2012.11.30 Friday

60s−70s ELF WORKS COAT




Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんばんは。
ホントはブログなどをアップしている場合じゃなかったりもするのですが
ちょっと気分転換にアップさせてください(笑)。

本来なら、そろそろCoppa di Tokyo の続編とか
JAPAN LOTUS DAYやグッドウッド・リバイバルの裏話なんかも
紹介していきたいところなんですけれど、
その前に、是非ご紹介したい情報が。

©Horizon Blue ONLINE SHOP

それがこれ!

我が友、中村優君の主宰するモータリングウェアのブランド、Overtakers
オフィシャルオンラインショップである、Horizon Blue (ホリゾンブルー) 

なんでもフランスのコレクターから譲り受けたものだそうですが、
英国モノならまだしも、フランスモノのこうした
ヴィンテージ・モータリングウェアが出てくるというのは非常に稀。
(しかもコンディションも良いし)

詳細については、紹介ページを見ていただきたいのですが
当時の写真を見ると、確かにマトラやエルフのスタッフはこのコートを着ています。
つまり、エルフのサポートを受けていたメーカーやティームの
メンバー(ということは当時のフランスのモータースポーツ系のほとんど)が
着ていたサーキットコートということなんでしょうね。


©Horizon Blue ONLINE SHOP

さてこのコート。実際に使われたものらしく、使用感はあるものの
ちゃんとタグも残っていたりして、状態はなかなか良好。
サイズは3という表記ですが、日本サイズのL相当だそうです。

©Horizon Blue ONLINE SHOP

このようにバックにはフードが収納されているあたりも
当時のレーシングコートっぽいですよね。

さすがに勿体ないので、毎日着るわけにはいかないと思いますが
例えばアルピーヌA110やR8ゴルディーニ、もしくはフォーミュラ・ルノーなどで
サイドウェイトロフィーやHFRフォーミュラーカップに出場したい!
と思っている方には絶好のアイテムといえるかもしれません。
あ、例えばエルフ時代のティレルファンにも必須といえるアイテムですね。

なにせ1品ものですからね。早いもの勝ち。
しかし、こういう貴重な物を惜しげも無く放出する中村君もスゴい。
(※商品の画像は勝手にHPから拝借しました、スイマセン)

……と書いてたら、速攻で売れちゃいました。

ではでは。



2012.11.28 Wednesday

GENROQ & NAVI CARS

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。久々にお知らせをモロモロ。
この10月〜11月はイベントモノ(特にJAPAN LOTUS DAY)に掛かり切りで
本職の方が手薄(=我が家の家計的にピンチ)なのですが
そんな中でいくつかお仕事させていただいたものが、店頭に並んでおります。




まずはお馴染み、GENROQ誌(三栄書房 刊)
2013年1月号も、相変わらずこれでもかっ! というくらいのディープなネタが
てんこ盛りになっておりまする。


そんな今月号で編集のお手伝いをさせていただいた記事がコレ。
あのゴードン・マーレイのインタビュー。
4CVやキャトルを持っていたり、エランを持っていたりとエンスーなことで
知られるマーレイの自宅を訪問して、マクラーレンF1のプロトに乗りながら
マーレイのスポーツカー感を語ってもらうと言う内容。これ、必読です。

この記事を読んでいて、エランのデザイナーである
故ロン・ヒックマンの自宅を訪ねたときに彼が、
「エランはマーレイの360度テスト(マーレイがクルマの周りを一周して
    デザインの寸評をするテスト)で唯一100点を取ったクルマなんだ!」
と自慢していたのを思い出しました。

そんなマーレイも、ヒックマンも、ベネトンのロリー・バーンも
南アフリカ出身なんですよね。南アフリカにはそういうデザイナーを
育てる何かがあるのかしら??

