2012.09.28 Friday

CTL MEEING IN FUJI 2012のチケット販売が始まりました!

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


すでにこのモータープレスでは
何度か11月3日に富士スピードウェイで開催されるロータスのワンメイクイベント
JAPAN LOTUS DAY 2012 のお話をしてきましたが、
その会場内において、CTL Japan主催で行われるランチミーティング
CTL MEEING IN FUJI 2012のチケット販売が、JAPAN LOTUS DAY公式HP内で
始まりました!

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

このミーティングは、富士のピット上にあるクリスタルルームにおいて
来場した皆さんに会期中、おくつろぎいただきながら、
CTLメンバーによるトークショーなどの催しをお楽しみいただこう
という主旨で行われるもの。

トークショーは、ジャーナリスト小倉茂徳さんMCのもと
クライブはもちろん、CTLマネージャーのクリス・ディナッジ(写真右)
CTL Japan 代表の久保田克昭、そして我らが英国特派員のB−Revコウゾウなどの
メンバーに参加してもらい、現役当時のティーム・ロータスの秘話、
そして今のCTLの裏話などをネッチリと話していただこうと思っています。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

さらにCTLのファイターのひとりで、2011 年グッドウッドFOS最速男でもある
ダン・コリンズ(彼の履歴はコチラをどうぞ)の来日も決定!
当日行われるヒストリックF1デモランのドライバーとして参加します。


ということで、以下CTL MEETING IN FUJI 2012 の開催概要です!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■開催概要
日時:2012年 11月3日(土曜日)
会場:富士スピードウェイ ピット2F クリスタルルーム
参加料金 6800円/1名(ランチ&フリードリンク付 特典お土産あり)
    限定200名
    ※会場への入場に際しては、別途イベントの入場券が必要となります。
 
 
■申し込み方法
JAPAN LOTUS DAY 2012 の公式ホームページにある、
案内に従ってお申し込みください。
受理されましたら、後日事務局より『CTL MEETING IN FUJI 2012』のパスをお送りします。
 
● 11月3日のスケジュール
10:00  開場 受付開始 (申し込みとともにお送りしたパスをお持ちください。
11:30〜13:30  ランチタイム
14:30〜15:30  クライブ・チャップマン・スペシャルトークショー
            参加者:クライブ・チャップマン(CTL 代表)
                  クリス・ディナッジ(CTLマネージャー)
                小倉茂徳(ジャーナリスト/司会進行)
                久保田克昭(CTL Japan 代表)
                藤原功三(CTL Japan 英国特派員)他
17:00        閉場
 
※ 尚、会場内では終日フリードリンクをお楽しみいただけるなど
皆様におくつろぎ頂ける空間をご提供します。
尚、スケジュール等は突然変更される可能性もあります。予めご了承ください。
 


2012.09.27 Thursday

1/64 HONDA S600 COUPE

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
用事で出かけた道すがら、ふと立ち寄った先で
悪いもの(?)を,見つけてしまいました……。


1/64 ホンダS600 クーペであります。だはっ。

すでにこの春の静岡ホビーショーの会場で
トミーテックの圓道君(元モデルカーズ編集部)から
「どーですか! 藤原さんっ!! 」と強烈な攻勢をかけていただいたので
その存在は知っておりましたが、やっぱこうして実物を見ちゃうと
買わざるを得ません(笑)。


S600クーペのボディカラーは、この赤と白の2種類。
このあと10月には、S800クーペも発売されるそうで、そっち方面の方も要チェックです。

まぁ細かいことをいえば、テールゲートがS800用(S6CRさんの受け売り)とか
ツッコミどころもあるかと思いますが、全体的なプロポーションやディテールは
とても1/64とは思えない素晴らしさ。
これまでのSクーペの歴代モデルの中でも、屈指の出来の良さかもしれません。


ノレブ製の1/43 エスロク・クーペとの2ショット。
ただでさえ小さいエスですが、1/64となるとこれがかなり小さい。

ちなみにお値段は1台、1575円也。チーン。
この大きさに1500円出すのは結構悩みます(笑)。
次の予定が迫ってなかったら、きっと店頭で2時間は悩んだかもしれない。

