2016.10.31 Monday

Gold Star Drivers Club「Year End Party」のご案内

 

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。

毎年2月に開催されるストットカーレース

「CAR GRAPHIC Presents Gold Star Drivers Slot Car Race」などでも

おなじみのレーシングドライバーのOB会組織「Gold Star Drivers Club(GSDC)」
 


昨年もGSDCが主催する「Year End Party」の模様をお届けしましたが

なんと来る12月6日(火曜日)に行われる今年のYear End Partyが、

一般のモータースポーツ・ファンも参加できる形で開催されることになったそうです!
 

普段こういう仕事をしている僕らでも中々お会いできないレジェンドばかりが

一堂に集まる機会なんてそうはないですからね(去年はあまりの迫力に緊張したなぁ:笑)。

マニアのみなさんには、ずっと疑問に思っていたこと、聞きたかったことを直接ぶつけるチャンスです。

 

一般申し込み話枠は限定50名のみとのことなので、ご希望の方は是非下記へアクセスを!!
 

 

■Gold Star Drivers Club Year End Party 概要
 

■開催日        
2016年12月6日(火)
■開催時間        
午後6時〜8時30分 (受付開始 午後5時半)

■会場        
ヒルトン東京 3階 大和の間
東京都新宿区西新宿6丁目6−2 電話 03−3344−5111
◎会場までJR新宿駅西口から徒歩:10分、タクシー:5分
シャトルバス:新宿駅西口・京王デパート前バス停21番から20分間隔で運行しています
 

 

■申し込み方法

 

■人数        
最大50名まで
■参加料金    
15,000円/名(税込み)
■申込方法    
下記申込フォームに必要事項ご記入のうえ、お申し込みいただきます。
http://www.motorsport-japan.com/goldstar/mail/
■締め切り
11月8日(火)
■当選者    
お申し込み人数が50名を越えた場合は、抽選にて決定させていただきます。
■お支払い方法    
当選されたお客様には、GSDC事務局よりメールにて当選のご案内と、

お振込先の口座番号をご案内させていただきます。事前のお振込を基本とし、

振込確認できた方に再度メールにて正式な受領及び当選のご案内をさせていただきます。
 

■お問い合わせ先
NPO法人日本モータースポーツ推進機構宛
電話03-5733-4303
MAIL : info@motorsport-japan.com
 

 

ちなみにどなたが会員にいらっしゃるかは、
Gold Star Drivers ClubのオフィシャルHPを見ていただけると幸いです。
ほら、レジェンド揃いでしょ。無論僕もお邪魔します。
 
ではでは。
 
2016.10.25 Tuesday

JCCA ENDURANCE TSUKUBA MEETING 2016

 


Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記

ご無沙汰しております。
ここ数週間、週末のたびに取材だ、WEC富士6時間だ、なんだと
あちこちにお邪魔してたのですが、先日の日曜は筑波サーキットへ。
 

恒例のJCCA エンデュランス筑波ミーティングへお邪魔してきました。
この日の筑波は朝から快晴。10月にしては暑いくらいの陽気でしたが
とにかくパドックはもちろん、グランドスタンドもヘアピンの観客席も駐車場も大混雑!
ここのところ、サーキット・イベントが復調の兆しをみせていますが
これほどまでの盛り上がりをみせているのは、本当に久しぶりかも。
 

その立役者がこのお二人。
 
クレイジーケンバンドのボーカルでエンスーとしても知られる横山剣さんと
”黒い稲妻” 桑島正美さんがメインレースとなる60分耐久レースに
スカイライン2000GT-R(PGC10)で初出場を果たしたのです!
 
このコラボレーションを実現させたのは、ハコスカ専門店としておなじみの
内田モーターワークスの内田幸輝代表。このためにマシンを用意し、全ての手配をこなすなど
想像を絶するご苦労があったかと思いますが、その甲斐あって会場は大盛り上がり!
 

