2013.05.31 Friday

ポルシェ、その戦いの歴史。

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
皆さん、今月号のENGINE(新潮社 刊)買いました?


もちろん本誌特集も見所満載なんですが、個人的にブスッと心に刺さったのは
先月に引き続き付録でついているDVD
「ポルシェ、その戦いの歴史。後編」

先月号のDVDは1950年代から60年代にかけての貴重な映像を収録したもので
その内容の濃さに思わず椅子からズリ落ちましたが、今月はさらにパワーアップ。
(全部で50分近くあります)


まず1970年のBOAC 1000kmからスタート。
5リッターのポルシェ917とフェラーリ512がカチンコで闘った
スポーツカーレースの黄金期のカラー映像が(音声付きで)楽しめるなんて夢のよう。
しかも収録時間も長いので、かなり楽しめます。


もちろん70年のハイライト、ル・マン24時間レースも収録。
このレース自体は、映画『栄光のル・マン』で見慣れたつもりでいましたが
実際のレースで優勝したザルツブルク・ティームの917は映画には
ほとんど出て来なかっただけに新鮮。個人的フェイバリットである
マルティニ・ティームの917LH"サイケデリック”が沢山映っているのも泣けます。


さらに908/03最後の勝利となった1971年のニュルブルクリンク1000kmの
貴重な映像も収録。さらにさらに908/03ファン感涙の
70年タルガ・フローリオの模様も当然収録。
もうこの辺りでハンカチなくしては見られません。


そして1974年に911カレラRSRを使って行われた
アメリカで活躍するトップドライバーたちによる伝説のワンメイクレース
インターナショナル・レース・オブ・チャンピオンズ(IROC)も収録。
(アメリカに船積みされるシーンから入っています)

ポルシェ・ミュージアムに行くたびに、場内で流されるこの映像を見ながら
「いいなぁ〜」と思っていただけに自宅で見られて嬉しい(笑)。


で、さらにブッ飛ぶのが80年代の映像。
これは、先日訪れたヴァイザッハのテストコースで
シェイクダウンを行う956-001の貴重な映像。これはお宝。


中でも個人的にお気に入りなのは、
1983年のヴァンザッハでのマクラーレンTAGポルシェのテスト風景。
MP4/1CにTAG V6ターボを搭載した暫定マシーン、MP4/1Eに乗るジョン・ワトスンの
横には、このV6ターボの生みの親であるハンス・メッツガーの姿が!

あのタイトでトリッキーなヴァイザッハのコースをMP4/1Eが走る映像、初めて見ました。
これだけでも買い。号泣ものであります。


あんまり書くとネタバレになるのでほどほどにしますが
この他にも紹介しきれないほど、豪華な映像が盛りだくさん。
こんな2000年のパイクスピーク・ヒルクライム(伊丹っち頑張れ!)なんて珍しい映像も。

しかも今回は日本語字幕による解説も入っているので非常に分かりやすくて◎。
このDVDだけで元がとれます(そんなこと言ったら怒られるか:笑)。

ということで、マジで買いです。
ちなみに今、代官山のTSUTAYA T-SITEで開催中の
ポルシェ・フェアではENGINE先月号(もちDVDつき)も一緒に売っているので
買いそびれた方は是非!

ではでは。




2013.05.29 Wednesday

童夢S103、2014年のル・マンを目指す!

