2016.08.30 Tuesday

今月の推薦図書

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんばんは。
すっかり忘れておりましたが
今月も色々なところで、いろいろと書かせていただいております。
 

まずはGENROQ 10月号(三栄書房 刊)
連載中の1972年式911Sのレストア記はお休みですが
そのかわり、先日開催されたオートモビル・カウンシル2016の模様や
数十年かけてランボルギーニ400GTをレストアした男の物語などを
担当させていただきました。
 
Photo:Porsche Japan K.K.
 
そして先日スウェーデンで試乗させてもらったポルシェ718ケイマンの試乗記も!
個人的に4気筒エンジンに乗るのはこれが初めてだったんですが
2リッター&250psのケイマンも、2.5リッター&300psのケイマンSも
どっちもすっごくパワフルで乗りやすい。よくできたエンジンでありました。
聞けば919ハイブリッドの2リッターV4の直系というべき素性の持ち主なんですって。
なんかそういうのだけでもそそるね(笑)。
 
Photo:Porsche Japan K.K.

しかも個人的には、窓を開けて走ると往時の914のような
ボロロロロ〜というエキゾーストノートがするのが、また良かったんだな(笑)。
個人的に一番気に入ったのは、2リッター・ケイマンのMT仕様でした。牧歌的で軽やかで爽やかです。
 

そしてENGINE 10月号(新潮社 刊)では、
8月に富士で行われたポルシェ・カレラカップ・ジャパンの
模様をレポート。今回インタビューしたのは、先日の鈴鹿ラウンドで
念願のシリーズタイトルを獲得した近藤翼選手。
結構、カップカーを乗りこなすためのツボをお話しいただけて、いろいろ勉強になりました。
 

久々にお仕事させていただいたROSSO 229号(ネコ・パブリッシング 刊)では
英国特派員のコウゾウさんから送っていただいた、
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの模様を6Pにわたってレポート。
 
photo:Kozo Fujiwara
 
送られてきた膨大な写真を見ながら、改めて今年行けば良かったなぁと後悔するばかり。
とにかくできるだけふんだんにネタを詰め込みました。
 

さらに8月31日発売のBMWER Vol.30(ネコ・パブリッシング 刊)でも
グッドウッドFoSの模様をレポート。
 
photo:Kozo Fujiwara
 
こちらはBMW専門誌ゆえ、8Pに渡ってイベントの模様と
出走した全BMWの解説をさせていただいております。これまた永久保存版。
 

あと、ご報告を忘れておりましたが(すいません)8月1日に発売された
レーシングオン484号(三栄書房 刊)でも、グッドウッドFoSの模様をご紹介。
さらにモナコ・ヒストリックを走ったマキF101のレポートや
原富治雄さんとテリー佐原さんの連載でも、マカオGPの説明などを書かせていただいてます。
みなさん、ぜひ買ってくださいね(ハート)。

 

ということで、これからミュンヘンに行ってきます。
 

 

ではでは。


 

 

 

2016.08.19 Friday

RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2016

 

 

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
ついに昨日、鈴鹿サーキットからプレスリリースが配信されましたが
昨年5月に第1回が開催された、ヒストリック・イベント『SUZUKA Sound of ENGINE』が
新たにスイスの高級時計メーカー『RICHARD MILLE 』 をメインスポンサーに迎え、その内容を一新。
『RICHARD MILLE  SUZUKA Sound of ENGINE 2016』として11月19日、20日に開催されることになりました。
 
photo:鈴鹿サーキット
 
今回の目玉はなんといっても『Group C〜世界を席巻したモンスターたち』と題された
グループCカーのトリビュート・ラン。内外のグループCマシン12台
(もしかしたら15台以上になる……かも)が鈴鹿に集結。
土日の両日ともフルコースを使い、迫力あるローリングスタート(レースではないけど)を披露する予定。
1992年に開催されたJSPC最終戦の出走台数が11台でしたから、それを上回る規模になるのは確実。必見です!
 

しかも来るクルマがすごい! 1987年のスパ1000kmで優勝経験をもつジャガーXJR-8 LMとか……
 

1987年にXJR-8として製作されハラマ360km、モンツァ1000km、富士1000km(!)で優勝。
オフシーズンにアップデートされ活躍したXJR-9と、2台のシルクカット・ジャガーが来日!!
 

