2012.07.31 Tuesday

Silverstone Classic 2012

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



オリンピック真っ盛りのロンドン在住、英国特派員のコウゾウさんから
さる7月20〜22日に開催されたシルバーストーンクラシックの画像が送られてきました。

英国最大級の規模を誇るヒストリックカーレースである
シルバーストーンクラシックは、戦前車からグループCカーまで
幅広い時代のクルマたちが参加できる、ガチンコレース。
そういう意味では、参加者やギャラリーまでコスプレし、雰囲気を重視する
グッドウッド・リバイバルに比べると、いくぶんポップな感じかも。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

でも、その本気度はスゴい。

たとえば日曜に決勝が行われたワールドスポーツカーマスターズなんてこの盛況ぶり。
ローラT70、マクラーレンM1、シェブロンB8が文字通りゴロゴロしてます。
なかなか日本では見られない光景ですねぇ。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

こちらは1.6リッター以降のF2マシーンとF5000マシーン(!)の混走で行われる
レースのパドックの様子なのですが、
そのレースタイトルはなんと『ピーター・ゲシン・トロフィー』
……泣かせます。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

我らがClassic Team Lotusのパトロンのひとり、ニック・フェネルさんは
ヒストリックFJレースに、exエキュリー・フォード・フランスのロータス27で出場。
こうしてみると、ロータス20/22と比べて圧倒的に27って低いのですね! カッコイイ。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

ちなみにニックさんは、HGPCA PRE66 リアエンジンGPカーレースにも
愛車ロータス25(こちらはR5)で出場。見事クラス優勝を飾りました!
最近CTLから出場する25は絶好調ですねぇ。おめでとうございます!


photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

さて、これはデイリーエクスプレス・インターナショナル・トロフィFor GPマスターズに
出場していた1台。なんだか分かります??

1973年式のエンサインN174MN。
モーリス・ナン設計の超駄作F1(失礼)が走るなんてある意味、夢のようです。
やっぱシルバーストーンも見に行けば良かった……。


photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

また、彼の地では1970年〜2000年のツーリングカーを対象
(ちょっと幅がありすぎな感もありますが……)としたレースも行われていたりします。

いまやグループAはおろか、90年代のBTCCマシーンも立派なヒストリックなんですね。
日本でもちゃんと初期のGT500とかGT300を走れる状態で残しておけば
こうしたレースが出来るのになぁ。それこそ当時のドライバー載せて走らせたら
結構お客さんも集まると思うのですが……。無理か。

ではでは。

2012.07.30 Monday

謎のフォーミュラフォードの答え!

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



先日このモータープレスでご紹介した
フォードのプレスサイトで見つけた謎のフォーミュラフォードの写真。

その後、埼玉川越にあるロータスのスペシャルショップとしてお馴染み
BEN AUTOの馬場社長から、このような追加情報をいただきました。

© Ford Motor Company


ブログ見ています

デニス・ハルムの画像、LOTUSのようです。
31ベースの1500㏄フォーミュラフォードでしょうか。
ボディ形状では判断が難しいのですが、僕の持っている本の画像では同じ写真の
コメントに生涯で初めてのLOTUSに乗ったとあります。
場所はブランズハッチでのドライビングとあります。
車はジム・ラッセル・レーシングスクールのもので話のいきさつからすると
Alexis開発のためのデータ取りでしょうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なるほど。
確かにロータス最初のフォーミュラフォードである51は、
1964〜65年シーズン用のF3マシーンである、タイプ31をベースに開発されたもの
ですから、辻褄があいますね。
しかも、この写真よーーく見ると、シルバーストーンよりもブランズっぽいですね。


そしてこれがネットで見つけた31の写真。
コレを見るとリアのフレームまわりとか似てますね。
特徴的なフロントサスペンション付近の切り欠きがちょっと違うけれど……。

また、ジム・ラッセルのクルマなんてあたりの経緯も面白そうですねぇ。
馬場さんのおっしゃるとおり、アレクシス開発のためのテストベッド的な
役割を果たしていたのかもしれませんね。
いずれにしろ、馬場さんありがとうございました。

個人的には楽しそうにこのフォーミュラフォードに乗るハルムの表情が最高です。

ではでは。


2012.07.28 Saturday

今月もお世話になりました。

 

