2013.06.28 Friday

コヴェントリーより愛をこめて

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



昨日の出来事。
締め切りが明けた〜という感慨にふける間もなく
「ジャガーFタイプのすべて」(三栄書房 刊)の取材へ。


今回のネタはデビューしたてのFタイプとEタイプのコラボ記事ということで
ヒストリック・ジャガーのスペシャリスト、ジャガリアの後藤さんに協力いただき
1961年式のEタイプSr.1(フラットフロアですぜ!)とともに取材させてもらいました。

こうして並べてみると、EタイプとFタイプは
まるで“別の惑星からきたクルマ”のように違うモノに見えますが(当然です)、
Fタイプをよーーっく見て行くと、やはりこの偉大なるオリジンへの
オマージュと受け取れる部分が多く見られて面白いです。
まぁ、そこから先は本の発売をお楽しみに……ということで。

ちなみに今回はじめてFタイプ(3リッターV6)をドライブしたのですが
やっぱジャガーのアルミモノコックの手懐け方は見事。
質感として、軽すぎず、重すぎず実に絶妙な仕立てになっておりました。
この日はちょろっとしか乗れなかったので、
そのうちV8も含めてちゃんと乗ってみたいでごわす。


一方、取材させていただいたEタイプ(ちなみに売り物です、詳しくはコチラ)の方は
いわゆる“フラットフロア”と呼ばれる、初期の3.8リッターモデルだったのですが
3.8モデルの泣き所である、モスギアボックスから
4.2リッターのフルシンクロ・ギアボックスに載せ変えてあるということで
(理想的な仕様だ!)、超乗りやすくてステキ。

もちろん、過去にしっかりとレストアされた個体なので
エンジンを含めたパワートレインのフィールも、ボディのコンディションも最高。

写真はEタイプに乗ってノリノリの永田編集長と僕(笑)。
(この写真は後藤さんが撮ってくれました。多謝)
昨日は梅雨時なのにカラっと晴れた良い天気でしたしね。絶好のEタイプ日和でありました。



個人的にはなんといっても、3.8リッターならでは(後期型は違いますが)の
見せ場でもある、エンボス加工されたアルミパネルの貼られたインパネに萌え。

さすがにその場で、「これください!」とは口が裂けてもいえませんでしたが(笑)
EタイプSr.1のロードスターを買うなら、これだわ。欲すぃ。
……と、分不相応な妄想にずっととらわれておりました。

◎Jaguar Land Rover Japan Limited

まぁ、確かに英国車は右ハンドルだ! という意見もございますが
Eタイプの左ハンドル仕様って、ポジションもスゴく自然だし、
個人的にはヤじゃないなぁ。ほら、1961年のジュネーブで発表されたクルマも
左ハンドルだったしね。

いやー、先月はDB5、今月はEタイプとなんか英国車づいてるなぁ。

ではでは。

2013.06.27 Thursday

ニューポートパグネルより愛をこめて

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


おはようございます。
2ヶ月ほど前のモータープレスでスバゾール君に乗って
前田カメラマンとともに、某所へ日帰り弾丸取材を敢行した……
なんて書いたのを覚えていらっしゃる方はおられるでしょうか?

昨日、やっとあの時の取材のネタがついに解禁になりました。


それがコレです!
2005年からアストン・マーティン・レーシングの
テクニカルパートナーとして活動している大里研究所の代表
林幸泰さんが、アストンの聖地ニューポートパグネルにある
アストン・マーティン・ヘリテイジにオーダーし、レストアを行った
1964年式DB5を昨日発売のGENROQ誌(三栄書房 刊)のために取材してきたのでした。


モータープレスを熱心にお読みの皆さんならお気づきのとおり、
このDB5は、4月18日に東京・綱町三井倶楽部で開催された
「ブリティッシュ・プレミアムブランド・ナイト」で、お披露目されたクルマそのもの。
よって、今月発売の各誌にも掲載されていると思いますが
オーナー宅まで押し掛け(!)、完全独占取材をさせていただいたのはGENROQだけ!
やるな!

