2011.09.30 Friday

生沢徹、フォーミュラ・フォードに乗る!?

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



おはようございます。
今日は、一昨日のGT40/1077に引き続き、Bob日高さんが
送ってくださった資料から、アットランダムに気になった話題を。

まず最初はコレ。
おそらく当時の平凡パンチ(間違ってたらごめんなさい)に
載っていた生沢さんの記事なのですが、なんとフォーミュラ・フォードを
テストしている様子を収めた貴重なもの。



マシーンはロータス51A!
(コックピットの写真を見ると、シフトレバーが左に付いてます
 つまり、ヒューランドではなく、ルノー・ギアボックスですね)
もちろん、FFのレースに出ようということではなく、
ちょっと乗ってみたというレベルの話だと思うのですが、
生沢さんがロータス51に乗っていたとは知りませんでした。

当時のオートスポーツなんかを読むと、確か英国武者修行に出かける
米山二郎さんにFFを薦めたのは生沢さんでしたよね?
今度お会いしたら聞いてみよう!

これを読んでいる皆さんのなかには、下壇の
”車売ります” 66年式スカイラインGT-B 70万円や、トライアンフ・ヘラルド28万円
なんて記事の方が気になる! という方もいらっしゃるかもしれませんが……。


あと、こんな写真も出てきました。

インタビューなどでご本人もよく仰ってますが、生沢さんといえば
MGカークラブ創設時のメンバーのひとり。
そういえば、高校生の時にお父様のMG TFでデートした!
なんて話も聞いた事があったなぁ。

確か、当初の予定ではこのMGBで第1回の日本GPに出場する
つもりでいたんですよね。
でも、そうなっていたら、歴史は変わっていたかも?




さて話変わって、もうひとつビックリした記事がこれ。

おそらく当時のF6セブン誌に掲載された
『360cc ミニカー集まれ!』という記事。

なんと、当時青山にあったレーシング・クォータリー(RQ)の前で
撮影された写真が載っているのです。

実は、RQの作ったレーシングカー等の写真は、色々残っているのですが
なぜか青山のショップの写真は、関係者の皆さんもほとんどお持ちじゃない。
(というか、まともに見た事がない)
そういう意味でも、当時を知る実に貴重な資料といえます。
見る人が見れば、どこに誰だれが写っている! とか
あそこは、あーだったとか、こーだったとか、話が出てくると思うのですが。

それもまた、ESSO RACING TEAM STORY再開の暁に、
尾崎さんや、日高さんに聞いてみる事にしましょう。


ちなみにこれは、今のRQ跡地。
こんな六本木通り沿いにスピードショップ(なんか良い響きですね)があったなんて
いまから思えば、贅沢な話ですよねぇ。ここでフォーミュラカー
作ってたって言うんだから!

ということで、最後にこれまた日高さんが見つけてくださった
秘蔵動画? をお送りします。
あのファン・マニュエル・ファンジオがモナコを
ランチア-フェラーリD50で走るという映像。

改修前の60年代? のモナコで撮影されたと思しきものですが
良ーく見ると、グランプリ期間中に撮影されたのではなくて、
平日の早朝かなんかに撮影されたように見えるのですよ、これが。

いくらファンジオとはいえ、平日のモナコでF1を堂々と走らせるのはいかがなものか?
この撮影秘話が気になります。
日高さん、ありがとうございました。
ではでは。




2011.09.29 Thursday

ピーター・ウォーさんの想い出に浸る

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
ちょっと遅めのアップのモータープレスです。

さて、日頃お手伝いをさせていただいてるClassic Team Lotus
お陰さまでグッズの方も好調でして、それに併せて新製品も続々入荷しております。
そんな中、個人的にピコーンと(またか!)刺さったのがこのDVD。



昨年スネッタトンで、ロータスF1参戦500戦に合わせて行われた
CTL主催のメモリアルイベント、Classic Team Lotus Festivalの
模様を収録したDVDであります。
同イベントの写真集もありますよ!)