もうひとつは、フィオラノで全てのフェラーリの開発を手がける
伝説のテストドライバー、ダリオ・ベヌッツィのインタビュー。
こちらも読み応えたっぷり。内容は……ぜひ読んでみてください。




この他に、いつもながらヒストリック方面も充実。
白眉は野口編集長自ら乗り込み参戦した、タルガ・フローリオのレポートと
フィレンツェで行われた、ワンオフモデルのみのコンクール・デレガンス
“ユニークス・スペシャルワン”のレポート。

なかなか他では取り上げない、こういったヒストリックイベントを積極的に
取り上げるGENROQの姿勢は良いですねぇ。良心的。

さらに、先日のJAPAN LOTUS DAY のレポートをワタクシ不肖フジワラも
書かせていただいております。


あと、先日のラ・フェスタ・アウトゥンノのコラムもちょろっと書かせていただきました。
なんかあのスタートからもう1ヶ月が過ぎたなんて、にわかに信じられませんが(苦笑)。


あ、そうそう。ラ・フェスタといえば、同じ26日に発売された
NAVI CARS (ボイス・パブリケーション刊) でも、巻頭のコラムを書かせていただきました。
なんかこうして見ると、最近の自動車雑誌界も少しずつ元気が出てきたんじゃないですか?
(見本誌がまだ届いていないので、画像はNAVI CARSのFBからパクりました。すいません)

この他にも、JAPAN LOTUS DAY のレポートは、
12月1日発売のレーシングオン(三栄書房 刊)に掲載される予定。
さらに、現場で収録のお手伝いをさせていただいた
清水和夫さん主宰の自動車専門 映像ジャーナリズム 「Start Your Engines」でも
近日中にその模様が公開されると思います。

そういえば久々に次号のCAR GRAPHIC(カーグラフィック刊)でも
ちょろっと書かせていただいてます。宜しくお願いします。

ということで、今は某誌の仕事で必死にプジョーの歴史を勉強中。
業界の皆様、ドンドンお仕事ください。
ロータス51と、エランを買わなきゃならないので(笑)。

ではでは。





2012.11.27 Tuesday

Festival of Sideway Trophy その3

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。
まだ続くFESTIVAL OF SIDEWAY TROPHYネタです。


たった1DAYのイベントではありましたが、朝から中身は盛りだくさんでした。
本当なら各カテゴリーの詳細をご紹介したいところですが、
そうすると,今後誌面で書く(ハズ)ときのネタバレになってしまうので、
その辺りはホドホドに(笑)。

でも、1950年から69年までのサルーンカーを対象とした
TINTOP CUPは面白かったなぁ。
これを見ていると、コーティナ・ロータス欲しい病が再発します。
困ったもんだ。

……ということで、会場で見つけた小ネタなどを……。


サイドウェイの朝は早い。
ゲートオープンの6時前に既にゲート前は参加者の列で渋滞中でした……。

そんでもって、パドックに一歩足を踏み入れると
そこにはキャリアから降ろされた、ヴィンテージやらサルーンカーやら、
フォーミュラカーがゴロゴロと。こういう風景を見ていると
旧き佳き時代のSCCJを思い出すなぁ。



もちろん、会場で誘導するオフィシャルの皆さんもバッチリ決めて登場。
写真を撮り忘れてしまいましたが、会場入り口の看板なんかも
ちゃんと作られていたりして、随所に拘りっぷり(それもマニアックな)を
感じる事が出来ました。

でもこれだけのモノを用意するのが、どれだけ大変なことかも想像できます。
本当にご苦労様でございました。


そんな拘りの小物のひとつがコレ。
各ピットの天井には、エントラントの車名の入ったボードが
予め吊るされておりました(前日の風雨で取り付け作業は大変だったそうですが)。


ちなみにコチラはグッドウッド・サーキットのピット。
各ピットには各ティーム名を記したこのようなボードが付いているんです。
気になるティーム・ロータスは21番ピットにありました(笑)。


またパドックに設営されたガレージ(というかパーキングですかね?)にも
このように参加者の車名が書かれたボードが掲げられています。
今回のサイドウェイのボードのモチーフはコレですね(書体も似てますよね)。

でもたったコレだけでも、無粋なテントやプレハブ建ての
雰囲気が良くなるのも確か。要は工夫次第ってことですかね。


またプラクティス前に行われた車検にパスしたクルマには
このような合格証が渡されます。ステッカーが一般的ですが、
これはこれで雰囲気です。


あと、オフィシャルプログラムも手作りながらカッコイイものに仕上がってましたね。
真ん中にあるのが今回のプログラム。
左にあるのは、今年のグッドウッド・リバイバルのもの。
(これも昔のグッドウッド6時間レースのパンフをモチーフにしたものですが)
右にあるのは、1963年にグッドウッドで開催されたRAC TTレースのパンフです。


