2016.12.28 Wednesday

今月の推薦図書


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。
いよいよ年末! もー大変という最中にノロウイルスに家族全員で感染。
マジで地獄をみました。気ぃつけなはれや!
というわけで今年最後の推薦図書のお時間です。

まずご紹介するのは、すでに発売中の佐原輝夫さん描き下ろしの
星野一義イラストブック『Strada ストラーダ』(三栄書房 刊)
 
カメラマンの原富治雄さんのプロデュースのもと、これまでノスタルジックヒーロー誌、
レーシングオン誌で佐原さんのモータースポーツ・イラストが連載されてきましたが、
この本は「日本一速い男」星野一義さんのレーシング人生にスポットを当て
すべて描き下ろし(!)で作られた1冊。
 
佐原さんの素晴らしいイラスト、原さんの貴重な写真もさることながら
それぞれのレースに対する大串さん、大内さんのインタビュー記事も最高。
そんな中、僕もヨーロッパF2挑戦に関する原稿を2本だけ書かせていただきました。
(本当なら六本木の展覧会のオープニングにも行きたかった…)
星野ファンならずとも、永久保存版です。ぜひ!
 

続いて『GENROQ 2017年2月号』(三栄書房 刊)。
今月ももーミチミチに濃い内容になっておりますが
(山崎元裕さんのミウラで行く、ミウラ牧場のレポートは必見です!)
その中でRICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINEのレポートや
恒例のナロー911Sのレストア記などを書かせていただいております。
 
photo:モビリティランド/鈴鹿サーキット
 
いやぁ、なんかもう1年くらい前の話に感じなくもないですが(笑)
いま思い返してみても凄いイベントだったなぁ。
来年がいまから楽しみなり。
 
さらに恒例のSUV特集(国産SUVの清水草一さんの記事、最高だった!
あと菊池仁志さんのレンジが燃えてしまった! という話は衝撃的だったな)の
『ENGINE 2017年2月号』(新潮社 刊)では、巻頭SUV特集のオーナー取材を担当。
 

このクルマ……ではなく、これを引っ張る方が主役。
HFRやサイドウェイでおなじみの関口好夫さんに愛犬マロ君とともにご登場いただいております。
すーっと行きたい、行きたいと思っていた関口ガレージにお邪魔できただけでも満足でしたが
関口さんのトレーラー・ライフをみて、まだぞろ悪い虫が……。
 

そのほか、不定期連載のポルシェ・カレラカップ・ジャパンの締めくくり
「ポルシェ・ナイト・オブ・チャンピオンズ・ジャパン2016」の模様や
先日のWEC富士でのアストン・マーティン・レーシングの活躍を

 

スポンサーである大里研究所の林幸泰さん、そしてエースであるダレン・ターナーに

インタビューした記事なども掲載していただいております。
 

 

 


本編から離れた話だったので書かなかったけど、グッドウッド・リバイバルの常連でもある

ダレンの話は面白かった。彼が乗ってたゼッケン7のオースティンA35。なぜピンクなのかというと

ピンク・フロイドのニック・メイスンの娘のクルマだったからなんだって。

しかも娘の旦那はダリオ・フランキッティなんだそうな。あー、だからかー。みたいな話ばかり(笑)。
 

 

 


さらに本日28日発売の『CAR GRAPHIC 2017年2月号』(カーフラフィック 刊)にも

久々にお邪魔させていただいております。
 

 

 


こちらでは、秋に行われたグッドウッド・リバイバルの模様をなるべくたくさん

様々な角度から6Pにわたりレポートさせていただいております。

ぜひご一読あれ。
 

 

 


無論、巻頭特集から読みどころ満載(フォード惜別特集とか)の今月号ですが

なにはともあれ、先日のSSOEでの原さんによる見開き写真に感涙。

なによりも今回のSSOEを象徴する写真です! これだけで買いだっ!!
 

