2011.11.30 Wednesday

MOTOR SHOW!

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


さて、今日から東京ビッグサイトを舞台に
第42回東京モーターショー2011のプレスデイが開催されます。

前回はリーマンショックの煽りを受け、沢山のメーカー
(特に輸入ブランド)が撤退を決め、非常に寂しい内容となってしまったのが
記憶に新しいところですが、果たして今年のショーはどうか?

© JAGUAR CARS


世界中を虜にするような、艶っぽいスポーツカーが現れるか?



© Ford Motor Company


度肝を抜くコンセプトカーが現れるのか?



© BMW AG


それまでの常識を覆す、画期的な実用車が現れるか?




それとも、クルマ好きの心をつかんで離さない、エンスーちっくなクルマが出るか?


いずれにしろ、この目で確かめてきたいと思っています。

それにしても、こうして見ると昔のショーはアナログとはいえ

なかなか魅力的ですね。


まぁ、すでに各メディアで何が出て来るのかはほとんど分かっているからなぁ。

仕方がないこととはいえ、事前発表ってもう少しどうにかならないものですかね?

なんかあんまり公になりすぎちゃうと、ショーに行くテンションが落ちるんだよなぁ。

(僕だけ?)


じゃあ行ってきます!


ではでは。




2011.11.29 Tuesday

46th SHCC MEETING at OISO

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


いやぁ、最近は毎週のように全国各地でイベント続きですね(良い事!)。
先週末もその例に漏れず、盛りだくさんだったのですが、
その中で僕は日曜に大磯ロングビーチ駐車場で行われた
恒例のSHCC(湘南ヒストリックカークラブ)ミーティングにお邪魔してきました。


日曜は、ポカポカと暖かく風もない絶好のジムカーナ日和。
なんでも今回は90台近いエントリーを集めたのだとか。
さすが、ヒストリックカージムカーナの老舗。
確かにサーキットやラリーはちょっと重くて……というオーナーには
手頃に一汗かける、絶好の舞台ですもんね。

そんなエントラントの中でひと際めをひいたのがコレ。

おおー後期型2000GTだっ!
現役当時から、ジムカーナは苦手……だった2000GTですが
まさか、この大磯を走るなんて。
いやぁ、そんな事ないでしょ。と思っていたら……。


わ、走ってた。
でもやっぱホイールベースの長い2000GTには
今回のタイトなコース設定は辛かったみたい。
でも、こうやって多くのギャラリーの前で走る姿を披露してくださった
オーナーに拍手! ギャラリーの皆さんからも、おお〜ってため息漏れてたし(笑)。


そしてもう1台、ズキズキと心に刺さったのが、
永澤さんが持ち込んだ、トヨタS800。
すんごいキレイ。しかもここまでオリジナリティの高いクルマって
なかなか出会えませんもんね。ステキ。


しかもこのヨタハチ、貴重な最後期型ということでさらにレア。
そしてこのオリジナリティ。まるでコンクールコンディション。
しかもしかも、な、なんとFOR SALEなのだとか。欲しい。


また会場では、こんな懐かしいクルマと再会。
新しいオーナーの元で、とっても可愛がっていただいているようでなにより。
(環境はウチの百倍くらい良いもんね)でもちょっと里心がついたりして(笑)。


お! これはこれは、春のエラン・ツーリングでお世話になった新谷さん。
もはや分身! といっても過言ではないエラン・レーシングでエントリー。


そして、フィアット128……と思ったら
フィアット・ジャンニーニ128NPラリー!!  これはスゴい。
サイドレターにジャンニーニの文字を見つけるまで、フツーの128ラリーだと思っていました。
こんなスゴいクルマがいるんだなぁ。世界に現存何台なんだろう?


