2017.10.18 Wednesday

今年の『RICAHRD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE』は必見!!

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんばんは。

さて、すっかりご紹介が遅くなりましたが

いよいよ今年の『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE』の開催が

1ヶ月後の11月18日〜19日に迫ってまいりました!!

 

すでに前売り券の販売もスタート(詳細はコチラ)し、色々準備が整ってきましたが

個人的にとっても嬉しく思うのは、SSOEに出場するためにマシンを探している! という声を

結構あちこちで聞くようになったこと!! こういう動きが出てくると

イベント自体が盛り上がるのはもちろん、必ず他のヒストリック・イベントにも波及します!

大げさなようですが、日本のヒストリックカー文化を作るのは誰でもない、我々ですからね。楽しみです!!

 

ということで、まずは今年初開催となるマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ・ワンのお話から。

すでにSSOEの公式HPで発表されているとおり、今回の参加車たちが決定しました!!

 

 

1970 Tyrrell 001 John Delane

 

デレック・ガードナーの手で密かに開発され、デビュー戦となった70年の第11戦カナダGPでポールポジションを獲得。残るレースでもジャッキー・スチュアートの手でトップ争いを展開した001。オーナーはマスターズでもお馴染みのティレル・コレクター、ジョン・ディレーンで、鈴鹿でもドライブの予定。

 

 

 

1972 Brabham BT37 Jamie Constable

 

バーニー・エクレストンが新たに代表に就任したモータースポーツ・ディベロップメント(ブラバム)が72年用に用意したマシン。ジェイミー・コンステーブルの所有するBT37-2(現在はBスペック)は、カルロス・ロイテマンのレースカーとして第5戦ベルギーGPでデビュー。第11戦カナダGPでは4位に入賞した。

 

 

 

1974 Lotus 76 Andrew Beaumont

 

複葉式のリヤウイング、ヒューランドFG400に電磁クラッチを組みあわせたセミオートマ・システム、さらにダブル・ブレーキの4ペダル式を採用するなど新機軸を満載するも失敗に終わった76。アンドリュー・ビューモントの76はシャシーナンバー76/1で、74年ドイツGPで4位に入ったヒストリーをもつ。

 

 

 

1975 Hesketh 308B James Hagan

 

レース好きの貴族、アレキサンダー・ヘスケス卿が設立。気鋭の新人ジェームス・ハントを擁して73年からF1へと進出したヘスケス。ジェームス・ヘイガンの所有する308は、74年に製作されたシャシーナンバー1。ハントのドライブでBRDCインターナショナル・トロフィーで優勝した個体そのものである。

 

 

 

1974 Maki F101C Fred Fatien

 

日本初のプライベートF1チームとして74年から挑戦を開始したマキ・エンジニアリングが1975年用に用意したF101C。チーフデザイナーは三村建治で、小野昌朗がシャシー設計を担当した。これは75年のイギリスGPとオランダGPで鮒子田寛がドライブしたシャシーナンバー002。もちろん日本初上陸だ。

 


photo:MOBILITYLAND CORP.

 

1975 Williams FW04 Ron Maydon

 

FW04はフランク・ウィリアムズ・レーシングカーズが75年用に用意したマシン。第11戦ドイツGPではジャック・ラフィーが2位でフィニッシュしチーム初の表彰台を獲得した。これは女性ドライバーのレッラ・ロンバルディが乗ったFW04/2で、今年のF1日本GPの前座でもデモランを披露した、マスターズのボスであるロン・メイドンがドライブする。

 

 

 

1976 Penske PC4 Doug Mockett

 

ジョン・ワトスンのみのワンカー・エントリーながら、フランスGP、イギリスGPで3位入賞。第11戦オーストリアGPで初優勝を果たすなど、侮れない速さを見せたペンスキーPC4。モナコ・ヒストリックの常連でもあるダグ・モケットのPC4は、オーストリアGPで優勝したシャシーナンバー001そのもの。

 

 

photo:Masters Historic Racing

 

1976 March 761 Bob Blain

 

前作751のロングホイールベース仕様で、量産メーカーらしくモノコックなどはF2と共用。ボブ・ブレインが所有するこの個体は、ワークスのヴィットリオ・ブランビラが使用していたシャシーナンバー761/1で、非選手権のレース・オブ・チャンピオンズで4位。オランダGPでも6位に入った経歴をもっている。

 

 

 

1976 McLaren M26 Frank Lyons

 

M23の後継車としてゴードン・コパックが設計、76 年途中にデビューしたM26。ジェームス・ハントが使用したのは77年第5戦スペインGPからで、イギリスGPと日本GPで優勝している。フランク・ライオンズのM26は主にヨッヘン・マスが使用したM26/1で、77年のイギリスGPで4位入賞を果たした個体。

 

 

 

1981 Brabham BT49C Joaquin Folch

 

79年終盤、不審にあえぐアルファ・ロメオV12を諦め、BT48に急遽DFVに載せ誕生したBT49。BT49Cは81年用の改良型で、ネルソン・ピケが3勝を挙げドライバーズ・タイトルを獲得した。スペインのホアキン・フォルチが所有するBT49-10は、81年の非選手権南アフリカでピケが乗り2位となった個体。

 

 

 

1982 Williams FW08 Tommy Dreelan

 

82年シーズン、ディジョンで行われたスイスGPでの優勝を含む44ポイントを挙げチャンピオンに輝いたケケ・ロズベルグの愛機、FW08。トニー・ドリーランの所有するFW08/1はロズベルグのレースカーで、ドイツGPで3位、オーストリアGPではトップに0.05秒差の2位に入ったヒストリーをもっている。こちらも今年のF1日本GPの前座で走った個体そのもの!