さらに現在ヒストリック・グループCで活躍中のクレーマー・ポルシェ962Cも、
最終戦ポール・リカールを終えた直後に来日が決定!
 
photo:鈴鹿サーキット

迎え撃つ日本勢もまた豪華。マツダはJSPC仕様のマツダ787Bで参戦!
 

さらにマツダ767Bもエントリー。2台のロータリー・サウンドが響きます!
 

photo:日産自動車
 
さらにさらに日産からは、幻のNP35のほか、無敵のR92CP、さらにスカイライン・シルエットまで登場。
 

モータープレスではお馴染み、上住コレクションのマーチ83G NISSAN SILVIA TURBO C Nichira も登場。
無論、MCSグッピーも唯一のC2マシンとして、その勇姿を披露してくれる予定です。
 

さらにさらにさらに、エムズ・バンテックからも2台のポルシェ962Cの参戦が決定。
これまで海外の様々なイベントでグループCを見てきて、なんとかこの光景を日本で再現できないものか……
と思ってきた願いが叶います。
 
……ここまで見てきて、あれ? 久保田さんは?? と思ったあなたは鋭い。
久保田さんがどんなグループCカーで参戦するのかは、まだ内緒。新情報が入り次第、またお伝えします。
 
photo:鈴鹿サーキット
 
このようにグループCだけでも凄いんだけど、F1のデモランもまたもっと凄い。
今回のイベントに合わせ、『RICHARD MILLE 』 代表でエンスージァストとしても有名な
リシャール・ミル氏所有の1975年式フェラーリ312Tが来日。312Tが鈴鹿を走るのは史上初ではないかしら?
 
photo:鈴鹿サーキット
 
しかもリシャール・ミル・コレクションから、ティレル006も来日! うわーこれも日本初。もう号泣!!
 

迎え撃つ日本勢がまたまた凄い。1967年式のクーパーT86マセラティを筆頭に……
 

ティレル006とのランデブーが楽しみなロータス72Cとか……
 
photo:鈴鹿サーキット
 
ウルフWR1の勇姿も見られるはず! このほかフェラーリ2003GAに至るまでの錚々たるF1マシーンが
10台以上出走予定。過去に行われた日本のヒストリック・イベントの中で
間違いなく最大の規模となるF1デモランが実現します!
photo:日産自動車
 
加えて1960年代のレーシング・プロトも大集合。日本GP制覇から記念すべき50周年を迎えた
プリンスR380 A-1のほか……
 
photo:前田恵介

タキ・レーシング・チームで若き日の長谷見昌弘さんがドライブしたローラT70Mk3など
所縁のマシーンたちが一緒になってデモランを繰り広げます。たぶん、ここで号泣するな、きっと。
 

また土日の両日にわたりHFR(ヒストリック・フォーミュラ・レジスター)のファイナル・ラウンドも開催。
な、なーんと既に35台のエントリーが確定しているとか! これまた過去最大規模のレースとなりそうな予感!!
 
photo:Yamaha Motor Co.,Ltd.
 
一方、2輪のテーマは1960年台のマン島TTレースと、90年台のWGP250cc(泣ける!)。
あの1993年のWGPチャンピオン・マシン、ヤマハTZ250Mの姿も拝めるそうですが
残念ながら展示のみだとか……うーん惜しい。でも、ものすごく見たい。
 

ちなみに1976年以前に生産された2輪車、4輪車のオーナーならば、200台限定で
イベント期間中、鈴鹿サーキット国際レーシングコースのパドック内に設けられた
『TIME TRAVEL PARKING』という専用スペースに駐車可能となります。
 
料金は1台5000円(2日間:『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2016』5名様入場券含む)と超お得。
(無論、事前審査もあるので暴走族チックな改造車の入場は無理ですけど)
 

いやーもうこれは鈴鹿に来るしかない! ではでは。

 

 

 

2016.08.05 Friday

AUTOMOBILE COUNCIL 2016

 

 

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんばんは。
本日幕張メッセで開幕した、ヒストリックカー・イベント
AUTOMOBILE COUNCIL 2016(オートモビル カウンシル 2016)にお邪魔してきました。
 