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


昨日の夕方のこと。

「DOME S103開発開始のお知らせ」
と題されたメールが、童夢から送られてきました。
そこには「株式会社 童夢では、2014年から実施されるル・マン新レギュレーションに
適合した次世代のLMP1/2カー、DOME S103の開発に着手しました」という
メッセージとともに、S103に関するリリースが。


©DOME CO.,LTD

そう、今発売中のROSSO誌でのインタビューで鮒子田社長が答えていらっしゃった
新型LMP1&2 車輛の名がS103と決まり、そのイラストも同時に公開されました。

インタビューの中で鮒子田さんは、S103は現在LMP1およびLMP2に対応するように
開発が続けられているものの、現時点で童夢ワークスによるLMP1での参戦の可能性はなく
このシャシーを使いたいというティーム(もしくはメーカー)が現れない場合は
LMP2として開発されることになる……と仰っておりました。

果たしてどうなるのか?
個人的には、ポルシェも参戦してくる来年のル・マンLMP1クラスに
このS103を擁する強力なティームが参戦してくることを望んでおります。

©DOME CO.,LTD

そしてこちらが、童夢の50%スケール風洞 風流舎
(確かにここまで充実した設備をもつコンストラクターって世界でも数えるほどですね)
でテストされているS103の風洞模型の写真。
フォーミュラカーのようなサイドポンツーンをもつ、独自のスタイルが斬新です。

©DOME CO.,LTD

現時点で公開されているのは、この3枚の画像のみ。
スペックなどの詳細に関しては明かにされていませんが
この開発の進捗状況は、ロードゴーイングカー ISAKU とともに
童夢の公式HP、そして公式フェイスブックで公開されていくそうですから、楽しみです。
(ROSSO平井君、取材しましょう:笑)

©DOME CO.,LTD

ちなみにこちらは、昨年ペスカロロ・ティームとのジョイントで
ル・マンに参戦した童夢S102.5。
S102が出て来たときには、おおーすげぇ! と思ったものですが
新しいS103のデザインが公開された後でみると、オールドファッションって感じもします。

こうして見ると、S102に比べてS103のキャビンは随分後ろの位置しているようにも
見えるのですが、どうなんでしょう? 早く実車が見たいものです。

©DOME CO.,LTD

そして特典画像。
童夢S102.5のコクピットです。
普段、童夢本社エントランスで展示されているS102.5ですが
ドアを開けて中を覗き込むことは中々できない(と思う)ので、お宝画像かと。

©DOME CO.,LTD

ちなみに、このS102.5のシャシーナンバーは、03。
製造年月は2008年4月22日となっておりました。
ということは、昨年のS102.5のモノコックは、S102のものを使っていたのですね。
ほほう。メモメモ。

©DOME CO.,LTD

なにはともあれ林童夢に続き、鮒子田童夢もル・マンを目指すというのは
素晴らしいニュース。
なんてったって、鮒子田さんといえばr.t.n.の代表としてベントレー・スピード8の
開発を統括し、2003年のル・マン優勝に導いた立役者のひとりですからね。
S103が、ル・マンという大舞台でどんな活躍をみせるのか、今から楽しみです。

いやー、ポルシェも復帰を果たすし、来年のル・マンは見に行かなきゃかなー?

ではでは。



2013.05.27 Monday

いま、童夢が熱い!!

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


おはようございます。
この25日土曜日に書店に行かれましたか?

以前のモータープレスでもちょっとご報告したとおり
25日発売のROSSO誌(ネコ・パブリッシング 刊)で、童夢特集の編集&執筆を
担当させていただきました(実はまだ本を見ていないのだけれど:笑)


今回の目玉はなんと言ってもお忙しいスケジュールを調整いただいて
林みのる顧問と、鮒子田寛 社長に揃ってご登場いただいたこと!

意外なことにメディアのインタビューに、お二人揃って登場というのは
これが史上初(これがやりたかったんです!)なのであります。

先週末、童夢から正式に次期ロードゴーイングスポーツカー
そんなISAKUに込めた想いや、来年デビューがウワサされる新型LMP1&2カーの話
その他モロモロをお聞きしてきました。これからの童夢がどうなるのか? 必読。



さらに、童夢本社&風流舎に保管されている、歴代 童夢作品も取材。
(何台か本邦初公開の所蔵車も!)
零には何度か触れているものの、ドアを開けたり、エンジンフードを開けたりして
細部を観察させていただいたのは、今回が始めて! 必見です。