こちらは、SHCCミーティングの顔! ともいえる日野コンテッサ900。
街やイベントで見かける事もほとんどないのに、今でもこうして
モータースポーツイベントに現役で参戦し続ける貴重な1台。


これも良いなぁ。ラリーモディファイが施されたヒルマン・インプ。
インプってノーマルの姿はすごいシックなのに、こうしてイジると途端に
凛々しくなるんですよね。そのギャップが好き。


こちらも常連のモーリス・ミニ・クーパーS。
品川5のシングルナンバーにご注目。何時見てもキレイな個体ですね。


個人的には、この小排気量3兄弟の光景に和んだりして。
ちなみに真ん中のAKは速かったなぁ。というか、貴重なAKでジムカーナなんてスゴい!


さて、ここからは駐車場の光景。
毎回、エントラントのクルマ以外に駐車場のクルマも見所が多い事で有名? な
SHCCミーティングですが、こ〜んなキレイなシングルナンバーの
オースティン・クーパーSを発見。カッコイイ。思わず家のミニ太君も
先祖帰りしたくなるほど。


そしてすんごいキレイなKE15 スプリンター!
しかも相模5というシングルナンバー。これは美しい。
余談ながらウチの親爺は、ヨタハチ→KE15という車歴から始まったそうな。
あ、関係なかったですね(笑)。


そして以前、取材でお世話になった静岡のHさんはこれまたキレイなDSで登場。


そしてアセプトジル・カラー(渋い!)のA110!
そもそもGr.4仕様ってだけでもカッコイイのだけれど、それがブルーのアルピーヌカラー
ではなくて、アセプトジルだってところにノックアウト。

このクルマの周りだけは、駐車場だっていうのにいつも人垣ができてましたもんね。
いやぁ、いいもの見せていただきました。

ではでは。








2011.11.28 Monday

4a COPPA DI TOKYO 2011 Part3




Motor Press
(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



3回にわたりお送りしてきた4a COPPA DI TOKYO 2011の模様も
これで一応最終回。今回は個人的に印象に残った
エントラントの皆さんのクルマたちをご紹介していきたいと思います。


今回、なにはともあれ度肝を抜かれたのが
1936年型ベントレー・ペーシイ・ハッサン・スペシャル。

ビル・ペイシ―がベントレーの名エンジニアであるウォーリー・ハッサンに
依頼して作り上げたシングルシーターモデルで
ベースになったのは、1924年式の4 1/2リッター。

デビュー戦となった1936年のイースターミーティングでは
117.48mphを記録して見事にデビューウィン。
その後もゴールドスタートロフィで優勝したほか
ブルックランズで周回速度記録を樹立するなど、戦前の英国レース史を飾った
国宝級といって良い1台なのであります。

実は今年の小海にも出場されていたのだけれど、
土曜のみの参加だったために見る事ができなかった1台。
いやぁ、逢えてよかった。


意外? にコンパクトな4気筒ユニット。ちゃんとフロントミドになっているのですね。


こちらは、1947年式のフィアット・トッポリーノ・ザガート・パノラミカと
1959年型フィアット・アバルト750ザガート・セストリエーレ。
ルーフがダブルバブルになっていないのに注目です。このスタイルもカッコイイ。


1947年式のスタンゲリーニ1100S。
この時期のスタンゲリーニというと、グリルの中にライトを偲ばせた写真も
多く見かけます。レーシングスポーツの過渡期! ってスタイルが好きだなぁ。

手前のクルマは、フィアット1100をベースとしたロンバルド1100S。
1955年に製作されたモデルでフロントが流麗な曲線のデザインなのに、
ボディ後半は比較的直線的でしかもコーダトロンカという、非常に面白いデザイン。


1955年型のランチア・アウレリアB20 GT Sr.2をドライブするのは
割烹 久田の久田雅隆さん。ご無沙汰してます!


そしてまた貴重なヒストリック・ランチア。
濃紺のボディカラーがとってもシックな
1959年式ランチア・アッピアGTE ザガート。


ヴィンテージ・ジャガーのスペシャルショップとして
知らない人はいない(と思う)ジャガリアの後藤さんは、
愛車1965年式ジャガーXK-E Sr.1 4.2 fhcで参加。

この艶やかさ! 

