2016.06.27 Monday

今月の推薦図書 Part2

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
今月末分の推薦図書のお時間でございます。
 

まずはGENROQ 2016年8月号(三栄書房 刊)
ポルシェ911Rの試乗記(ムムム!)のほか、ベントレー・ベンテイガの付録小冊子など
今月も内容が盛りだくさんでありますが……


僕が書かせていただいたのは、まず先日のポルシェ・パレードin鈴鹿にあわせ
日本に上陸したポルシェ・ミュージアム所蔵の917Kのお話。
6Pにわたり展開される小林邦寿カメラマンの写真だけでも買いです!
 

さらに先日のモナコ・ヒストリックGPの模様も6Pに渡ってご報告。
久保田さん2位入賞の裏に何が起きたのか? 大量参加したレジェンド・ドライバーたちの
素顔などなど、レポートさせていただいております。
 


さらにさらに、6月に行われたポルシェ・カレラカップ・ジャパンの特集も。
今回は今年PCCJにステップアップされた2人のドライバーへのインタビュー。
これまた非常に興味深いお話でありました。

このほか、モナコで開催されていたヴィンテージ・レーシングボートのお話とか
多摩川スピードウェイ80周年のこととか、ナローレストアの連載なども

書かせていただいております。是非是非。
 

 

続いてご紹介するのはENGINE 2016年8月号(新潮社 刊)。
こちらの巻頭特集は恒例の『エンジン・ホット100ニュー・カーズ!』
今回は33人のジャーナリストに加え、一般読者の皆さんの投票も含めた
ランキングとなっているのですが、これ毎回悩むんですよね。

散々悩んだ結果については本誌をごらんください(笑)。
 

 

 


このENGINE誌でも不定期連載のポルシェ・カレラカップ・ジャパンの
記事を書かせていただいてます。いやぁ今年のカレラカップ・レディは綺麗だなぁ……
 


……という話ではなく、オーストリア・ブンデスリーガ、レッドブル・ザルツブルクに所属し
U-23日本代表としてリオ五輪出場の期待もかかる、南野拓実選手へのインタビューであります。
 

先日行われた718ボクスター発表の席で、ポルシェドライビングアスリートに就任することも
合わせて発表された南野選手をPCCJの会場に連れ出し、カップカーには座らせるわ、
藤井誠暢選手指導のもとでドライビング・レッスンも行うわと、盛りだくさんの内容だったのですが
さすが世界で活躍するプロ・アスリートだけあって、飲み込みも早いし、分析も的確。
これまた非常に楽しい取材となりました。こちらもぜひ!
 

 

 


さらにさらにLE VOLANT 2016年8月号(学研プラス 刊)でも
モナコ・ヒストリックの模様をレポート。

こうして様々なジャンルの本でご紹介させていただき、一人でも多くの方に
興味をもっていただけるのが、僕としては何より。
 

ということで、また来月。

ではでは。


 

2016.06.24 Friday

24 Hours Le Mans 2016 part2

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
ル・マン観戦記のつづきです。
 

レース期間中、我々プレスがお世話になるのがパドック内(ポルシェ・ピットのすぐ裏)にある
ホスピタリティブース。ここは主にドライバー、チームスタッフ、ゲストが使用する施設で
マーク・ウェバーも、ハンス・シュトゥックもここでご飯を食べたりしてます。
この写真だと大きさがイマイチわからないけど、立派な二階建て。無論エアコン完備です。
 

中はこんな感じ。レースを中継する巨大モニターのほか、常時1号車と2号車のオンボードカメラも中継。
さらに英語の場内アナウンスもあって、常にピット状況なども伝えてくれます。
そして24時間の飲食サービス(アルコールもあるのだ)も提供。ネットもガンガン繋がる。ほんと至れり尽くせり。
 

しかも入り口にはしれっと919ハイブリッドの2リッターV4ツインターボも飾られていたりして。
 

そしてこちらはポルシェカーブのアウト側にあるポルシェ専用の観戦ブース。
ここも入れるのは、招待された顧客など関係者のみ。
ちなみに入り口の919ハイブリッドはハリボテ君です。
 

こんな感じで、ビールを飲みながらカリーヴルストを摘んでレース観戦できるわけです。
屋根もあるし、ストーブもあるし、近くに巨大モニターもあるので、24時間ここにいることもできなくもない。
 

そして白眉がこちら。昨年フォードシケインのアウト側に完成したポルシェ・エクスペリエンス・センター。
レースウィークにはシケイン周辺に各メーカーのゲスト・ホスピタリティが乱立するのですが
他が週末限りの簡易施設なのに対し、ポルシェのそれは10年契約という恒久的な3階建てビル。ものすごくでかい。
レース期間にここを使えるのは、世界中から招待された特別な顧客の皆さん、ゲスト、VIPのみ。
我々プレスも特別に許可をもらわない限り、入れてもらえません。
 