しかも今回の童夢特集(16Pもあるのだ!)はまだまだ序の口。
この後も引き続き、いろんなネタを掲載していく予定です。ねぇ、担当の平井君?
ええ、僕はまだまだ林さんにも、鮒子田さんにも聞きたい事が山盛りなのですよ(笑)。


ということで、ちょっとインサイダー情報。
童夢特集第2弾として、な、なんと来月発売のROSSO誌には、
童夢本社で保管されていた、零の様々な秘蔵フィルムをDVD付録にして一挙公開。
ただいまその編集作業の真っただ中ではありますが、あの1978年のジュネーブショーの
模様や、サーキットテスト、開発風景など、本邦初公開の動画が
これでもか! と出て来ます(残念ながら音声は入っていないのだけれど)。

これは必見。このために次号のROSSOを100冊買う価値アリ!
ホントすごいです。動画チェックしているだけで鼻血が出ます。要予約。


さらにさらに同じ25日発売で、今月も以下の各誌(五十音順)にお世話になりました。

ENGINE     (新潮社 刊)
GENROQ              (三栄書房 刊)
NAVI CARS          (ボイス バブリケーション 刊)
モーターファン別冊 ニューモデル速報 インポート
MINIのすべて         (三栄書房 刊)

えー発売日が同じ……ということは、締め切りも同じなのですよね(笑)。
お仕事している途中に、そういう基本的なことに気付き(遅いよ)
ちょっとパニックになったのは内緒です。はい。

ちなみにENGINE誌では名物企画HOT100に初参戦(皆さんに比べ、いかに僕の
感覚が外れているのかが、良くわかります:苦笑)、GENROQでは海外記事の編集を担当。
あとNAVI CARSでは、先日の911 50周年の模様を紹介。そしてMINIのすべてでは、
恒例のヒストリーページを担当させていただいたのであります。

あ、どれも立ち読み厳禁です(笑)、買ってください。


んでもって、週末土曜日は横浜山下公園で開催されていた
アストン・マーティンの創業100周年を記念した展示イベント、
アストン・マーティン・オーナーズ・クラブ・ジャパン 
スプリングミーティング2013にお邪魔してまいりました。

1931年のインターナショナルから、最新のラピードSまで歴代モデルをズラリと
ディスプレイしたこのイベント。これだけのアストンが一同に会する機会なんて
そう滅多にあるもんじゃないですからね(欧米以外じゃ日本だけでしょう)。
いい勉強になりました。


このDB5ヴァンテージもキレイな個体だったなぁ。
いやぁ最近、イギリス車づいてるのですよね。個人的に。


ちなみに、アストン100周年が行われた山下公園は、
ちょうどこの週末に開催されていたラリーニッポンの初日ゴール地点にもなっていて
様々なエントリー車で賑わっておりました。

ではでは。


2013.05.24 Friday

K.I. MOBILE 沼津ミーティング

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


締め切り抜けたかな……と思いきや、立て続けにすっごく良い内容のお仕事をいただいて
(そのうち明かにしますね)、なんだかドタバタのモータープレス。嬉しいです(号泣)。
で、遅くなりましたが、この前の日曜日のお話。


北海道は札幌にある、日本最北のエンスーショップとしてお馴染みの
K.I. MOBILEが、18〜19日に静岡のニューウェルサンピア沼津を舞台に
プライベート(?)ミーティングを開催。その会場にお邪魔して来ました。


僕が札幌のお店を訪ねたのは、もう10年近く前になるのでしょうか?
当時からイタフラ系の超レアなヤングタイマーを扱う、日本でも稀なショップとして
活動されていましたが、近年はそれに加え、アルピーヌ&ゴルディーニを軸に
50〜60年代のイタフラ・エンスー車専門店としても有名であります。

