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2016.06.23 Thursday

24 Hours Le Mans 2016 part1

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
ご無沙汰しております。
 

 
今年もまた、ル・マン24時間レースに行ってきました。
もう既に皆さん結果はご存知のことと思いますが、今年のレースは
おそらく長いル・マンの歴史においても、五指に入るドラマチックなレースでしたね。
 

 
とにかく今年のル・マンは、盛り上がりっぷりがすごかった。
会場内はどこも人、人、人。スタート前のグリッドもこの有様。
クルマなんてほとんど見えない!
ちなみに今年のル・マン、事前の天気予報では降ったり、止んだりの繰り返し……ということでしたが
スタート前(この後土砂降りになるのだ!)に降った以外は、ずっとドライのままでしたね。
ということで、セーフティーカーが出たのはスタートを含め、たった4回。
そう思うと、天気予報が外れたのも、後々の波乱の引き金になったのかも??
 

そんな今年のル・マンを象徴するのは、優勝したポルシェ919ハイブリッド'16ではなく
このトヨタTS050ハイブリッドですよね!
開幕のシルバーストーン、スパ、そしてル・マンのテストデーでは、ライバルに水をあけられていましたが
予選からグッと調子を伸ばしてきたTS050。完全にル・マンに照準を合わせて開発してきたという印象。
 

フォード・シケイン、インディアナポリス、そしてユノ・ディエール最初のシケインなどで
各車の走りを見てきたのですが、最もスムーズに速くコーナーを駆け抜けていたのはTS050。
なんというか、走りに”迷い”がないんですよ。 毎周、毎周、同じラインを同じ速さで
トレースしていくように走っていく。エンジン音も淀みがなくてアクセル踏むタイミングもどこよりも早い。
ある意味、去年のポルシェのよう。
 

一方、優勝したポルシェ勢は、速いことには速いんだけど、全体的にトヨタには一歩及ばず。
コーナーの走りも遜色ないんだけど、トヨタと比べるとちょっとだけアクセルの踏み込みが遅い気がする。
そしてエンジン音が去年のような澄んだ感じじゃなくて、ちょっと濁ってる。
ただ夜中に1号車のウォーターポンプ・トラブルが出て優勝争いから脱落しても、冷静さを保って
2台のレースを続ける盤石ぶりはさすがでしたね。そのしぶとさがツキをもたらしたのかも。
 

対するアウディは週末を通じて精彩を欠いた感じでしたね。他の何にも似ていない
R18(カッコイイかどうかは別にして)は個性的で面白いんだけど
コーナーの立ち上がりで、動きが乱れたりしてたし、アクセル踏み込むタイミングも遅かった。
さらに7号車、8号車ともにトラブル続きで散々だったのに、24時間終わってみれば3位、4位というのもさすが。
 

そして大激戦(台数も増えた!)のLMP2勢はアルピーヌA460ニッサンが優勝。
地元フランス車の優勝だけに、表彰台も盛り上がりました。
ちなみにLMP2は上位9台がすべてニッサン・エンジン搭載車でした。それもすごい。
 

でも今年でそれも最後。来年からLMP2は4メイクスのシャシーにギブソン・テクノロジー製の
4.2リッターV8エンジンに統一されることになってます。
パドックにはそのGK428エンジンが展示されていましたが、こうしたレギュレーション変更が
吉と出るか、凶と出るかは不透明。個人的には自由闊達な競争があったほうがいいと思うのだけれど……。
 

そしてLM-GTE Proは昨年このル・マンでお披露目されたフォードGTが優勝。
フェラーリ488GTEとのトップ争いはなかなか手に汗握るものがありました。
思えば今年はGT40初優勝から記念すべき50周年ですもんね!
まぁ、デイトナ・フィニッシュをするためにゴールラインで順位が変わっちゃった
という故事を再現しなくて何よりでした(笑)。
ちなみにLM-GTE Amはフェラーリ458イタリアが優勝。Pro、Amともに911RSRには
厳しい結果になりましたねぇ。さすがにもうGTで911は通用しなくなってきたのかなぁ?

 

そんな今年のル・マンのハイライトは、なんといっても残り3分で起きたトヨタの悲劇につきます。
その時の顛末は来月のGENROQ誌で書かせていただこうと思っていますが
ポルシェ陣営としても99%以上、2位確定と思っていただけに、いろいろな意味でショックでした。
ちなみにレース後は、優勝したチームが自身のホスピタリティで各チームを招きパーティーをやるのが
(You Tubeなどに出てるポルシェ首脳とトヨタ首脳のエール交換は、ポルシェブースでのパーティーの模様ですね)
慣例となっているのですが、急遽決まった優勝でポルシェのホスピは大騒ぎ。
 

そんなこんなだから、レース直後にイクス、シュトゥック、ベルの各御大に
挨拶にきたマーク・ウエーバーもずっと困惑しきった表情。もう信じられないって。
でも勝ちは勝ち。こういうレースだってあるんだ、とは各レジェンドの見解。深い。
 


無論、5号車の3人が表彰台の中央に立つ光景が理想的だったのかもしれませんが

最終的にここに立てた3組それぞれに、その資格と価値があったのは事実。

やっぱル・マンで勝つってものすごいことなんだなと、改めて思ってジーンときたり。
 

 

 


個人的にはレース後の「ル・マンで勝てるチャンスが与えられれば、もちろん断ることはありません」
というロマン・デュマの言葉と、表彰式でのこの表情が印象的でしたね。
うーん、本当にすごいレースだった。
こんな歴史に残るレースの現場に立ち会えて、その空気を吸えて本当に幸せでした。
ますます、今シーズンのWECの行方が楽しみになりました。
 
ではでは。


 
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