フランス・レトロモビルに倣った、展示型のイベントとして始まったこのイベント。
幕張メッセの2、3ホールを使い、様々なテーマに沿った展示が行われています。
 

入場してまず目に飛び込んでくるのが、主催者展示のコーナー。
『初めてのポルシェ』ということで、当時の輸入ディーラー三和自動車が
1953年に輸入した最初の2台のうちの1台、1953年型356プリAカブリオレと
先日お亡くなりになった、式場壮吉さんが1964年の第2回日本グランプリで優勝した904GTSを展示。
 

また各自動車メーカー、インポーターによる展示が充実しているのもこのイベントの特徴。
 
日産自動車はGT-Rのルーツというべき、1964年のプリンス・スカイライン54Bのほか
第3回日本グランプリの優勝から50周年を迎えたプリンスR380などを展示。
 

ホンダは数年前に復元されたSPORTS 360、S600、そしてS660を展示。
でも、他社に比べるとちょっと寂しい……。
 

トヨタは誕生50周年を迎えたカローラをテーマとした展示。
コンパクトながら、真面目でしっかりと纏まった素晴らしいディスプレイでした。
 

今回の白眉はマツダ・ブース。”マツダ・デザイン”をテーマに、過去から現在に至る
デザインDNAを解き明かす展示内容は素晴らしいのひとこと。実はブース奥のルーチェの横を入ると……
 

コスモ・スポーツの線画や、このサバンナGTの実写、
そしてRX-7(SA22 & FD)のクレイモデルなどなど、貴重な資料が綺麗に並べられています。
 

こんな貴重なレンダリングも。さらに昨年の東京モーターショーで展示され
話題を呼んだ、RXビジョンも展示されています。必見ですよ。
 
あと、午前中のプレスカンファレンスでは初代ユーノス・ロードスター(NA型)の
パーツ再生産とレストア業務をマツダが検討しているという朗報も!
この姿勢が各メーカーに伝播していくことを願います!!
 

そんなマツダ・ブースでの個人的な収穫は、僕の大好きなR360クーペのシートバックが
ルーフカラーとコーディネートされているのを知ったこと。かわいい。素敵。おしゃれ。
 

さらに会場では、アバルト124スパイダーのジャパン・プレミア
(同時に展示されているヒストリック・アバルトも必見)が行われたり……
 

マクラーレン570GTのジャパン・プレミアが行われるなど、新型車関係の話題も豊富。
 

しかもマクラーレン・ブースには、アイコンというべきロードカー、F1の姿も!!
なにげに間近で見るチャンスの少ないクルマですからね。これだけでもご利益ありです。
 

そしてスバルはボクサー・エンジン誕生50周年
(そう、これから日本車は様々なアニバーサリーを迎えるのです!)を記念した展示を披露。
なんとその遠いルーツ? というべき中島飛行機の栄21型(零戦のエンジンですね)を
国立科学博物館から借りてきて展示する気合の入りよう!
 

さらにさらに素晴らしいのは、ボルボ・カー・ジャパンが新たに
KLASSISK GARAGE(クラシック・ガレージ)というセクションをボルボ・カーズ東名横浜に立ち上げ、
純正パーツを使用したクラシック・モデルのメンテナンス・サービスを実施すると発表したこと!
 
ちなみに手前のP1800はボルボ・カー・ジャパンの木村社長の愛車だそう。素晴らしい。
 

このほか、ここでは書ききれない(なのでGENROQ誌に書きます:笑)ほど
様々な話題にあふれていたオートモビル・カウンシルの会場。
ぜひ各ブースを訪ねて、スタッフの皆さんに色々聞いてみてください。面白いネタがいっぱい落ちてます。
 
ちなみに展示車両の一部の販売も実施。1973年式のシムカ1100GLSが250万円だったり
ワンオーナー走行わずか1457kmの1988年式フェラーリ・テスタロッサがコーンズ・ブースで2800万円で
売られていたり、なかなか面白いです。
そんな会場の最高値はプラネックス・カーズにあったロータス97Tルノー。
実働する世界に2台のうちの1台(もう1台はCTL所有)で、な、なんと3億9800万円也。チーン。
 