お陰で本誌には、前田カメラマンの超スーパーショットが掲載されております。必見。


これまで取材で何度かDB5に接してきたことはありますが
さすが本国ワークス仕立て。このDB5の仕上がりっぷりは、
僕ごときの想像を遥かに越える、それはそれはアメージングなものでございました。

オーナーの林さん、本当にありがとうございました。

ちなみに今月のGENROQには、この他にもアストン100周年を記念してお披露目された
スタディモデルCC100の開発秘話や、水素ハイブリッドのラピードSで
ニュルブルクリンク24時間に参戦した桂伸一さんのレポートなど
まさにアストン祭り! といっていいほど、濃い、濃ゆい記事が満載です。

あ、そうそう。遅ればせながら先日のFestival of SIDEWAY TROPHYのレポートも
掲載してあります! これまたマストバイであります。


さらに今月はいま話題のVW ゴルフVIIを完全網羅した
モーターファン別冊 Volkswagen Golfのすべて(三栄書房 刊)にも
原稿を書かせていただきました。

……といいつつ、ヒストリーページ担当だったので
新しいゴルフ乗ったことないのよね(笑)。
なんか記事を読んでると、すっごく良さそうなんですけど。乗ってみたし。
ゴルフが気になってる人には、超オススメの1冊です。

© Volkswagen AG

その編集作業中のこと。昔の広報写真を整理している時に
いま初代ゴルフ・カブリオレを足としてしれっと乗ったら
相当お洒落なんじゃなかろうか? という気持ちがモクモクと盛り上がり
真夜中の中古車検索にハマってみたりもしました(笑)。
いやー、カブリオレカッコいいのだけれど、程度の良いのは今も高値安定なのね。


© Volkswagen AG


とかなんとか言いつつ、本国VWの広報サイトでなぜか
こんな写真を見つけてしまったりして……。

これは1969年のル・マン24時間のスタートシーン。
手前の908はこのレースでポールポジションを獲得した
ジョゼフ・シフェール/ハンス・ヘルマン組の908-015。

結局この年は、速さはあるもののトラブルが頻発したポルシェ勢は脱落し
JWティームのGT40が優勝したのですが、こんな角度からスタートシーンを
撮影した写真は初めて見ました。うーVWの広報写真、恐るべし。

ではでは。





2013.06.26 Wednesday

童夢 零ファン必見の秘蔵DVD

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。
最近、空前の童夢ブームが来ておりますが、そんな中耳寄りなお知らせ。


先月発売のROSSO誌(ネコ・パブリッシング刊)で掲載した童夢特集は
非常に好評だったそうですね。ありがとうございました。

で、今日発売の最新号は、そんな童夢特集の第二弾!
あの童夢 零ファンには涙モノのスペシャルイシューが付属しています。

それはなんと、童夢本社に秘蔵されていた当時の映像をまとめたDVD!
10数年前に童夢P−2を取材させていただいて以来、何度も本社に通い
それこそ、色んな秘蔵資料や秘話を聞かせてもらってきましたが、
この映像の存在を知ったのは今回が初めて。
いやー、久々に腰が抜けました(笑)。


とにかくこのDVDの白眉は、童夢 零の発表の場となった
1978年ジュネーブショーでの模様が、搬入前から余すことなく収録されていること!
これは当時の雰囲気を知る上では、非常に貴重な資料といえると思います。
ハッキリ言って、この部分を見るためだけにROSSOを買っても損なし。


当時テストが行われた中山サーキットでの激走シーン(これも貴重)も収録!


さらに、京都市内のテスト走行や、貴重な童夢 旧本社ファクトリーで撮影された
零の組み立て風景(!!)なんて、ものすごい映像まで入っています。
もちろん、若き日の林みのるさんも出て来ます!

では、付録DVD(全編で40分くらいあると思う)のダイジェストムービーをどうぞ。


当時のフィルムには音源が収録されていないので
この付録にはナレーションが付いておりますが
それでも貴重なことに変わりはありません!


さらに本誌には、このようなムービーの解説記事も6P付いておりますので
合わせてご覧頂ければ幸いです。


ということで、今月のROSSOはマストバイ。
980円で本と一緒に買えるんですから、安いものです(笑)。
ちなみにこの映像が商品化される予定はありませんから
この機会を逃すと手に入りません。お見逃しなく!

