2015.04.26 Sunday

今月のすいせん図書 その1

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。
今月の推薦図書のお時間です。
というわけで、まずは25日に発売された2誌をご紹介。


まずはENGINE 2015年6月号(新潮社 刊)
今月の巻頭は、4月売りの恒例になっている大ポルシェ特集。
そのタイトルは「古くても、新しくても、ポルシェ911が欲しい」同感です(笑)。


今回は、最新のポルシェ911を一気乗りした巻頭取材にお付き合いしたほか……
(これはこれで得難い経験でありました)


911をディープに愛されているオーナーの皆さんの取材を担当。
こちらの964カブリオレのオーナーは、タイタン乗りの真北さんに
ご紹介いただいた(多謝)コンテンポラリー・アーティスト、ツイヒジカズマサさん。
実はツイヒジさんは、あの伝説の深夜番組『カノッサの屈辱』や『料理の鉄人』の
アートディレクションを担当された方。
カノッサは良く見ていただけに、いつも以上に興奮して緊張しました(笑)。


またこの素晴らしいポルシェ912をお持ちの高田光政さんにもインタビュー。
実はこのクルマ、新車当時に大阪の昌和自動車が販売したという
れっきとしたディーラー車で、フルオリジナルという奇跡の個体。
いやー、こんなに素晴らしい912は初めてみました。本当に感動。
逆にこんなに良い個体を見たら目が肥えてしまって、
なかなかまたポルシェが買いづらくなりました(苦笑)。

ちなみに今回は、この高田さんの912と、お馴染みキョー山中御大が最近手に入れた
レストアベースの911Sタルガも取材させていただいたのですが
この2つのインタビューは、カー・マガジン214号(ネコ・パブリッシング 刊)で
当時中尾仁さんが山中さんを取材した記事『Second Love』のアンサー記事というか
ちょっとその流れを意識して書いてみました。

ご一読いただければ幸いです。


さらに先日のグッドウッド73rdメンバーズ・ミーティングで行われた
ナロー911のワンメイク『ジョン・オールディントン・トロフィー』の特集も掲載。
いやー、このコウゾウさんの写真痺れるわ〜。買いです。



さらにGENROQ 2015年6月号(三栄書房 刊)でもお世話になりました。
個人的にはベントレーEXP10 スピード6の記事が気になりました。
EXP10 スピード6、見れば見るほどカッコいい。欲しい(←買えるか!)。

あと、今季からポルシェGT3カップに参戦を始めたジャーナリストの
島下泰久さんのレポートも面白い。
最近マタンキー(山田弘樹)御大をふくめ、同世代の皆さんが頑張ってるなー。
僕もちゃんと走らないとなぁ……。


そのGENROQ誌でもグッドウッド73rdメンバーズ・ミーティングの記事を
書かせていただいたのですが、こちらはマクラーレンF1 GTRのリユニオンを中心に
イベント全体の様子をレポート。
今回のトピックのひとつでもあった、ジェームズ・ハントの息子
フレディ・ハント(親父にクリソツ)がヘスケス308に乗ってる写真なんかも載ってます。


しかしながら、マクラーレンF1 GTR のリユニオンは迫力あったなー。
マクラーレンなんか95年の優勝車とP1 GTRまで持ち込んでアピールしてたし。
ここに関谷さんがいらっしゃって、このGTRをドライブしたら最高だったんですけどね。


さらにさらに、会場内で行われていたボナムス・オークションの潜入記も掲載。
(リバイバルだと遠くの駐車場で開催されていて、なかなか見に行けなかったけど
  メンバーズ・ミーティングではサーキット内に会場があったので見れたのでした)
ちなみに手前の若干ヤン車みたいなXJ-Sは、な、なんとリスター・ジャガーXJS。
これも出品車でありました。


オークション会場の中を覗くと、こんなクルマたちの姿も。
くぅー。この詳細は是非本誌にて(笑)。

ちなみにGENROQ誌は来月5月発売号で記念すべき30周年記念!
なんかもの凄いコンテンツになりそうな予感。
早めに予約しておいた方がいいかも!!