このために実際に筑波を走るなど準備を進めてきたという横山剣さんは、レース初出場とは思えないほど
落ち着いて安定した走りでスタートドライバーの務めを全うし、30分(!)近くも走行。
 
そのバトンを受け継いだ桑島さんが、JAF公認のレースに出場するのは1979年以来!!
「ずっとフォーミュラだったから、ロールするクルマは難しい」と仰いながらも走るこむたびにペースアップ。
 
ずっと1コーナーで見ていたんですが、ステアリングとアクセルを微調整しながらの綺麗なライン取り
そして本当にスムーズな加速とシフトアップは、見ていて惚れ惚れするものでした。
ぜひこれからも、色々な場所でその走りを披露していただきたいものです。
 

そんな耐久レースの盛り上がりを受けてか、この日の他のカテゴリーも大盛況。
菅谷ヨーロッパと浪川911の激しいトップ争いが展開されたPレースには13台がエントリー。
 

その中で個人的に注目したのは、この1970年式ホンダ1300 クーペ9S。
ただでさえ貴重な1300クーペ9Sが、こうしてサーキットを走る姿をみせてくれるだけで感動。
レースの方は残念がらリタイアとなってしまったものの、来年以降の活躍も期待してます!!
 

そしてS65、S68、S75クラスの混走となったSレースもこの迫力。
こちらも各所で緊迫感のあるバトルが繰り広げされたのですが……
 

なんといっても白眉は、1965年型のアバルトOT1300がエントリーしていたこと!
 
ええーーー、SレースにOT1300!!!! と腰を抜かしたのは言うまでもありませんが(笑)
聞くところによると、海外のレースに参戦するための実績を積む意味もあってのエントリーなのだとか。
なるほどー。そういう意味でもJAF公認レースとして行われているJCCAの存在意義って大きいなぁと改めて納得。
 

TSカップと双璧をなす、JCCAの名物レースであるFレースもこの盛り上がりっぷり。
1960〜70年代のフルチューン国産ツーリングカーたちの繰り広げるレースは迫力満点。
このまま一座で海外興行しても十分に通用すると思う!
 

そんなエントラントの中でキュンと心を鷲掴みにされたのが、KP47スターレット。
子供の頃、セリカLBと並んでKP47がアイドルだった僕にはド・ストライクな1台。
残念ながらその勇姿を予選でしか見られませんでしたが、ぜひ来年もあちこちで見たいです。
 

そしてもう1台素晴らしかったのが、このS122Aカペラ。
マツダ・オート東京の寺田陽次郎車の完璧なレプリカといっていい出来栄えは見事。
こういうのは日本じゃないと見られないですからね!
 

さらに TSカップには19台ものエントラントが集まり大騒ぎ。
高度にチューニングされたマシン、手練揃いのドライバー、緊張感のあるバトル!
一度見ると病みつきになること間違い無し。
外国のエンスーなんかにもウケると思うなぁ。今回スターレットが2台いたのもよかった!
 

今回唯一のフォーミュラ・レースとなったFLレース。
前回富士で行われたレースを見に行けなかっただけに、とても楽しみにしていたんですが
16台のFLが一斉に走る光景に感涙。個人的にベルコ96Aの姿が見られただけでも幸せです。
 
いやぁ、とにかく本当に内容の濃い1日でした。
エントラントの皆さん、関係者の皆さん、お疲れ様でした。
 
さぁ、次は11月19日、20日に鈴鹿サーキットで行われる
気づけばもう開催まで1ヶ月を切ったのですね! すでに前売り券も発売中。
海外からのエントラントも続々日本を目指している模様。
皆さんもぜひ会場へ。
 
ではでは。

 
2016.10.13 Thursday

ALPINE VISION

 

 


Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記

こんばんは。
 
すでにあちこちのメディアで紹介されていますが
一昨日、10月11日に東京・六本木で行われた
コンセプトカー、アルピーヌ・ヴィジョンの発表会に飛び入り参加。
 

ここ数年、復活する、復活すると言われながら、なかなかその気配が感じられなかった
新生アルピーヌがついに始動。ヨーロッパでは2017年、日本では2018年からの販売を目指すとか。
 
無論、オリジンのA110とは比較になりませんが、実物のアルピーヌ・ビジョンは
意外と小さいというのが第一印象(それについてはまた後で)。
ま。実際の市販バージョンはタイヤ&ホイールのサイズとか、ミラーとか色々変わるのかもしれないので
また印象が違って見えるかもしれませんが。
 

リアスタイルはこんな感じ。エンジンはミドシップの4気筒ターボという以外詳細はなく、
実際に中身も見せてもらえなかったけど、派手なスポイラーがついていない姿はシンプルでいいかもね。
 

一方、コクピットはデジタルスクリーンなど最新のファッションを採用。
ギヤボックスは2ペダル・セミAT。シートの表皮が往年のA110っぽくて
このあたりに刺さる人も多いのでは??
 