 

 


……と思っていたら、ホンダの土師守さんの連載に出てくる船橋CCCのカラー写真でノックアウト。
こういう写真がアーカイブにあるっていうのは、やっぱ凄いことですよね。参りました。
 

さらにさらに、28日発売の『VINATGE LIFE Vol.19』(ネコ・パブリッシング 刊)
にも、久々にお邪魔。
ベントレー・フライングスパーV8Sの記事を書かせていただいたほか
 

オースティンA30 & A35のワンメイクで行われた、今年のグッドウッド・リバイバル
セント・メアリーズ・トロフィーのレポートを6Pにわたって紹介させていただいております。

皆さん書店に是非!!
 

 

ということで、色々忙しくさせていただいた(多謝!)2016年のお仕事もこれでおしまい。

思えば今年も色々あったなぁ(遠い目)。すっごく昔のことに感じるけれど

人生初の中国に行ったのも、スウェーデンに行ったのも今年だったんだよなー。

また来年も、いろいろあちこちで楽しいものに巡り会いたいなと思っております。

どうぞよろしくお願い致します。
 

 

ではでは。

 

2016.12.19 Monday

RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2016 番外編

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。
ご無沙汰してます。まだ年末進行の嵐は続いておりますが、まずは朗報。
さる11月19日〜20日に開催された
ですが、なんとRICHAED MILLEの冠スポンサーのもと
来年2017年11月18日(土曜日)〜19日(日曜日)に開催されることが
決定しました(拍手!)。こういう大きなヒストリック・イベントが続くというのは
素晴らしいこと! ぜひ来年の予定を空けておいてください。
 

というわけで、ずっと伸ばし伸ばしにしてきたSSOEでの我が69君の参戦記です。
現状のレギュレーションでは1971年製のロータス69FFは
HFR(ヒストリック・フォーミュラ・レジスター)に出場できないのですが
今回は皆さんの温情で賞典外としてのエントリーを許可していただきました。
 
となると、まずやらなければイケナイのがゼッケンの変更(すでに3番の車両がいるため)。
取り敢えず、ゼッケンサークルと3番の文字だけは手持ちがあったので、
それをベースに新しい番号を思案(これが意外とないのだ)。
たまたま空きのあった36番(トムスのエースナンバーでありますが)に決定したのです。
 
「いやー、カッティングシート貼るのなんて楽勝っしょ!」なんて余裕こいたものの失敗。
QED JAPANのケン鈴木師匠に(いつものように)手伝ってもらいながら
なんとかイベント3日前に完成。思えばレースに出るのは3月のスーパーバトルオブミニ、
走らせるのは4月のJAPAN LOTUS DAY以来! マシン自体に問題はないものの
なんとも不甲斐ない1年だったなぁ。
 
実はこの準備のとき、鈴木さんが「ガソリン満タンにします?」と言ってくれたんですが
「あー鈴鹿でやります」と返事をしたのが、後々大きな問題なるのです……
 

 

QEDから出発したトランポ隊は金曜夕方に到着。僕自身は金曜の早朝から

鈴鹿入りしていたんですが、バタバタして自分のクルマに触れるようになったのは、周りが暗くなってから。

 

よーし、まずはガソリン満タンにしておこうかな、と20リッターのジェリ缶を持ち上げたときに事件が。
 

「ピーン」って音が腰でしたんですよ。「あ、ヤバイ」とは思いつつ、「ピキッ」って感じではないから

大丈夫。ぜったいオレはギックリ腰なんかにはなっていない。ちょっと腰がいたいだけ。

いやちょっとというか、大分腰が痛いけど、これはギックリ腰じゃない。

と自分に言い聞かせて、亀山市の亀八食堂に向かいました(笑)。
 

 