入り口を入ると、いきなり昨年優勝した919ハイブリッド19号車がデーンとお出迎え。
汚れもなにも当時のまま。周囲を柵で囲うような無粋な真似もしてません。
 

だから頼むとコクピットも見せてもらえる。ちなみに優勝車のシャシーナンバーは1504(15年の4号車?)でした。
 

館内にあるポルシェ・クラシックのブースには、以前ご紹介した
1972年のル・マン・クラスウィナーで、先日ポルシェ・クラシックで
レストアされたばかりの911 2.5S/Tが。
 

これも担当氏とお話してると、リフトアップして車体裏を見せてくれたり、
コクピットやエンジンも見せてくれる。親切。
 

さらにオフィシャルショップもある。だから上着を忘れても安心(笑)。
 

3階建ての建物には、100人ほどを収納可能なシアタールームも。ここで24時間レース中継をするほか
走行を終えたドライバー、関係者、レジェンドなどが登場してトークショーをしたりもする。
 

金曜の午後、LMP、GTの各ドライバーが大集合して行われる
レース前のプレスカンファレンスの会場もここです。
 

そしてこの施設最大の特徴が、この2階にあるレストラン。圧巻。
 

席に着くと、こんなメニューを置いてある。無論飲み物はあらゆるものが揃ってる。
 

料理はどれも絶品。とてもサーキットで出てくる食べ物とは思えない。ごちそうさま。
 

しかも窓の外はこんな景色(ちなみに3階にはシケインを一望できるバーと、テラスが)。
ちなみにここまでのレベルでホスピを展開してるのはポルシェとアウディ(こっちもすごいんだって!)の2社のみ。
あと、今年はフォードもなかなか大きなホスピを展開してましたね。
我らがトヨタもがんばっている(パドックのホスピが吹きっさらしのテントからやっと2階建のプレハブになった)
のだけれど、ゲスト用の施設を含めフォードの足元にも及ばすという状況。
確かにこうした豪華施設を建てれば良いってものではないけれど、こういう部分にまで徹底的にこだわって
自らのブランドをプロデュースする余力とセンスがあるメイクスが、
レースにおいても結果的に好成績を残しているのは事実。
ル・マンって単にテクノリジーだけの勝負ではなくて、メイクスの威信をかけた総力戦なのね
ということを改めて感じたのでありました。
ではでは。


 
2016.06.23 Thursday

24 Hours Le Mans 2016 part1

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
ご無沙汰しております。
 

 
今年もまた、ル・マン24時間レースに行ってきました。
もう既に皆さん結果はご存知のことと思いますが、今年のレースは
おそらく長いル・マンの歴史においても、五指に入るドラマチックなレースでしたね。
 

 
とにかく今年のル・マンは、盛り上がりっぷりがすごかった。
会場内はどこも人、人、人。スタート前のグリッドもこの有様。
クルマなんてほとんど見えない!
ちなみに今年のル・マン、事前の天気予報では降ったり、止んだりの繰り返し……ということでしたが
スタート前(この後土砂降りになるのだ!)に降った以外は、ずっとドライのままでしたね。
ということで、セーフティーカーが出たのはスタートを含め、たった4回。
そう思うと、天気予報が外れたのも、後々の波乱の引き金になったのかも??
 

そんな今年のル・マンを象徴するのは、優勝したポルシェ919ハイブリッド'16ではなく
このトヨタTS050ハイブリッドですよね!
開幕のシルバーストーン、スパ、そしてル・マンのテストデーでは、ライバルに水をあけられていましたが
予選からグッと調子を伸ばしてきたTS050。完全にル・マンに照準を合わせて開発してきたという印象。
 

フォード・シケイン、インディアナポリス、そしてユノ・ディエール最初のシケインなどで
各車の走りを見てきたのですが、最もスムーズに速くコーナーを駆け抜けていたのはTS050。
なんというか、走りに”迷い”がないんですよ。 毎周、毎周、同じラインを同じ速さで
トレースしていくように走っていく。エンジン音も淀みがなくてアクセル踏むタイミングもどこよりも早い。
ある意味、去年のポルシェのよう。
 

一方、優勝したポルシェ勢は、速いことには速いんだけど、全体的にトヨタには一歩及ばず。
コーナーの走りも遜色ないんだけど、トヨタと比べるとちょっとだけアクセルの踏み込みが遅い気がする。
そしてエンジン音が去年のような澄んだ感じじゃなくて、ちょっと濁ってる。
ただ夜中に1号車のウォーターポンプ・トラブルが出て優勝争いから脱落しても、冷静さを保って
2台のレースを続ける盤石ぶりはさすがでしたね。そのしぶとさがツキをもたらしたのかも。
 

