 

motorpress.17.2.15.9.JPG

 

30分くらい乗って降り立ったのは、大西洋を望むアングルシーという小さなサーキット。

そこでデレック・ベル御大の運転する2002年式のEXPスピード8の助手席に乗れると聞いて

ワクワク待っていたら、なんとエンジントラブルで中止。がうーん。

 

motorpress.17.2.15.10.JPG

 

「まあまあ、そんなにしょげるなよ」と、ヒストリック部門のボスのリチャードさんが

1929年の4 1/2リッターの助手席に乗せてくれたりして。

後で調べたらこのクルマ、1930年のル・マンでバーキン/シャサーヌ組がドライブした個体そのものでした。

 

motorpress.17.2.15.11.JPG

 

「どーだ、ブロワー・ベントレーよかったろ。でも、せっかく遠いところから来たのに可哀想だから」と

(言ったかどうかは分からないけど)と、ベル御大がコンチネンタルGTの助手席に乗せてくれて

いつもより多めに振り回してもらったりしたのでした。

それにしても……俺若いな。

 

motorpress.17.2.15.12.JPG

 

そしてさらにヘリに乗せられクルーのベントレー本社へ。

そこで色々レクチャーを受けながらバーキン・スペシャル(これはリクリエーション)など所蔵車を

見学させてもらったり……。

 

motorpress.17.2.15.13.JPG

 

工場に潜入して、エンジン加工の現場からアッセンブリーまで、ほぼすべての工程を

余すことなく見学させてもらえたのでした。

 

その頃はちょうど、ブルックランズの最終生産分の仕上げが行われていた時でしたね。

ひとつひとつ職人さんが丁寧に手作りしている様子をじっくり観察させてもらって、

余計にブルックランズ欲しくなったのは、この時。無論、今でも決して諦めたわけではありませんが。

 

motorpress.17.2.15.14.JPG

 

さらに工場見学は続き、ウッドパネルの製造工房とか、革のなめし過程とか、おばさんたちがミシンひとつで

カタカタとシートや内張のステッチを縫い合わせているところとか、色々見せてもらったのでした。

この時も言っていましたが、某R社と生き別れになったとき、こうした職人の皆さんは慣れ親しんだ地元に

残ったので、長年培われてきたクラフトマンシップはすべてベントレーに受け継がれたとのこと。

「あっちとは、まるでクオリティが違う」とはその時の担当者の弁。どうも未だにその傾向はあるらしいっすよ。

 

motorpress.17.2.15.15.JPG

 

で、クルー工場内にあるマリナーの工房も見学。入り口には2003年にマリナーが手がけた

エリザベス2世専用のステートリムジンのモックアップが。ひえー。

 

しかし写真を撮っていいのは、このエントランスまで。

某国の王様とか、どこどこのVIPとか、スペチアーレなオーダーを抱えているマリナーの内部は

もう守秘義務の塊。しかしながら、地雷を踏んでも大丈夫なフロアとか、マシンガンにも耐えられる窓とかいう

物騒なものから、全身金ピカ先生のブルックランズや、超ストレッチ・リムジンまで、

色んな特装車を見せてもらいました。

「我々に不可能はありません。強いていうなら空を飛べというくらいでしょうか?」

 

そのときの様子は当時カー・マガジンと並行して作っていたベントレー専門誌

『FLYING B』(ネコ・パブリッシング 刊)の第2号(古本屋で探してみてね)に載っているのですが

マリナーの仕事っぷりを直で見た身としては、あれだけの特装を施したコンチGTが

標準車のたった100万円高で買えるというのは、超、超バーゲンプライス!なのは間違い無し。

普通にマリナーにオーダーしたら、その数倍は掛かるでしょ。

 

余談ながら12台限定のムーンクラウド・エディションのほとんどがSOLD OUTだのこと。

いやぁいつかはマリナーにしれっと特注でベントレーをオーダーできる大人になりたいなぁ。

あ、その前にブルックランズを1台手に入れないとな。

いやいや、その前にはEタイプと、911 SWBと、エランを手に入れておかないと。

というか、それより前に残ってる69君の支払いを終えることですね。

 

まだまだ先は長い。

 

ではでは。

 

 

 

2017.02.02 Thursday

今月の推薦図書

 

 