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極個人的な自動車偏愛日記



言っちゃあイケナイ、イケナイとは思っているのですが……
暑いですねぇ。暑い。

こんな状況で旧いクルマに乗るのは自殺行為ですが
8月5日の筑波サーキットでは、F1が走るんだよなぁ。
どうなるんだろう?
と、自分が運転する訳ではないのに、不安だったりします(苦笑)。

さて。今日はちょっと宣伝。
今月もいろいろ各方面からお仕事をいただきました。
その中から、すでに発売になった2冊をご紹介。



まずはお馴染みGENROQ(三栄書房 刊)
 日本上陸したてのフェラーリF12ベルリネッタやら、
野口編集長のベントレー・クルー本社訪問記やら、相変わらず内容濃すぎな1冊。


ちなみに好評、花岡弘明先生の連載のネタは
1936年型のベントレー・ペイシーハッサンSP!

ビル・ペイシーとウォルター・ハッサンが、陸上最速を狙って作った
レコードブレーカーでありながら、
ブルックランズ・サーキットでのイースター・ショートハンディキャップ・レースで優勝。
つづくホワイトサン・ミーティングでも優勝を飾った国宝級の1台。
(これは昨年のコッパ ディ 東京の時のショット)

日本に上陸したペイシーハッサンを、ガッチリと取り上げて紹介するのは
実はこのGENROQが初めて(鈴木さん、松村さんありがとうございました)! 
川上完さんの原稿も乗りまくりです! 必読。


さらに、先月お邪魔したポルシェ・ミュージアムの秘密倉庫のレポートや
グッドウッドFOSのレポートも掲載。
このモータープレスで紹介したかったけど、グッとこらえてお見せしなかった
様々な秘蔵品や、小ネタを載せましたので、ぜひご一読を。




一方、今月はENGINE(新潮社 刊)にもお世話になりました。
今月号はいま話題の英国大特集!
最新情報からエンスー方面までこれまた満載の1冊であります。

ちなみにこのENGINEの表紙撮影をされているのは、
この前のグッドウッドFOSでもご一緒させていただいた、
パリ在住の矢嶋カメラマン。今回は巻頭特集の扉写真も担当されてましたね。

そんなENGINE誌でも、ポルシェ秘密倉庫や、
グッドウッドFOSなどを書かせていただきました。

いやーなんか今月はどの原稿も苦戦して、何回も書き直してバタバタしたのはナイショ。
そしてバタバタしたくせに、ちっとも進歩がなかったのはもっとナイショ。

ではでは。





2012.07.27 Friday

気になるベントレー

 

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一昨日のこと。
ベントレー・モーターズ・ジャパンさんのご好意で、
新しいコンチネンタルGT V8に試乗させてもらっちゃいました(ポッ)。


昨年、フルモデルチェンジした2代目のコンチネンタルGT(W12)。
今回追加されたのは、アウディと共同開発した気筒休止システムをもつ
4リッターV8ツインターボを搭載したニューモデル。

2008年のジュネーブで燃料消費量&CO2排出量を40%削減したモデルを作る!
と公言した時の回答というわけです。

まぁ、さすがのベントレーも環境性能に配慮しなくてはいけない時代になった
ということなのでしょうが、ダウンサイジングされたことで性能がガクッと落ちた……
とならないのも、さすがはベントレー。
エンジンは、507ps(!)、660Nm(!)というパワー&トルクを誇り
その最高速度は303km/hなのだとか。



で、乗ってみるとこれが明らかに体感できるほど軽快。
確かにW12も体躯の割に運転しやすいのですが、
乗れば乗るほど、V8の方が乗りやすくてスポーティ。

最初は、コンチ一族の廉価版的な立ち位置なんじゃないの? と思っていたのですが
どちらかというと、GT路線を求める方にはW12を、スポーティ路線を求める方にはV8を……
という棲み分けみたい(それはそれで悩ましい)。

いやぁ、良かった。年甲斐もなくあまりの楽しさに
サルみたいに箱根の山道を走りまくっちゃった(笑)。



そういえば、昨日ご紹介したモンテレーのRMオークションにも
これまた気になるベントレーが出ていますよね。

Photo:©Jeff Creech Photography 2010  

例えばこの1953年型Rタイプコンチネンタル by H.J. Mulliner & Co.。
予想落札価格は90万〜110万 US$ (なんだか新しいコンチがお買い得に思える)という
ことですが、やはり戦後ベントレーの最高傑作といわれるRタイプは美しいですねぇ。
いつも埼玉加須のワクイ・ミュージアムにお邪魔するたびにため息が出るもの。