もちろん、ROSSO以外にもオススメの本があるのですが
それはまた明日ということで(笑)。

ではでは。




2013.06.25 Tuesday

またまた童夢へ

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
昨日は早起きして、新幹線に飛び乗ってちょっと米原まで。


はい2ヶ月ぶりに童夢本社に行って来ました。
(カメラの設定間違えて日付は入っててゴメンナサイ)
なんか天気予報は微妙で、最初はハラハラと霧雨が待っておりましたが
そこは晴男。終日降られずにお仕事してきました。


さてこの童夢本社。一歩、敷地に足を踏み入れるとそこは
林みのるワールドというか、すべてのものが林デザインで成り立っております。
細かい色々な仕掛けを見て回るだけでも結構楽しめます。


ちなみに今回取材して来たネタはコチラ。
公開は8月発売のROSSO誌(ネコ・パブリッシング 刊)にて。
おそらく、これまでこのクルマを扱った記事の中では
最もディープなモノになること請け合い。

だって伊藤邦久さんにもお会いできたし、
もちろん林みのるさんにもお話聞けたし……って、おっと、ここからはまだ秘密。
関係者の皆さん、いろいろありがとうございました。

そうそう、明日26日発売のROSSOには
門外不出の童夢 零 秘蔵DVDが付いて来ますからね(また紹介します)。
そちらも買いってことで。

ではでは。


2013.06.24 Monday

今日から復活です!

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


おはようございます。
先週はほぼお休みしてしまってスイマセン。
怒濤の締め切り地獄に加え、子供に伝染された風邪がもの凄くて、
週末まで寝込んでおりました。
関係各位の皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。

めげずに今日も巡業? に行ってきます。
まー、どこに行くのかは後日お教えするとして、またまたディープで良いお仕事です。ムフ。
ほら、なにせ7月にグッドウッドに行かなきゃですからね! 稼いでいかないと(笑)。

さて、この週末はなんといってもル・マン24時間でしたね(来年はいきたい!)。
アウディ勢の横綱相撲か? と思いきや、意外とそーでもなくて
なかなか盛り上がりましたね。


いったい、トム・クリステンセンって今回の優勝で
ル・マン通算何勝になったんでしょうか? 9勝??
もうこうなったら、ル・マン10勝を目指して欲しいものです。
まさか日本のF3を走ってる時には、ここまでのレジェンドになろうとは
想像もしておりませんでした。ごめんなさい(笑)。

©PORSCHE A.G.

また、激戦のLM-GTEPクラスはポルシェAG・ティーム・マンタイが
911 50周年の記念すべき年に、見事1-2フィニッシュ! おめでとうございます。

一方ポルシェとGTEPクラスを争っていたアストン・ワークス
(こちらは今年創業100周年ですもんね)では、
序盤にバンテージGTEをドライブしていた
アラン・シモンセンがクラッシュし亡くなるという大きな事故がありました。
ル・マンでレース中に死亡事故が起きたのは、1986年のヨー・ガルトナー以来
(日本のファンには印象的な事故でしたが)だと思います。
謹んでご冥福をお祈りします。

(※ニュルブルクリンクのVLNでも死亡事故があったそうですね)

© Ford Motor Company


さてそのル・マン。
来年は、ポルシェの復活、童夢の復帰など、色々ニュースが多そうですが
↑ この名車がル・マンに現れて50周年(!)という節目の年であります。

この年はこのゼッケン10をフィル・ヒル/ブルース・マクラーレン。
ゼッケン11をリッチー・ギンサー/マスティン・グレゴリー。
ゼッケン12をリチャード・アトウッド/ジョー・シュレッサーという
実に豪華な面々がドライブするのですが、ギンサーが序盤にトップを快走するという
見せ場を作っただけで、全車トラブルで朝を迎えられずにリタイアに終わるのでした。

でも個人的にGT40っていうと、このコロッティ・ギアボックスを搭載した
64年モデルのスタイルが一番好きなんですけどね。


というわけで、今週からまた心機一転
色んなネタをお届けしたいと思っております。
どうぞご贔屓に。

ではでは。




2013.06.18 Tuesday

今年のパイクスピークに注目!

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。
完全に更新サボっててすいません。
本当はまだこんなことをしている場合じゃないのですが、ひとつお知らせ。

毎年この時期に、アメリカはコロラドスプリングス近郊で開催される
悶絶山登り世界大会 “パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム”。

© Automobiles Peugeot

今年はあのセバスチャン・ローヴがプジョー208 T16 で参戦していることで
話題になっておりますが、実は個人的にとーーーーっても注目している選手がおります。


はい。我が元同僚(元クラブマン編集長)であり、ご近所さんでもある
モータージャーナリスト&レーサーの伊丹孝裕選手(勝手にFBから写真抜きました)。

2010年には、完全自費でマン島TTレースに参戦。
スーパースポーツクラスで見事完走を成し遂げた(詳しくはコチラ)この男が
次の目標に設定したのが、このパイクスピーク。
今回ももちろん優勝を目指して、トライアンフ・スピードトリプルRで参戦しているのです。