ラゲッジルームはこんな感じ。まぁ実用性云々っていうより、
ついているだけで十分ありがたいという感じ。
 

このアルピーヌ・ビジョンの前身たる、アルピーヌ・セレブレーションを初めてみたのは
ワールドプレミアされた、2015年のル・マン24時間レースの会場でのこと。
 
ものすごい人だかりだったんだけど、この時の個人的な第一印象は「うすらデカイ」というもの。
でも改めて比較してみると、今回のアルピーヌ・ビジョンとは基本的に変わっていないのかも。
人間の感覚ってあまりアテになりませんな。
 

後ろ姿はこんな感じ。マフラーの出方やテールレンズ、そしてリアスポイラーの有無など
結構な違いがありますね。
 
photo:Kozo Fujiwara
 
で、こちらはその2週間後、2015年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを
走るアルピーヌ・セレブレーションの姿。サイドのグラフィックが変わった以外、
たぶん違いはないけれど、ル・マンに展示してあったのとは、別の個体かもしれない。
 
photo:Kozo Fujiwara
 
そのリアビュー。テールの色がオレンジから白に変わっていたりする。
 
photo:Kozo Fujiwara
 
さらにコクピットも激写。さすがコウゾウさん。
今回公開されたアルピーヌ・ビジョンとはまるで異なるレーシングカーっぽいデザインです。
 
photo:Kozo Fujiwara
 
でもって、こちらが今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに登場した
アルピーヌ・セレブレーション。一見同じに見えるんだけど、それまでダミーだった
ヘッドライト、ドライビングランプがついたりリアウイングが大型化されたり、
結構いろいろ変わってた。
 
photo:Kozo Fujiwara
 
そのリアカット。テールレンズもダミーではなくなってますね。
でもこのクルマのリアウイングが大型化している一方で、市販コンセプトのアルピーヌ・ビジョンが
ウイングレスなのは大丈夫? とも思ったり。
 
しかしながらこうしてみると、改めて定点観測って大事ですね。うんうん。
 
ではでは。

 
2016.10.12 Wednesday

JAPANESE OBSESSION

 


Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。
週末のこと。生沢さんから久々にメール。
お、なになに? と開いてみると……
 
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アタシの友人達へ(オマエは友人じゃーねーと言う方々には「各位」で)

「Tetsu Ikuzawa」が、英国で最も人気の自動車雑誌「EVO」の最新号、11月号に取り上げられました。
6ページで取り上げられていますが、とても良い記事です。
買って見て!

http://www.evo.co.uk/
 
生沢 徹
 

えー! 今度はEVOっすか!!
というわけで早速入手。
 

そして、いきなりドーン!
文章を読んでみると、おそらくEVO取材陣は生沢さんの秘密基地のフルコースを体験
(見ていくためには色々な前置きと順番があるのだ)したのだと思いますが
やっぱガイジンでも、これ見ると驚くんですね(笑)。
 
しかも前に比べてレイアウトは変わってるし、収蔵物は俄然増えてるし。
 

しかも知らない間にモンキーがとんでもない数に増殖してた。
そしてさらなるニューカマーがコレクション入りするという噂もあるし。
 
僕が初めてお会いした数年前(もう10年近くになりますが……)は
古いもの、過去のものには一切興味もないし、執着もないって仰ってたけど
なんか、あっという間に国内有数の個人コレクションになっちゃいましたね。
 
そのあたりのバイタリティが74歳になった今も衰えるどころか
ますます加速しているところが、生沢さんの凄さでもあります。
 
ぜひご購読を。
 

そういえば文中で生沢さんを「Legend of the Slyline」と紹介していましたが
今月のEVOにはこんな記事も。
 
いよいよ、こういう時代になってきたんですねぇ。
この前ドイツ行ったときも、空港で日本の旧車の専門誌売ってたしな。
これからはクルマ、人ともに日本の歴史をドンドン海外発信すべきですね。
 
ではでは。


 
2016.10.11 Tuesday

R.I.P. Tony Adamowicz

 


Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。
 
さっきヴィック・エルフォードのフェイスブックを覗いていたらこんな悲しい知らせが……。
 
1960年代から80年代にかけて活躍したアメリカ人レーシング・ドライバー
A to Z ことトニー・アダモウィッツが10月10日に75歳で亡くなったそうです。
 
Tony Adamowicz のFacebookから
 
1964年にレースキャリアをスタートさせたトニー・アダモウィッツは
1968年にトランザム・シリーズのアンダー2リッター・クラスでポルシェ911を駆りチャンピオンに。
その後、1969年北米F5000シリーズでもイーグルMk5でタイトルを獲得。
 