迎えたイベント初日19日の朝。外は天気予報どおりの雨模様。
土砂降りではないものの、路面はしっかり濡れているし、雨もシトシト降っている。
しかもこの日のHFRはフルコースを走行。ちなみにフルコース(というか鈴鹿)を走るのは
2000年に童夢P-2(!)で走って以来。しかも腰痛は昨日より確実に酷くなってる。
 
photo:浅井浩次
 
そんな中、朝8時35分から始まった予選を兼ねたプラクティスがスタート。
ドラミの直後ということもあって、バタバタして出走時間に出遅れる始末。
しかも変なドラポジでシートベルトを締め上げてしまって、すっごい運転しにくい。
路面も濡れて滑るし(目の前でいろんなクルマが飛んでいく:笑)、
フルコースにも慣れないし(不思議と腰の痛みは感じないけど)、なんかヤバそうなんで
とにかく慎重に、慎重すぎるくらいに周回を重ねていきます。
 
ただ34台というエントリーもあって、フルコースといえどコース上は混雑。
なかなか思うようなペースで走れません。
 
photo:浅井浩次
 
そうしていたら、前方にロータス18で出場している宮島さんを発見。
よーっし、ストレートで追い越してペースを上げよう! と横に並んでシフトミス(爆)。
あれ? どこにも入らなくなっちゃった……と焦っているうちに、
今度は左のミラーがカタカタと震え始める始末(この写真、左のミラーが下がり気味なのわかります?)。
その後、やっと宮島さんに追いついたところでプラクティス終了。
 
しかもチェッカー後に1コーナーを立ち上がったところで、ミラーがガクッと落ちそうに!
ヤバイと左手で支えようとした瞬間にS字でスピン……。チェッカー後にスピンだなんて
本当ならコントロールタワーに呼び出しモノですね。ごめんなさい。
結局予選は33台出走中の28位。タイムは……聞かないでください。
 
photo:浅井浩次
 
決勝を前に、サポートで来ていた大西さんにミラーを直してもらいながら
なんかしっくりこないドライビングポジションを再調整。完全に準備不足が露呈してます。
 
そして決勝。出走台数は34台! なんとか雨は止んだものの、路面はセミウエットという
状態でレースがスタート。なんか上手くスタートが決まって、何台かパスして1コーナーに進入。
目の前でバンバンとポジションアップしていく加藤さんのアルピーヌについていこうと
したんだけど、逆に焦って姿勢を乱して置いていかれる始末。
 
さらに目の前で何台かスピンアウトしていく光景を見てビビッてるうちに

スタートで抜いた皆さんにも抜き返されてしまいました(トホホ)。

 

その後、中山さんのブラバムが前の方に見えてきたもののこの頃からクラッチ踏むたびに腰に激痛が……

しかも不吉なことに目の前のスミス・クロノメトリックが死亡。
 

photo:浅井浩次
 
結局、スピンなどの粗相はないものの、見せ場もなく、淡々と周回を重ねてレース終了。
結果は24位。いやまぁ自分でいうのもなんですが、酷いもんでしたね(笑)。
 
レース後「もう、なんであんなに遅いの?」と、ピットで見ていた久保田さんから一言。
あー、あそこってそう走るんですか、えー、あんなところでブレーキ踏んでちゃダメなんですね
と、目ウロコのアドバイス。明日の東コースは頑張ります。……でもなんか腰がヤバイんですけど。
 
photo:浅井浩次
 
20日(日曜日)は朝から快晴! ちょっと路面は湿りっぽいけど、昨日よりは全然良好。
本当なら今日もフルコースを走りたいところだけど、日曜のHFRは東コースで開催。
よーっし、昨日の久保田さんのアドバイスどおりに走るぞーと、乗り込もうとするんですが
こ、こ、腰が痛い……。もう乗り込むだけで泣きそう。
 
photo:浅井浩次
 
走り出してもクラッチを踏むたびに「ギャー!」と言いたくなるような激痛が響くんだけど
路面が乾いていくにつれ、コース自体はグリップして走りやすくなっていく。
なんか朝から1コーナーの内側やS字にもお客さんが多いから、粗相のないように……
と気をつけて走りつつもペースアップ。ちょっと気持ちいいかも(笑)。
 