そんな会場で個人的にキュン死にしそうになったのが、エブロ・ブースにあった1/20スケールの
ブラバムBT18ホンダのプラモデル試作品。木谷さんに色々お話を伺いましたが、この出来が見事。完璧。
秋ぐらいの発売を予定してるそうなので、一人10個は買いだな。
 
ではでは。

 
2016.08.03 Wednesday

R.I.P. Chris Amon

 

 

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記

 
8月3日、1960年代から70年代にかけて活躍した
偉大なるニュージーランド人レーサー
クリス・エイモン(クリストファー・アーサー・エイモン)が亡くなったそうです。享年73。
 
photo:Ford Motor
 
フェラーリ・ワークス、マトラ・ワークスに在籍し、いくつもの名勝負を繰り広げるも
ついぞF1では1勝もできなかった……というエピソードが有名なエイモンですが
奇しくも今年は、彼が故ブルース・マクラーレンと組んで、
フォードに初のル・マン総合優勝を捧げてから
50周年にあたる年。
 
photo:Ford Motor
 
このレースで有名なのが
ゴール直前までトップを独走していたケン・マイルズ/デニス・ハルム組のGT40を先頭に
3台並んでのゴールシーンを演出しようと隊列を整えたものの
フィニッシュラインを同一周回のエイモン/マクラーレン組が先に越えてしまい
そのまま優勝が確定してしまったというエピソード。
 
3位に入ったディック・ハッチャーソン、ロニー・バックナムもすでにこの世にいませんし
これでこの時を知るドライバーは誰もいなくなってしまいました。
 

 

 


そういえば今年のル・マンでも、優勝50周年を記念して久々に3台のGT40が揃って展示されていました。

そんな節目を見届けた後に訃報を聞くなんて、なんか運命的なものを感じるのは僕だけでしょうか?
 

 

 


ちなみにエイモンといえば、1966年に富士スピードウェイで行われた

日本インディ200マイルレースに出場しているほか

1974年には自らのコンストラクターを設立したことでも知られていますよね。

しかしながら、オーナー兼ドライバーとして出場するもシーズン途中に撤退。

その後、エンサイン、ウィリアムズと渡り歩き、1976年のカナダGPを最後に現役を引退しました。
 

 

近年では母国ニュージーランドで新人ドライバーの育成に力を貸していたというエイモン。

2006年に刊行された日本の名レース100選 Vol.013『'66 日本インディ』(三栄書房 刊)に

掲載されたインタビュー記事が、おそらく日本のメディアに出た最後の露出だったと思います。
 

 

改めて偉大なるレジェンドのご冥福をお祈りします。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

2016.08.01 Monday

開設80周年記念展 多摩川スピードウェイ〜日本初の常設モーターサーキット〜

 

 

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
昨日まで川崎市市民ミュージアムを舞台に開催されていた展覧会
『開設80周年記念展 多摩川スピードウェイ〜日本初の常設モーターサーキット〜』
最終日にやっとお邪魔することができました。
 

昨年11月に田園調布せせらぎ公園で行われた回顧展をご覧になった方も多いかと思いますが
今回の展示はそのときの写真をベースに、当時の貴重な紙モノの資料を多数展示した
さらに内容の濃いものとなっておりました。
 

併せて最終日の14時から行われたギャラリートークでは
多摩川スピードウェイの会、副会長の小林大樹さんがパネルを回りながら
それぞれを解説していくというスタイルの講演を実施。
前回よりもさらに深い、様々な事実を知ることができました。
 
小林さんお疲れ様でした。
そして多摩川スピードウェイの会の皆さん、すばらしい展示をありがとうございました。
 

その帰り道にふらっと多摩川スピードウェイ跡地へ。
先日の記念プレート除幕式のときと違い、スタンド跡は鬱蒼とした雑草に埋没。
そう、実はあの除幕式でスタンドが綺麗だったのは、
イベントの前に多摩川スピードウェイの会の皆さんが、
このスタンドの除草作業をされていたからなのですね。
 
いずれにしろ、尊い皆さんの活動が礎となって、この日本自動車遺産が後世にいろんな形で
引き継がれていくことを望みます。
 
ではでは。

 
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