そんなK.I. MOBILEに関係する皆さんが集まったこのミーティング。
お天気もよく、クルマも粒ぞろい、そして絶妙な規模! という、雰囲気のいいイベントでした。


そしてさすがはK.I. MOBILE。
サンク・アルピーヌ(しかもターボだぜ!)が2台揃う光景なんて、
なかなか見られるもんじゃありません。
ちなみに大学時代、清水の国道1号線沿いにあった中古車店で素性不明の
サンク・アルピーヌ・ターボを真剣に買おうとしたことがありました。
買っていたら、今ココにはいなかったかもしれません(?)。


もちろん、A110&A310、R8ゴルディーニといったスターカーも充実。
こちらは、以前ノスヒロ誌の取材でお世話になった、赤松孝カメラマンの
1972年式1600S。いやー、相変わらず完璧です。


そして、古い顔にボンネット毎コンバートした1981年型のキャトル・フルゴネット。
こういう楽しみ方もアリですね。カーマガで前代未聞のキャトル大特集をやった時の
ことが走馬灯のように蘇りました。シクシク。


さて、K.I. MOBILEのもうひとつの顔、ヒストリック・ポルシェ。
ということで、会場には個人的に最近のブームであるナロー軍団の姿も(嬉)。
そんな中、個人的にこの1971年型の911E 2.2が刺さりました。美しい。


そのお隣には、1954年型の356プリAが。これまたキレイな1台。
911と並ぶと、またそのコンパクトさが光りますね。


そして会場に並んでいた、70年型の911Tタルガ(これも良かったなぁ)の中を
覗かせていただくと、ステアリングに何やら見慣れたサインが……。


もちろんイタリア車も充実。
この1972年型のアルファ・ロメオ・ベルリーナ2000は、これまた美車でした。
これだけ程度のいいベルリーナを見ることなんて、なかなかないかも。


ちなみに会場で行われた人気投票で1位を獲得したのは、
この1961年型のアルファ・ロメオSZでございました。


この日は、天気予報に反して(お陰で道路はガラガラでした)
清々しい快晴に恵まれて,非常に気持ちのいい1日でした。
渋谷さん、また札幌遊びに行きますね。

ではでは。


2013.05.22 Wednesday

西へ東へ……

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
なかなかモータープレスの更新ができない状態が続いております。
一方でネタはただただ溜まるばかり。うーむ。これは嬉しい悲鳴なのか?

ということで先週のおさらい。


先週の月曜は朝からスバゾール君に乗って某所へ某車の取材。
(守秘義務があるのだ)
朝6時に家を出て、翌朝4時に帰宅するという、すっごく楽しかったけれど
なかなかハードコアな1日でした。
昔はこーゆーことに慣れっこでしたが……。
でもスバゾール君は何事もなく帰還。買ってから3年。
タイヤとブレーキパッドの交換以外お金の掛からない優等生でごわす。


そして先週はモータープレス史(?)においても記録的な締め切りの波状攻撃を受け
泣く泣くLSCRの走行会も、静岡ホビーショー行きもキャンセル。
唯一金曜の午後に、気晴らしも兼ねエスロク君に乗って世田谷のエコスカーズまで。
遊び? いえいえこれも仕事。次号6/1発売のカーグラフィックの取材でありました。
うーん、今思い返すと、今月は英国車に縁のあるひと月だったなぁ。


そーいえば、あのフェスティバル・オブ・サイドウェイから2週間以上が過ぎたのですね。
なんだか今月は早いなーなんて思ってるうちに、来月はもう6月。
今年も半分終わっちゃうじゃないですか! ヤバい。


さてさて。エコスの金子さんとはクルマの話をしたり
サイドウェイの話をしたりと、久々にクルマ談義させてもらって充電して帰って来ました。
(こういうのとても大事)
んでもって、今年こそ9月のグッドウッド・リバイバル再訪を果たしたいなと思った次第。
7月のフェスティバル・オブ・スピードにはがっちり行くんですけどね。ええ。