photo:浅井浩次

無論、僕がペースアップした分、周りの皆さんもペースアップしてたので予選は25位だったけど
昨日とは打って変わって気持ち良く走ることができたのは収穫。久保田さんありがとうございます。
でも、でも……実は腰が限界。写真は笑顔だけど、やっぱこれギックリ腰ですわ。
歩けないほどじゃないけど、立派なギックリ腰。うーん困ったどうしよう……。
 
photo:浅井浩次
 
もちろん午後の決勝になっても腰の状態は変わらず(むしろ酷くなってる)。
仕方ないので痛み止めを飲んで、グリッドに向かいます。しかしながら、この台数は改めてすごい!
しかもグランドスタンドにもお客さんがいっぱい。さらにピットバルコニーも黒山の人だかり!
 
photo:浅井浩次
 
そしてスタート! 実は今回もタイミングはそんなに悪くなくて、何台か抜いたうえに
背後にいたロイヤルRP2の浅井さんに追いつかれそうになるものの、なんとか抑えて1コーナーへ。
よーっし、前を行く近藤さんのロータス61についていこうとアクセルを踏むも妙な失速感。
 
あ〜前が離れていくぅ〜と焦ってラインを外したりしていたら
後続が大渋滞(汗)。いやぁ参ったなぁ〜と思っているうちに今度はエンジンから異音……。
あーーーーっ、またエキパイ割れちゃった……。
 
ここであんまり無理すると症状が悪化して完全に割れてしまうので
なんとか誤魔化しつつ、アルヌー師匠直伝の「妖怪とうせんぼジジイ」走法で凌ぎます。
でもブロック虚しく、1コーナーでズバッと浅井さんに抜かれて後退。
その後、追い上げてきた梅田さんのロータス31を排気量の差にものを言わせてストレートで離して
抑え切るという姑息な走りでゴール。結果は24位でダメダメでしたが、何事もなく(?)
レースを楽しむことができました。HFRの皆さん、サポートしてくださったQED RACING TEAMの
皆さん、本当にありがとうございました。
 
photo:浅井浩次
 
そんな状態だったので、鈴鹿からの帰りの車中は、それはもう悶絶モノだったのですが(笑)
初めてのHFR、ほぼ初めての鈴鹿を存分に楽しむことができました。
やっぱ日頃の運動不足はもとより、連日の徹夜のままレースに出たらイケません。
あと来年は、もうちょっとでいいから走る機会を増やして練習しないとね。
 
ではでは。



 
2016.12.08 Thursday

『911 × 911』ふたたび

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

こんばんは。
突然ですが……
 

キ、キ、キターーーーーーッ!!
そうです。ポルシェ911 50周年記念の大トリとして、2014年1月に
ポルシェ・ミュージアムから刊行された幻のフォトブック『911 × 911』が
2年以上の沈黙を破って再販されたのですよっ!! うぉぉぉぉーーー!
 
GENROQ 2014年4月号(三栄書房 刊)
 
実はこの本が出た時に、書評をGENROQ誌で書かせていただいたんですが
そのあまりの内容(というか写真)の濃さに卒倒。
 
すぐさま日本中のポルシェ正規販売店を探し回ったんだけれど完売。
勢いあまって、その捜索網を海外にまで伸ばしたんだけど完売という人気ぶり。
(某サイトだと、プレミアついて4万円以上してたりする)
 
でも、もしかすると重版するかも……という噂だけを頼りに
いままでずーっと、ずーーーーっと待ち続けていた1冊なのであります。
 

さっそくカバーを開けて取り出してみると、あ、厚い。
初版は全962ページもあって、ただでさえ重かったのに、
今回の第2版は最新の991までを網羅する形でさらに増ページ。なんと全1024ページ!
重量は3kg以上!!
ひーーーー。これズルッと足なんかに落としたら骨折するな。
 

で、この中身がまた素敵。
ポルシェのアーカイブから厳選された広報写真を1枚ずつ、年代順に載せて
コンパクトかつ的確な解説文をつけているのだけど、とにかく写真の内容がすごい。
例えばエルヴィン・コメンダが手がけたプロトタイプの写真はよく見るけれど
これなんかは、アルブレヒト・フォン・ゲルツ(あのBMW507のデザイナー)が
デザインした911のスタディ、タイプ695だったりする。
知らなかった。これだけでも買い。
 

ワークストランスポーターの横に佇む黄色い(!)911Rとか。
 

例のイエロー・タルガと若き日の生沢御大も登場。
 

カレラRSR2.8に限らず、いろんな車種の見たこともない貴重な写真が何枚も出てくる!
 