以前、2004年にもヘセルでティーム・ロータス設立50周年イベントが
盛大に催されましたが、このイベントは、僕が携わった最後のカー・マガジンで、
その様子を紹介した通り、さらにパワーアップして開催されたもの!

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

見てくださいこの光景!
だって、スネッタトンのストレートにタイプ12から、109まで
歴代ロータスF1(&タスマン)をずらりと並べたんですから!

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

ちょっと失禁ものです(笑)。

……しかしながら、得てしてこうしたイベントを収録したDVDって、
見に行った人にはいいのだけれど、行かなかった人には、
いまいちピンとこない仕上がりになっていたりするじゃないですか。
(回りくどい言い方ですいません)

実際僕自身、まー大したことないDVDだろうと、そう思っていたわけです。
しかーし、実際に見てみると大間違い。これが良くできている。

特に嬉しかったのが、昨年急逝したティーム・ロータスの
元マネージャー、ピーター・ウォーさんの肉声が沢山入っている事。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

しかも随所に、栄光の1978年シーズンの映像を散りばめたり
(厳密に言うと当時のウォーさんは、ウルフ・ティームのマネージャーだったのですが)
してあって、映像的にもすごく貴重。
なによりも個人的には、あの説得力がありながら、ユーモアもあるウォーさんの
語り口が、映像とともに残っているということに、もの凄く感動した次第。
(横に写っているのは、当時のメカのひとり、エディ・デニス)


さらに、クライブ・チャップマンはもちろん、普段あまり公の場に姿を現さない
ヘイゼル・チャップマンのインタビューもちゃんと収録されているのを見て
完全にノックアウトされたのでした(笑)。

ほかにもマーティン・オグルビーや、レン・テリーといった
名デザイナーのほか、多くの関係者のインタビューも収録。

さらにさらにボーナストラックとして、タイプ12から109までの全車を
クライブ自ら解説するというパートも収録されています。


そして5月にスネッタトンで行われた、タイプ79 3台そろい踏みテストの模様も収録。
いやー、大した事ないだろうなんて言ってすいません。
しかとサンプルを買い取らせていただきました(笑)。

ちなみにこのDVD、CTL JapanのHPはもちろんですが、
東京のリンドバーグさんや、愛知の高原書店さんでも、ほかの一部商品とともに
取り扱っていただいております。
一見の価値ありです。どうぞよろしくお願いします。
(と言いつつも、入荷次第すぐに売り切れてしまっていて、
 皆さんにはご迷惑をおかけしてますが)

あ、ちなみに本編だけで60分の収録(英語音声/字幕無し)。
NTSC形式ですので、ご自宅のDVDプレイヤーで再生していただけます。

そして気になるお値段は、なんと3990円(通販番組みたいになってきた)!
これ、ちょっとお得だと思います。手前味噌ながら。


さぁ、そんなロータス繋がりでもうひとつ。
先日ジュリエッタで我が家に遊びにいたした真北さんから
こんなお誘いがきました!


そう、ついに10回目を迎えるロータス・エラン・ミーティングのお知らせです。

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日時:2011年11月20日(日曜日) 11:00〜
場所:株式会社 愛和(www.eaiwa.com)
会費:3000円(昼食費、記念品、施設使用料)
   2000円(同乗者、同伴者:昼食付き)
申し込み/問い合わせ
ロータス・エラン・ミーティング事務局 担当:真北
e-mail:makita@birdland.jp FAX:03-3699-0616
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久しぶりのエラン・ミーティング、今回は都内開催ということで
関東近郊のエラン・オーナーの皆さんには集まり易い環境かと。
(中部、関西、東北組は大変かと思いますが……)

確かにやっと涼しくなって、イベントにはもってこいのシーズンになりましたからね!
今後も続報が入り次第、お知らせいたします!