いずれにせよ、このご時世のエスの新たなミニカーが出たのは目出たいこと。
皆さん、ぜひどうぞ。



その一方、先日の鈴鹿50周年で突如撮影中に電源が落ちるという
謎のトラブルに見舞われ、長期入院をしていたEOS君が戻ってきたのはいいものの
ついでにファインダーの傷の修理をお願いしたら、
逆にファインダーの画面がボヤボヤになって帰ってきました。ガッデム。
電話で文句いったら、まるでクレーマー扱いだし。
キヤノンのバカヤロー! 
イベントシーズン前に商売あがったりじゃんか!! 


2012.09.26 Wednesday

GOODWOOD REVIVAL MEETING 2012 Part3

 

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極個人的な自動車偏愛日記


昨日のオースティンJ40はお陰さまで大好評でした。
ありがとうございます。
そこで今日は、またまたグッドウッド・リバイバル・ネタ。

なぜか飛行機ネタをやるとアクセスが落ちるモータープレスですが
そんなジンクスにもめげず、個人的な趣味で
今年のグッドウッドに集まったエアロプレーンたちをご紹介しましょう。
(ほら、どこでも取り上げることないでしょうし。いいでしょう。ねぇ?)

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

グッドウッド・リバイバルの華といえば、なんといってもウォーバードたちの競演。
それも1機、2機がブルル〜ンと飛ぶのではなく、ご覧のような
スピットファイアの大編隊なんかが、ひっきりなしにデモフライトを繰り広げる。
さすがは戦時中、ウェストハムネット空軍基地として
RAF N0.145 & No.602 スコードロンや、アメリカ陸軍航空隊第8軍団が
ベースとして使った前線基地だっただけはあります。

ただ、飛行機の離発着があるたび、フォードウォーター・コーナー先の
外周路が通行止めになってしまうのは、観客にはかなり不便。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

そんな今回の目玉は、1944年型リパブリックP-47Gサンダーボルト(レーザーバックだぜ)が
デモ飛行を行ったこと! へぇーレーザーバックの
フライアブルな機体が残っているんですねぇ。ちなみにP-47Gは
厳密にいうとリパブリック製ではなく、供給不足のため急遽カーチス社で
ライセンス生産された機体なのでした。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

もひとつ、今回の目玉だったのがコレ。
スーパーマリン・スピットファイアTR9。Mk9をベースに複座にした練習機。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

お馴染みノースアメリカンP-51Dマスタングは2機飛来。
"Ferocious Frankie"と“Miss Velma"、どちらもショーなどで有名な個体ですね。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

さらに展示(駐機?)コーナーも盛りだくさん。
おおおー! ダグラス・スカイレーダーじゃないですか!
このAD-4NAと呼ばれる1949年式の夜間攻撃&電子妨害型は珍しいかも。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

あれ? 皆さん付いてきてますか??
これは僕の未来の愛機のひとつ。ノースアメリカンT-6テキサンじゃないですか!
あ、これはRAF仕様だから、テキサンじゃなく、ハーバードですね。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

そしてYak-C11の姿も!
あの傑作木製戦闘機、Yak3のエンジンを空冷のAsh-21に換装した複座練習機。
これはC-11ってことだから、チェコのLET社で製造されたものですね。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

おおおーーーーー! カタリナだ!!
戦前から戦後にかけて、世界中で活躍した傑作飛行艇ですよ。
正しくはコンソリデーテッド PBY カタリナって言います。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

そして最後に紹介するのが、超レアでマニアックな飛行機。
これ知ってます??