 

 

photo:Masters Historic Racing

 

1984 Tyrrell 012 Ian Simmonds

 

フラットボトム規定となった1983年用に、モーリス・フィリップの指揮のもと完成した012。スリムなカーボンモノコックと小さなサイドポンツーンをもつシャシーにショートストロークのDFVを搭載していた。イアン・シモンズの012-01はミケーレ・アルボレートがオランダGPで6位入賞を果たした個体だ。

 

 

photo:Masters Historic Racing

 

1983 Lotus 92 Greg Thornton

 

ナンバー2のナイジェル・マンセル用として、ルノーV6ターボの代わりにコスワースDFVを搭載した92。大きく重すぎるシャシーと新開発のアクティブ・サスが機能せず失敗。ノーマル・サスに戻した後、この92/10がデトロイトで唯一の6位入賞を果たしている。数年前にClassic Team Lotusがレストアした。ドライバーは現在ヨーロッパのマスターズでチャンピオン争いを展開中のグレッグ・ソーントン。

 

 

photo:Ford Motor Company

 

1976 McLaren M23 Richard Mille

 

さらにメインスポンサーのRICHARD MILLEのオーナーであり、エンスージァストとしても有名なリシャール・ミルが今年持ち込むのが1976年式のマクラーレンM23。もうこのクルマに関しては説明する必要はありませんね。これでマスターズF1に参戦するということは……鈴鹿でM23とM26の共演が見られる! ということでもあります。

 


 

1981 Lotus 88B Katsuaki Kubota

 

そして迎え撃つ唯一の日本人、久保田さんが持ち込むのが幻のツインシャシーF1、ロータス88B。日本でも過去に何度かデモランを披露している個体ですが、もともとは久保田さんがサラブレッドGPなどで使用していたバリバリのヒストリック・レーサー。当時は一度も実戦の場に出ることがなかった88Bが、実際にレースでどういう走りをするのか? これも必見。

 

というように、なんと今回のデモレース(FIA公認ではないので、あくまでデモレースです)には

最大で15台ものF1マシンが参加する予定。これって本物のF1GP以外では、もちろん過去最大規模。

そして写真を見てもおわかりのように、参加するマシン、メンバーはいずれもモナコ・ヒストリックや

マスターズF1などで活躍する腕利きばかり。

 

とにかく現地で見るたびに、なんとかしてこの本物のコンペティションの迫力を日本のファンの皆さんに

お見せしたい! と思い続けてきただけに、イベントが始まる前からすでに感無量(笑)。

いやほんと、絶対損はさせません。這ってでも鈴鹿にきてください!!

 

また、これ以外の年式のF1によるデモラン『Legend of Formula 1』も開催。

つまり、F1の走行枠が2つもあるってことですよ。なんてお得なんだろう……。

 

 

加えて去年大盛況だった グループCのデモレース の方もさらに充実。

ついに今年はトヨタTS010もエントリーということで、トヨタvs日産vsマツダのワークス対決が実現。

もちろんタイサン・ポルシェ962Cも走ります!

 

 

昨年は栄光の55号車でしたが、今年の787BはJSPC仕様(こっちも好き)。それを寺田さんがドライブ!

 

 

また昨年のル・マン・クラシックにも挑戦した童夢トムス85C-Lも、ついに鈴鹿に降臨!

 

photo:MOBILITYLAND CORP.

 

さらになんとランチアLC2も、この日のためにしっかりとマルティニ・カラーにレストアされ登場予定。

 

 

さらにさらに去年は展示のみだった、久保田さんの日産R90CK(ex-NOVA)もレストアが完成して参戦!!

 

これらに加え、日産シルビア・ターボC(マーチ83C)や日産R86V(!!)、日産R92CP、MCSグッピー、

マツダ767B、ポルシェ962LMなども姿を見せるということで、気付ば去年よりもすごい規模に。

うわっ、これは大変だっ!!!

 

photo:日産自動車

 

そして 60s Racing Machine のクラスには、な、なんと日産からR382が登場。

もしかしてR382が鈴鹿を走るのは史上初? でしょうか。これと河野さんのタキ・ローラT70が

ランデブーしたら泣くな……と思ったら、今年はポルシェ907、フォードGT40、シェブロンB16などの

姿も見られるそうですよ。うぉーっ!

 

 

加えて、今回はマクランサが3台、コニリオが1台(間に合って!!)走る予定。

そのうちの1台は、たった1台だけが作られ1969年の全日本鈴鹿自動車や、1970年の鈴鹿300kmにも

出場した、ロングノーズ&テール・マクランサ! しかもドライバーは当時このマシンをドライブした

田中慶治さん本人! という噂。これにも注目。

 

photo:MOBILITYLAND CORP.

 

そしてそして、去年も好評を博したHFR(ヒストリック・フォーミュラ・レジスター)も開催決定。

今年はすでに32台ものエントリーがあったそうですよ。しかも今回は2日間ともフルコース!!

 

いやはや、もう盛りだくさんすぎるね。

 

え? お前はどうするのかって?? ええ、もちろん走りますとも。

18日までにすべての原稿が終わっていれば……ですが(汗)。

 

ではでは。

 

 

 

 

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