てなわけで、推薦図書の第2弾は30日すぎにお送りする予定。

ではでは。


2015.04.22 Wednesday

1971 Jack Brabham trophy Race

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。
実は先日訪れたグッドウッド73rdメンバーズ・ミーティングで行われた
ジェリー・マーシャル・トロフィーを見ていたときから薄々と感づいてはいたんですけどね……。

photo:Kozo Fujiwara

なんだかんだいって、フォード・エスコートMk1は相当カッコいいのではないか?
カプリIIIなんかと一緒に走らされてしまって、このピーター・クレメンツの
エスコートRS2000は若干不利ではあったものの、それでも十分にカッコ良かった。
というか、実はかなり痺れた。

そんな興奮覚めやらぬ中で見つけてしまったのがこの動画。


なんと1971年10月にブランズハッチで開催された非選手権、
ワールド・チャンピオンシップス・ヴィクトリー・レースの
エキシビションマッチとして行われた、F1のティーム・マネージャーによる
フォード・エスコート・メキシコのワンメイクレースの動画なのであります。

この参加者がスゴい! 
予選でポールを取ったのは、ジャック・ブラバム御大。
以下、コーリン・チャップマン(!)、ジョン・サーティース、マックス・モズレー(!!)、
フィル・カー(マクラーレン・マネージャー)、フランク・ウィリアムズ(!!!)、
マイク・コスティン(!!!!)という順位。
このほか、エリック・ブロードレイやケン・ティレル(スチュワートとセヴェールが
ピットサイン出してるシーンがありますね)、アラン・リースらも
参加しているというドリームレース。
しかもこの映像のコメンタリーはグラハム・ヒルという豪華っぷり!

で、なにはともあれ注目していただきたいのは
終始繰り広げられるブラバムとチャップマンのバトル。
かつてロン・ヒックマンにインタビューしたときに、
レーシング・ドライバーを続けていたら、きっとチャップマンは良い成績を収めたはずだ
という話を聞いたことがありましたが、まさかここまでとは!

いやはや、興奮のあまり何度も再生してしまいました(笑)。
ご参考までに、このレース結果は以下の通り。

1. Jack Brabham – 11m 08.6s
2. JohnSurtees – 11m 11.2s
3. Colin Chapman – 11m 11.4s
4. Frank Williams – 1m 16.2s
5. Max Mosley – 11m 18.0s
6. Phil Kerr – 11m 24.4s
7. Mike Costin
8. Jackie Epstein
9. Doug Hardwick
10. Edward Nelson
11. Eric Broadley
12. Ken Tyrrell
13. Ian Williams
14. Alan Rees
15. Tim Parnell
FL. Colin Chapman – 1m 05.2s 

なんとコーリンはファステストまで記録していたのでありました。

© Bonhams 2001-2015


ちなみにこの時優勝したジャック・ブラバムのエスコート・メキシコは
2008年にグッドウッドFoSで行われたボナムスのオークションに出品されているのですが
落札予想価格28000〜32000ポンド(当時)という強気の設定が災いしてか
落札には至りませんでした。

このクルマ、いまどこにあるんでしょうねぇ?

ではでは。


2015.04.21 Tuesday

Overtakers の新作Tシャツ

 

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こんにちは。
今日は久々に散財のお話。


1950年代から70年代頃のモーターカルチャーをモチーフにした
モーターウェアブランドでお馴染みのOvetakers(オーバーテイカーズ)

その新作である「BLUE CROWN SPARK PLUGS」Tシャツと
定番の「BRITAIN」Tシャツ(散々着倒したので新調)をご購入。
ちょうどこれから着るTシャツどうしよーかなーと思ってたところだったんだよね。

© Overtakers

ちなみにこの新作の「BLUE CROWN SPARK PLUGS」Tシャツは、
これまで様々な商品を生み出してきた同社が、この春から始めた新しいコレクション
「THE MOTOR HERITAGE」の第一作。

“モータリゼーションの発展と共に生まれ消えていった、
 様々なメイクスやブランドの貴重なヘリテイ ジロゴをTシャツで蘇らせる”
というのがコンセプトであります。



© Overtakers

ちなみにこの「BLUE CROWN SPARK PLUGS」のベースになったのは……

© Overtakers

1930年代から50年代のIndyCarレースで活躍した
「BLUE CROWN SPARK PLUGS」を忠実に再現したもの。
いやぁ、お恥ずかしながらこんなブランドがあったなんて知りませんでした。
でもこのグラフィックかっこいい。さすが目の付けどころがナイス。

© Overtakers

背面にドカーンとあしらわれたロゴも派手過ぎず、すごく良いバランス。
今度のサイドウェイ・トロフィーの時に着ていこう。うん、そうしよう。

サイズはS、M、Lの3種類。
価格は4,600円(税込4,968円)
詳しくはOvertakers もしくは オンラインショップのHORIZON BLUE まで。