これはその中身。
向こうのパンフは、自分で結果やラップタイムを書き込む欄なんかが
設けられているのですが、今回そこまで望むのは酷と言うものですね。
来年に期待です。


それでも巻末には、英国ダンロップとモーガンとファルコン(!)の広告が
印刷されていたりして、シャレが効いてます。

そんなパンフの中に、主宰の金子さんによるこんな文章が添えられていました(一部略)。

「……ご参加くださった皆様の中には、本日エントラントとしてお越しいただいて
 おります「生沢 徹氏」に憧れ、ファッションやレースに思いを馳せた方々も
 少なくないと思います。そう言った先輩達と我々は、若い世代や後継者達のために、
 常に素敵なスタイルであり続け、憧れの存在としてまだまだ走り続けなければ
 ならないと考えています」

「車のあるべき本来の姿は、走ってなんぼです。
 車からハンドルが無くなる時代もそんなに先ではないかもしれませんが、
 かつては曲がらない、走らない車をどうすれば速く走らせることが出来るのか。
 そんな車達を相手に腕を磨いた時代がありました。
 難しい車を手なずけたときの達成感は、今の車にはないはずです。
 是非、ここに集う素晴らしい車、バイクを思う存分走らせてやって下さい。
 魅せましょう! 後継者達に!」

まさにその通り!
……あ、そういうお前が走れってことですね。失礼しました。

ではでは。



2012.11.26 Monday

Festival of Sideway Trophy その2

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



またまたFESTIVAL OF SIDEWAY TROPHYの続きであります。
今回のイベントの目玉のひとつでもあった60sスタイルのドレスコード。


会場での挨拶でも主宰の金子さん自身、こんなに徹底してもらえると思ってなかった
と仰っていましたが、本当に皆さん趣向を凝らした格好をされていて楽しめました。

本家グッドウッド・リバイバルでもそうですが、全員が全員こういうコスプレをしていると
会場のどこにカメラを向けても、こうして良い画が撮れるのですね。
今回衣装を揃えた皆さん、ぜひその勢いで来秋の
グッドウッド・リバイバルに出かけてください(笑)。


そんな今回のベストドレッサー賞に輝いたのはこのお二人。
よーく見ると、赤い蝶ネクタイでコーディネートされているのですね。ステキです。


一方ギャラリーの皆さんだけでなく、ドライバー陣の
スタイルもなかなか決まっておりました。
ということで、今日はHFR(ヒストリック・フォーミュラー・レジスター)
ヒストリック・フォーミュラー・カップの参加者の方々からチョイス。

まずは、この日の優勝を果たした久保田裕介さんのロータス51C。
非常にオリジナリティの高いスタイルも僕好みですが
なんといっても、帽体の小さなBucoのジェットヘルにゴーグルの組み合わせがステキ。
あくまでレース形式の走行会というスタンスだからできるスタイルですが
やっぱこの時代のフォーミュラには似合います。


こちらは関口好夫さんのロータス41。
こちらもシンプルなロールバーなどオリジナルの雰囲気が好感の1台。
関口さんもこの日はジェットヘル派でしたが、こちらは旧いアライ製の様子。
バイザーとゴーグルの組み合わせで、クラシカルな装いになっています。


そしてex生沢号のブラバムBT21を駆るのは、清水光男さん。
清水さんのヘルメットは、ベル製でしょうか?
これでヘルメットの頭頂部が赤く塗ってあれば、まんま“生沢徹”ですね。


このように、ヘルメットひとつ取っても、皆さんの特徴が出ていて面白かったのですが
後日写真を整理していて、ロータス59で出場した山本雅明さんの姿を見てビックリ。
もしかしてこのフルフェイス、ベルから出ているFIA2000対応のクラシックヘルメット、
ベル・スター・クラシックではないですか??