HAWベストマン BU-181 Mk6。
もともとはドイツのビュッカー社が1940年に生産した初等練習機で
その素性の良さから、ビュッカー社はもちろん
オランダのフォッカーや、スウェーデンのヘグルンド&ゾナーや、チェコのズリンでも
ライセンス生産(総計3400機)された隠れた傑作機でもあります。

さらに戦後、ズリンからライセンス権を獲得した
エジプトのヘリオポリス航空機製造も製造を開始。
これはそのエジプト製のBU-181なのですが、英国にありながら
ガッチリとハーケンクロイツが描かれているあたり、大丈夫なの? と心配になります(笑)。

いずれにしろ、現存はほとんどないと思われる機体ですから
この画像は超貴重。いやー良い物見ました。

ということでまた明日。ではでは。

2012.09.25 Tuesday

GOODWOOD REVIVAL MEETING 2012 Part2

 

Motor Press(モータープレス)
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昨日のこと。
英国特派員のコウゾウさんから、今年のグッドウッド・リバイバルの
写真が大量に送られてきました。
ウン十GBもあるので、それを整理するだけでも一苦労なのですが
その中から、ちょっと面白いネタを。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

それが今年から始まった目玉レースのひとつ“SETTRINGTON CUP"。
なんと1949年から66年までに製造された
オースティンJ40ペダルカーによるワンメイクレース。

実はこのオースティンJ40。
肺病などを患った元炭坑夫の再雇用をするために
1949年に創業を開始したサウス・ウェールズの工場で
生産された、歴としたオースティン製のプロダクションカーなのです。
(モチーフになったのはオースティンA40デヴォン)

そして1971年の生産中止までに3万2098台が製造されたという、
ベストセラーでもあるのですね。


photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

今回集まったエントラントはなんと29台!
台数が多いので、最終コーナー手前のコース左右にクルマを並べ
中央から走って乗り込むという変則ル・マン式スタートを採用。

ストレートに設けられたシケインを抜け、コントロールラインでゴールを迎えます。


photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

子供用のエンジンカーによるレース・アトラクションは
数年前のル・マン・クラシック以降、セレブキッズのトレンドとなりつつありますが
ちゃんと1966年以前に製造された由緒あるペダルカーをセレクトするあたりは
さすがグッドウッド。なんか良い光景でしょう?

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

そして一生懸命ペダルを漕いでゴールしたウィナーには、
ちゃんとオフィシャルTVのインタビューが待っています。
(きっと年末のオフィシャルDVDに収録されることでしょう)
こういう辺りも、ちゃんと子供心が分かってますねぇ(笑)。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

もちろん、エントリーする子供達も真剣そのもの。
ちゃんとグッドウッド・レギュレーションに則ってウェアも
それっぽくコスプレしているのが、なんとも可愛い。


photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

当然エントリー車輛たちは、ちゃんとパドックに用意された
ガレージに収められているんです。ステキ。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

さらによーーく見ると、ガレージの中にはBPのオイル缶やツールボックスまで
ディスプレイされていて雰囲気満点。
こういう本気具合が泣かせます。

今回はこのペダルカー以外でも、親子での参加が目立ったというリバイバル。
彼の地のエンスーの血はこうして受け継がれていくのですね。

ではでは。



2012.09.24 Monday

鈴鹿50周年 その4 HONDA S800 RSCの考察

 

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先日掲載した、鈴鹿50周年でみかけた
ホンダ・コレクションホール所蔵のホンダS800 RSCレーサー。
その後、いろいろ情報が寄せられたので、ここにご紹介します。

photo:前田恵介

まず、この仕様について。
Malloryさんからご指摘をいただいたように
当初僕の勘違い(というか某誌の記載を鵜呑みにしてました)で
1967年の鈴鹿1000km仕様と書きましたがこれは間違い。
ゼッケン25番であることからお分かりのとおり、68年の1000kmでもなくて
1968年の鈴鹿12時間レース仕様が正解です。ここに訂正します。

さらにいつもこのモータープレスのヒストリアンのひとりとして
ご教授いただいている、HTCCの鈴木誠先生からRSCカーについて、
以下のようなレポート(一部抜粋)が寄せられましたので、
ここに掲載させていただきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

話題のRSC S800#25は68年8月4日の鈴鹿12時間永松/木倉組ですよね。
#27は9月23日の鈴鹿1000km永松/木倉組ですし
#28は67年10月1日の鈴鹿1000km永松/高武組。
 
