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2011.05.11 Wednesday

Donington Historic Festival!

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


昨日、モータープレスでは
往時のCカーによるヒストリックレース、
GROUP C RACING開幕戦の模様をお届けしましたが、
皆さんはその舞台となったイベント、

実はこのイベント、
今年から英国ドニントン・サーキットを舞台に始まった
新しいヒストリックイベントで、かつてドニントンを舞台に戦った
1930年代から80年代までのレーシングカーが対象となっています。

さる4月30日から5月1日にかけて開催された
記念すべき第1回には、なんと300台ものエントリーが集まったそうですよ。

300台? と聞いて、それほど大きなイベントでもないじゃんと
お思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、その質が違います。
英国B-Revの藤原功三さんから沢山の写真が届いたので、その様子をご紹介します。

今回開催されたのは以下の13カテゴリー。

‘Mad Jack’ for pre-War sportscars
Historic F2 Race 1
RAC Woodcote Trophy for pre-56 sportscars
FIA Lurani Trophy Race 1
1000km for pre-72 sports-racing cars
U2TC, pre-66 under two-litre Touring Cars
FIA Lurani Trophy Race 2
FIA Lurani Trophy Combined Result
Pre-63 GT
Stirling Moss Trophy for pre-61 sportscars
Historic F2 Race 2
Group C sportscars
JD Classics Challenge for Group A Touring Cars

なかには1000km for pre-72 sports-racing carsなんてカテゴリーもありますが
リザルトを見ると、決勝39周(でも1時間近い!)で争われているみたいなので
1000kmレースではないみたいですね(あービックリした)。


そんなドニントン・ヒストリックにおいて
度肝を抜かれるのが、このFIA Lurani Trophy Raceという、FJレース。
なんとエントリーは33台!
優勝はCallum McleodのカラヴェルMk2。2位はJames MurrayのローラMk5A
3位はRobin LongdonのローラMk5。
意外や18、20、22といったロータス勢は低調なのでした。
でも、やっぱ本場は違いますね。この台数だもの。

ロータス20/22欲しい病が再発します(笑)。


Pre 63 GTもこのとおり。
その名のとおり1963年以前のスポーツカーによるレースなのですが
330GTOやら、DB4GTやら、ライトウェイトEやら……。
これまた30台近いエントリー。


ああ、カッコイイ……(ため息)。


RAC Woodcote Trophy for Pre 56 Sportscarsだって、この有様。
1時間(!)の耐久レースを制したのは、ホールショットを奪った
エキュリーエコッスのジャガーDタイプ(Laidlaw/Hadfield組)。
どのカテゴリーも軒並みエントリーが30台っていうのがスゴい。


また1000Km for Pre '72 Sports Racing Carsには、こんなクルマも。
タキ・レーシング・ティームが68年に購入した
ローラT70Mk3(SL73/130)ですよ。

昨年あたりにレストアされて向こうの雑誌にFOR SALEで広告が出ていましたね。
日本にある(SL73/116)と比べると、ちょっと残念な仕上げですが
一応タキ・カラーで走っていることに敬意を評します。
日本でのヒストリーが評価されてる証拠ですから。
しかもレースでは2台のT70 Mk3 Bを抑えて見事優勝してます!

ちなみにこのカテゴリー、ローラT70だけで9台。
フォードGT40は4台。シェブロンB8とB16合わせて13台! も出ている
悶絶レースだったりします。


個人的には、昨年久保田克昭さんが年間王者に輝いた
Historic Formula 2のカテゴリーも好きですねぇ。
マーチ742、762、782 、シェブロンB35、B42、
サーティースTS15、ラルトRT1などなど、クルマの名前を見ているだけで
ゾクゾクします(僕だけ?)。

優勝したのは、お馴染みMartin Strettonのマーチ742。
日の丸カラーのGRD272とかで飛び込んで行きたくなりませんか?


あと、彼の地ではヤングタイマーと呼ばれる
1970〜80年代のカテゴリーも年々盛んになってるみたいです。
ただ、今回のD Classics Challengeは9台と、寂しいエントリーだったようですが。

しかもこのエスコートMk2がカッコイイ!
最近はヒストリックラリー(WRCの方ね)でもMk2人気がスゴいらしくて
ずいぶん価格が高騰しているって聞きます。


こういうイベントが次々に出てくるのは
やっぱ本場ならではの底力ってことなのでしょうか?

どうです? 来年あたり出かけてみませんか? フンフン。



※モータープレスでは、ESSO RACING TEAMはもとより
往時のレースシーンにまつわる皆様からの情報をお待ちしております。
コメント欄に載せたくないもの、または画像を添付したい
といった情報については、今後 

motorpress.jp@gmail.com

まで、メールにてお寄せください。
基本的に受信専用のアドレスのため早急なお返事ができない
可能性もありますが、どうぞよろしくお願いします。






コメント
でるのはほんのちょっと」無理でも見に行きたいもんですね。
どうです見物ツアー企画したら、モーター-プレスご一行様なんてね。
  • エスロクレーサー
  • 2011.05.11 Wednesday 09:09
エスロクレーサーさん
良いですねぇ(笑)。でもこれだけのカテゴリーがあれば、十分楽しめますよね。
  • 藤原
  • 2011.05.11 Wednesday 10:39
これはおもしろそうですね。ヨーロッパの2シータ-のレースというと以下のイベントばかりかと思っていましたがヨーロッパは奥が深いです。

http://www.super-sports-cup.com/
lotus49fordさん
あんだけ頑張っても大舞台で中々結果の出なかったタキローラが
GT40やT70相手に優勝するなんて夢みたい(笑)ですね。
ほんと、ヨーロッパは奥が深いです。
  • 藤原
  • 2011.05.11 Wednesday 20:58
わくわく、エキゾーストノート聞いて鳥肌!見たら失神かも〜
行きたいですね〜
  • Z987
  • 2011.05.12 Thursday 10:15
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