ではでは。


2011.09.28 Wednesday

ヤマハのGT40の謎 続報




Motor Press
(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


以前、このモータープレスで鮒子田寛さん、見崎清志さんまで
巻き込んで盛り上がった、ヤマハのテストしたGT40/1077の話

見崎さんの記憶では、当時TEAM TOYOTA全員が鈴鹿でテストを行ったとの
ことでしたが、それを裏付ける貴重な資料が、これまたモータープレスでお馴染み
Bob日高さんから送られて参りました。

それがこれ!


おそらく当時の週刊プレイボーイ誌に掲載されたと思しき記事でありますが、
バッチリと鈴鹿でテストを行う、GT40/1077の様子が写っています。

日高さんからのコメントです。

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さて、フォードGT40が鈴鹿でテストランしているスクープ写真と云う代物が、
40年振りに押入れの奥から出て来ました。
 ヤマハ発動機袋井テストコースをテストランするGT40の写真を見た薄れた
記憶が有るのですが、残念ながらその写真は未だ見付かっていません。
ひょっとすると、他の場所に埋もれているかも知れません。
当時、ヤマハのワークスライダーが袋井で、GT40をテストしているとの
噂を聞いた覚えがあります。
その当時、ヤマハ・ワークスライダーのエースは本橋明泰さん、
ひょっとしてその噂のドライバーとは本橋さんではなかったのでしょうか。
 本橋さんは四輪を運転してもとても早い選手でした。

昔、私が高校生の頃(1966年〜1969年)、「平凡パンチ」、「プレイボーイ」、
そして「F6セブン」(エフ・ロク・セブン)なる週刊誌がありました。
これ等の週刊誌には、当時は若者の憧れの存在だった自動車や
モータースポーツに関する記事が、毎週の様に掲載されていました。
月刊の専門誌よりも早い報道、そして専門誌には無い
一種独特の記事が掲載されていました。

 「ザ・モーター」(ザ・モー)が出版される迄、
この三誌の報道にはそれなりの価値がありました。
 そして、山梨さん、橋本さん、新田さん(元・三栄書房 営業部長)が
これ等の雑誌にネタ提供しては仕掛けを張り、その結果ミニカー・レースが
陽の目を見る事となりました。
 オートスポーツ・トロフィー、ミニカー・フェスティバル、Esso RT、
これ等に強い影響があったのは確かです。

これ等の資料は、私の保管方法が悪く、然も既に40年の歳月が経過している為に
コンディションに問題があります。どうかご容赦下さい。

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この記事を読むと、

「日本GPでも顔なじみの某ファクトリー・ティームの面々が、交代でハンドルを握っている。時たまメカニックが助手席に乗り、計器類を積み込んでテストをくり返していた。(中略)わずか3時間足らずのテストだったが、その一端がうかがえた」

とあります。
まさに、鮒子田さん、見崎さんの証言通り。

そして現存するGT40/1077が、当時のヤマハ・カラーを忠実に再現している事も
ここに証明されました。

いやぁ、いつもながら日高さんありがとうございます。

そしてさらにこんな資料も!



これは、当時日本に上陸したもう1台の赤いGT40 。
1967年にコミネ・オートセンターが展示のためだけに、運び入れた個体です。

故 五十嵐平逹さんが、スーパーカー・クラシックス誌に書かれた記事によると
ほんの僅かな滞在期間で返却されたうえに、報道陣にも告知がほとんどなかったために
お披露目会に現れたメディアも少なかったとのこと。
今思えば、五十嵐さんがご存命の時に、こういった話も聞いておくべきでした。

ここに掲載したのは、そのコミネオートセンターが製作したと思われるパンフレット。
(Bob日高さん提供)
この個体は公道バージョンの4.7リッター仕様だったと言われております。
確かにナロートレッドなうえに、ワイヤースポークを履いていますね。


これはパンフレットの裏面。
本当は、この個体のシャシーナンバーも分かったりすると面白いのですが……。

ではでは。



2011.09.27 Tuesday

フォーミュラニッポン第6戦 菅生の裏話?