これらの車輛はいずれもフロントスカートのバンパーステイの穴が無く、
国内物ではS800Mに相当する形態です。

67年輸出モデルの豪州、英国モデルの所謂Mk-1は穴が無い、
後のMk-2(国内のM)と同様のバンパーステイ形態です。

67年ボディ・イヤーでは国内Mは発売されておらず(発売は68年後期)、
RSC S800は67年英国あるいは豪州向けの車輛を使って
仕立てられたものと思います。

生澤さんに提供されたRSC S800は66年後期か67年前期の
国内ボディを使用されていると思います(バンパーステイ穴あり)。

この度のコレクションホールの個体は96年5月号のCG誌に
インプレッション記事が出ています。
写真ではコックピット廻りは同様ですね。
今回のレストアでホイールがたぶんガレージ24でリプロされた
ものになっているのかなあと思いました。

以前ホールで確認しました時には、RSCマグで黒く塗られており、
生澤さんのと同じようでした。
ハブボルトが短く、ナットの中ほどまでしか噛んでいませんでしたので
「これで大丈夫ですか」と質問しましたが、
「いつもこれで動態テストしています」と云われました。
今回の藤原さんの写真を拝見しますと、ロングボルトになっているような感じがします。
 
CG誌によりますとE/NはRSC-NO-2 AS800E-1000420となっています。
フレームNo.(通常C/Nと同じ)は不明です。

また、あの車輛に貼ってあるRSCステッカーご覧になりましたか。
周囲の文字がHONDA RACING SERVICE CENTER CORPORATIONと
なっていた筈です。
この時代にはまだTUNED BY HONDA RACING SERVICE CLUBでなければなりません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ありがとうございます!

いやー、このベースボディの考察に関しては勉強になりました。
なぜ輸出仕様のボディがベースになったのかとか、非常に興味深いですね。
(特に意図はなかったかもしれませんが)

そういえば、CG誌ではテストしてましたね。
当時のCGTVで加藤さん? がドライブされていたのを覚えています。
確かビデオ撮ってたはずだなぁ。探してみよう。

あとホイールは、鈴木さんのご指摘のように68年の12時間の際はマグの黒でした。
現在のホイールは走行に際して交換されたものなのでしょうね。
それにRSCステッカーのウンチクといい、重箱ネタではありますが
とても勉強になりました。

ではでは。


2012.09.21 Friday

プリンスとイタリア クルマと文化とヒトの話



Motor Press(モータープレス)
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こんばんは。
なんかイマイチ調子が悪くて(←それはいつもか)
夜のアップとなったモータープレス。

さて今日は、ずっとずっと気になっていたのだけれど、
中々読むチャンスに恵まれず、ようやく読むことができた1冊をご紹介します。



戦後の日本の自動車メーカーとしては、数々の先駆的な功績を残しながらも
歴史の荒波の中で日産自動車に吸収合併される形で姿を消した
悲運の自動車メーカー、プリンス自動車。

モータープレスをご覧の皆さんなら、
プリンスが日本の自動車メーカーとして
イタリアのカロッツェリアに接触したパイオニア的存在であったことは
いまさら説明するまでもないでしょう。

本書はそんなプリンス自動車と、イタリアのカロッツェリアとの交流を
プリンス自動車のデザイナーとして、1960年のトリノ・ショーで
発表されたスカイライン・スポーツの実現に奔走された
井上猛さんの足跡を軸に紐解いて行く物語。


不勉強ながら、スカイライン・スポーツ=ミケロッティと思っていた僕は
井上さんの存在をこの本を読むまで全く知らなかったのですが
なんといっても素晴らしいのは、その井上さんのご家族や、
プリンスを支えた名エンジニアである中川良一さんのご家族が
大事に保管されてきた貴重な写真や資料、記録の数々。

またそれを、既成概念にとらわれず
ひとつひとつ丹念に検証し、しっかりと組み上げて考察していく
著者である板谷さんの情熱が、ひしひしと文面から伝わってくる良書であります。


個人的に、1963年の東京モーターショーに突然現れ
それを境に姿を消してしまった、史上最も美しい国産クーペ(僕はそう思ってます)
プリンス1900スプリントにとても興味をもっていただけに
その前身となったCPRB(初めて知りました!)とともに、
仔細なストーリーが描かれていたのには素直に感動。