対するアウディは週末を通じて精彩を欠いた感じでしたね。他の何にも似ていない
R18(カッコイイかどうかは別にして)は個性的で面白いんだけど
コーナーの立ち上がりで、動きが乱れたりしてたし、アクセル踏み込むタイミングも遅かった。
さらに7号車、8号車ともにトラブル続きで散々だったのに、24時間終わってみれば3位、4位というのもさすが。
 

そして大激戦(台数も増えた!)のLMP2勢はアルピーヌA460ニッサンが優勝。
地元フランス車の優勝だけに、表彰台も盛り上がりました。
ちなみにLMP2は上位9台がすべてニッサン・エンジン搭載車でした。それもすごい。
 

でも今年でそれも最後。来年からLMP2は4メイクスのシャシーにギブソン・テクノロジー製の
4.2リッターV8エンジンに統一されることになってます。
パドックにはそのGK428エンジンが展示されていましたが、こうしたレギュレーション変更が
吉と出るか、凶と出るかは不透明。個人的には自由闊達な競争があったほうがいいと思うのだけれど……。
 

そしてLM-GTE Proは昨年このル・マンでお披露目されたフォードGTが優勝。
フェラーリ488GTEとのトップ争いはなかなか手に汗握るものがありました。
思えば今年はGT40初優勝から記念すべき50周年ですもんね!
まぁ、デイトナ・フィニッシュをするためにゴールラインで順位が変わっちゃった
という故事を再現しなくて何よりでした(笑)。
ちなみにLM-GTE Amはフェラーリ458イタリアが優勝。Pro、Amともに911RSRには
厳しい結果になりましたねぇ。さすがにもうGTで911は通用しなくなってきたのかなぁ?

 

そんな今年のル・マンのハイライトは、なんといっても残り3分で起きたトヨタの悲劇につきます。
その時の顛末は来月のGENROQ誌で書かせていただこうと思っていますが
ポルシェ陣営としても99%以上、2位確定と思っていただけに、いろいろな意味でショックでした。
ちなみにレース後は、優勝したチームが自身のホスピタリティで各チームを招きパーティーをやるのが
(You Tubeなどに出てるポルシェ首脳とトヨタ首脳のエール交換は、ポルシェブースでのパーティーの模様ですね)
慣例となっているのですが、急遽決まった優勝でポルシェのホスピは大騒ぎ。
 

そんなこんなだから、レース直後にイクス、シュトゥック、ベルの各御大に
挨拶にきたマーク・ウエーバーもずっと困惑しきった表情。もう信じられないって。
でも勝ちは勝ち。こういうレースだってあるんだ、とは各レジェンドの見解。深い。
 


無論、5号車の3人が表彰台の中央に立つ光景が理想的だったのかもしれませんが

最終的にここに立てた3組それぞれに、その資格と価値があったのは事実。

やっぱル・マンで勝つってものすごいことなんだなと、改めて思ってジーンときたり。
 

 

 


個人的にはレース後の「ル・マンで勝てるチャンスが与えられれば、もちろん断ることはありません」
というロマン・デュマの言葉と、表彰式でのこの表情が印象的でしたね。
うーん、本当にすごいレースだった。
こんな歴史に残るレースの現場に立ち会えて、その空気を吸えて本当に幸せでした。
ますます、今シーズンのWECの行方が楽しみになりました。
 
ではでは。


 
2016.06.13 Monday

今月の推薦図書 Part1



Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
なーんか毎週のようにあっちこっちに出かけていて
ご報告が遅くなりましたが、すでに今月発売済みの各紙をご紹介。



左が1日に発売されたレーシング・オン483号(三栄書房 刊)
右が6日に発売されたTipo 2016年7月号(ネコ・パブリッシング 刊)
ちなみにウイングカーF1特集のレーシング・オンの表紙写真は
僕がグッドウッドで撮ってきた写真を加工していただいたもの。
ついに写真も表紙デビューだぜ。イエイ。




そんなレーシング・オン誌では、巻頭特集のウイングカーF1にあわせて
久保田さんの所有するロータス78/4と、リシャール・ミル氏が所有している78/1の解説。



そして本国CTLの所有しているロータス79/3の解説をさせていただいております。
そのほかに、豪華執筆陣によるディープなグラウンドエフェクト秘話が満載。
F1ファンには永久保存版。



さらにグラウンド・エフェクトF1がテーマの一つだったグッドウッド74thメンバーズ・ミーティングの
模様もレポートさせていただいておりまする。



一方のTipoでは、4月に行ってきた(遠い目)ポルシェ・トランスアクスル40周年の模様をレポート。
いやぁ、あれから地味に売り物情報を探してるんだけどな、国内外ともに
FR系もどんどん高くなっちゃってるのよねん。

本当はいろいろご紹介したいネタやご報告もいっぱい、いーっぱいあるのだけれど
いま超ピンチなので、この辺で。

ではでは。


 
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