まぁ普段は穏やかな子煩悩のパパなんでありますが
やっぱどっかキレてる(笑)。
確か若いときには全日本の125ccか250ccで走ってたんじゃなかったっけ?
去年も鈴鹿8耐にドゥカティで参戦して27位完走したりなどなど
腕と度胸と根性は確かな41歳。

そんなイタミっちの練習走行の車載映像が、遠くコロラドからアップされました。


まずはコース前半部。
最近知ったのですが、パイクスピークって昔と違って全面舗装されたんですね。
いやー、さすがにグラベルで2輪は危ないもんなー。

っていうか、エスケープゾーンやガードレールすらほとんどないのね。怖っ。


こちらは後半部。

この動画に合わせ、ご本人から下記のコメントも届いております。
「この期に及んでまだ言うか、という感じも致しますが、
 下記動画に写っているメーター横には割りとロゴスペースがございます。
 決勝動画はさらに激しくいきますので、ご協賛頂ける企業各社様、
 どうかご検討の程よろしくお願い申し上げます。」
お心当たりの方、ぜひよろしくおねがいします(笑)。

ちなみに決勝の模様は日本時間6月30日の深夜にコチラで放送されるらしい。
ガンバッ !イタミっち。無事に帰ってくるのだぞ。

ではでは。


2013.06.13 Thursday

栄光のル・マン

 


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極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。
すでにあっちこっちで話題になっておりますが
昨日ポルシェAGが、2014年のル・マンに参戦するLMP1カーのお披露目をしましたね!

© 2013 Porsche Japan KK.

数年前に918がお披露目された時から(だって917からの連番だもんね)
このル・マンへの復帰は既定路線だったのかもしれませんが
やっぱこうして,実際にクルマが出てくるとワクワクしますね。

果たして、来年のWEC開幕戦にこのままのスタイルで現れるのか?
それともガラっと姿を変えるのか?
噂のマルティニカラーで出て来るのか? はたまたル・マン初制覇を果たした
1970年のザルツブルク・カラーで出て来るのか? 興味は尽きませんが
童夢S103の進捗とともに、今後の動向を気にして行きたいところです。

ちなみにこの広報写真に収まっているのは今回のキーマンの3人。
左からLMP1プロジェクトのディレクターであるフリッツ・エンツィンガー
研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツ、そして社長のマティアス・ミューラー。
この役員そろい踏みのカットが、また30年くらい経つとお宝カットになるんでしょうか(笑)。

© 2013 Porsche Japan KK.

今回テストを担当したのは、ワークスドライバーのティモ・ベルンハルト。
シェイクダウンの場となったのは、ヴァイザッハ研究開発センターのテストコース。
おおー、この光景どっかで見たような……。

© 2013 Porsche Japan KK.

……って、今年の3月に走らせてもらった、ヴァイザッハのテストコースそのものですよね。
(右側のフェンスに注目。ほぼ同じ場所のハズ)

いやぁ、幸運にも走らせてもらったから言えるんですが
このコースって、そもそも市販車の開発用に作られているから、道幅も狭いし
エスケープゾーンなんてほとんどないし、しかもわざと路面は荒くしたり
うねらせたりしているし、結構スゴい場所なんですよね。

「こんなところで昔、956や962を走らせたんだー、
 でもさすがに、新しいLMP1のテストはここじゃできないだろうなぁ」
と、正直に思ったものですが、やってた(笑)。さすが。

あ、ちなみにこの50周年イベントの模様は、今月末に発売される
レンシュポルト誌(ネコ・パブリッシング 刊)でも大々的に掲載していただけるそうですが
現時点でまったく手がついてないのよね。嗚呼。


なんてことを踏まえて、今月号のENGINE誌(新潮社 刊)の付録DVDを見ると
さらに気分がアガルかも。

やっぱ、シェイクダウンはなにはともあれヴァイザッハでするってのが
一種の儀式みたいなもんなんでしょうね。
早く走ってる姿見てみたいなー。

ではでは。



2013.06.12 Wednesday

ミニ太君、復活。

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



気がつけば今月も12日……。
うーん今月もヤバいね(笑)。
光陰矢の如し。すでに1年も半分が過ぎようとしているのですね。嗚呼。


そういえば、ご無沙汰ぶりの我が家の一員、ミニ太君ですが、
先日奥さんから「ウインカーが出なくなった」とクレーム。
ハザードは点くのでタマ切れではなさそうだけど、
ヒューズが飛んでるわけでもないし、ウインカーレバーの接触不良かしら?
と思い、手信号を駆使(!)しながらQED JAPANへ。