いやぁ、個人的にクーペの4.2が理想なだけに、この美しさには痺れました。
「でもこれだと、コンディション的には上の下かな?」
とは後藤さん。いわく、これ以上のコンディションになると
逆に気軽にイベントなんかで乗れなくなっちゃうのだとか。なるほど。
はぁ(ため息)。


日本の、いや世界のヴィンテージVWショップの頂点といっても過言ではない
FLAT 4の小森さんは、これまたご自身のトレードマークというべき
トライアンフTR3Aで参加。

ちなみにこのクルマのハードトップは純正品ではなく
その昔、小森青年のオーダーをうけ、職人さんが見よう見まねで作ったという
ワンオフ品。なんとリアガラスはダットサン1000のもの!
いまや純正品より、こっちの方が歴史的意味も含めて貴重かも。


ミニカーの多いコッパ ディ 東京にあって、チンクェチェントは一大勢力を誇る。
個人的にはメタルルーフに赤いストライプが特徴の500スポルトと
コッパ ディ 小海にも出場していた福田さんのカラビニエリに萌え。
今回もイタリア国家憲兵になりきっての参加で、見事ベストドレッサーを受賞!


バブルキャノピーが眩しい、1958年型のFMR KR200。
(メッサーシュミットAGは1957年にFMRへと社名変更してるのだ)
余談ながら、このキャノピーをもつモデルはKR200。
キャンバスの幌をもつオープンモデルはKR201といいます。
(と思ったら、両方ともKR200なんだそうな。詳しくはコメント欄参照)

それはともかく赤やオレンジの多い”メッサー”にあって、
このグレーのカラーリングはかなり新鮮。
個人的には子供の頃、近所の横山ホンダに放置してあったKR201を見て以来
『いつかは買うぞ』リストに入り続けている憧れの1台でもあります。


このイベント、会場近くに停められたギャラリーのクルマも中々。
これは初期型のアウトビアンキA112アバルト。
フェンダーといい、ホイールといい、カラーリングといい
すべてがグッドセンスの1台。タイヤもよーく見るとダンロップレーシング。
ペイントされたサイドレターがまた良い。



こちらもギャラリーの方? の1台。
モデル名は分からないのだけれど、イタリアのルーミのスクーター。
なんとリアは片持ちアーム! そしてイカすデザイン。ステキ。
ちなみにルーミって戦時中は潜水艦作ってたメーカーだったはず。


夕方になって、ヴィンテージ・ベスパと、ヴィンテージ・ランブレッタ等の皆さんが
会場をパレード! これまた憎い演出!! あま〜いカストロールの匂いに酔いしれて
楽しい休日は幕を閉じたのでありましたとさ。

ではでは。





2011.11.25 Friday

4a COPPA DI TOKYO 2011 Part2

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



おはようございます。
今日はコッパ ディ東京のつづき。
我らがエスロク君のお話です。


コッパ ディ 東京は基本的に外国製のヒストリックカーを主体としたイベントですが
主催の岡田さんに無理をいって仲間に混ぜてもらったエスロク君。

ガレージイワサさんに入院中、リアハブまわりのオイル漏れに関しては
大事に至らず(経過観察?)で済んだのですが
そのかわりウォーターポンプからの水漏れが発覚。修理をしていただきました。

一方、留守中の間になんとかホイールキャップの磨きも終わり
コッパ ディ 東京には初めてキャップつきの姿で登場。
牛歩戦術並みにコツコツ手を加えてます(笑)。


イベント前日には、ちょろっとエンジンルームも磨いてみたりして。
ん? 違いがあまり分かりませんね(涙)。
そのほか、専用のプラグレンチを賈ってプラグ外してみたり
(良い焼け色でホッ)、各配線の接点を磨いてみたり……。

そうそう、イワサさんでマスターシリンダーのブーツも付けてもらいました。
これで見た目だけは、一人前??