たまにこんな小ネタも織り交ぜつつ……
 

パナメリカーナのモックアップの写真なんかも載ってるあたりがマニアックで泣く。
 

さらに小川義文カメラマンが撮影した3.2タルガや991の写真も載ってます!
 
とにかく1枚、1枚の写真を見るだけでも飽きないばかりか
それぞれに解説文が付いているので、歴代911のヒストリーを知る上でも
とっても貴重な資料といえる『911 × 911』。
 
いやぁ、再販されて良かった、良かった……なんて言ってたら
なんともう完売。ちなみにお値段は、増ページの影響もあって
初版よりかなりお高めの8370円(税込)。
 
もし近くのポルシェ正規販売店に在庫があるようだったら、
即ゲットして損はない1冊でございます。
いやぁヤバイ。しばらくこの本眺めるだけで幸せだわ。
 
ではでは。

 
2016.12.07 Wednesday

Gold Star Drivers Club「Year End Party」

 

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。
昨日は、このモータープレスでも以前告知させていただいた
Gold Star Drivers ClubのYear End Partyの会場へお邪魔。
 

Gold Star Drivers Clubは
「長い歴史の中で生まれた、輝かしい栄光と誇りを持つ
 レーサー/レーシングドライバーを選定し讃えること。
 組織会員同士及び社会との交流の場を作り、
 過去のモーターレーシングの歴史を残し後世に伝えること。
 歴史と経験を語り継ぎ、モータースポーツの更なる発展と
 社会に貢献する活動の母体となること」
を理念に掲げ、2014年に設立された、日本を代表するレジェンドドライバーの組織です。
 

お馴染みモータースポーツジャーナリストの高橋二朗さんの司会進行で行われた
今年のイヤーエンドパーティー。昨年までのクローズド・イベントではなく
一般のレースファンの皆さんも参加できるオープンスタイルとなったこともあり
多くの来場者で賑わう、盛大な会となりました。
 

この席で、これまで副会長を務められてきた大久保力さんが、新会長に就任したことを発表。
副会長に高橋晴邦さん、長谷見昌弘さん、鮒子田寛さん。
役員に砂子義一さん、高橋国光さん、多賀弘明さん、舘信秀さん、寺田陽次郎さんが
それぞれ就任されました。
 

一方で、今年5月にお亡くなりになった武智俊憲さんに加え
11月に元TEAM TOYOTAのメンバーである田村三夫さんがお亡くなりになったことも
発表されました。田村さんといえば、多摩川スピードウェイでレース
(1947年の第1回全日本モーターサイクル選手権レース)するなど、戦争直後の
日本モータースポーツの現場を知る貴重な人物だっただけに、非常に残念な想いでいっぱいです。
改めてお二人のご冥福をお祈りします。
 

そんな今回のイヤーエンドパーティーのトピックといえば
富士スピードウェイの開所当時から場内アナウンスを担当されたケン田島さんが来場し
「富士スピードウェイ開場100周年記念レース」の空想実況を披露されたことでしょう!
御年86歳ながら、往年の美声は健在! ところどころにユーモアを散りばめた
臨場感ある素晴らしい実況でした。
 

さらに富士スピードウェイの開場50周年を記念して、大久保会長から
富士スピードウェイへの感謝状の贈呈式も行われました。
 
ちなみに富士スピードウェイでは、来年3月12日に

『富士スピードウェイ50周年記念感謝祭Fuji Wonderland Fes!』と題した

50周年記念イベントも開催されます。そちらもお楽しみに。
 

 