ではでは。


2015.04.20 Monday

SUZUKA から始まるモータースポーツアート展

 

Motor Press(モータープレス)
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こんにちは。
このモータープレスでもお馴染み、Bob日高さんから
耳寄りなイベントの情報をいただきました。


『SUZUKA から始まるモータースポーツアート展』

開催期間:平成27年5月13日(水)〜5月17日(日)迄の5日間。
     午前10時〜午後7時

開催開場:三重テラス 2階多目的開場
     東京都中央区日本橋室町2−4−1
     浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」2階
     TEL:03 -5542-1035
                    入場無料

鈴鹿サーキットのお膝元 三重県と縁が深い日本橋から
モータースポーツとアートのコラボで新しいモータースポーツ文化を創造し
若い人達に自動車とモータースポーツに親しみを抱いて貰いたい……という主旨ではじまり
今年2回目を迎えるこのプログラム。
参加されるアーティストは以下のとおり。

安藤俊彦  1987年F1日本グランプリのポスターを制作。
大内 誠  日本屈指のテクニカル・イラストレーター。
小川和己     クルマと人そして街が織り成す風景を描いた水彩画を得意とする。
轟 友宏    イタリア「ミッレ・ミリア・ミュージアム」で、東洋人として最初の個展を開催。
渡邊アキラ    Car & Driver 表紙、TAMIYA パッケージデザイン、
                        HONDA年間カレンダーを手掛ける。
       
しかもこのうち大内 誠 、渡邊アキラ の両氏が、今年8月にアメリカ・ペブルビーチで開催される、
「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」アート部門への出展が決定。
日本人自動車アーティストとして初の快挙だそうです。

さらに……下記の方々のトークイベントも併催。
舘 信秀 TOM’S 会長 2014 鈴鹿サーキットモータースポーツ顕彰 受賞。
小倉茂徳 F1・レース解説者。第2期ホンダF1現地広報スタッフ
鐘尾 隆 8耐 伝説のマシン Tech21 ボディーカラーリング担当デザイナー。
川崎和寛 アイルトン・セナのヘルメットカラーリング担当デザイナー。
渡辺信義 ホンダGPバイク用エンジン設計者。
日高嗣郎 元・F3000及びF3レーシングティームオーナー。

むむむ! アート展示もさることながら
このトークショーのメンバーがまた魅力的。
これは中々面白い(というかディープな)プログラムになりそうです。

ではでは




2015.04.19 Sunday

Lamborghini Countach LP400S ”Walter Wolf"

 

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こんにちは。
昨晩は都内で開催された
「ウルフ・カウンタック フルレストア完成披露レセプション」にお邪魔してきました。


この会を主催されたのは、あのウォルター・ウルフが所有した
いわゆる“ウルフ・カウンタック”の3号車の現オーナーである福田愼次郎さん。

そのレストアの完成とともに、福田さん自らがジャン・パオロ・ダラーラ、
ウォルター・ウルフに話を聞きに出向き、彼らの証言と
現車のディテールを仔細に検討した末に判明した、この個体の真相を
詳らかにする……というのがこのレセプションの目的。


その詳細に関しては、このあと様々なメディアで紹介されることと思うので
ここでは割愛させていただきますが
その個体のヒストリーを追うというのは、クルマ趣味の楽しみのひとつ。

特に歴史ある貴重なクルマを所有するオーナーにとって
そのクルマの素性を多角的に検証して明らかにしておく……というのは
後世に正しく残していくという面でも、一種の責務だと思います。

個人的にカウンタック(最近は本国どおりクンタッチと呼ぶのがトレンドですね)は
スーパーカーブームの頃のアイドルでしたし、ウルフが作ったウルフ・カウンタック
(当時はLP500Sなんて呼ばれていたこともありましたね)の存在も知っていましたが
それに1号車、2号車、3号車が存在し、搭載されていたエンジンが……なんて
話は、恥ずかしながらよく理解しておりませんでした。

そういう意味でも、この検証はとても尊い行為だと思います。素晴らしい。


また会場には、ウルフ・カウンタック3号車のレストア完成を祝い
ウルフWR1が展示されていたり、ウォルター・ウルフ、ジャン・パオロ・ダラーラ両氏からの
ビデオレターが届いたり……


さらにイタリアから、ウルフ・ティームの一員として1976年の富士にエントリーした
アルトゥリオ・メルザリオが招待されたりと、さながらウルフ祭りの様相。

久々にお会いしたアルトゥリオ御大もお元気そうでなにより。
というわけで、非常に興味深い会でありました。
主催の福田さん、関係者の皆さん、おつかれさまでした。ありがとうございました。