 
Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
月末から月初にかけて出版された今月の推薦図書のお時間でございます。
 

まずは Racing on 487号(三栄書房 刊)。
今回の特集はズバリ、フェラーリ312Tシリーズ。
意外と知ってるようで知らないことも多いクルマだけに、これ1冊で一連の流れを網羅できます。
 

その表紙や中身を飾っている1975年型の312Tは、昨年のRICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE で
リシャール・ミル氏が持ち込んだ、シャシーナンバー024。
そういえば、金曜の夜に行われた撮影をちょろっとお手伝いさせていただいたりしました。
なんかもう、かなり遠い昔の話のようでもありますが。
 

その中で、昨年のFIAマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ・ワンのアメリカ・ラウンドで
連覇を果たした久保田さんのインタビュー記事を書かせていただきました。
色々と面白い話を伺えたのですが、それよりなにより、熱田護さんの写真がまたカッコイイのですよ。必見。

 

昨年のSSOE以来、ヒストリックF1ブームが来ているのか?
なんと本日発売の F1速報 2017年 オフシーズン特集号(三栄書房 刊)で
ヒストリックF1の特集記事も5Pにわたって書かせていただいております。
 

簡単ながら、どんなレギュレーションで行われて、どうなっているのか? という
初歩的なことから、いま参加している主要マシンの紹介から、
唯一参加している日本人である久保田さんのお話まで。
ざっとヒストリックF1のことを理解できる内容になっております。
 
なんでもF1速報では、これからヒストリックF1の情報を連載していく予定だとか。
いやー、なんとかこのまま盛り上がって、いずれ日本にFIAマスターズF1を誘致できるように
なったりするといいですよねぇ。連載が続くよう応援宜しくお願いします。

 

そして既に発売中の モーターヘッド Vol.24(三栄書房 刊)。
アストン・マーティン・ヴァンテージGT3や、RE雨宮シャンテが公道を疾走するなど
相変わらずパワー溢れる1冊となっておりますが……
 

その中で、昨年のSSOEのレポートを書かせていただいてます。
こちらもぜひお読みいただけると幸いであります。

 

さらにこちらも発売中の Tipo別冊 SUPER SEVEN #2(ネコ・パブリッシング 刊)の中で
『グッドウッドの歩き方』と題した4Pのグッドウッド3イベント
(フェスティバル・オブ・スピード、リバイバル・ミーティング、メンバーズ・ミーティング)の
行き方、観戦ポイント、小ネタなどを書かせていただいています。
いつものグッドウッドの切り口とはちょっと違った感じなので、濃ゆいセブンの記事の箸休めにどうぞ(笑)。
 
そんなこんなで、今月も頑張らせていただきます!
ではでは。

 
2017.02.01 Wednesday

南アフリカ初上陸 !!

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
 
Facebook の方では、色々アップしてきましたが
昨日まで人生初の南アフリカ(というかアフリカ大陸自体が初めて)に
ポルシェの国際試乗会で行ってきました!
 

喜望峰、ヴァスコ・ダ・ガマ、アパルトヘイト……
歴史の授業で習ったときには、まさか自分が実際に行くなんて想像もしていませんでしたが
やっぱり百聞は一見に如かず。
 
アパルトヘイトがなくなって20年以上が過ぎたいまでも、この国を覆う
貧困と差別がまったく解消されていない事実に胸が痛みます。
車窓からスラム街を横目に見ながら、色々考えさせられました。
 
一方、南アフリカといえば、僕の敬愛するロータス・エランのデザイナーである
故ロン・ヒックマンの出身地。ほかにゴードン・マーレイやロリー・バーンの出身地でもあります。

またジム・クラークが生前最後にF1優勝を成し遂げたのは、1968年の南アフリカGPでしたね。
 

 


そんな彼の地で乗ってきたのが、新しいポルシェ・パナメーラ 4 E-ハイブリッドとポルシェ911 GTS。
一応、報道解禁は2月1日からとなっておりますが、どこがどーなって、どーだったのか?
については、これから発売されるメディアで書かせていただければと思っております。
 
勿体ぶって……と思われるかもしれませんが、そうじゃないと本が出てからの楽しみがなくなるでしょ!
 