※写真はクリックすると拡大します
 

……とにかく、あっという間に終わってしまった感のある、非常に中身の濃いパーティーでしたが
ここに写っている皆さんの表情をご覧いただければお分かりのとおり、
とても賑やかで活気のある楽しいひと時を過ごすことができました。
 

パーティーの後半には、星野一義さんと中嶋悟さんによる
スペシャル・トークショーも行われたのですが
「なんで一緒にこんなに競ってんだよ。中嶋がいなかったら、俺は楽だったのに!」
と星野さんが言うと
「じゃあ僕は言い方変えますよ。この人がいなかったら、俺は頑張らなかった」
と中嶋さんが返す(そして会場から大きな拍手!)など、大盛り上がり。
 
このお二人に限らず、ある時はライバル、ある時はチームメイト……として

共に時代を歩んだ皆さんが、時を経てこうして和やかに談笑できる場所が

あるというのは、素晴らしいと思った次第。
こういうことを含め、ソフト&ハードとともに日本のモータリングの歴史や文化を
継承していける環境がどんどん整っていくと良いですよね。
 
ではでは。

 
2016.12.06 Tuesday

今月の推薦図書


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。
ちょっと早めの今月の推薦図書のお時間です。
今日ご紹介するのは……
 

本日12月6日発売の男性ファッション誌『メンズプレシャス 2016年冬号』(小学館 刊)
この中のライフスタイル特集 「ヴィンテージ・カー」を次世代へつなぐ男たち
で色々と書かせていただいております。
 

今回ご登場いただいたのは、ワクイ・ミュージアムの涌井清春さん。
さらにHFRでもおなじみの小林大樹さん、真北貴史さん、
そしてCTL Japan代表の久保田克昭さん、FLAT 4代表の小森隆さん
という錚々たる面々。
(この他、ジャガー・エンスージァストの吉田松男さん、
 浅間ヒルクライムの星野雅弘さんも登場されています)
 
皆さんお忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。
柏田芳敬カメラマンの写真がまた素晴らしいです! ぜひご覧ください。
 

また片山右京特集が反響を呼んでいる
1日発売の『レーシングオン486号』(三栄書房 刊)では
グッドウッド・リバイバル・ミーティングの模様をご紹介。
 
さらに原富治雄さんとテリー佐原さんの連載では
北米F-A選手権時代の鮒子田寛さんをフィーチャー。当時のF-Aについての
説明も書かせていただいたりしております。
 
ということで、今月も書店へぜひ。
 
ではでは。
 
2016.12.02 Friday

RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2016 その4

 

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

こんにちは。
SSOEの目玉のひとつでもある、HFR(ヒストリック・フォーミュラ・レジスター)
のデモレースの模様です。
 
photo:モビリティランド 鈴鹿サーキット
 
今回、19日(土曜)はフルコース、20日(日曜)は東コースを舞台に行われたHFR。
HFRが鈴鹿でレースを行うのは、2013年の鈴鹿ファン感謝デー以来のこと。
15年におよぶHFRの歴史の中で、34台ものエントリー台数を集めたのは、歴代タイ記録。
デモレースとはいえ、そのスタートシーンは壮観(車中から見ていても)でしたね。
 
しかもセミウエットの土曜日こそ、スピン&コースアウトするマシンが見られましたが
クラッシュは1台もなし。さらに日曜の決勝レースに至っては、誰もスピンすらしないという
クリーンなレースを披露できたのは、素晴らしいことだと思います!
 
photo:浅井浩次/Motor Press  ※クリックで拡大します
 
ということで、HFRのピットの中は、フォーミュラの海!!
ロータス、ブラバム、マーリン、タイタン、テクノ、アルピーヌ、ロイヤル、
シェブロン、ウィンケルマン・パリサー……これだけ多種多様なフォーミュラカーたちが
一堂に揃う機会なんて、なかなかないですからね。
それだけでもギャラリーの皆さんには楽しんでいただけたのではないでしょうか?
 