 

Motor Press(モータープレス)
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今日のモータープレスは、昨日お届けした
フォーミュラニッポン第6戦、菅生ラウンドのつづき。

我々PLANEX ハナシマ・レーシングのピットは1コーナーよりの
1番ピットだったのですが、隣りは名門ホシノ・インパル。
そこで面白いものを見られたので動画でアップです。

まず最初の映像。
日曜午前のフリー走行の時間を使って、ピットインの練習をするインパルの面々。
また、ピット端では走行中の各車がスタート練習をしている姿も見られます。


つづいて、↑ でお届けしたピット作業の練習をうけ
再度ピットインの練習をするインパルの皆さん。
さて、前回とどう変わったか分かりますか??


間違い探しみたいでしょう?
こうやって、コンマ1秒を縮める努力が舞台裏でも払われているのですね。
たまにはこういうのも面白いと思いません?

ではでは。


2011.09.26 Monday

フォーミュラニッポン&F3最終戦 菅生

 

Motor Press(モータープレス)
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昨日は、深夜1時に自宅を出発して日帰りで宮城県にあるスポーツランドSUGOへ。


久しぶりに、全日本F3選手権に出場しているPLANEX ハナシマ・レーシングの応援に
行ってきたのでした。それにしても、震災から半年あまり。
まだまだ復興にはほど遠い状況かと思いますが、こうしてレースができるような
環境になったのは喜ばしい限り。
そういえば、道中の東北道では沢山のヒストリックVWたちに出会いました。
このブログでもお馴染み、小池屋さんことVWの大家B滝さんのブログを見ると
西会津VW大集合ミーティングなるイベントが開催されていたのですね。

さて、話戻って全日本F3。
この土日に開催されたRd.14、Rd15、Rd16の3連戦でシーズン終了という
ことになるのですが、そんな最終ラウンドに現れた我らが山内英輝選手のマシーン、
なんか違うと思いません???


そう。実は月刊少年マガジンで連載中の曽田正人さんの漫画
『capeta』に出てくる、主人公カペタのダラーラF308と同じ
カラーリングに塗り替えられての登場だったのです。

といっても、実は漫画を読まないアタクシは、はじめてその存在を知った
次第なのですが、これがこれがビックリするほどスゴい人気。
パドックでもコースでもちびっ子から、オジさまたちまで
幅広い皆さんの写真攻めにあっておりました(笑)。

ちなみにこのカペタ号。PLANEX  COLLECTIONから、この年末に
1/43スケールのミニチュアカーが発売されるのを記念した
プロモーションの一環なのでありました。
でも、こういうレースの盛り上げ方もあるかも? と、
キラキラした子供たちの目を見て思ったのでした。


さて肝心なレースの方は、土曜のRd14こそ圧倒的な強さのポール・トゥ・ウィンを
飾ったものの、Rd15とRd16の終盤2戦はリズムに乗り切れず、
それぞれ4位、3位でフィニッシュ。

今年は開幕戦で優勝した勢いで、そのままチャンピオンに! と
期待していたところですが、超コンペティティブな今年のF3(面白かった!)
では、なかなかそう上手くはいきませんでした。残念。
でも、今年1年でドライバーとして逞しくなった山内選手。
これからも頑張れ!


そんな全日本F3選手権のNクラス(旧世代のシャシーにワンメイクエンジン)の
チャンピオンを獲得したのは、最終ラウンドで優勝して野尻選手を逆転した
NDDP RACINGの千代勝正選手!
涙涙の表彰台は感動ものでしたね。今季から監督を務める長谷見さんもこの表情!


一方、山内選手の参加するCクラスを制したのは
シーズン途中(!)から参戦したB-MAX ENGINEERINGの関口雄飛選手。
こちらも最終戦で安田選手を逆転で破ってのチャンピオン奪取となりました。

個人的にF3を現場で見るのは、約20年ぶり!
(だってジャック・ヴィルヌーブが走ってた時だもの)でしたが
一時期にくらべ台数が少ないながらも、非常にコンペティティブでドラマがあって
面白かったです。ぜひ皆さんも来年、一度は見に行く事をオススメします!