そしてこのインテリア(ため息)。
ちなみにこの個体は、ご覧のように当時43台作られたLHD仕様のうちの1台で
なおかつ、24台作られたセンターシフト仕様
(ほかのモデルはドライバーサイドにシフトがつくのです)であります。

そしてさらに、もう1台の気になるベントレーが……。

Photo Credit- Darin Schnabel ©2012 Courtesy of RM Auctions  スピード8

な、なんと2001年式のベントレーEXPスピード8!
この年のル・マンで3位入賞を果たした
A.ウォレス/B.レイジンガー/E.ヴァン・デ・ポール組の1台です。

こちらの予想落札価格は190万〜250万 US $なんだそう。
なんだか、Rタイプ・コンチネンタルがお買い得に見えてきた……。

ではでは。





2012.07.26 Thursday

モンテレーのRMオークションにグループ44のGT6が!

 
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こんにちは。
そろそろ、モンテレー・ヒストリックの季節になりますね!
(最近はあまり日本で話題にならなくなりつつありますが……)。

そんなモンテレーの週末の華といえばRMオークション
今回もいろんなクルマの出品が予定されております。

photo:Pawel Litwinski ©2012 Courtesy of RM Auctions 

その中でも最大の話題になっているのが、
exジョン・ワイア・ティームのフォードGT40/1074。
1968年のル・マン24時間にD.ホップス/P.ホーキンスのドライブで出場。

レース引退後、スティーブ・マックイーンのソーラープロダクションに引き取られ
映画『栄光のル・マン』撮影のためにルーフを切断! してカメラカーに改造されたという
数奇な運命を辿った1台。もちろんその後オリジナルの姿に戻されて現在に至ります。

果たしてこのGT40がいくらの値をつけるのか? 非常に興味のあるところですが
個人的にはこのGT40よりももっと気になる1台をみつけました。

photo: © 2012 RM Auctions - All Rights Reserved 

なんと、1960年代からトライアンフ&ブリティッシュ・レイランド・ワークスとして
北米SCCAシリーズに挑戦した、ボブ・チュリアス率いるGroup 44の
トライアンフGT6が出品されているのです!

これは、E(EP)プロダクションでチュリアス自身がドライブし
1969年のSCCAナショナルチャンピオンに輝いた個体そのものです。

photo: © 2012 RM Auctions - All Rights Reserved

ベースとなっているのは、GT6 MkII。
本国のワークスでは、4気筒のスピットファイアにファストバックのボディを載せた
マシンで、ル・マンなどに出場していましたが、6気筒のGT6で本格的なワークス活動を
していたのは、このGroup 44 だけではなかったでしょうか?

元スピットファイア乗りとしては非常に憧れた1台だけに
売り物が出た! というだけで、なんかソワソワ落ち着きません(笑)。


photo: © 2012 RM Auctions - All Rights Reserved 

インテリアは60年代のGTレーサーそのものという感じ。
あまりオリジナルから逸脱した雰囲気ではありません。
ただ、適度にヤレたシートやステアリングは、いかにも本物! 

現オーナーが2005年に発掘しレストアをおこなった車輛とのことですが
全体的なオリジナリティも高そうで、コンディションも良いようです。


photo: © 2012 RM Auctions - All Rights Reserved 

もちろんエンジンは2リッターの6気筒OHV。
どのようなメニューが施されているかは分かりませんが、乗ってみたいですねぇ(笑)。


photo: © 2012 RM Auctions - All Rights Reserved 

これはボブ・チュリアスとの2ショット。
おそらく1970年のニューヨーク・ショーに展示されたときの写真だと思うのですが
ちょっと自信がありません。

いすれにしろ、トライアンフ・マニア感涙のワークスカーを手に入れる
絶好のチャンスであることに間違いはありません。
(その後の保存義務は若干プレッシャーではありますが……)
予想落札価格:75000〜125000 US $ とのことですから、
気になる方は是非! 買ったらモータープレスにご連絡を(笑)。

ではでは。


2012.07.24 Tuesday

醒めやらぬフォーミュラ熱……

 