ではでは。



2015.04.13 Monday

25mo Anniversario Coppa di Koumi

 

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こんにちは。
この週末は、25周年を迎えた国内レギュラリティラン・イベントの老舗
コッパ・ディ 小海の会場にお邪魔してきました。


いやー小海もついに四半世紀を迎えたのですね。
確か僕が最初に行ったのは、1997年くらいかな?
最初に出たのは1999年か2000年くらいだった気がします。

……そんな目出たい席なのに、土曜の朝起きてみたら雨&霧。
前日なんて雪(!)だったもんね。
まー小海に雪とかのハプニングはつきもの(?)ですが、お前雨男なんじゃね?
という痛い視線を秘かに感じてたのは事実。


そんな会場エントランス前に、今回はこんなクルマが展示されていました。
1929年型の SALMSON G58。
今年お亡くなりになった岐阜のエンスージァスト、原田正美さんの忘れ形見。

実は原田さんには、昨年のグッドウッド・リバイバルの会場でお会いして
「イベントはすごいんだけど、イギリスの食事はやっぱ駄目。フランスかイタリアに行きたい」
なんてお話して盛り上がったばかりだったのになぁ。
なんかもの凄く寂しいです。改めてご冥福をお祈りします。


さて。結局スタート時間の10時になっても一向に天気が回復する気配はなし。
でもそこはさすが百戦錬磨の強者揃い。
戦前のオープンホイールたちも、イタリアン・バルケッタたちも
勢いよく飛び出していきます!


しかもお昼が近づくにつれ天候も回復。
レストポイントとなったテラス蓼科ではご覧のような快晴に!
いやー気持ちいい。雨男じゃなくてよかった。


そしてカメラのレンズはついつい、こういうクルマたちの方向に……。
なんかグッドウッドに行ってから、また再発中なんだよねー。
すっごく理想的な912の情報(絶対秘密じゃ)を探りあてたりしたりして。むむむー。


それにしても、2年ぶりのコッパ・ディ小海は、相変わらず会場も
エントランスの皆さんの雰囲気も心地よくて楽しかったです。
毎度のことですが、こういう場所にくると
やっぱナンバー付のヒストリックカーを1台手元に置いておきたくなりますね。


そうそう、モータープレスでお馴染みportagoさんも
復活なったアルファ・ロメオ・ジュリエッタSZで参加されてたし。


でもその一方で、25周年という記念すべき年なのに、60台しか参加がなかったのは寂しい限り。

いつも小海じゃ代わり映えしないとか、もっと豪華なイベントがあるとか
もっと競技がシビアなのがいいとか、沿道が賑やかな場所を走る方がいいとか
エントラントに芸能人が沢山いる方がいいとか、いろんな意見はあるかもしれませんが
ヒストリックカーを愛するからこそ
日本で一番ヒストリックなレギュラリティランにもっともっと多くの
オーナーが参加してくれるといいなーと個人的には思っています。

こういうイベントを主催者任せにするのではなく、個々が参加することで
育てて行くというのは、自動車文化という意味ではすっごく大事なことですからね。

すいません、生意気言いました。


ま、なにはともあれ、2日目にはお天気も完全に回復し
無事に25周年記念を終了できたというのは喜ばしい限り。
今度は皆さんに秋のコッパ・ディ東京でお会いできるのを楽しみにしております。


というわけで、主宰のオカピーこと岡田邦雄さん。
そして初回からこのイベントを支えるストラダーレの井出勝彦さん。
さらにスタッフの皆さん。お疲れさまでした。

30周年を迎えるまでに、僕もナンバー付きのクルマを手に入れて
小海に出られるようにがんばろう。

ではでは。


2015.04.09 Thursday

5月17日はサイドウェイ・トロフィー!