photo:浅井浩次
 
さらにお昼のグリッドウォークのときには、HFRの有志がチビッコたちを
コックピットに乗せる恒例の写真撮影サービスも実施。
みんな大きくなったら、フォーミュラに乗ろうね(笑)。
 
photo:浅井浩次
 
土曜、日曜の朝にそれぞれフルコース、東コースで行われたプラクティス兼予選で
速さを見せたのは、1.6リッター・ロータス・ツインカムを搭載するクラスIII勢。
土曜の予選トップはロータス41Cの服部浩臣選手(なんと2位に約5秒差!)。
日曜の予選トップは麻生行夫選手のブラバムBT28でした。
 
photo:浅井浩次
 
HFRの決勝デモレースが行われたのは、両日とも午後3時すぎ。
グランドスタンドのみならず、ピットバルコニーも黒山の人だかり。
さらにS字やヘヤピンにまでもお客さんがいる中でのレースは緊張します。
 
photo:浅井浩次
 
こちらは20日のグリッド。34台のヒストリック・フォーミュラが整列する様はまさに壮観。
日本で開催されているフォーミュラカー・レースでこれだけの台数を集めて
行われているのは、FIA F4選手権くらいでしょう!
 
photo:浅井浩次 ※クリックで拡大します
 

土、日のレースはいずれもクリーンな内容(ジャンプスタートが数台いたらしいですが:笑)で

エントラント(特に関東組)の皆さん、久びさの鈴鹿を楽しまれた様子。
 

思えば、ここ鈴鹿は1964年の第2回日本グランプリにおいて

日本で初めてフォーミュラカー(当時はFJ)によるレースが行われた

いわば聖地というべき場所ですからね。半世紀以上たった今、

SSOEを舞台にエンスージァストの皆さんがレースを楽しめたのは

非常に意義深いことであったと、個人的には思っています。
 

 

photo:浅井浩次
 
今回、表彰の類はありませんでしたが、両レースで総合優勝を飾ったのは
ゼッケン24 ロータス41C(クラスIII)を駆る服部浩臣選手。
日曜の麻生選手とのトップ争いは、コース上で見ていても痺れました!
おめでとうございます!
 
photo:浅井浩次
 
1.1リッターFJ、または1リッターF3を対象としたクラスIのトップは
両日ともゼッケン13 シェブロンB9の本橋茂選手。日曜には総合でも6位入賞。
しかも土曜にはHFR終了後、すぐクーパーT86マセラティに乗り換え、
F1デモ・レースにも出場するタフネスぶり!!
 
photo:浅井浩次
 
1.6リッター・フォード・ケント・ユニットを搭載する
フォーミュラ・フォードを対象としたクラス II。
ちょい濡れのフルコースで行われた土曜の第1レースでトップフィニッシュをしたのは
ゼッケン73 タイタンMk4の真北貴史選手。
 
photo:浅井浩次
 
東コースで行われた第2レースでトップチェッカーを受けたのは、
予選総合4位、決勝総合7位のゼッケン19 ウィンケルマン・パリサーWDF-1の
横田典義選手! あっと言う間にS字で視界から消える速さは別格でしたね。
 
photo:浅井浩次
 
そしてHFRの設立メンバーのひとりであり、長年にわたり会長を務めてきた
山田泰人さんが、今回のSSOEをもって事務局を勇退。
シェブロンB15でのラストランを、両日とも総合4位という素晴らしい結果で飾りました。
 
photo:浅井浩次
 

日曜のパレード終了後、ピットの片付けの最中に残っていたメンバーで記念撮影。

(現場にいらっしゃらなかった方、すいません!)

山田さん、長らくのお役目ご苦労様でした。これからも色々アドバイスのほど宜しくお願いします。

そしてまた来年、この鈴鹿でHFRの素晴らしいレースが見られるのを楽しみにしております!
 

あと、2日間にわたり各所でHFRの勇姿を撮影していただいた浅井浩次カメラマンにも

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!
 

……な〜んてコトを言ってるお前のレースはどうだったんだ!

という件については、また次回(汗)。
 

ではでは。


 

 

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