今の基準でも使えるクラシカルなスタイルヘルメットとして話題になったものの
国内外ともに、ヒストリックカーレースの世界では、いまいち浸透していないんですよね、
このベル・スター・クラシック。でもやっぱこうして見るといいわ。
今僕が欲しいエクイップメントの筆頭であります。

また、敢えて真っ白なままゴールドリーフカラーのクルマに乗っていると
まるでヨッヘン・リントのように見えます。これは最高!


……ということで、皆さんのキマリっぷりに、またぞろフォーミュラ欲しい熱に
うなされている昨今ですが、そんなエントラントの皆さんの中で
個人的に一番刺さりまくったのがコレ。河合道郎さんのロータス51A。
どうしてもティーム・ロータス・カラーが多い51にあって
ひとりロブ・ウォーカー・カラーというのが新鮮。
むちゃくちゃカッコいい。個人的な今回のベストカラーリング賞でありました。

ではでは。



2012.11.24 Saturday

5a Coppa di Tokyo 2012 その1

 

Motor Press(モータープレス)
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おはようございます。
昨日は朝から、5a Coppa di Tokyo 2012に参加してきました。
僕の今回の相棒は、このMPでもお馴染みの真北さん所有の
1962年式アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スプリント・ヴェローチェ。
しかも、あのキャッパリーニが手がけた珠玉の1台。

この助手席から東京散歩をして参りました。


一連のコッパ〜シリーズにありながら、東京汐留イタリア街を中心に
1DAYで行われる手軽さで人気のこのイベント。

お天気は朝から生憎の雨(しかも寒いっ!)ながら
今回も、汐留〜東京タワー〜表参道〜東京駅〜スカイツリー〜お台場と
まるで修学旅行生のようなコース(意外といかない場所ばかり)で
とっても楽しめました。


1日100km以下というコース設定もあって、他のレギュラリティランでは
なかなかお目にかかれないバブルカーが大量参加することも、このイベントの目玉のひとつ。
今回は、メッサーのスピードブレーカー・レプリカも登場。華を添えておりました。
でも、今回の天気は辛そうでした。


そんな天候にあっても我らが真北ジュリエッタは快調そのもの。
最初はミスコースしたり(僕のせいだっ!)、CPでのタイミングが合わなかったり
(これも僕のせいだっ!)しましたが、和気あいあい(そうですよね? 真北さん)と
クルマ談義をかわしながら、イベントを楽しめました。

しかしこのジュリエッタ、1.3リッターとは思えないエンジンのパワーもさることながら
脚がいいんですよ、脚が。カチカチに固められているとはいいつつ、乗り心地は
想像以上に良いし、低速〜高速あらゆる状況でもしっかりとした接地感がある。
いやーすっごく良いクルマ!


細かなレポートは、GENROQ誌やこのMPでも追って
ご報告したいと思っておりますがまずは一報まで。

とにかく、あの寒い雨の中を走った、エントラントの皆さん
事務局のスタッフの皆さん、そして沢山集まったギャラリーの皆さんお疲れさまでした!
来年もまた出たいっす。

ではでは。




2012.11.22 Thursday

Festival of Sideway Trophy その1

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



今日は18日に袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた
FESTIVAL OF SIDEWAY TROPHYの続きです。
今回のサイドウェイの特徴のひとつは、日本のヒストリックカーレースとしては
非常に珍しく、2輪、4輪双方をフィーチャーして行われたということ。


個人的に今は亡き伝説のクラシックバイク・イベント “タイムトンネル” で育った世代なので
マンクス・トロフィーと名付けられた50sブリティッシュ・シングルによるクラスの
コースインの光景だけで、もう鳥肌モノ。ドスン、バスン、というエグゾーストに
痺れっぱなし(さすがに音量が大き過ぎたようですが)でした。

そんな光景を撮りながらふと振り返ると、パドックに止められたキャンパーの中で
生沢さんが身を乗り出してこの光景を凝視されておりました。
血が騒ぐのでしょうか(笑)。