さぁ。このF3観戦記 恒例? のPLANEX ハナシマ 藤田直廣監督のツーショットシリーズ。
今回はこれ!


ピットが隣りどうしだった、TEAM IMPULの星野一義監督と、金子豊さん。
これまた70s&80sレースファンには涙モノのカットであります。


一方、フォーミュラニッポン第6戦は、スタート巧者のアンドレ・ロッテラー選手の
優勝という結果でございました。今まで5戦を消化(鈴鹿は中止になったので)して
ル・マンのために1戦を欠場しているにも関わらず、
3勝を挙げてランキングトップですから。さすがル・マン・ウィナー。横綱相撲。


一方、今季初ポールで意気上がるチーム・ルマンの大嶋選手(PLANEX号)
は残念な6位フィニッシュ。


しかしながら、J.P.オリベイラの失格でティームメイトの石浦選手は
2位入賞でございました。

いやぁ、しかしながら往復750kmの日帰り強行軍は疲れました。
今日はもうヘロヘロ。


2011.09.24 Saturday

エンスーな週末の昼下がり

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



この3連休は、打ち合わせがあったり、溜まった仕事を片付けたりと
コツコツな日々。そんな折、コメント欄でお馴染みelan+2さんこと、
アートディレクターの真北さんから、「ちょっとエス見に行ってもいいですか?」
とメールが(以前、エラン・ツーリングでご一緒して以来でした)
ええ、どうぞどうぞとお待ちしていたら……


エラン+2……ではなく、もう1台の愛車である
愛車アルファ・ロメオ・ジュリエッタで真北さん登場。
おおーーーーー!
地味な住宅街に咲いた一輪の華。
ご近所の皆さんが全員出てきたのはナイショです(笑)。

この真北さんのジュリエッタ、過去にカー・マガジン誌で安東編集長がインプレを
したこともある、アルファ筋の皆さんの間では有名な個体。
キャッパリーニがプロデュースして仕立てた1台ということで
カムを街乗りのためにストリート用に戻しても
3000r.p.m.以下は使い物にならないのだとか。いやぁオトコらしい。
しかしながら、華麗。さすが、アルファ。


でもって、お互いの愛車を眺めたり、助手席インプレしたり……。
いやぁこーゆーの久々だなぁ。
ご近所の奥様たちにはまったく理解できない光景みたいでしたが
幸せでした。はい。

うちのエスロク君はまだ名変が終わっていないので
一通り落ち着いたら、有志でツーリングなんかにも行きたいですね。なんて。

真北さん、また遊んでください。

さて、そんなエスロク君。
水面下では……。


欠品だったホイールキャップを手に入れたり。
(これからコツコツさび落としとかしていこう。それもまた楽し)


ホンダ ツイン カム クラブの杉田会長から、な、なんと
エスロク用の5穴ホイールを譲っていただいたり!


おなじみQED JAPANのケン鈴木にマスターシリンダーのO/Hをしていただいたり。
実はナニゲに進展していたりします。

いやーーー、旧いクルマって楽しいなぁと
ともすればここ数年忘れかけていた感動を取り戻す日々。

なんかズブズブとエスの魅力にハマっている気がします。

てなわけで(?)僕はこの後、全日本F3選手権の最終ラウンドが開催されている
仙台は、スポーツランドSUGOへ(もち自走で)旅立ちます。
我らがPLANEX ハナシマ・レーシングの山内英輝選手は今回、