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記



こんにちは。
今年も5月17日に千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで
Festival of SIDEWAY TROPHY 2015 Spring が開催されます。

ということで、我らがMOTOR PRESS RACING DIVISIONの参戦体制を
ここに発表させていただきます。


まずヒストリック・フォーミュラ・カップには
ワタクシ、藤原とロータス69FFのコンビが出場。
今回は同日に筑波でSuper Battle of Miniが開催されるので
上位入賞(=グリッドガールとのハグ)の可能性が高くなるのでは?
という皮算用があるのは公然の秘密です。


そしてメインレースであるエヴァーグリーン・カップの
アンダー1300cc クラスに元NEKOヒーリー、1963 AUSTIN HEALEY SPRITE MkIIが
キョー山中とともに参戦。

メカニックはイサリオ・オカ、コーイチ・ミズタニの二人。
打倒 生沢徹! は諦めて(笑)アンダー1300cc クラス優勝を狙います。


さらに RAC メモリアル・ラン(1960年代のクルマによるスポーツ走行)に
NEKOヒーリーのTカーとも噂される、キョー山中秘蔵のホンダS800が出走。


詳しくはPARC FERME - by Ecosse Cars のHPをご覧下さい。
金子さんスイマセン、早めにエントリーフォーム持って行きます。

ただ時期が時期なだけに、締め切り終わんなくて僕だけ参加できなくても
許してください(苦笑)。

ではでは。



2015.04.08 Wednesday

Goodwood 73rd Members' Meeting Derek Bell Cup 2

 

Motor Press(モータープレス)
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こんにちは。
1週間ぶりのご無沙汰でございます。
ここ最近取材で旅に出たり、某誌の締め切りが近づいていたり
なんだかんだモータープレスをアップすることができないでおりました。
ま、いまもその状況はまったく変わっていませんが。

©2015 The Goodwood Estate Company

さて、今回もGoodwood 73rd Members' Meeting の中で行われた
1リッターF3のレース、Derek Bell Cupの続きであります。
前回紹介できなかった、メジャー、マイナー両方のマシーンをご紹介します。


まずはブラバムBT15。1965年シーズン用のF3であります。
やはりヨーロッパのヒストリックF3においてもブラバムは人気で最大勢力を誇示。
値段もうなぎ上りらしい。むむむ……。


こちらは1966年式のブラバムBT16/16A。
後ろを行くのは67年式のブラバムBT21Bであります。


ヒストリックF3は1964年から70年までが対象なので
70年型のブラバムBT28もギリギリセーフ。

グッドウッドでは基本的に混走でしたが、本来のヒストリックF3では
1964年から65年までの製造で、サイドドラフト・キャブ+6.5J以内のホイールのクラスAと
1966年から70年までの製造で、ダウンドラフト・キャブ+6.5J以上のクラスBに
分けられているようですね。


そして思いのほか台数の少なかったロータス勢。
FJだと人気なんですけどね、やはりF3ではブラバムやテクノが人気みたい。
これはエントリーリスト上では31 F3になっていましたが、シャシープレートを見たら22。
いわゆる22改31ってやつですね。船橋にあった22/31と同じ。


今回41は2台参加。
ジョン・ピアソンがドライブするこの41(c/n不明)は綺麗でした。
そうだなぁ、出るなら41かなぁ。いや59も良かったなぁ。なんのことだか。


で、もう1台。おおーこれも41だ! と思ったら様子がなんか変。
エントリーリストをみたら、VESEY FORDって書いてある。
VESEY ?? 聞いたことないなぁ。でもカウルは41っぽいね。


VESEYのロゴはこんな感じ。

調べてみたら、1970年のオールトンパークで開催されたLombank British F3に
ピーター・コルボーンってドライバーがVESEY FV3で走った記録を見つけることが
できたのだけれど、それ以外の資料、記録は一切なし。
なかなか謎のコンストラクターであります。誰か教えてください。


一方こちらはメジャーネーム。シェブロンB15。
1969年用のF3ですね。前回紹介した70年型のB17とはカウルのイメージがちょっと違う。


これも初めてみたクルマ。マーリンMk10。
Mk11以降のモデルは日本にも多く生息するのでお馴染みですが
これは1967年用のF3マシーン。カウルのイメージがちょっと違う。
ちなみにオーナードライバーのギヨーム・コリノット(たぶん若い)は
トークンF1のオーナーでもあったりする。マニアだなぁ。


で、こちらはフランシス・ライオンズ(去年モナコで久保田さんと競り合った
マイケル・ライオンズのパパ。一家揃ってF1に乗ってる超セレブ)のマーリンMk10。
でもカウルはMk10以降のモノが付いてるっぽいな。


このゼッケン5は、1970年のクロッスル  17F。
1969年のフォーミュラ・フォード選手権では16Fが大きな成功を収めてますが
17Fは不発に終わったのでありました。
しかもこの17Fも予選の序盤でリタイア。写真もこれ1枚のみ。トホホ。