さて。今回のサイドウェイのオープニングを飾ったのは、なんとバグパイプの演奏。
そういえばタイムトンネルのオープニングも、バグパイプ隊のパレートでしたね。


ちなみに英国グッドウッド・リバイバルでは毎朝、このように音楽隊
(イギリス空軍かなぁ?)の演奏から1日が始まります。


タイムトンネル亡きあとも、雰囲気を重視したクラシックバイク・レースとして
LOC(レジェンド・オブ・クラシック)が開催(25日は筑波で開催!)されていることも
あって、ライダーの皆さんは今回の60sドレスコードに、すっと溶け込んでおられましたね。

確か往時のタイムトンネルでは、オールディーズの格好で来場すると入場無料の
特典があったような記憶が。コースを周回するマーシャルカーがヒーリー100だったり
今思い返しても、なかなか進んだイベントでしたねぇ。
グッドウッド・リバイバルの遥か10年以上前の話ですから。


そんな今回のイベントには、これまた珠玉のモーターサイクルたちが集結。
こちらは1952年型のルミ・ゴベット・スペシャル。
ルミといえば、エンジンは水平2スト並列2気筒の125ccユニット。
プラクティスの時に一瞬、その走る姿を見られただけでしたが、神々しかったなぁ。


そしてコチラはスズキRM66。あれ?  66年シーズンのスズキワークスの
50ccクラス用マシーンはRK66(富士で行われた日本GPで片山義美さんが優勝してます)
じゃあなかったっけ?? と思ったら、すっごく良く出来たレプリカらしい。スゴい。


1960年代のアンダー250ccクラスで競われた、ヴィンテージ・トゥーリスト・トロフィーで
見事優勝したのは、野坂さんの1964年式ブリヂストン90!
250ccのドゥカティを向こうにまわし、独走優勝。僕が見に行ってたときの
タイムトンネルも小排気量クラスではBS勢が速かったのを思い出しました。


今回はBSが3台出走。これは古田さんの1969年式のブリヂストン200のレーサー。


古田さんといえば、環七沿いにあるジャングルスクーターズのご主人。
(以前取材でお世話になりました)なんといっても3位表彰台での
この姿(後ろ姿で失礼)が最高でした。帽子にも注目!


1961年式のトーハツ・ランペットCA2。
かの生沢少年がトーハツ・ワークス時代に乗っていたマシンでもあります。


これまた素晴らしい1955年型のMVアグスタCSS スクアーロ!
MVの送り出した175ccスポーツモデルの最高峰。
確かスクアーロって鮫って意味だったような。カッコイイ。ステキ。


以前、このMPでもちょろっと触れましたが、グッドウッドでは60sスタイル
(最近はサイケな70sっぽくもありますが)のグリッドガールも大事な要素。
今回のサイドウェイでもそれに倣って、グリッドガールはこんな衣装で登場。良い事。


さてさて、ここからは大排気量のマンクス・トロフィーの面々。
ゼッケン288番は1929年式のヴェロセットKTT Mk1。OHCエンジン搭載の
市販レーサーで、1930年に日本人として初めてマン島TT に出場した
多田健蔵さんも、このKTT Mk1に乗って走ったはず。


そして出ました、永遠の憧れノートン・マンクス30M。
1950年代のワークスの活躍、そして60年代のプライベーターの活躍など
当時のグランプリシーンには欠かせない(そして現在のグッドウッド・リバイバルにも!)
千両役者であります。今回はなんと6台の30Mが集結。泣きそうでした。


そんなマンクス・トロフィーを圧倒的な速さで制したのが、田島さんの
1961年式マチレスG50。1959年登場の500cc市販レーサーで、マルチのワークス勢が
ひしめくなか、軽量な車体を生かして上位に食い込んだ傑作車。
うーんマンクスもいいけど、G50も捨て難い! などと夢見るのは自由。


……と盛り上がったFESTIVAL OF SIDEWAY TROPHY。
エコス金子さんからのタレコミによると、昨日の毎日新聞千葉版にはこんな感じで
紹介記事も載ったのだとか。おお!新聞記事でこの扱い方は素晴らしい!
千葉にお住まいの方、必読です。

ではでは。



2012.11.21 Wednesday

Coppa di tokyo 2012

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
1日ぶりのご無沙汰でございます。
本来なら18日に袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた
FESTIVAL OF SIDEWAY TROPHYの模様をお送りするところですが、
今日はその前にお知らせ!