金曜の練習走行もトップタイム。
土曜のRd14も独走優勝と絶好調!
明日のRd.15 & Rd.16のダブルヘッダーもこの調子で
突き進んで欲しいですなぁ。

それでは行ってきます。菅生の模様は次回のMPにて!
ではでは。



2011.09.22 Thursday

COPPA DI KOUMI Autunno 2011 Part4



Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



おはようございます。
昨日の台風は大丈夫でしたか? (東北以北はまだ今日の出来事ですが)
僕は昨日、帰宅困難者の群れのなかにおりまして
夜8時すぎなのに、恵比寿駅で改札から山手線に乗るまで1時間以上という
惨状を経験しました。あれほど家を遠くに感じた事はなかったです。
そういえば3.11の時は千葉から川崎まで15時間自走して帰ったんだった……。

というわけで、気を取り直してコッパ ディ 小海です。
ちなみに11月23日にはコッパ ディ 東京も開催されますので
東京界隈の皆さんにもこの雰囲気を味わっていただけるのではないでしょうか??

さて、小海といえば小排気量車の宝庫。


この1949年式のシアタ・アミカなんてステキ。
こんな可愛らしい姿をしていますが、シャシーはチューブラーフレーム。
エンジンはトポリーノのOHVをベースにシアタ・チューンのヘッドを
載せた本格派なのです。当時10台ほどが生産されただけと言われる希少車です。


幌を閉じた姿も可愛らしい。
数年前にコッパ ディ 小海で見かけた時は、ホイールキャップが付いていなかった
記憶があるのですが、付いた姿は小さいながら、なかなかエレガントであります。


そしてこのエンブレムも良い。こういうところは、イギリス車にはないセンス。


さらにこのテロンとした質感のメーターまわりにヤラれました。
良ーく見ると、文字盤にはちゃんとSIATAって文字が描かれています。
イグニッションキーもいい感じです。


おおーフィアット600、500、850スパイダーと並ぶ光景も良い!
特に600は、オカピー著 『ル・コルビュジエの愛したクルマ』を読んでから
気になっている1台なんですよね。オリジナルで乗っても、
イジって乗っても楽しそうだし、動力性能的にも十分イケそうだし。

……と、通り過ぎようと思ったら。


ん? なんですかこれは。


あ、よく見るとルーフにパトランプが付いている。
CARABINIERIって、イタリアの国家憲兵でしたっけ?

そういえば、昔のJ=L.ゴダールの映画にカラビニエって作品がありましたね。
ゴダールらしい、荒唐無稽ながらアイロニーの効いた映画でしたが
……あ、話がそれました。


へぇ〜と感心しつつ、リアウインドーを覗いてみたら、こんな元ネタが。


いやぁコレには参りました。最高にお洒落。
しかもちゃんとパトランプは光るし、パララ、パララ(上手く表現できずにゴメンなさい)
と、独特なサイレンも鳴る!

会場に詰めかけていたちびっ子も喜んでましたね。

個人的にもこういう楽しみ方もあるのか! と目からウロコでございました。

そうそう、そういえば去年のグッドウッド・リバイバルの朝。
オートバイのオーナーによるパレードが行われるのですが、
確か昨年のテーマが、ミリタリーと、ロッカーズだったのですね。

で、ロッカーズのいかにも昔は悪かった……と思われる
オジさま、オバさまを乗せたノートンやトライアンフがバリバリと
パレードすると、その後ろから……


パトカー愛好家の皆さんがサイレンを鳴らしながらパレードするのです。
こういう洒落っ気があると、イベントも深みが増しますね。
そんなことをフト思い出した、フィアット500カラビニエリでございました。

ではでは。



2011.09.21 Wednesday

COPPA DI KOUMI Autunno 2011 Part3


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皆さんこんにちは。
グッドウッド速報に押されてしまったコッパ ディ 小海の続きです。

その昔、コッパ ディ 小海といえばイタリアの虫! と言われた(?)ほど
1940〜60年代のイタリアン・ピッコロレーサーたちはこのイベントの顔。
今回も色んなクルマたち(ほとんどが顔なじみではありますが)が
参加しておりました。その中で個人的に好きなのがコレ。