でもね、なんか走ってて様子がおかしい。
うーんなんだろう? と思ってケン鈴木に診てもらったら、
なんとブレーキランプも点いていなかったのでした。危ねー(良い子はマネしちゃだめ)。


うー、てぇ〜ことは電気系全部ですか?
と不安になる僕を尻目に、ケンはフロントバルクヘッドについている
ヒューズボックスをなにやらゴソゴソ。
なんとヒューズではなく、このヒューズボックスの端子が劣化して
通電不良を起していたのでした。へー。

で、なんなくストックパーツに交換してもらって完治。
なんかそうしたら、始動後にたまに起きていたエンジンの息継ぎ症状も消えたんだよね。
そして、みんなが心配するエアコンは車齢20年の今でもギンギンに効くし
これまた心配の種のオートマも、全然平気。丈夫。
天国のイシゴニス博士、感謝してます。


これで我が家のクルマたちも安泰、安泰……と思ってたら、
自動車税の納税がまだでした。
しかもウチは3台分もあるのね……(涙)。
この赤い子は、600ccしかないので比較的お安目なんですが
スバゾール君は2.2リッターもあるので、なんだかんだ言って相殺。

やっぱ、1台里子に出して、ナンバー無しのレーシングカーにせよ!
という神様の思し召しなのでしょうか? アーメン。

ではでは。

2013.06.09 Sunday

R.I.P. Yoshio Otsubo 大坪善男さん逝去

 

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館信秀さんのフェイスブックでの第一報で知ったのですが
TEAM TOYOTAの一員であり、1960年代に様々なレースで活躍された
レーシングドライバー、大坪善男さんが昨日お亡くなりになりました。享年73。


大坪さんは1940年6月1 日生まれ。
1964年の第2回日本グランプリのT-VIツーリングカーレースで
トヨタ・クラウンを駆り公式戦デビュー。
その後、TMSC(トヨタ・モータースポーツ・クラブ)の一員として
RT40コロナで65年の船橋CCCや、第3回クラブマンレース船橋大会に出場。
66年からはトヨタS800に乗り換え、全日本レーシングドライバー選手権大会で初優勝しています。

©TOYOTA MOTOR Co.

1967年には、トヨタ自工ワークス"TEAM TOYOTA"に加入し、
4月に開催された第1回富士24時間耐久レースで、細谷四方洋と組んで
トヨタ2000GTをドライブし優勝(写真)。

その後も全日本富士1000km耐久自動車レース(トヨタ2000GT 大坪/細谷)優勝、
鈴鹿12時間自動車レース(トヨタRT-X 大坪/細谷)2位など好成績を残します。


1968年からは、TEAM TOYOTAのエースとして、3リッター・トヨタ7をドライブ。
第5回日本グランプリ(写真)では、トヨタ勢最上位となる8位でフィニッシュ。

続く全日本鈴鹿レース大会では、細谷のトヨタ7と1-2フィニッシュを飾ったほか
11月に開催されたワールドチャレンジカップ富士200マイルレース大会
通称、日本CAN-AMにも出場。福澤幸雄のトヨタ7に続く5位入賞を果たすなど
TEAM TOYOTAのエースとして活躍していきます。

翌69年も、全日本鈴鹿300キロレースと、第11回全日本クラブマンレース大会で
鮒子田寛のトヨタ7に続く2位。‘69全日本富士1000kmレースでは、
鮒子田と組んで総合優勝を飾るなど、順調なキャリアを歩んで行きますが
この年の日本グランプリを前にティームを離脱。


実質的なプロレーサーとしてのキャリアは、
1971年の鈴鹿グレート20ドライバーズレースで林みのるが製作したFL360マシーン
マクランサ・パニックをドライブ(決勝リタイア)したのを最後に幕を下ろします。