……すいません、つまらないことをダラダラ書きました。
また原稿書きに戻りまする。

ではでは。


2013.05.20 Monday

ジャガー・エレジー

 

Motor Press(モータープレス)
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こんにちは。
先週は怒濤の締め切りウィークでまるで更新できませんでした。
ごめんなちゃい。

でもその中で、色々取材が進行しておりましたので、
そんな話も徐々にお送りして行きましょう。

さて、先日のこと。カーグラフィックの取材で
埼玉県草加市にあるクラシック・ジャガーのスペシャルショップ
Jaguaria ジャガリアのファクトリーにお邪魔して来ました。
その時の事はネタバレになるので触れませんが、取材中、倉庫の中で怪しげな物体を発見。


“品川3”のシングルナンバーをつけたこのクルマ。
そう、知る人ぞ知る(?)カルト・ジャガーのひとつ、ジャガー420です。


1966年に、最上級車のマークX(420G)と、Sタイプ、マーク2の間を埋める車種として
発表され、Sタイプ・ベースのシャシーに4.2リッターの直列6気筒DOHCを搭載した
XJ6登場までの過渡期的存在。実際、その生産は早くも1968年に終了しています。

これは当時、新東洋によって日本に正規輸入された1967年式。
もはや、売り物として市場で見つける事は(世界的にも)珍しい
超レアな1台なのです。

なぜそこまでこのカルト・ジャガーに拘るのかと言うと……


いまから35年以上前。我が家にまったく同じ色の420が
棲み付いていた時期があったからなのでした。

この420はおそらく名古屋の渡辺自動車で発売された正規モノで、
たぶん我が家で3オーナー目。当時、静岡県清水市なんて田舎にも
この他にもう1台の420、そしてSタイプなんかが生息しておりました。
(Eタイプもいたみたいなんだよなー)

時はまさにスーパーカーブームの真っただ中でしたからね、ガイシャっていうだけで
カメラを持った小学生がウチ塀越しに写真を撮ったりしていたのを覚えていますが
当の僕はというと、船のような乗り心地(きっとショックがヘタってたな)や
むせかえるような革の匂い(カビ生えてたもんね)で、
30分も乗らずにクルマ酔いしてしまう、嫌な想い出ばかり。

幼稚園の同じクラスにいた広中あっちゃん家のお父さんがビカビカのセリカLBに
乗っていて、どーしてウチのはこんな古くさいセダンなんだ! 
と真剣に悩んでいた時期です(笑)。

でもこの420、確か6歳くらいの時に国道1号線で大学生の乗るカリーナかなんかに
激突されて長期入院を強いられて以来、調子を崩してしまって
夜中に突然電源喪失したり、渋滞でクラクションが鳴りっぱなしになったり
突然タイヤが外れたり(こりゃ整備ミスでしょ)、慢性的なオーバーヒートに悩まされたり
色々日常生活に差し支える事が多くなって、たしか小学2年の時に
W123の下取りとして引き取られていったのでした。


そんな想い出深い420との対面に興奮しないわけにはいきません。
さっそくドアを開け、中を見せてもらうとご覧のようなスーパーオリジナルコンディション!

あー、この革の匂い。子供の頃は嫌だったけど、今はそうでもないな(笑)。
でもこのインパネ、良く覚えてます。
ウチのは左ハンドルだったけど、同じコラムシフトのATでした。
よくセンターのライトスイッチやトグルスイッチをイジって
(感触がいいんだよねー)怒られたな。


そして僕の定席だったリアシート。
確かウチのはフロントシートの背面にピクニックテーブル
(カップホルダーもあったような?)が付いていて、Cピラーには読書灯も
付いていた記憶がありますね。


そうそう、当時はアームレストのついたリアシートって珍しくて
よくこの上に座って怒られましたね。ええ。


そんな420は、これまた珍しい420ベースのダイムラー・ソブリン(初代ソブリン)と
ともに新しいオーナーを待っているそうですよ。

いやぁ、でも良い物見せていただきました。
ちょうど、この420が我が家に居たときって、ウチの子供と同じ年くらいの時期。
いまでも420が居た頃の出来事って鮮明に覚えている
(例えば「オーバーヒートするからヒーター入れるぞ、窓開けろ!」って台詞とか)
んですよね、ということはウチの子も大人になって、スバソールとか、ミニ太とか
エスロク君のことを思い出したりするのかなぁ?