モレッティ750S LM。
LMの名のとおり、イタリアの小さなコンストラクターのひとつ
(とはいえ、魅力的なロードカーも色々出しているから、それなりの規模だけど)
だったモレッティは、自社製作のレーシングカーで地道にル・マンに出場し続けた
愛すべき職人集団でもありました。



個人的には、このミニ450Sというか、ミニ500TRのような
超ロングノーズ&ショートデッキのスタイルが好きなのですよ。
750ccでも立派にレーシングスポーツしてて。


で、ボンネットを開けてビックリ。
もの凄いフロントミドシップなのです、これが。
ガッツリ寝かされたラジエーターといい、相当真面目に作られているのが分かりますよね。
これだけでジーンときちゃうなぁ。



しかも、この自社製の直4ツインカムユニットも美しい!
ちなみに手元の資料だと、ル・マンにおけるモレッティの出走歴は1955年から。
1955年には2台そろってDNS(Do not start)という記録が残っています。

なんでもスタートに間に合わなくて失格! ということらしいのですが……。



この750S LMのスタイルは、56年出場車と同じものだと思うのですが、
ちなみにその年のル・マンでは、無事スタートするも2台そろって
イグニッション・トラブルでリタイアとなっています。

残念! このようにコックピットまでカッコは良いんですけどねぇ。



そしてもうひとつ心に刺さったのは、このデ・トマゾ・ヴァレルンガ。
ポルシェ356フリークにはお馴染み、鴨川の鈴木さん(カモスズさん)が
長年入念なレストアを施し、完成に至ったという1台。



さて、このヴァレルンガ。1964年のトリノ・ショーで発表された
市販ミドシップGTの祖といえる存在。

シャシーはスティール製のバックボーンフレームで、
エンジンはコーティナ譲りの1498ccフォード116E OHVユニット。
ギアボックスはヒューランド(ケースはVWビートル)でした。

※なーんて知ったフリして書いたら、コメント欄のカモスズさんの言葉のとおり
  なんと、ヴァレルンガのエンジンは120Eで、ギアボックスはVWのまま!  
  だと言うのです。すいません生兵法は怪我の元です。はい。
  しかし、知らない事ばかりですね。もっと勉強します。
  というか、詳しい方ぜひ色々教えてください!


生産が始まったのは1965年から。
一説では53台が生産されたといわれています。


そんなウンチクはともかく、ヴァレルンガ最大の魅力といえばその美しさ。
デ・トマゾの作るクルマたちって、人を惹き付ける独特の美意識で貫かれていますよね。
僕は、この角度が好き。



同じバックボーン構造でありながら、ロータスとも、アルピーヌとも違う
機能美の息づくコックピット。
そういえば、デビュー直後にニューヨーク近代美術館がヴァレルンガに賞を贈った
なんてエピソードがありましたよね?


あと、これも好き。
1965年型マセラティ・シーブリングSr.2。
3500GTをベースとした2+2のGTで、直線基調の美しいボディは
カロッツェリア・ヴィニャーレの手によるもの。

個人的にはピエトロ・フルアがデザインしたミストラルも
捨て難いものがありますが……。シルバーに赤内装の組み合わせは
このシーブリングにとっても似合っていて良いなぁとホレボレ。

ということで、今日はこの辺で。
でもまだコッパ ディ 小海で見かけたクルマたちシリーズは続きますよ。

ではでは。










2011.09.20 Tuesday

速報 GOODWOOD REVIVAL Part4

 


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いつになったら、コッパ ディ 小海の続きをやるんだ?
というツッコミを受けつつ、今日も英国特派員藤原コウゾウさんから
届いたグッドウッド最終日の模様をお届けしましょう。

まぁ、個人個人で意見は分かれるかもしれませんが
やはりグッドウッド・リバイバル最大の華といったら、1960年から64年の
GTカーによって競われる60分耐久レース、RAC TT セレブレーションでしょう!