そしてスカイライン・スポーツに続き、1900スプリント=スカリオーネ
という定説を何の疑いもなく信じてきた……
あ、この続きは是非本書で(笑)。

とにかくこれまで、ほとんど取り上げられてこなかった、イタリアにおける
プリンスの活動を掘り起こしたという意味で、
この本は非常に資料的価値も高い1冊といえると思います。
ホントに知らない話ばかりで、目からウロコが落ちまくりでした。
もっと早くに読んでおけばよかった……。

ではでは。




2012.09.20 Thursday

GOODWOOD REVIVAL MEETING 2012 Part1

 


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英国特派員のコウゾウさんから、グッドウッド・リバイバルの写真の第1弾が届きました。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

今回のグッドウッド、我らがClassic Team Lotus的には
やはり1965年までの1.5リッターF1によって行われるグローバートロフィーでの
CTL勢の大活躍に尽きます!

ご覧のように画面左ポールポジションを獲得したのは
ロータス25R4を駆るアンディ・ミドルハースト。
アンディといえば、昨年のリバイバルも今年のモナコ・ヒストリックも
この25で制したCTLのエース。
ちなみにこの25R4は1964年にグッドウッドで行われた
ノンタイトルレース、”ニュース・オブ・ザ・ワールド・トロフィー”に
ピーター・アランデルのドライブで出場し、2位に入った経歴をもっています。

一方、予選2位につけたのは、ロータス25R5を駆るニック・フェネル。
大の親日家で先日のシルバーストーン・クラシックではクラス優勝を
勝ち取ったニック、今回は見事予選からフロントローに進出です。


photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

そしてスタート!
そもそも強豪ぞろいでコンペティティブなことで知られるグローバー・トロフィーですが
CTLの2台は危なげないスタートを披露。
序盤はニックがトップに立ちます。

しかしながら、この台数といい、ピットのまわりの観客といい
やはり日本では味わえない規模のイベントですね。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

その後4周目にアンディがニックをかわしてトップに。
レースは終始CTLの25コンビがランデブー。
特にアンディと25R4の組み合わせは、このクラス無敵といった印象。
あんまり強過ぎて、モノコックはダメよ、なんてレギュレーションにならないといいなと
いらぬ心配をしてしまうほどの強さです。

photo:Kozo Fujiwara(B-Rev)

そして見事、1−2フィニッシュを達成。
中央がアンディ、そして右がニック。
ニックは、60年代スポーツカーのフォードウォーター・トロフィーにも
 exイアン・ウォーカー・レーシングの26Rゴールドバグで出場されたのだとか。

そんな模様もまたそのうちご紹介できればと思っています。

ではでは。
2012.09.19 Wednesday

鈴鹿50周年 その3 HONDA S800 RSC RACER

 



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英国特派員のコウゾウさんによるグッドウッド・リバイバルの
リポートは届き次第お送りするとして、溜め込んだままになっていた
鈴鹿50周年のネタをチョロチョロと放出していきたいと思います。

今回のイベントでペースカーと並んで個人的に注目していたのがコレ!


コレクションホールが所蔵する、ホンダS800RSCレーサーです。
1968年の鈴鹿1000kmで、永松邦臣/高武富久美 組がS-1クラス優勝を
果たしたと言われているマシーンですが、そうであればゼッケンは27番が正解。

ゼッケン25というと、2台のトヨタ7に続き永松邦臣/木倉義文 組が3位入賞を
果たした1968年の鈴鹿12時間レースなんかが有名ですが、
そうだとすると、ゼッケン自体のデザインがちょっと違う。
ま、そういう細かいことはどーでも良い(?)として
タミヤやエブロでモデル化されていることでも有名な個体であります。



で、マーシャルカーの時と同じく、ピットで整備中のところをお邪魔して激写。
よーっしシャシーナンバー調べちゃる! と意気込んでみたものの、
肝心なメーカーズプレートの姿はどこにもありませんでした……。
(この時代のワークスカーにはよくあることはありますが)