そう思うと、親の責任って重大だな(いろんな意味で)と思ったり。

ということで原稿書きに戻ります。
ではでは。



2013.05.16 Thursday

Welcome back ! Honda!!

 

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ホンダがマクラーレンとジョイントして
2015年からF1に復帰する事が発表されましたね。
ホンダユーザーの端くれとして応援しております。

© Honda Motor Co., Ltd.


願わくば、第一期とか、第四期とかいわず
永続的に参戦してくれる事を望みます。
勝った負けた、よりもそれがスゴく大事な事だと思います。
そういうことができる歴史を持った、日本で唯一のメーカーなんですから。

あと伊東社長が、今年は4輪市販開始50周年……と
こういう場でコメントされたのは、嬉しかったな。

ということで、ブログアップしている場合じゃないので仕事に戻ります。

ではでは。



2013.05.13 Monday

エスロク君 奮闘記

 


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極個人的な自動車偏愛日記



Festival of SIDEWAY TROPHYの途中ですが、
ちょっと脱線して金曜の出来事。

お馴染みENGINE編集部のお誘いで、珍しくエスロク君を引っ張り出し
ちょっと都内までお出かけして来ました(今月25日発売号にちょっと出ます)。

まだ梅雨前で、比較的カラっとした気候ではありますが、この日の最高気温は24度。
暖かくなってから、エスロク君は始動も良好だし、調子も良いんですが
出かける前にチェックしたら、どーも都内は朝から各所で渋滞の様子。
そっか、連休明けで5、10日の週末だ。そりゃ混むわな。


そこで、横浜方面から大回りしてアプローチしたのだけれど
お台場を目前にしてドハマリ(泣)。
まわりを巨大なトラックに囲まれて(いくら小さくて遅いからって煽るのはないだろ!)
ジリッ、ジリッと水温計が上がる様子を見るのは、心臓に良くないです。
(一応、暑いのにヒーター全開にしてみたりして:笑)

でもこのくらいの気温なら平気みたい。
そういえば、1年ほど前にガレージイワサで
ウォーターポンプOHしてもらってますしね。意外とイケます。


でもさすがに平日のトラックだらけの高速道路を600で走るのはちょっと怖いですね。
ちょっと煽られたり、いきなり急ブレーキ踏まれたりすると、
結構(というか、かなり)ドキドキする(苦笑)。そこが小排気量車の悲しいところ。


さて、撮影現場で待ってるときに、フト「自分のクルマのディテールって意外と撮らないな」
と思い、ひとり各部をパシャパシャ撮ってみました。結構怪しい姿だったかもしれません。

そういえば年末年始にセルフレストアしたオリジナルステアリングですが
つけてみると、修復中には気づかなかったアラが見えたり、ニスがヒケてきたりで
時間を見つけて手直ししたいんだよなー。


一応エンジンルームもパチリ。
こちらは取り立てて問題無し。


そして、現場で一緒だったモータージャーナリストであり
レーシングドライバーであり、プロ・スロットレーサーであり、プロ・ラジコンレーサー
でもある桂伸一さんの190E 2.5-16 エヴォリューションII とツーショット。

なんかエスロク君と比べちゃうと、
今となってはかなりコンパクトなエヴォIIでさえ、戦車みたいにデカく見えますね(笑)。
ちなみに桂さんはこの後、アストン・ワークスの一員として
ニュルブルクリンク24時間へと発たれるのだそう。頑張ってください!!


