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2011.04.08 Friday

ヒストリックCカー・レースに日産R90CKが復活!

 

Motor Press(モータープレス)は
 極個人的な自動車偏愛日記 


昨日の深夜もまた大地震。
なんか揺れていないのに、揺れてる錯覚に陥りませんか?
一刻でも早い事態の収束を願いたいですね。

さて、そんな折、海の向こう英国在住のB-Rev 藤原さんから
こんな写真が送られてきました。


1990年のWSPCの写真……ではなく、これは立派な2011年4月の写真。
英国ドニントン・サーキットで、ヒストリックCカーレースを主催する
GROUP C RACINGのテストが行われたのです。

ドニントンはF1復帰を目指していましたが途中で空中分解。
その雰囲気が残る中で行われた、4月末のドニントン・クラシックに向けた
テストだったのですが、今年最大のトピックは、
HF1(FIA Historic Formula One)に唯一参戦する日本人パイロットであり
昨年のHSCC HistoricF2のチャンピオンでもあり、
日本正規代理店もつとめる久保田克昭さんが
日産R90CKを駆り、参戦する事が決定した事!

日本人が日本のクルマで海外のヒストリックレースに参戦する。
もちろん、誰でもできるような事ではありませんが
とても意義のあることだと思います。
先人たちが築いたモータースポーツの歴史は、継承して初めて意味をもつものですから。
そういう意味では、日本の歴史を日本人が守るのは当然の事。
こうした動きが、比較的新しいグループCの世界にまで出てきた事は
非常に嬉しい事だと思うのです。


そんな久保田さんのR90CKのリア翼端板には、ティームからの
“We Pray for Japan. 日本の為に祈ります”
というメッセージが描かれていました。


このGROUP C RACINGは、4月30日〜5月1日にかけて行われる
ドニントン ヒストリック フェスティバルを皮切りに
スパ・フランコルシャン(5月27日〜29日)、ブランズハッチ(7月1日〜3日)、
シルバーストーン(7月22日〜24日)、ポール・リカール(10月7日〜9日)、
アルガーブ(10月21日〜23日)というスケジュールで行われます。

モータープレスでは、この模様も出来る限りレポートしていきたいなと思っております。

今回久保田さんがドライブする日産90CKは、
1989年に日産がローラに委託して製作したR89Cのアップデート版といえるもので
WSPCにワークスとして参戦していたNME(Nissan Motorsports Europe)と
ローラの共同開発で生まれたマシーン。
IMSAに参戦していたNPTI(Nissan Performance Technology Inc.)でも使用されてます。
一方この年、国内追浜組は独自に開発したR90CPで参戦。
結局この派閥争いというか、北米組、欧州組、日本組バラバラの体制が仇となり
体制的に唯一勝てるチャンスだったル・マンを落とす結果となるのですが……。

ちなみに、この年の欧州組NMEの監督として急遽就任したのが、あの生沢徹。
ご本人から「年明けになって急に要請があって、なんの準備もできなかった。
当然ル・マンで勝てるとも思えなかったので、最初からP.P.狙いだった」という
エピソードを聞いた事があります。

その野望を実現するため、生沢はエンジン開発の責任者だった林義正に
予選用スペシャルエンジンの開発を依頼、ブースト圧1.8、最高出力1100HP!
という予選専用エンジンを積んだマーク・ブランデル車が
もくろみ通りP.P.を獲得するのです。

You Tubeにその時の動画を見つけました。たぶんテレビ朝日の映像じゃないかしら?
よーく見てると生沢さんも映ってます。


ところで、藤原さんから送られてきた写真の中には、
他のエントラントたちの姿も。いやー懐かしい。
どうぞスペースの許す限りお楽しみください。

これはC2カテゴリーのマシーン。なんだろう? タイガとかアルバとか
ありましたが……わかりません。どなたか教えてください。たぶんタイガ?

これはC2カテゴリーでメジャーだったスパイス。
ゴードン・スパイス自らステアリングを握ってましたよね? 元気なんですかね?
WEC in JAPANだとマルカツ・カラーでした。

これは1993年の北米IMSA GTPに参戦した日産NPT90。
R90CP系をベースに作られた北米仕様で、たしかデレック・ベルがドライブしてた。

これはジャガーXJR8。ゼッケン4は1987年にエディ・チーバーと
ラウル・ボゼールがドライブしたもの。懐かしい、そしてカッコイイ〜。

そしてこんなクルマも! 1991年、あのマツダ787Bが総合優勝を果たした年に
カテゴリー1クラス優勝を果たした見崎清志/長坂尚樹/横島久組の
FEDCO スパイスSE91C! うおおー生き残って今も走っているんだぁ。感動。
見崎さんに教えてあげよう!


コメント
さすが1100HP、さすがマークブランデル、鬼気迫る走りですね、鳥肌が立ちました。
全てを分かって予選一本にかけた生沢監督もさすがです、あの方らしい。
  • エスロクレーサー
  • 2011.04.08 Friday 15:31
エスロクレーサーさん
やっぱ危険な香りがしてこそモータースポーツですよね。
(危険はよくないけど、香りもしないのはもっと良くない)
今のGT500に足りないのはそこかと。
  • 藤原
  • 2011.04.08 Friday 22:49
エロワラさんお疲れ様です。
この1990年シーズンのCカーってカッコよくて個人には"TOYOTA 90C-V"が好きです"Taka-Q"カラーのやつで元"ロータスF1"ドライバーだった"ジョニー・ダンフリーズ"がレギュラーでこのマシンに乗っててよくクラッシュでボディカウル壊して"89 C-V"のノーズカウル付けてたんですよね。
アンチ日産ファンのワタクシでもこの"R90CK"っていうマシンは好きです。
"ルマン24時間レース"では"ニスモヨーロッパ"の監督にベレー帽姿の"生沢徹"が就いたりPP獲ってみたりと話題になりましたね。
  • 特・名機某
  • 2011.04.09 Saturday 23:24
特・名機某さん
この頃は、日産、マツダ、トヨタもワークスでWSPCに乗り込み
ジャガー、メルセデスといったワークス勢、さらにポルシェワークス格のヨーストと
それはそれが熾烈な争いでした。

こういうスポーツカーレース、なくなってみると有り難みがわかるってもんです。
  • 藤原
  • 2011.04.10 Sunday 17:06
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