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醒めやらぬフォーミュラ・フォード熱。
ま、慢性的な熱病のようなものですから、放っておけばそのうち
ニッチもサッチもいかない現実を前に醒める気もするんですが(苦笑)。

が、いろんな画像を検索しているうちに
面白い2枚の写真を見つけたのでご紹介します。
まず最初はコレ。

© Ford Motor Company

1967年にシルバーストーンでフォーミュラ・フォードをテストする
デニス・ハルムと注釈の書かれたこの写真。

ハルムがドライブしているので、このシャシーはブラバム? 
と思ったのですが、なんか違うような。誰か教えてください。


© Ford Motor Company

そしてもう1枚。
こちらは、1969年にブランズハッチで行われた
レース・オブ・チャンピオンズのフォーミュラ・フォード・レースでの
ショット……ということなのですが、不勉強でなんのシャシーか分かりません。

でも当時のFFのレースの写真って意外と少ないので貴重かと。

ということで、だれかご存知の方教えてください。
お礼も景品もありませんが……。

ではでは。

2012.07.23 Monday

愛しの51

 

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こんにちは。
この週末は私用で静岡に来ておりました。
東京では、ホンダ ツイン カム クラブ(HTCC)の総会が行われたようですが
欠席してしまい申し訳ありません。最近エスロク君もご無沙汰ですもんね。
いや熱が冷めた訳じゃないんですよ、でもそれとは別に
いま僕の煩悩を占拠している1台のクルマがあるんですよ……。

それがフォーミュラフォード黎明期の作品、ロータス51です。
過去数年間にわたり、何度もロータス51(もしくは61)が欲しい! と叫び続けて
いるので、狼少年化した感も否めませんが、いまでもマジで欲しいです。

そんな51熱がなんで急に復活したのかというと、ここにきて
なぜか売り物の情報をよく聞くからなのですよ、これが。
昨今のヒストリックフォーミュラ・ブームをうけて、市場に売り物が出る機会が
なくなった(ロータスなんてホントに見かけないですもんね)中、
急に51や61があるよ! なんて聞くと、ほら、ソワソワするじゃないですか(笑)。

ということで、過去に撮影した51の写真を見てムムム……と唸る日々(買えないのに)。








いやー、やっぱ51いいわ。
(しかし我ながらよく撮ったな)
仕方がないから、宝くじでも買いにいくことにしよう。

ではでは。


2012.07.19 Thursday

8月5日、筑波サーキットにロータス72E & 88Bが登場!!

 

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こんにちは。Classic Team Lotusの藤原です。
さて、来る8月5日(日曜日)に筑波サーキットで開催される
バイク&クルマのお祭り、『のりもの共和国』CTL Japanも参戦!
F1のデモラン&展示を行う事になりました。

気になる参加車種は以下の2台の予定!


前回のお台場MEGA WEBフェスタで初お披露目となった
exロニー・ピーターソンのロータス72E/6!

先日のデモランで起きたトラブルも克服し、筑波に登場の予定です。
(事前テストの結果次第では78の可能性もありますが……)
国内のサーキットで、72Eが走りを披露するのはこれが初めて。
個人的にもこれは楽しみ。

もちろん展示中は写真撮り放題です(笑)。


さらにもう1台。
昨年末のお台場以来となる幻のツインシャシー88Bも登場予定!!

筑波のようなタイトコースで88Bがどのような走りを見せるのか? も要注目。
もしかしたら、2台同時走行!! なんて姿も見られるかもしれません。

イベント自体はこの他にも2輪&4輪 様々な体験アトラクションが用意されている
ということですから、夏休みの想い出に親子でいらっしゃるのも良いかもしれません。
もちろんCTL ブースも登場します。

また、イベントには間に合いませんが
RETRO FORMULA 1.COMのTシャツの
販売が8月上旬から始まります!

ちなみに個人的には


このジェームズ・ハントのヘルメットをあしらったTシャツがイチオシ。
これ結構カッコ良くないですか?? 