その後、再び大渋滞の首都高に乗る気にはなれず
一般道をトコトコ走りながら、いろいろ寄り道して帰途に。

いやー、あんなに東京を遠く感じたのは久しぶりだわ(笑)。
ではでは。


2013.05.10 Friday

2nd Festival of SIDEWAY TROPHY その3

 


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さて、迎えたFestival of SIDEWAY TROPHY 、EVERGREEN CUPの決勝。
23台のエントリー全車クリアなスタートを切り
1コーナーへ突入。


ポールポジションからスタートの生沢911は往時と変わらぬ素早いスタートダッシュで
トップを死守、ヘアピン状の3コーナーで関口26Rが亀山G4をかわして2位浮上。
船越エランとともに "STOP THE TETSU” の体制に入ります。


しかしそこはプロ。序盤から予選を上回る22秒台を記録した生沢911は
次第に2位以下とのリードを広げていきます……。


一方、必死に追いすがる関口26Rの背後には、これまた俊足を誇る船越エランの姿が。
この2台でバトルを繰り広げつつ、トップとの差をじわっ、じわっと詰めていくのですが
それに合わせて、生沢911もペースを上げてマージンを保つという展開に。

その後、周回遅れも絡み始めると、どんどん生沢911がリードを広げて独走態勢を築きます。


一方、序盤で2台のエラン勢に先を越された亀山G4は、
途中で船越エランをパスし、3位に浮上。


緊張の面持ちで見守るピットクルー。
とはいえ、生沢911は関口26Rとは4〜5秒のマージンを保ちつつ
22〜23秒台のハイペースで安定したラップを記録。



こうしてトップグループの陣容が固まる一方で、
さすが23台も出走しているだけあって、中断以降は随所でバトル連発。
ドライブしている皆さんも楽しかったと思いますが
非常にクリーンなバトルでコースサイドで見ている方としても、十分に楽しめました。


そして10周で行われるスプリントレースもいよいよファイナルラップ。
まったく危なげない走りで、生沢911がポール・トゥ・フィニッシュ。
まさに圧勝という言葉が相応しい走りっぷりでありました。


そしてゴール後は、上位3台がストレートに並んで暫定表彰式。
今回はグリッド上でのシャンパンファイトに加え、
グリッドガールからのレイの贈呈とハグ(!)のプレゼントがあったのですが
生沢さんからは、反対にキスのお礼がありました(笑)。

ところが……。


勝利の余韻に浸ることなく、すぐさま撤収作業が行われたピットにいたら
宮坂チーフエンジニアの元に、正式結果表が。
ところが、その最上段に生沢さんの名前が見当たりません。
「あれ……生沢さんって賞典外でしたっけ……?」

ゼッケン37番はイエローフラッグ区間追い越しペナルティのため1周減算とする。

まさに大どんでん返し。今回のTeam Ikuzawa最大のサプライズでありました(涙)。



ということで、今回のEVERGREEN CUPの
総合優勝(Over 1300cc クラスも含む)は26Rの関口好夫さんの手に!
以下、2位にG4の亀山さん、3位にエランの船越さんという順となりました。


一方1300cc以下のクラスは、奥村ミニ・マーコスが初優勝。
平野ヒーリー・スプライト、並木アルファSZという結果となりました。

皆さんおめでとうございます!


一方、リザルト上では9位に終わったTeam Ikuzawaには
今回から設けられたBest of Team賞が贈呈されました。

「元有名レーサーとしてイエローフラッグ無視とはお恥ずかしい、ゴメンナサイ」
と反省し切りの生沢さんでしたが、後ろからの追撃を気にするあまり
気づいたときには遅かった……のだそうです。
そういう意味では、関口さんのプレッシャーが功を奏した、といえるのではないでしょうか?