来る11月23日(金曜)、東京汐留シオサイト5区にあるイタリア街を拠点に
5a Coppa di tokyo 2012 が開催されます。
コッパ ディ小海を中心とする一連のコッパ〜シリーズの中で
唯一東京を拠点とし、かつ1DAYに凝縮されたということで人気のこのイベント。
毎年、バブルカーから戦前のヴィンテージ、60年代のスーパースポーツまで
様々なクルマが集まる事で話題であります。


昨年は我らがエスロク君で出場し、ミスコースはするわ、遅くて周りに追いつけないわ
と散々だった僕ですが、今年はこのMPでお馴染みelan +2こと、真北さんの
ジュリエッタ(キャッパリーニ・チューンだぜ)のコドライバーとして
参加させていただく事になりました。



以下概略です。

■開催概要: 
1.正式名称:第5回 コッパ ディ 東京 2012
5a COPPA DI TOKYO 2012 *COPPA とはイタリア語で、英語の CUP と同じ意味です。
したがって、COPPA DI TOKYO とは『東京杯』という意味になります。

2.開催日:2012年11月23日(金曜日/祝日=勤労感謝の日=新嘗祭)

3.開催場所:汐留イタリア街 住所:東京都港区東新橋2丁目17

4.主催:コッパ ディ 東京実行委員会(代表:岡田邦雄) 
 共催:汐留イタリア街 後援:サンマリノ大使館

5.参加台数:70台(予定)

6.タイムスケジュール(予定): 
 エントラント集合:8:30 
 スタート:9:30 
 ゴール:13:00
  表彰式:15:00~

7.コース概要 
  汐留イタリア街をスタート→東京タワー(*)→根津美術館→表参道→日本青年館→
 日比谷→銀座→上野→雷門→今戸神社(*)→豊洲→晴海(*)→台場→
 レインボーブリッジ→汐留イタリア街にゴール

  (*)は競技、あるいはチェックポイント


8. コッパ ディ 東京参加車輛中が走行中のイタリア街では
 『汐留モーターショー201 2』が催されます。
   (展示車輛、LOTUS 97 テスラ電気自動車
   50年の眠りから甦ったシェルビー・コブラ。
   フェラーリ、アルファロメオ、キャディラックのニューモデルなどを予定)


ちなみに会場では、Classic Team Lotusも出店予定。
さらにロータス97Tを展示するとかしないとか??
いずれにしろ汐留でお会いしましょう!!

ではでは。


2012.11.19 Monday

生沢徹 SIDEWAY TROPHYでデビューウィン! その2



Motor Press(モータープレス)
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日もかなり傾いた午後2時30分すぎ。
いよいよこの日のファイナルレースとなるエバーグリーン・カップの
スタートを迎えました。

いつもと変わらぬ表情で、淡々と911に乗り込んだ生沢さん。
宮坂さんからの様々な指示や注意に対しても、大丈夫! といった感じで
傍からみると、かなりの余裕が感じされました。
そこは流石元プロといったところでしょうか(そんな事いったら怒られるかな?)


予選終了後に本人が訴えていた1速ー2速のギアの引っかかりも無事解消されて
グリッドに並ぶ生沢911。背後にはコンマ数秒の差で4位につく
関口26Rなどこれまた強豪ぞろいです。


そしてレッドランプが消灯し、いよいよスタート。
タイミングの良いスタートでしたが、2番グリッドの船越エランも好スタート。
背後から迫る神谷MG Bをなんとか抑え、1コーナーに消えていきました。


そしてオープニングラップのインフィールドに、船越エランをかわして2位で現れた
生沢911は、トップを走る金子ヒーリーを猛追! 
ヘアピンで金子ヒーリーをかわして、オープニングラップで早くもトップに立ちます。

この時点でラップタイムは26秒台に突入。
序盤に集中力を発揮し、いきなり好タイムでスパートする辺りは流石元プロ。
トップに立ってからはミラーで後方の動きをチェックしながら
ペースをコントロールしてレースの主導権を握っていきます。


その後、金子ヒーリーが痛恨のスピンで脱落。船越&関口エラン勢が追い上げるも
冷静に後方とのギャップを保って、なんと御年70歳の生沢徹が
復帰後初レースで優勝しました!