数多くのスタードライバーが、超スペシャルカーとともにガチンコでレースをするという
日本じゃとても考えられないこのレース。
日曜日に行われた決勝レースのスタートシーンはこの有様。
昨年、最終コーナーで観戦してたときは、ハッキリ言って全身に鳥肌が立ちました。

毎回、大きなクラッシュがあったり、いろいろ荒れ気味のレースが多い
RAC TTですが、今年はなんと……


レース途中から雨。でもコブラを追う250GTOのバックショットは美しい。


でも雨……というか土砂降り。ゲリラ豪雨。
あーーー! これはアストン・マーティンDB4GTザガート"22XKX"じゃないか!
小林彰太郎さんらの手によって日本に上陸を果たしたこともある
我々には馴染みのある個体ですね。

しかし、すごい雨。


……ということで、60分のレースは短縮終了。
優勝したのは、トム・クリステンセン/ケニー・ブラック組(なんとも豪華な!)
のデイトナ・コブラでありました。


以前ちょろっとご紹介した、ファンジオ・トリビュートランもご覧のような
大雨の中、強行された様子。
こんなコンディションでも、こうした個体を、レジェンドたちの手に委ねて
走らせちゃうなんて、それもスゴい話。

さて。そんな今年のグッドウッドですが、個人的にピコーン! と来たのは
ベレットが話題沸騰のセント・メリーズ・トロフィでも
ロータス27(!)が3台もエントリーしたチチェスター・カップでもなく……


大量のエルヴァやロータス23がエントリーしたマドウィック・カップ。
昨年はロータス17とか、ポルシェ550とかが走っていましたが
今年はミドシップ一色。

いやぁ、これだけ揃うと気持ち悪い(笑)。
いえいえ、この中にそっと混じって走りたくなりませんか?

やっぱ行けば良かったかなぁ?
来年は必ず行こう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あとひとつお知らせ。
元GPX編集長であり、現STINGER編集長の山口正己さんが
ROSSO×ROSSO FORZA! GIAPPONEという震災チャリティイベントを
10月10日〜11日にかけて東京 uraku AOYAMAにて開催します。

●開催概要
◆フェラーリF1オフィシャルカメラマンを中心とする各国気鋭カメラマンの作品50点を展示(予定)
◆Yahooオークション並催チャリティオークション(展示写真やレーシングアイテムなど)
◆展示予定アイテム:フェラーリ関連スケールモデル/レーシングアイテム
◆主催:[ROSSO×ROSSO]実行委員会 
◆協力:uraku AOYAMA
◆チャリティ参加料:1,500円(予価)

しかも11日にはフェラーリF1モーターホームのシェフによる
スペシャルランチも開催されるとか。詳細はHPにて!



2011.09.19 Monday

速報 GOODWOOD REVIVAL Part3

 

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おはようございます!
英国特派員藤原コウゾウさんからグッドウッド最終日の模様が
入ってきたのですが、まずは吉報から!

1960年代の1.5リッターF1で競われるグローバー・トロフィーに
ロータス25R4が念願の優勝を飾りました!


ドライブしていたのは、名手アンディ・ミドルハースト。
昨年は終盤までトップを快走するも、リチャード・アトウッドのBRMに
やられただけに、嬉しい初勝利となりました。


しかしながら、ウエットで競われたのですね。
今年のグッドウッドは結構難しいコンディションだったようです。


グッドウッド・スタイルでピットを歩くのは
クリス・ディナッジ(左)、クライブ・チャップマン(中央)
そしてこの25R4のオーナーであるジョン・ボウワー。


CTLの生き字引。1960年からティーム・ロータスでメカを務めた
ボブ・ダンスもこの表情。そりゃあ嬉しいでしょう。


セレモニーのあと、パレードラップに出るアンディ。
今年のグッドウッドはCTLにとって最高な結果となりましたね。
(フェスティバル・オブ・スピードではダン・コリンズの88Bがトップタイムだったし)

ではまたこの続きはあとで。







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