ということで、無事にスタートを切ったのですが、今だから正直にいうと
アタクシ、久々のレギュラリティランをナメておりました。

ま、都内を60km程度走るだけだし、ひとりでもなんとかなるだろう……と
思ったのが大間違い。まず走り出してしばらくしてから、
オドメーターが狂ってるのが発覚(気づかなかった……)。

そして、なぜか湾岸方面には白黒関係の皆さんが多くいらっしゃって
な〜んか気が散っているうちに数回ミスコース。
600ccだと、皆さんのペースについていくのも結構しんどくて、
途中で心が折れて(軟弱な!)ショートカット。

これは途中、後楽園すぎで集団に再合流したときのワンカット。


これは早稲田大学前に設けられたスタンプポイント。
途中をすっ飛ばした身でエラそうなこと言えませんが、コース設定といい
ところどころのチェックポイントといい、
あー都内でも結構楽しんで走れるのね! と発見する事多数。

もちろん競技に集中するのも良いですが、ちょっとした
ツーリングを気取って参加するのもアリだと思いますね。ええ。


迎賓館のあたりは、もうすっかり木々が色づいていたりして……。
気温的にも暑すぎず、寒すぎずって感じでまさに旧車日和。


という感じで、約3時間のラリーは終了。
出る前は、途中で止まっちゃったりしないか、結構ヒヤヒヤだったのだけれど
水温が上がる事もなく、無事にゴール(完走じゃないけど)。

エスロク君とのランデブー、楽しかったな。

ただその一方、件のオドメーターの件とか
チェーン周りのノイズとか、途中でちょっと谷のある吹け上がりとか
いろんな課題が見つかったのも事実。
ま、これもある程度距離を走ったからこそ見えたモノですから
いずれにしろ出て良かった……というのが正直な完走でございました。
(結構沿道の皆さんにもエスロク君人気だったし)


参加された皆さんお疲れさまでした。
次回は他のエントラントの皆さんのご紹介をさせていただければと
思っておりまする。

ではでは!




2011.11.24 Thursday

4a COPPA DI TOKYO 2011 Part1

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



昨日のこと。東京・汐留のイタリア街を起点に
1DAYのヒストリック・レギュラリティラン、
"コッパ ディ 東京”が開催されました。

今回で4回目を迎えるコッパ ディ東京。
小海(今年は9月でした)をはじめとする、コッパ ディ〜シリーズの中では
歴史の浅いイベントではありますが、東京都心を舞台にたった1日で
気軽に楽しめるというお手頃感がウケて、この日も80台を越える
エントラントを集める盛況ぶりでした。


スタートも朝10時と、比較的ゆったりとしたスケジュールのため
会場は御覧のような人だかり。
エントリー車輛も、この1924年型ブガッティT13ブレシアから
1975年のシトロエンSMまで、バラエティに富んだ顔ぶれ。

走行距離も60km程度ですから、小排気量のクルマたちにも
優しいイベントですね。初心者にもオススメかも。


また、汐留のイタリア街のこじんまりとした雰囲気と
ヒストリックカーがマッチしていいのですね。

そもそもこのイベント、比較的イタリア車の多いイメージがありましたが、
今回は英国車も多かったかも(戦前モノがちょっと少なかったかな?)。

また、都内で気軽に楽しめるためか、他のイベントでは見られないクルマが多いのも特徴。
特にメッサーシュミットや、イセッタがこれだけ出てくるレギュラリティランは
他にはないですからね。バブルカー好きは必見。


個人的には、この名古屋から自走でやってきたという真っ赤なSMにハッとしました。
なんかこの光景だけ見ると、渋滞中のパリの大通りに路駐されたSMって感じしません?