拍手の中、ピットに帰ってきた生沢さんの周りには、この日応援に駆けつけてくださった
多くの皆さんが集まって、ご覧のような大騒ぎ。
応援してくださった皆さん、サポートしてくださった皆さん、
そして一緒にエバーグリーン・カップを闘ったドライバーの皆さん、ありがとうございました!


Team Ikuzawaのメンバーで記念撮影。
思えば、この911レーシング・プロジェクトが始まったのは
昨年の10月のシェイクダウン(車輛製作を入れるとさらに数年越し!)のこと。
約1年に渡り、内側から“生沢流”のアプローチを見ることができたのは、
非常にいい勉強になりました。


そして表彰式。
今回の表彰式のプレゼンターは生沢さんが務めていたのですが、
本人自ら優勝してしまったので、本人の表彰の時だけプレゼンターは
このサーキットのオーナーである中村正三郎さんにバトンタッチ。

「富士も鈴鹿も茂木もメーカー資本、筑波はオートレースがバック。
 一方でここは、この人(中村さん)個人が作り上げたサーキットで
 こんな良い場所はなかなかない。是非皆さん、スポーツ走行やレースの会場として
 筑波なんかいかないで(笑)、ドンドン使ってください」

と生沢さんが、エールを送れば

「徹ちゃんとは、学生時代からの友人なんだけど、この人は昔から
 何をやるにも徹底的に練習する人。学生の頃にスキーをはじめた時も
 1日中ずっと練習してた。今回もレース前にここに来て1日中ずっと練習しているのを
 見て、それを思い出しました。この人はセンスがあるのもさることながら
 努力の人なんです。僕も今回はタイヤが間に合わず見送ったけれど
 その姿を見てまた走りたくなりました」

とは中村さんの言葉。
なんか時空を超えた2人の友情が感じられるスピーチにちょっとジーンと来てみたり。


ということで、エバーグリーン・カップの表彰台。
2位に入ったのは、終盤に逆転した26Rの関口好夫さん。
3位は前回の袖ヶ浦ラウンドの覇者、船越稔さん。皆さん良い笑顔です!


そして表彰式の最後に、主宰の金子さんからベスト・オブ・サイドウェイの
トロフィーまでいただきました!
「年寄りを大事にしてくれてありがとう(笑)」と語っていた生沢さん、
来年の出場を確約したばかりか、1950年代の英国製ビッグシングル・バイクによる
レース、“MANX TROPHY"へのダブルエントリーも宣言!
え? じゃあ伝説のBSAゴールドスター復活ですかっ??
となると、ヴィンテージバイクのスペシャリスト、金澤メカの出番ですね(笑)。

ではでは。




2012.11.19 Monday

生沢徹 SIDEWAY TROPHYでデビューウィン! その1

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



11月18日(日曜日)、袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた
2輪、4輪合わせて100台ものエントラントを集めて
華々しく開催されたこのヒストリックカーレース(イベントの詳細はまた後ほど)に
我らがTeam Ikuzawaも出場して参りました。

※小さい写真はクリックすると拡大して見られます。


前回のJCCA筑波エンデュランスでは悪天候により未出走となったため
実質的なTeam Ikuzawa復帰初戦となったこのレース。
生沢911が出場するのは、1960〜69年の市販スポーツカーによって争われる
エバーグリーン・カップ。なんと今回は25台フルグリッドという大盛況ぶりでした。


主催のエコスカーズの皆さんによって、この日の袖ヶ浦の会場は
ヒストリックカーレースに相応しい雰囲気に変身。ピット上にはこのようなネームプレートも。
まるでスネッタトンかマロリーパークか? といった感じに。
一方、Team Ikuzawa陣営は事前テストでほぼ準備が整っていたこともあり
緊張感はありつつも、良い雰囲気。宮坂エンジニアの指示でリアの車高を若干下げたくらい。


そんなピットに援軍。911用のダンロップCRを世界中から探しまくってくださった
村上タイヤの村上社長が遥々福岡から応援に! 宮坂さんとダンロップレーシングの
素性やセッティング方法に関して意見交換。


そして朝9時20分、バグバイプの音色とともに
いよいよFESTIVAL OF SIDEWAY TROPHYがスタート!
そのステージで挨拶をする生沢さんが、わざわざ古式ゆかしい
ダンロップレーシングのスーツに着替えていたことに気づきました??