ちなみに今回の試乗会でペアを組ませていただいたのは、清水和夫さん。
あのグループA時代、そして生沢さんとクラス優勝したニュル24時間など、色々な裏話もさることながら、
実践付きでドライビング・テクニック&マナーを教えていただけたのが、
何よりの収穫(ある意味役得ですね)でした!! 本当にありがとうございました!
 

さらに911GTS(手前の2台は911ターボ)では、サーキット走行も体験!!
舞台となったのは、ケープタウン郊外にあるKILLARNEY RACEWAY(キラーニー・レースウェイ)。
 

コースレイアウトはこんな感じ。なんか筑波と袖ヶ浦を足して2で割ったような感じですが
結構スピードの出るコースでしたね。
 

そこでのインプレも誌面にて(笑)ということで、個人的にとっても気に入ったのが
サーキットの雰囲気。1949年の設立ということでしたが、路面の状態といい、
周辺の雰囲気といい、1950~60年代の英国のサーキットの感じが色濃く残っているのですよ。
 

コントロールタワーも大戦中の管制塔みたいでいい感じでしょ。
ある意味では、グッドウッド以上に当時っぽいサーキットでした。
昔はこんな路面でレースしてたんだろうなぁ……。
 

というわけで、2泊4日の南アフリカの旅も無事終了。
最終日に喜望峰まで走って記念写真を撮ってきたんですが……見事にピンボケ。
すいませんタイマーセットした僕のミスです。みなさんごめんなさい。
ご同行いただいたジャーナリストの皆さん、ポルシェの皆さんお世話になりました。
 

あ、そうそう。試乗の中継地点にいたVWバスのカフェが、可愛かった。
他にもEタイプ Sr.1クーペやスピットファイア、ビートル、アングリア、コブラ(レプリカ)など
結構ヒストリックカーが走っていたのにもビックリしましたね。
 
ではでは。
 
2017.01.26 Thursday

今月の推薦図書

 

 

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極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
今月の推薦図書(月末編)であります。
 

まずはお馴染みGENROQ 2017年3月号(三栄書房 刊)
今月も色々なネタがギューーーーっと詰まってますが……
 

なんといっても目玉は、巻頭企画の『GENROQ OF THE YEAR 2016-2017』でしょう。
GENROQ的にこの1年でデビューしたクルマの中でグッときた14台を集めて
ワインディングと富士スピードウェイのフルコースでテストするというこの企画!
なぜか錚々たる豪華ライター陣の中に、不肖フジワラも混ぜていただき、原稿書いてます。
 

まぁこれだけのスーパースポーツ& SUVを一気乗りする機会なんて、そうそうないですからね。
 
とっても面白い&良い勉強になりました。個人的には488スパイダーとか
鉄板のレンジローバーとか、最近縁のあるベントレー・ベンテイガとか
ジャガーFタイプSVRとか、いろいろ良かったんだな。
 
他にもナロー911Sのレストアレポートも掲載! ぜひご一読を。

 

さらに前回のポルシェ特集につづき、
NAVI CARS Vol.28(ボイス パブリケーション刊)にもお邪魔。
 
今回の特集は『クルマ雑誌は死なない。』
いかにも NAVI CARSらしい切り口。一応元自動車雑誌編集者で
いまも自動車雑誌に記事を書いている身としても、読み応えのある内容になってます。
 

その特集内において、ジャーナリスト界の偉大なる大先輩、三本和彦さんと……
 

編集者、ジャーナリスト、エンスージァストの大先輩である高島鎮雄さんという
お二人の巨匠に戦後間もない自動車雑誌の現場から、これからの雑誌に期待することまで
いろいろとお話を伺う機会をいただきました。
 
それぞれ、みっちり2時間30分以上のロングインタビューで
ギューーーと凝縮した内容しか誌面に載せられなかったのが残念でありますが
お二人からお聞きした、一言一句は僕の心にジワーーーっと沁みました。
 
いやぁ、もっともっと頑張んないといかん。
ホント、ぜひお読みいただきたい内容となっております。
お忙しいなか、お時間をいただいた三本さん、高島さん
そしてこんな得難い経験をさせていただいた編集部の皆様、本当にありがとうございました。
 
ということで、突然ですが明日から南アフリカ(!!)に行って参ります。
うわぁ、なんか嬉し恥ずかし初アフリカ。
どうも今年は南の国に縁があるのかも……。
 
ではでは。

 
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