もちろん、このイベントのボスは
名古屋の自動車雑学殿堂ガレリア・アミカ主催の岡田さん。
今回もお世話になりました。

ちなみにスタート時恒例の岡田解説もファンが多いですよね。


おお! 津々見友彦さん発見!
なんでもお知り合いが出場されているので応援にいらしたのだとか。

そういえば先日のJAF GP内で行われたレジェンドカップで
見崎清志さんと好バトルを繰り広げた津々見さん。
ぜひ、今度は出場してくださいよ! とお話したら、
タイムラリーの類いは苦手なんだとか。さすが生粋のサーキット人なんですね!


ちなみにアタクシも末席ながら、エスロク君とともにエントリーして参りました。
果たしてその顛末は……?

ということで、コッパ ディ 東京で見かけたクルマたちや、エスロク君の動向などは
また次回のモータープレスにて。

ではでは。




2011.11.23 Wednesday

PORSCHE MOTORSPORT NIGHT

 


Motor Press(モータープレス)
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今日(もう昨日ですね)は、恵比寿のウェスティンホテル東京で開催された
ポルシェジャパン主催のPORSCHE MOTORSPORT NIGHTに行って参りました。


「でも、ポルシェのモータースポーツ活動とナンにも関係ないじゃん」
と、多方面からツッコミが入りそうですが
今年のモータープレス的流行語大賞も「ソリチュード・リバイバル」に
決まった事ですし(いつだ?)、まぁ良いじゃないですか。
 
いやホント、呼んでいただきありがとうございます。

この会は、カレラカップやスーパーGTなど、今シーズンの
ポルシェのモータースポーツ活動を締めくくる、恒例行事。
各カテゴリーの表彰などなど、様々な催しが行われるのであります。



会場には2012年モデルの911 GT3Rの姿も。
いやぁ、どんなカテゴリーでも闘うポルシェが無条件でカッコイイのはなぜだろう。

きっとそのうち新型911(991)ベースのコンペティションモデルも登場するのでしょうね。
挨拶の席でポルシェジャパンの黒坂社長が仰っていましたが、今回新型の
ホイールベースが100mm延長された理由は、居住性の向上云々よりもまず、
モータースポーツ部門からのリクエストだった! というのですから。

なんかそそるエピソードですな。


ちなみに会場の中はこんな感じ。
様々なアトラクションもあって、3時間近いプログラムは
あーーーーっという間に終わってしまいます。

日頃、なかなかお会いできない皆さんともお話できたりして
有意義なひとときを過ごして参りました。はい。


会場では、1年間サポートしたスポンサー各位の紹介から
各カテゴリーのランキング上位の皆さんの表彰までが行われたのですが
表彰式のプレゼンターとして、ナマ杉本彩が登場。

おおー。

そして幸運にもツーショットを撮れたり、握手できたりした方もいらっしゃったのですが
それはまた個々のブログなりフェイスブックなりで公開されるのではないかと……。


もちろん、お料理も大変美味しゅうございました。

……ということで、今日は朝からエスロク君とともに
汐留イタリア街を起点に開催される、コッパ ディ 東京に行って参ります。
そのレポートはまたこのモータープレスにて。

ではでは。




2011.11.22 Tuesday

大久保力さんのレーシングホイール

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



今、我が家で物議を醸しているモノ。
それは……


バカでかいマグネシウム製(一部アルミ?)のホイール。
昨日、空いた時間にせっせと掃除してみたのだけれど、
なにせ旧くて粉ふいたようなホイールなので、あまりキレイにはならない。
一体どーしてこんなモノ持って帰って来るの! と奥さんは呆れ顔だけれど
このホイールを僕に譲ってくださったのは、なんとこの方。


大久保 力さん!
東京オトキチクラブの一員として2輪の世界に入り、トーハツのワークスライダーに抜擢。
4輪に転向後はスバルのワークスドライバーとして第2回日本GP T-1クラスで優勝。

その後フォーミュラレースに進出し
1971年のマカオGPでは、ブラバムBT23アルファ・ロメオ
(本来マクランサ・クサビに載る予定だったコンレロチューンのGTAエンジン!)
を駆って、2位入賞を果たした経歴の持ち主。

いまはジャーナリストとしてもご活躍されている、日本レース界の語り部であります。

(1971年  日本GP ブラバムBT23  photo:lotus 49 ford

なぜ、突然大久保さんなのか? 