この他のカテゴリーはまた次回!

ではでは。




2013.05.08 Wednesday

2nd Festival of SIDEWAY TROPHY その2

 


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こんにちは。
今日もさる4日に袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで開催された
Festival of SIDEWAY TROPHY の模様をお届けしましょう!


このFestival of SIDEWAY TROPHYのメインレースといえば
1950〜60年代のスポーツカーを対象としたEVERGREEN CUP。
なんと今回は23台ものエントリーを集める盛況っぷり。

また、前回はそのほとんどが英国車でしたが、今回は2台のアルファ・ロメオ
(SZ とジュリエッタ・スパイダー)が加わって、より華やかな雰囲気になりました。

そんなEVERGREEN CUPの注目といえば、前回のウィナー生沢徹さんですが
今回はコース外でも生沢さんらしいサプライズが待ち受けておりました。


それがこのティーム・ウェア!!

サイドウェイ・トロフィーには、1960年代のファッション……というドレスコードが
あるのですが、な、なんとTeam Ikuzawaのピットクルー(日登美さんを含む)は
全員ライトブルーのツナギを着て参上。

しかも既製品をモディファイした……のではなく、フルオーダーメイドで仕立てたのだとか。
これには脱帽。ここまでやりますか……。


生沢さんいわく、帽子は進駐軍のイメージ! とのことですが
そこについているロゴもすべて刺繍仕上げという凝ったもの。


もちろん背中の“PADDOCK HiLL SERVICE"のロゴも刺繍。
驚くべきは、背中の刺繍はツナギのサイズに合わせ、それぞれ大きさが違うんだそう。

ちなみにパドック・ヒルってなにかご存知ですか?
知ってる方は結構マニアック。


また1964年の第二回日本グランプリの際に、生沢さんや式場さんら
“ビンテージ・クラブ”のメンバーが、ティームを越えて同じ赤いVネックのセーターを
着てレースに参加したという故事に倣い、友人であり
ヒストリック・フォーミュラ・カップに出場していた
CTL Japanの久保田さんも赤いセーターを着て登場。胸には丹頂鶴のワッペン付き!
(これ、ちょっと欲しい:笑)


一方、昨年のシーズンオフから、さらにブラッシュアップされたという生沢911には
ついに幸運の丹頂鶴マーク(しかも生沢さん保管の当時モノ)が貼られていました。

やはり生沢さんのマシーンにはこのマークがないと締まりませんよね。


さらにリアウインドーと、左右のドアにはカレラ6で制した
1967年の日本GP記念ステッカーも。
本物? リプリダクション? とクルマを取り囲んだマニアの皆さんの
格好の話題となっておりました。


朝のプラクティスを走る生沢911。
良ーく見ると、リアの“枯れ葉マーク”が姿を消し、ナンバーパネルのところにも
丹頂鶴が追加されているのが分かります。

オフシーズンに宮坂チーフエンジニアの指揮で、念入りに細部を煮詰め、
春になってからは、数回袖ヶ浦でプライベートテストを行い
熟成に務めたという911は絶好調。
ピット裏の8コーナー立ち上がりで見ていると、前回に比べて
遥かにリア周りが安定しているのが分かりました。


そして迎えた予選。
先頭でコースに出た生沢911は、最初の周回で早くも1分23秒台を記録。
コースがクリアな最初の段階で、いきなりの好タイムを記録する
集中力とテクニックはさすがプロ。

途中赤旗中断となった予選でしたが、結局再開後も生沢911のタイムを
破るマシーンは現れず、復帰後初ポールポジションを獲得。
しかしながら、予選は亀山ジネッタG4、関口26Rもコンマ数秒差で続く混戦ぶり。
路面状況がかなり悪かったとはいえ前回の予選タイムが
1分27秒台だったことを思うと、相当なタイムアップになっていますね。

果たして決勝は……!?

ということでまた次回。
ではでは。



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