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2016.04.07 Thursday

Porsche 911 2.5S/T

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんばんは。
本当なら先週伊勢志摩で乗せていただいた
新しいジャガーXFやXEディーゼルのことを書きたいのだけれど
日々に忙殺させて(これはまたそのうち)手をつけられず。

しかも今日の夕方になって、山口正己さんの書き込みで
あの片山義美さんが先月26日にお亡くなりになっていた……と聞き意気消沈。
ご冥福をお祈りいたします。

そんな中、今度はポルシェジャパンから見過ごすわけにはいかないリリースが。


photo:Porsche Japan

なんと、Eシリーズと呼ばれる1972年型の911Sベースをベースとした
グループ3、4カーとして24台のみが作られた911 2.5S/Tを
ポルシェ・クラシックがレストアし、今月10日まで開催されている
ヨーロッパ最大のクラシックカー・ショー、エッセン・テクノクラシカに展示中なのだとか!
(この写真撮ってる場所って、博物館近くにあるデポだね、きっと)

ちなみにこの写真、よーーっく見るとドアの後ろに72年モデルの特徴である
オイル給油ハッチがついてるのが分かりますね。


photo:Porsche Japan

無論リアビューもバッチリ。
オリジナルのナローボディもいいけれど、RS、RSRにたどり着く直前の
ダッグテールなしのワイドボディもこれはこれで魅力的。


photo:Porsche Japan

無論、911 2.5S/Tってだけでも十分にすごいんだけど、
この個体は、1971年にアメリカのマイケル・カイザーによってオーダーされ
翌72年シーズンのデイトナ6時間(この年だけ24時間ではなく6時間での開催)耐久レースでデビュー。
続くシーブリング12時間耐久レースから、ユルゲン・バルトをセカンド・ドライバーに迎え
タルガ・フローリオ、ニュルブルクリンク1000kmレースなどに出場。

そしてルイ・メルザリ・ティームとして、カイザー、バルト、シルヴァン・ギャランとともに
出場したル・マン24時間レースでは、終盤にトラブルを抱えるものの
3883.67kmを走りきり、見事総合13位、3リッター以下クラス優勝、熱効率指数賞6位という
成績を残した由緒正しい1台でもあるのです。


「ル・マンのポルシェ」 ドミニク・パスカル著 ネコ・パブリッシング刊

ほら、ここにも出てる!
ちなみにこの911S 2.5S/Tはル・マンのあともアメリカに戻ってレースを続け
1973年のデイトナ24時間レースでは総合8位(その時のドライバーのひとりが富士GCでマクラーレンに乗った
トニー・アダモヴィッツだったりする!)というリザルトも残しています。


photo:Porsche Japan

その後の911S 2.5S/Tの消息は解らないのですが
数年前、アメリカ人のコレクターがボロボロに朽ち果てた状態で発見。
ポルシェ・クラシックでレストアが施されることになったのだといいます。

これが発掘当時の写真。フツーなら見て見ぬふりをしたくなる状態ですが
こういうのをしっかりと見つけ出すのもまた、コレクターの審美眼といえますな。


photo:Porsche Japan

おそらくこのあと、クリストフォーラスあたりで事の顛末が記事になりそうな気もしますが
できれば、エッセンに行ってこの目で見て来たかったなぁ。

いずれにしろ昨年から、コンペティション・モデルのレストア、サービスにも力を入れるようになった
ポルシェ・クラシックの真骨頂というべき1台ですね。

ではでは。

 
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