そして最後に紹介するのは、1965年型アレクシスMk8 HF
前年のMk4/5から発展させたF2/F3シャシーであります。
このMk8は速かったですね。確か決勝でも5位に入ったはず。

ということで、パッと見ただけでは同じ葉巻型に見えるF3も
こうして見るとそれぞれに個性的で面白いですよね。

そういう意味では日本で行われているHFRのレースもバラエティに富んでいて面白い。
気になる方は、4月29日の筑波に是非。

ではでは。


2015.04.01 Wednesday

Goodwood 73rd Members' Meeting Derek Bell Cup 1

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
なんかかなり久しぶりの更新ですね。
大丈夫です、なんとか生きてます(笑)。

photo:Kozo Fujiwara

さて今日はグッドウッド73rdメンバーズ・ミーティングのつづき。
僕がどーしても見たかった、1960年代1000cc F3のレース、デレック・ベル・カップのお話です。

彼の地では昔から、HISTORIC F3 1000cc EUROPEAN TROPHYが組織されていて
各地でレースが開催されているのですが、グッドウッド・サーキットを舞台に
レースが行われるのは今回が初めて(リバイバルはFJが対象ですから)。

昨年、F3がグッドウッドで行われると決まってからというもの
急に1000cc F3の相場があがったり(それまでそんなに高くなかったのに)
かなり大騒ぎになりましたが、蓋を開けてみれば合計30台の大量エントリー!
このうち決勝に進出したのは27台ですが、スタートシーンは圧巻でしたね。


そんなレベルの高いガチンコバトルを制したのは
リバイバルでブラバムBT7 F1にも乗って活躍しているアメリカ人、ジェイムズ・キング。
ペースカーランのあと、トップのマーチにプレッシャーを掛け続けてミスを誘い
ゴールラインでほんの鼻先だけかわして優勝。いやー見事でした。
彼のマシンは1970年のシェブロンB17。オーナーはトニー・マントル。


そのキングに最後で敗れたサイモン・アーマーのマーチ703。
予選からブッチギリに速かったんだけどなー。残念!


そして今回の注目株。ブラバムBT21で参加のマイク・パスカル。
彼のブラバムはシャシーナンバーBT21-47の元生沢徹車。(その詳しい顛末はコチラ)
ちゃんと生沢さんに連絡して、本人公認のもと生沢カラーに仕上げたという拘りっぷり。
決勝は前年ながらリタイアでしたね。


このマイクさんがスゴいのは、ヘルメットもウエアも生沢スタイルだということ。
確かにこの柄のレーシングスーツは英国のHistoricaで入手できますが
ワッペンなんかどうやって揃えたんでしょう。さすがに生沢さんも驚いたとか。


また今回ロータス、ブラバムにも劣らない一大勢力を築いていたのが5台参加のテクノ勢。
このジャン−ピエール・ジョッソー・カラー、最高です。
ただどのテクノもシャシーナンバーとかを確認できなかったのよね。


こちらは中盤までトップ争いをしていたテクノ。
確かジャン−ピエール・ジャリエもこんなカラーのテクノでF3を走ってましたよね。


そして何気なく見過ごすところだったけど、個人的に大収穫だったのがコレ。
1969年型デ・サンクティスF3。
細かい説明は面倒くさい(笑)んで、ここを見てください。

個人的にデ・サンクティスっていうとロータス23のような
スポーツプロトがツボだったりするんですが
実は結構長いことF3を作っていたのですね。


でもこのデ・サンクティス、予選中に宙に舞う(ちょっと大げさ)
アクシデントに見舞われて決勝DNS。
たった2周で17番手のタイムを出すなど、結構速かったのにな。
ちなみにその決定的瞬間がアップされています。嗚呼。


まぁ大事に至らなくてなにより。
フォーミュラは怖いな。気をつけよう。


そんなF3参加車の中で個人的にとっても気に入ったのが
ジョン・カウンセルのロータス59F3。
1969年にジム・ラッセル・レーシングドライバー・スクールから
エントリーしていた時代のエマーソン・フィッティパルディ車を再現!
(これもシャシーナンバーわからず)

いやー、このカラーリングは素敵。


もうバシバシ写真撮りまくりましたよ。
なにかの役にたつんじゃ? と思って各部のステッカーまで撮ってきた(笑)。


これまでリバイバルのチチェスター・カップ(FJ)こそ神! と思っておりましたが
いやいやなんのなんの、この1リッターF3は面白い。
個人的にはこっちの方がツボかも……。

というわけで、次回もまたF3の続きでござる。
ではでは。




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