あとヘスケスTシャツとか……


ウォルターウルフTシャツとか。

なにはともあれ、8月の筑波は灼熱でしょうから、
お気をつけてご来場くださいませ。
ではでは。


2012.07.18 Wednesday

Porsche 804 F1

 

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こんにちは。
怒濤の〆切地獄もなんとか今朝で一段落(ホッ)。
関係者のみなさん、ご迷惑をおかけしました。

それにしても今月は濃い1ヶ月でした。
ドイツに行ったなんてまるで遠い昔のよう……。
でも、原稿を書くために資料を引っ張り出しながら、あーだこーだ写真を
眺めていると、ついつい寄り道したくなるんですよね。例えば……


1962年式のポルシェ804。
昨年のソリチュード・リバイバル(懐かしい!)では走る姿も拝めた
史上唯一優勝歴のある空冷F1ですが、
実はこの804のデザインを担当したのも、先日亡くなった
“ブッツィ”こと、フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェなのです。


そういう視点で改めてこのクルマを見ていると
リアまわりまでフルカバードされたカウルとか、結構洗練されたデザインで
あることに気がつきます。特にこの角度からの姿は美しい。



一方コックピットは結構メカメカしい印象。

シャシーはオーソドックスな鋼管スペースフレームなのですが
同時代のロータス25(あちらはモノコック)に比べると
若干スペース的には余裕があるような気がします。
なにせ長身のダン・ガーニーが乗っていたのですから、当然と言えば当然ですが。



エンジンは1494ccの空冷フラット8DOHC。
コネクティングロッドにチタンを使うなど、なかなか意欲的な設計のエンジンで
のちに906に搭載される2.2リッターの8気筒エンジンのベースにもなりました。

その最高出力は180~185psということなので、
スペック的にはコヴェントリー・クライマックスFVMW V8とあまり変わりません。

そんなポルシェ804が選手権で唯一の勝利を挙げたのが
1962年にルーアンで行われたフランスGPなのですが、
なんか色々と検索していたら、当時のレースを収録した
貴重なカラー映像を見つけてしまいました。





これは当時カストロールが製作した広報フィルム。
ガーニーの804はもちろん、クラーク&テイラーのロータス25や
ギンサー&ヒルのBRMP57、マグ&マクラーレンのクーパーT60など
貴重な姿がしっかりと収められていますね。
ゴール後のハンシュタイン監督の“ドヤ顔”もちゃんと映ってます(笑)。

当時の様子を知る由もない僕らにとって、50〜60年代のレースシーンを
しっかりと収めたカストロールの広報フィルムって
本当に貴重な存在なのですが〆切の忙しい時に見つけてしまう
(往々にしてそのケースが多いですが)とタチが悪い(笑)。

すいません、正直に白状すると今回もどっぷりハマってしまいました(泣)。
ということで、皆さんも御堪能ください。
ではでは。




2012.07.17 Tuesday

GOODWOOD FESTIVAL OF SPEED 2012 Part6

 

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極個人的な自動車偏愛日記



みなさん3連休いかがでした?
いやー僕はものの見事に引きこもりでした(笑)。
その引きこもりの原因となったグッドウッドのお話の続きです。
(いまこんなことを書いてるのは、まさに現実逃避そのものです)


今回のグッドウッドで、個人的にどーしても写真を撮らざるを得なかった1台がコレ。
エスハチのクーペなのですが、先日お届けした御料車のコンクールから
ちょっと外れた場所にポツンと置かれていた素性不明の1台。
まさか王室御用達なんてことはないでしょうが……。

一瞬、ウチのエスロク君かと思っちゃいました(笑)。


でもこのエスハチ君、オリジナリティの高い英国仕様(?)で
現地の皆さんには老若男女問わず大人気!
ラブリィ〜! なんて言って皆写真を撮っていく。


で、ついついこんな写真を撮っちゃうのは悲しい性。
フロントウインカーレンズはたぶん国内仕様と同じ小さいもの(ですよね?)。


そしてドアミラー。
このドアミラーにも色々な種類があるようですねぇ。


リアのコンビネーションランプはたぶん国内仕様と同じ??
ライセンスナンバー灯も数種類あるようですが……。


ちゃんとホイールキャップもついた純正スティールホイールも◎。
唯一ラジオが今っぽいものに換えられていた意外は、ほんとオリジナリティが
高そうな個体だったんですけど、英国仕様なのか、そうじゃないのかは
僕の浅い知識ではわかりませんでした。皆さん解説してください(笑)。

一方で、ウチのエスロク君は忙しさにかまけて、放置気味(涙)。
調子は良さそうなんだけどな。
来年はエス50周年ですから、ちょっと気合い入れ直さないと!

ではでは引き続きがんばります(泣)。


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