それは今年のはじめ、このモータープレスで渡辺一の個体をはじめとする
日本に輸入されたロータス41を調べていたときに、以前大久保さんが乗っていた
ロータス41の素性を不躾にも直接お聞きしたのがはじまり。
(上の写真は、そのやり取りの際にlotus 49 fordさんに送っていただいたもの)

その後、何度かメールをさせていただいたのをきっかけに
先日、念願叶ってお宅に遊びに行かせていただいたのでした。

そんな大久保邸での出来事は、またどこかでご報告させていただければと
思っているのですが、このホイールはその帰りに
「良かったら持ってって!」とお土産として(?)いただいたものなのでした。



「これはその昔、ブリヂストンがCan-Am用のタイヤを作ろうとしたことが
 あって、そのときに使ったホイール。結局作れなかったんだけどね」

とは大久保さんの弁。

そ、そんな貴重なモノを……と恐縮しつつ頭に浮かんだのは、
昨年富士でex タキ・レーシング・ティームのローラT70を取材させていただいた時に
長谷見昌弘さんから伺ったエピソード。


「カンナムに出てみて、海外の連中とは腕よりも、タイヤが違って勝負にならないのが
 分かった。でもそれをBSの人とか、瀧進太郎さんに分からせるのが大変だったんです。
 だから強烈に僕が訴えたわけ、お願いだから向こうのタイヤを買ってくれと。
 瀧さん買わないなら僕が買うからって。結果的に瀧さんが終わってから
 アメリカのティームからグッドイヤーかファイアストンか、ホイール付で
 ワンセット買ったんですよ」

大久保さんの話を伺った時に、あ、これはそのときにBSが手に入れたCan-Amカーの
ホイールなんじゃないかと! 思ったのであります。


そこで気になるのが、このホイールの正体。
一体何のマシーンが履いていたものなのか?

でも家に持ち帰って測ってみるとリム径は15インチなのだけれど、
なんとリム幅が18インチ! もある。すっげぇ太い。

一応、68年の日本カンナムを走ったマシーンを調べてみたのだけれど
どんなに幅広のホイールでも15インチがいいところ。

そもそも当時18インチ幅のホイールを履くレーシングカーなんて
この日本に存在したのだろうか……?


……と、しばらくホイールを見ながら考えていたのだけれど、
なんかこの5スポークのデザインに見覚えがある気がする。


あ、日産R382だ!

そこで檜垣和夫さんの
SPORTSCAR PROFILE SERIES 5『プリンス/ニッサン』(二玄社 刊)を読んでみたら
R382テストの初期段階では、ブリヂストンのタイヤも試されたとある!
(実際のレースでもヘビーウエット用のみBS製が用意された)

おおー! もしやこれはR382のホイールか!! と飛び上がってみたものの
R382のリアホイール幅は15インチ……。

が、しかし。幻に終わったR383のリアホイールって、R382と
ほぼ同じデザインで18インチ幅だったりするんですよ……まさか!……ねぇ。

いずれにしろ、このホイールは上に天板でも乗っけて
仕事部屋のサブテーブルにでもしようかと思っております。
大久保さん、本当にありがとうございました。

ではでは。



2011.11.21 Monday

10th Anniversary LOTUS ELAN MEETING!

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


本来なら週末土曜に都内で行われた
モータープレスでお馴染みミラノ在住のジャーナリスト&コーディネーター
野口祐子さんの大お誕生日会にお邪魔する予定だったのですが
子供が急に熱を出してドタキャン(すんません……)。

フェイスブックなどでの皆さんの投稿を見ると
今年もすごくエンスー濃度の濃い誕生会だったようですね!
行きたかった……、祐子さんごめんなさい。
そしてお誕生におめでとうございます!