で、こちらは逆サイド。
このアルミのカバー付きのCRキャブが神々しいです。


これはコックピットの画像。
果たしてどこまで当時のままなのか? は分かりませんが、
このRSC御用達のマッハ製のレザーステアリングは当時モノでしょうね。

こうして見ると、先日ご紹介したマーシャルカーに付いていたのは
マッハ製(当時はそうだったハズ)ではなく、26Rレプリカなんじゃないか?
って気がしてきます。


インテリアをもう1枚。
先日、お邪魔したHTCCのミーティングの席でも話題になっていましたが
改めて見ると、このレストア時に付けられたと思しきハイバックシートは、ちょっと無粋。
走行を考慮すると、こうなってしまうのも分からなくはないですが
別にグッドウッドに持ち込んでレースをする訳ではないのだから
オリジナルの雰囲気に沿ったものにしていただけると嬉しいな、と。


そしてリアビュー。
かつてヨシムラ・ワークスに在籍し、69年日本GPではS800でクラス優勝を飾った
松浦健さんから、「当時CRキャブと、5速ミッションとレーシングホイールは
エス乗りにとって三種の神器と呼ばれていた」なんてお話を伺ったことがありますが
ワークスタイプのハードトップ(張り巡らせれたブリーザーパイプに萌え)を
含めて、なんかワークススタイルにはそそられる魅力があります。

あ、そうそう。先日Malloryさんから教えていただいたのですが
RSCカーのドアはアルミ製に換えられているため、
ドアハンドル部のヘコミがないのですよ。ほほう。
ボンネットも同様にアルミ製のため、比較的平らなんですね。


今回は宮城光さんのドライブでその走る姿をちょろっとしか拝めなかった
RSCのワークスカー。一度で良いからどんなモノが一度運転してみたいな
なんて思ったりして。すいません、どなたかそんな仕事ください(笑)。

ではでは。


2012.09.18 Tuesday

週末の出来事

 

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英国特派員のコウゾウさんによると
今年のグッドウッド・リバイバルで行われた60年代の1.5リッターF1による
グローバー・トロフィーで、我らがCTLのアンディ・ミドルハーストと
ニック・フェネルのロータス25が予選、決勝で1−2を独占。完全勝利を飾ったそうです。

これでアンディは、昨年のリバイバル、今年のモナコに次いで3連勝!
ニックも先日のシルバーストーン・クラシックでクラス優勝を飾ったのに次いで2位!
これは目出たい。そんなグッドウッド情報も追ってご紹介していきたいと持っています。


閑話休題。
そんなグッドウッドで盛り上がった週末。
僕は都内でGENROQ誌のロケをしていたり、締め切り間際の追い込みをしていたり
といった日々を過ごしておりました(悲)。

で、これはロケの途中で、フト見かけたチンクェチェント。
使い込んだ感じのする、オリジナーレな500Lでしたが
こうして何気なく停められていた姿が妙にキマっていて、惚れました(笑)。

その昔取材で、イラストレーターの高田理香さんから
「自動車は自分の持ち物の中で、唯一風景のひとつになる物だから 
 変なモノには絶対に乗りたくないんです」
といった旨のお話を聞いて、個人的に感銘を受けたことがあるんですが
このチンクなんか、まさにそれ。
これだけで、何気ない街中の空気がガラっと変わった気になるもの。

いやぁ、やっぱ自動車っていいなぁ。
と素直に思った週末でもありました。

ではでは。




2012.09.14 Friday

GOODWOOD REVIVAL MEETING 開幕!

 

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ニッポン ノ ミナサン コンニチハ。
ココ、イギリス グッドウッド ハ カイセイニ メグマレ……


……というのはウソです。
思いっきり日本にいます。ギリギリまで渡英を目論みましたが
結局今年のグッドウッド・リバイバルには行けませんでした(号泣)。

その代わり、英国特派員コウゾウさんが僕の分まで色々見てきてくれることになってます。
そういえばこのモータープレスでもお馴染みportagoさんもリバイバルに
出かけているし、今回は結構日本からの観戦組が行ってるんだよなー。

いいなー。

来年こそは行けるようにがんばろう。
ということで、コウゾウさんから写真が送られてきたら
今年の模様をご紹介したいと思っております。
問題はそれよりも今月の締め切りです。

ではでは。


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