今回2輪、4輪あわせて6カテゴリーが開催されたFESTIVAL OF SIDEWAY TROPHYでしたが
午前午後合わせて、プラクティス、予選、決勝と3回の走行枠が設けられていました。
11時5分。いよいよ最初の走行であるプラクティスがスタート。


すでに準備の方は万端とあって、生沢さんもティームスタッフも余裕の表情。
粛々とスタートの用意が行われます。


今回のサイドウェイトロフィーでは、英国のグッドウッド・リバイバルに範を倣い
1960年代のファッションで参加というドレスコードが
設定されていた(皆さん趣向を凝らしてましたね!)のに合わせ、
我らがTeam Ikuzawaでもスタッフ全員の衣装を統一。

かつて1964年の第2回日本グランプリの際に、生沢さんをはじめ
式場壮吉さん、浅岡重輝さん、杉江博愛さん、ミッキー・カーチスさんら
“ヴィンテージクラブ”のメンバーがティームの垣根を越えて
全員赤いVネックのセーターを着たという故事に因んで、赤いセーターで統一。


ちなみにプラクティスは、その前のカテゴリーで1コーナー&最終コーナーに大量の
オイルが撒かれたということで、コースコンディションが悪かった
(どのクルマもコースに撒かれた石灰で真っ白になっちゃいました……)
こともあり、タイムは低調ながら生沢911はクラストップタイムを記録。


そして迎えた予選。約15分間の走行枠の中でいかにタイムを出せるのか?
出走が25台もあるため、早々にクリアラップを採るのがカギといえそうです。
……しかしながらこの雰囲気、なかなか良いと思いません??


生沢911は、早い段階で1分27秒47を記録しタイミングボードのトップに躍り出るも
その後のタイムアップならず。ポールポジションはエコス金子さんの
オースティン・ヒーリー3000が1分27秒33を記録して獲得。
続いて船越さんのエラン・レーシングが2位、生沢911は3番グリットとなりました。

「とにかくコースコンディションが良くなくて、クルマのフィール云々じゃないね」とは
予選後のコメント。しかも予選は1分27秒台に5台が僅差でひしめくという混戦ぶり。
決勝を前に白熱した争いが展開されたのでした。

「まぁ、我々も本人も決勝では表彰台の中央を獲るつもりですから。大丈夫!」
とは、宮坂チーフエンジニアのコメント。



2012.11.16 Friday

日曜は袖ヶ浦のサイドウェイにぜひ!

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



さて、いよいよこの週末18日(日曜日)に
FESTIVAL OF SIDEWAY TROPHY の開催が迫ってまいりました。
この週末は、JAF GPがあったり、アルペンラリーがあったりと
相変わらず盛りだくさんですが、どうやら日曜はお天気もいいようですし
絶好のサーキット日和になるのではないかと?


ちなみに当日のTeam Ikuzawaのタイムスケジュールはこんな感じ。

9:20〜9:40    オープニングセレモニー
11:05〜11:20   プラクティス
12:30〜12:45   予選
14:35〜14:55   決勝
15:30〜    表彰式

10時からバイクのクラスのプラクティスが始まります。
当日は、コメンタリーブースにBowさん、そして僕もお邪魔予定。
どうぞ宜しくお願いします。


さらに未確認情報ではありますが、なんとこのサーキットのオーナーである
中村正三郎さんご本人もエバーグリーンクラスに出走予定なのだとか!
そうだとしたら、とっても楽しみ!


というわけで、先日のJCCAで不完全燃焼だった皆さん
ぜひ袖ヶ浦でお会いしましょう。
そうそう、お洒落して来るのもお忘れなく!

ではでは。




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