そして明けた日曜。
前日の荒天とは打って変わって、暖かい行楽日和となりましたが
ウチの子供もケロっと嘘のように回復したので
当初の予定通り、新木場で行われたロータス・エラン・ミーティングへ。

しかーっし。元オーナーとなってから油断していたせいか
道路も空いていたのでゆっくり目に家を出たら、な、なんと
首都高3号線で3台絡みの事故発生→大渋滞。


しかも途中で道間違えたりして、会場に着いた時には
もう解散モードになってました(恥)。すいません……。

さて、このロータス・エラン・ミーティングも回を重ねて
記念すべき10回目を達成! やはり継続は力なり。

エントリーリスト上ではエラン1600から+2 130Sまで、全種類のエランが
41台! 集まったことになっておりますが、
当日集まったエランは50台近くいたのではないでしょうか?


10回連続で参加されている方、今回初めて参加の方、などなど
色々いらっしゃったかと思いますが、これだけのエランが元気で走っているというのは
実にイイこと。今回もオリジナリティの高いクルマが多かったですね。
また個性的なモディファイを施したクルマも多数。
こういうバラエティに富んだそれぞれの楽しみ方を見ることができるのが
オーナーズミーティングの良いところであります。


また今回は、広くヒストリック・ロータスのオーナーの皆さんにも
声を掛けたというだけあって、これまた魅力的な歴代ロータスが集結。
しれっと、ex Team Eliteのエリートが停まっているなど、タダゴトじゃない光景がっ!

ちなみにこのMPのコメント欄でもお馴染み、11さんは
ご子息とともに、イレブンで自走で参加! すごーい。
でも今日は絶好のバルケッタ日和でしたね。

いずれにしろ都内でヒストリック・ロータスが60台近く集まるなんてスゴすぎ。



そして家に帰ってカメラを整理していると、やたらクーペの写真ばかり……。
いやぁ、なにせ僕の中で空前のクーペブームなもので。
ここんとこ、ずっとエス、エス、エスと騒いでいましたが
やっぱこうやって見せられちゃうと(そして皆さんからの誘惑を聞くと)
早くこっちの世界にも復帰しないとと思ったりして。

皆さんお疲れさまでした。また遊んでください(笑)。
そして事務局の皆さん(elan+2さん!!)ご苦労様でした。


次の出没予定は水曜日のコッパ ディ 東京ということで。
ではでは。



2011.11.18 Friday

12/4 お台場でロータス88B、トヨタ7、787B などなどが走るっ!!

 

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おはようございます。
昨日ズル休みしたモータープレスです。

さて、12月3日から東京ビッグサイトで東京モーターショーの
一般公開がはじまりますが、同じ日に近くのお台場MEGA WEBで、
お台場モーターフェスティバルの一環として、
第3回 メガウェブ・フェスタというイベントが開かれるのをご存知でしょうか?

このイベントの目玉は、ついに東京ショーで公開される
トヨタFT86が登場し、その同乗試乗会が行われることなのですが
モータープレス的には、もっともっとスゴい催しが開催されるのです。

それが12月4日の日曜日にのみ行われる
“憧れの名車スペシャル走行”というイベント。


な、なんと、会場内特設コースでClassic Team Lotus Japan の所有する
ロータス88Bが、山内英輝選手のドライブで走行するのです!
88B……というより、JPSロータスF1が都内を走行するのは
これが初めてではないでしょうか?

先日の富士でのJAPAN LOTUS DAYでの勇姿を見逃した! という貴方、必見です。
もちろんアタクシもCTLスタッフのひとりとしてお邪魔します。

さらにさらに……


昨日、元トヨタ・ワークスの高橋晴邦さんからメールがありまして
晴邦さん自ら同イベントでトヨタ7のデモランを行うのだとか!

まだ69年の5リッター7なのか、ニュー7なのかは決まっていない様子ですが
晴邦×7の組み合わせも見逃すわけにはいきません!