ドライバー引退後に大坪さんは、映像プロダクション “ユニオン・プロジェクト”を設立。
1973年、見崎清志/高橋晴邦組がセリカLBターボで優勝を飾った
富士1000kmの模様を収めたドキュメンタリー『雨とセリカと男たち』
(このレースで、カメラカーのスプリンターをドライブするためレーサーとして復帰)を
製作したほか、1978年に旧ノバ・エンジニアリングが中嶋悟を擁して
ヨーロッパF3に挑んだ『羽ばたけ世界に中嶋悟』を製作するなど
日本のモータースポーツシーンを題材とした、貴重な映像を数多く残された
業績は、レーサーとしてのキャリアに負けず劣らず素晴らしいものでした。

僕が大坪さんとお会いしたのは数回ありますが
特に印象深かったのは、数年前に開催されたタイムマシーンフェスティバルでのこと。
その会場でトヨタ2000GTのデモランをお願いしたのですが
大病をされたあとだったこともあり、パドックでは冗談を言って笑わせてくれるものの
ちょっと元気がなさそうに見受けられました。

しかし、いざ2000GTに乗り込みヘルメットを被ると表情が一変。
周囲の心配をよそに、コースインしてからはドンドンとタイムアップをしていき
往時さながらのキレのある走りを見せてくれたのでした。

「実際にコースに出ると、1周ごとにブレーキングポイントをもっと深く、深く
 って気持ちになるよね。やっぱレーサーの性なのかなぁ」
とにこやかに笑っていらっしゃったのを思い出します。

改めて偉大なレジェンドのご冥福をお祈りします。



2013.06.07 Friday

BELL 500-TX CLASSIC

 

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極個人的な自動車偏愛日記



突然ですが、正直に告白します。
今年はじめにリリースされてから、欲しい、欲しいと思い続けて
ついに……かっ、買っちゃいました。



そう、1954年に発売された傑作ジェットヘルメット、
500TXをモチーフに、SNELL最新規格である”SNELL SA2010”に適合 させた
BELLのクラシックシリーズ第3弾です。

帽体は、カーボン/ケブラー/グラスファイバーを使った軽量シェル(実際軽い)。
なんてったって、最新のFIAの規定に適合していながら
クラシックなスタイルを維持しているってのが、最大のポイント。
(最新のジェットヘルはサイドの張り出しがキツイものばかりでしたから)

個人的に、ベルスター・クラシック(フルフェイス)を買うべきかどうすべきか?
でずっと悩んでいたんですが、マトモに被れるジェットヘルを1個も持っていなかったのと
使い勝手やその他モロモロを総合的に判断した結果、コッチがいいかな? と。

ほら、いつ円安になって1ドル=150円になるかも分からないし!!
……と言ってたら、また円高になりましたね(苦笑)。
ちなみに今なら、輸入元のYFCさんでの販売価格は5万1400円(税込)。
海外の某有名レーシングギア通販ショップで買うより安かったりします。


で、早速我が家にあるオールド・ベル(たぶん80年代のモノ)と比較。
僕が買ったTX-500 CLASSICはLサイズ(60-61cm)。
ちなみに古いベルの方は58cmなんですが、どちらもジャストフィット。
だから直接の大きさの比較は無意味かと思いますが、こうして比べてみると
やっぱ古い方が帽体の絞り込みがタイトですね。
ま、安全のためには致し方ないところでありますが。


サイドのフォルムの比較。
こうして見ると、安全対策が採られながらもシェイプ自体はクラシカルで
なかなか良いと思いませんか?


そしてインナーには伝家の宝刀、SNELLステッカーが。
これならル・マン・クラシックにも、モナコ・ヒストリックにも
もちろんグッドウッド・リバイバルにも出場できます。やった!


あれ? なんか足りない……と思ったそこの貴方。
ご安心を。ちゃんとBELLステッカーは別で付属しています。
カラーリングしてからお好きなところにどうぞ……って感じ。

うーん、やっぱパーソナルカラーのソリッドイエローに塗ろうかなぁ?
それとも心機一転カラーリング変えようかなぁ? と悩む時間が楽しい(笑)。


そうそう。この日のために我が家にずっと新品のまま保管されていた
BOUTON製のラバーゴーグル(その昔エコスカーズで買ったもの)を
付けてみるとこんな感じ。

おおーーーっ、あがるぅーーーーーーーっ!!

まぁ、肝心のフォーミュラの方の進展がなにもないのに
こうした外堀から攻めてばかりいるのも、僕らしいなぁ(笑)。

えへへ。すいません、なにせヘルメット・フェチなもので……。

ではでは。



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