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2013.03.15 Friday

野口祐子 From Geneva その2

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。
今日もミラノ在住のジャーナリスト兼スーパーコーディネーターの
野口祐子さんによる第83回ジュネーブ国際モーターショーのレポートです!

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それでは、ピニンファリーナに行ってみよう。
 

何処かで見たなぁ……あの赤いクルマ。


そうだそうだ、このクルマ、ル・マン・ミュージアムにある、
アルド・ブロヴァローネさんが線を引き、1965年のパリのモーターショーで
発表されたDINO 206 GT Berlinetta Speciale Prototipo だ。
(いろいろな名称が飛び交っているので、どれを正式と言ってよいのやら? )


このプロトタイプからDINO 206、DINO246、
365P(このクルマはジャンニ・アニエッリの為に作られた3シーターのワンオフ)、
その他へと進化していく、
ピニンファリーナにとって沢山の名車を生み出した生みの親となるわけだ。


ル・マンからやって来たDINO 206、余り公共の場所には出ていない。
発表されてから直ぐにル・マンのサルト・サーキットにある
ミュージアムの中に入ってしまった。
ル・マンに行かないと見られない、貴重な名車だったのである。


どうしてか? それはパリかル・マンか?だかどこかに、
PININFARINAと命名された公園ができ、
その為にピニンファリーナは記念としてこのクルマをミュージアムに収めた……らしい。
それから余り外には出ていないそうだ。

そんな名車が2013年ジュネーブ・モーターショーの
ピニンファリーナ・ブースに飾られているのだから吃驚する。


ピニンファリーナ・ブースに向かい左側は、
1965年名車 DINO 206 GT Berlinetta Speciale Prototipo、
右側は今回発表された、”Sergio”。


最近、フェラーリとピニンファリーナの関係はどのような方向に向かっているのだろうか?
フェラーリは徐々に自分達で進めて行こうと画策しているよう。
ピニンファリーナの方はフェラーリ無しでも立っていられるように
新たに自社のブランディングイメージを確立しようとしているような……。


今回のSergioしかり、ピニンファリーナの工業デザイン部門しかり、
何となくフェラーリ社とピニンファリーナ社の分岐点のような時期のような気がする。
これからピニンファリーナはどのような展開を考えているのかがとても興味がある。
彼らの持つ歴史をいかに現代に組み込ませて行くか、経営陣の手腕にかかっている。


でも……フッと左側に目を向けると、
クリス・バンクルがDINOの方を念入りに見ているではないか……
目の前に2台のクルマを置かれると、ふ〜む”何か” を感じてしまうのは、
私だけではないと思う。時代を超えて輝き続けるものには不思議な魅力があるものだ。


(つづく)


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