この他にもあの91年のル・マン・ウィナー、マツダ787Bのデモランや
ホンダ・コレクション・ホール所蔵の91年型マクラーレン・ホンダMP4/6なども
デモランするのだそう! 
これだけバラエティに富んだヒストリック・レーシングカーが
一同に会して走るなんて、なかなかないことです!
さすがベストカー、CARトップ、Xa CARの3誌協賛イベントだけあります。

©2011/曽田正人・講談社

さらにさらに、ちょうど今マカオGPに戸田レーシングから出場中! の
山内英輝選手が、F3最終ラウンドで話題になったダラーラF308"capeta"を
ドライブすることも決定! なんと漫画と同じゼッケン40番に化粧直ししての登場です。


もちろん、12月3日〜4日はClassic Team Lotusの特設ブースの出展。
前回のホビーフォーラムで在庫僅少となった
話題のコーリン・チャップマン・キャップの販売もいたします。

このチャップマン・キャップ、ホントに色んな方から問い合わせを受けるのですが
その中でよくある質問は、1960年代のチャップマンってどんなキャップを
被っていたのですか? というもの。
(製品化されたのは、1972年以降のJPS時代に作られたもの)



これはロータス49がデビューウィンを飾った、1967年のオランダGPの写真。
実はこのチャップマン・キャップ登場まで、コーリンは普通のハンチング帽を
愛用していました。しかもお洒落さんだったのか、GPによって
その色や柄が違ったりします。これはチェック柄。


こちらは1965年のインディ500でのワンショット。
ダン・ガーニーとジム・クラークと談笑するチャップマン。
この時は白一色? のハンチングを被っています。

まぁ、こんなウンチクを知りながら被ってみるのも一興かと。はい。


個人的には12/4までに、この新製品ロータス79 4面図プリントとか
2012年用 CTL卓上カレンダーとかをお届けできたらいいなぁ……
なんて思っていたりします。

いずれにしろ、お台場でお会いしましょう!

あ! そうそう週末日曜は都内でロータス・エラン・ミーティングですね。
ではその会場でもお会いしましょう(笑)。

ではでは



2011.11.16 Wednesday

1967年に来日したGT40の話

 

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先日のホビーフォーラム会場での出来事。

Classic Team Lotus ブースにお越しいただいた
GOOD SMILE COMPANY の根岸裕一さんからスゴい写真を見せていただきました。


日本に初めて上陸したGT40のカラー写真なのです!! 

このGT40が展示公開されたのは、1967年に晴海で開催された
オート・アクセサリー・ショー。このショーに展示するためのみの目的で
コミネ・オートセンターが招聘したのでした。

当時の写真はあまり残っていない……とは以前も書きましたが
ショーの写真でカラーというのは実に貴重! 
手前に並べられたヘルメットのディスプレイにも注目。


よーく見ると、運転席側のコンパニオンは胸にGT40と描かれた
Tシャツを着ているのがわかります。


助手席側のコンパニオンの衣装は違うみたい。
小脇にヘルメットを抱いてます。


フロント部のアップ。
タイヤはグッドイヤーのブルーストリークでしょうか??


これまた貴重なコックピットのカラー写真。
マットブラックに塗られたコックピットとか、ウエザーストリップとか
各部のディテールがよくわかります。


今度は後ろから。コンパニオンのなま足がチラリと覗くサービスカット(笑)。
何はともあれ、当時の日本にあっては衝撃的な1台だったでしょうね。


4.7リッター・フォード”289" V8 OHVユニット。
そんなにピッカピカというコンディションではなさそうですね。
エキパイの焼け方やキャブ横の遮熱板の状態から察するに
ある程度走行しているように見えます。


これらの写真はハーフサイズのカメラで撮影したため
あんまり画像が良くなくて……と仰っていた根岸さんですが、なんのなんの。
当時の模様をカラーで収めて(しかも保存されて)いたなんて
それだけでも感激です。ありがとうございました。

果たしてこのGT40は、里帰りした後どうなったのですか??
ご存知の方がいらしたら、教えてください.

ではでは。



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