1970年にはNARTのフェラーリ312P、71年には512Mをドライブし、
それぞれデイトナ24時間、ル・マン24時間レースにも出場。
またデイヴィッド・パイパーのポルシェ917Kに乗ったり、
1971年のCan-Amシリーズでオートワールド・エクイップメントの
マクラーレンM8Bに乗るなどあらゆるカテゴリーで活躍。
 
1980年代にはIMSA GTUで日産フェアレディ280ZXもドライブしています。
 
日本の名レース100選 Vol.014(三栄書房 刊)
 
その実績を買われて、1971年9月の富士グラン・チャンピオン・シリーズ第4戦
富士インター200マイル・レースに酒井レーシングのマクラーレンM6B改M12で出場。
続く最終戦、富士マスターズ250kmにも同じマクラーレンでエントリーし
酒井マクラーレンM12、生沢ポルシェ917K、風戸ポルシェ908/2と死闘を繰り広げたのでした。
 
また1982年のWEC in Japanにも日産フェアレディ280ZXターボで出場するなど
日本にゆかりのあるドライバーでもありました。
 
Tony Adamowicz のFacebookから
 
実は数年前、フトしたことからフェイスブックでつながり、何度か資料を送ったりして
連絡を取り合ったことがあります。
 
「富士のことは今でも覚えているよ!」とメッセージをくれたトニーさんは
かつての愛機イーグルMk5を駆り、ヒストリック・レースに参戦するなど積極的な活動を
していたのですが、昨年癌が見つかり治療をはじめたことを公表。
以来、フェイスブックの更新もなくなり心配していた矢先の訃報となってしまいました。
 
改めてご冥福をお祈りします。

 
2016.10.07 Friday

30周年を迎えたLSCR

 

 


Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。

昨日は筑波サーキットで行われた
LSCR(Lightweight Sports Car Register)主催の筑波 Autumn Meetingにお邪魔してきました。
 

今年は、英国系のライトウェイト・スポーツやレーシングカーをメインとした
老舗クラブであるLSCRが設立されて30周年という記念すべき年。
おめでとうございます!!
 
カー・マガジン216号(ネコ・パブリッシング 刊)
 
個人的にLSCRというと、設立10周年の時にカー・マガジンに掲載されたこの特集記事の
インパクトが大きいんですよね。うわー、世の中にはこんな酔狂な人たちがいるんだ! って(笑)。
 
記憶の中では大学生の時に見た……と思ってたんですが、1996年ということはすでに社員の頃。
ちなみにこの時の記事を書かれているのは、当時の編集長の安東さんです。
 

で、会場に入るや否や目に入ってきたのが、会長の福田さんの所有するロータス62と
戸塚さんの所有するシェブロンB16。もうこれだけで満腹です(笑)。
 

さらに本橋さんのクーパーT86マセラティにも久々に再会!
かつて若き日のヨッヘン・リントがドライブしたT86の走る姿は、11月19〜20日に開催される
(※前売り券も発売されましたぜ!)
 

というわけで、鈴鹿で走行を予定している福田さんの23Bの姿も。
いやぁ、先日のグッドウッド・リバイバルで、23Bのガチンコ・バトルを見せつけられてからというもの
めちゃくちゃ気になってるんですよね23B。でもなぁ、もはや簡単に買える値段じゃないしなぁ(悲)。
あ、昔から簡単に買える値段じゃなかったか。
 

あと、個人的には久々にこのロータス59/69の姿を見られたのが、何よりの収穫でした。
 

すいません、思わずついついジロジロ見てしまいました(笑)。
 

また、いつになくフォーミュラ勢の参加が多かったのも今回の特徴でしたね。
このうちの何台かは、来月の鈴鹿サウンド・オブ・エンジンで開催されるHFRのレースに
出場されるとのことで、そちらも楽しみ。
 
うーん、やっぱ無理してでも69を持ってきて走らせる(お誘いいただいてたのに)べきだったかなぁ。
なんて言いながら、実は左膝を痛めていて、いまクラッチが踏めないのだ(笑)。
なにはともあれ、鈴鹿の前に人間を直さないと!
 
というわけでLSCR の皆さん、参加されていた皆さんお疲れさまでした!!
ではでは。

 
2016.10.04 Tuesday

Goodwood Revival Meeting 2016 Part3

 

 

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。
 
もうちょっと続く予定のグッドウッド・リバイバル報告。
第3弾となる今回は、オースティンA35のセント・メアリーズ以上に
個人的に興奮した、1961~65年の1.5リッターF1によるグローヴァー・トロフィーです。
 

このレースでは、目下クラシック・チーム・ロータスのエース、アンディ・ミドルハースト
(今年のモナコ・ヒストリックのウィナーでもありますね)が、No.25のロータス25R4で5連勝中!
無論今回もその連勝記録の更新に期待がかかっていたのですが、
なんとエンジンのオーバーホールが間に合わず、今回は欠場。

No.29のニック・フェネルのロータス25R5、
そしてロータス21のダン・コリンズ、24のアンドリュー・ビューモントの3台体制での参戦となりました。
 

そんなCTL勢の前に立ちはだかるのが、ヒストリック・レース界の名手として知られる
マーティン・ストレットンの乗るロータス24BRM。昨年アンディと優勝争いを繰り広げた
ストレットンは今年も気合十分。8月にもグッドウッドでテストを行うなど万全の体制で
臨んできたこともあり、ニックの29を抑えて見事ポールポジションを獲得しました!
 

もうひとり侮れないのが、ブラバムBT7でエントリーの常連ジェームス・キング。
過去にも何度かこのグローヴァー・トロフィーを制している彼は、1970年代に
カナダ・フォーミュラ・アトランティック・シリーズで、あのジル・ヴィルニューヴと
優勝争いを繰り広げたという経歴の持ち主なのです!
 

一方、今年のモナコ・ヒストリックでもアンディの25に食らいついたジョー・コルサッコの
フェラーリ1512は不調。予選でもいまいち速さが見られませんでした(結局決勝はメカニカルトラブルでリタイア)。
チームスタッフおそろいのブルーのつなぎがイタリアン・ティームっぽくておしゃれ。
 

このように見所のおおい今年のグローヴァー・トロフィーにあって、個人的に大注目してたのが、この方。
1970年のル・マンでハンス・ヘルマンとともにポルシェに初の総合優勝をもたらした
レジェンド、リチャード・アトウッド。
 
かつては、このグローヴァー・トロフィーの常連だったアトウッドですが、
数年前に心臓の手術をして以来、ずっと欠場されていたのです。
さすがにもうF1はやらないのかな? と思っていたら、このような元気な姿で復活。素晴らしい!
 


アトウッドがドライブしたのは、かつてタスマン・シリーズなどでもドライブした経験があるという
BRM P261。本物が本物に乗って、本気のレースをする! これぞまさにリバイバルの本懐。
ちなみに御年76歳のアトウッドですが、その腕前は健在。
 
予選はトップからコンマ6秒差の4位! 決勝もスタートこそ出遅れたものの、
いぶし銀のテクニックで上位に上がり、最終的に4位でフィニッシュしてみせました。
いやー、この目でその走りを見られただけでも感動!
 
photo:Kozo Fujiwara

そして迎えた決勝レースですが、これが何度もトップが入れ替わる、手に汗握る展開に。
昨年のリバイバルではトップを伺うものの序盤でリタイア。
その後、今回に至るまでレースに出場してこなかったニックが百戦錬磨のストレットンを相手に
勝つことができるのか、ハラハラ、ドキドキしながら見守っていたのですが……
 
ということで、最近アップされたグッドウッドのオフィシャル映像。フルバージョンをどうぞ!
 

いやぁ、すごいレースでしょう?
 
最後の最後、ウッドコートでストレットンにインを突かれたときに「終わったー」と正直思ったのですが
ゴールラインを終了時間ギリギリで通過したことが、勝負のアヤとなりましたね。
グローヴァー・トロフィー史上に残る傑作レースだったと思います!
 

ついに悲願のグローヴァー・トロフィー初優勝を果たしたニックさんはこの表情!
クライブも「本当にすごい! アメージングだ」と大喜び。
これで CTLのグローヴァー・トロフィー連勝記録は6に伸びました。
本当におめでとうございます。
 
改めて自分とのレベルの差を痛感して、ちょっとフォーミュラに乗る気が失せました(笑)。
 
ではでは。

 
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