2017.07.31 Monday

今月の推薦図書

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんばんは。

実はあまりのバタバタぶりで、しれっと先月分をすっ飛ばしている

今月の推薦図書のお時間でございます。お世話になった方々すいません。

 

 

まずはすでに26日に発売されている GENROQ 8月号(三栄書房 刊)

巻頭特集は『ポルシェ最新事情』ということで……

 

 

 

先日のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの会期中に

グッドウッド・サーキットを借り切って行われた”公道最速の911" 新型ポルシェ911GT2RSの

発表会の模様(これが本来の目的だったのだ)をレポートさせていただいております。

 

さらにこの後、シュトゥットガルトに移動してポルシェ911ターボSエクスクルーシブを

製作するエクスクルーシブ部門にも潜入。こちらはこちらで面白かったので

関係各位の皆さん、お仕事お待ちしております(笑)。

 

 

そしてもちろんグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの模様もレポート。

ここ数年「やっぱグッドウッドはリバイバルとメンバーズ・ミーティングっしょ!」と

あちこちで吹聴しておりましたが、いやいやなんのFoSも十分以上に面白かった。

そのあたりについて、つらつら書かせていただいてます。

 

このほか、ベントレー本社のセールス、マーケティング、アフターセールスの

担当取締役を務めるDr.アンドレアス・オファーマン氏のインタビューや

いつもの1972年式ナロー911のレストア記。さらにこの度リニューアルオープンした

コーンズ東雲サービスセンター探訪記など(よく書き終わったなって自分でも感心する)を

書かせていただいております。

 

 

ちなみに先月号のGENROQ誌では、6月の富士で取材させていただいた

ポルシェミュージアムの936/77と956についてもギッチリと書かせていただいております。

すいませんバックナンバー買って読んでください(笑)。

 

 

 

つづいて ENGINE 9月号(新潮社 刊)。

こちらは新型登場に伴うゴルフ大特集。

その中で……

 

 

オーナーインタビューとして、元の職場の人脈を駆使し(笑)

元HBJ、クラブマン編集部の百瀬さんにご登場いただいたり……

 

 

アルピーヌA110エンスーでもあるカメラマンの赤松孝さんにご登場いただいたりしております。

本当、皆さんお忙しい(そして暑い)中ありがとうございました。

皆さんのゴルフ愛、ひしひしと感じました。どー感じたのかは、ぜひ本誌にて(笑)。

 

このほか、巻頭コラムでグッドウッドのお話も書かせていただいてますよん。

 

 

 

さらに LE VOLANT 9月号(学研プラス 刊)でも

グッドウッドの模様と、911GT2RS発表会の模様をレポートさせていただいております(多謝)。

 

 

 

あとこちらも既に発売中の F1速報 イギリスGP号(三栄書房 刊)。

最近のF1ってレース数が多すぎて、速報誌のペースについていけなくなりつつありますが……

 

 

ここでも連載中のヒストリックF1ページでグッドウッドの模様をレポートさせていただきました。

いやぁ、それにしても今回の目玉はブラバムBT46Bファンカーだったよねぇ。

いっぱい、いーーっぱい書きたいことあるんだけどな……お仕事待ってます(笑)。

 

 

 

そしてここからは、先月発売だけどまだ入手できそうな本のご紹介。

まずは KINFOLK Vol.17 (ネコ・パブリッシング 刊)

 

まるで縁のなさそうなオシャレなファッション誌でありますが、こちらでベントレーについての

お話をつらつらと書かせていただいたりしております。

ちなみにこちらの本を作ってるのは、圓角航太編集長。

そう、元カーマガのエンガク君なのです。もう、みんな出世しちゃって凄いなぁ。

 

 

 

すでに6月初旬に発売されている

モーターファン別冊インポートカー・シリーズ アウディQ2のすべて(三栄書房 刊)

のヒストリーページも書かせていただきました。

ご報告遅くなってすいません。ところでQ2良さそうですね。ふむふむ。

 

 

 

最後にご紹介するのは6月末に発売された

VINTAGE LIFE Vol.20(ネコ・パブリッシング 刊)

 

 

こちらでは、スプリジェット祭りとなったグッドウッド・メンバーズ・ミーティングの様子を

結構ページを割いてレポートさせていただいているほか

ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブルの試乗記なんかも書かせていただいております。

 

ふぅー。

なんかほかにも原稿を書いたような、書かなかったような記憶があるのですが

もし紹介から漏れている本があったらすいません。

 

いずれにしろ、おヒマな時にでもチラリとお読みいただけると幸いです。

 

ではでは。

 

 

 

2017.07.24 Monday

不世出のパイオニア・レーサー 鮒子田寛の半世紀

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんにちは。

ご無沙汰してすいません……

 

さて土曜日は名古屋のアウト ガレリア"ルーチェ"で開幕した

『不世出のパイオニア・レーサー 鮒子田寛の半世紀』のオープニング・パーティーへお邪魔。

 

 

主役はもちろん、鮒子田寛さん。

鮒子田さんといえば1965年のデビュー以来、国内数々のビッグレースで活躍する一方、

日本人として初めて北米F-A選手権、Can-AM、Trans-Amシリーズに挑戦、

さらに初めてル・マン24時間、F1GPへ挑戦するなど、数多くの足跡を残した人物。

そしてレーサー引退後もチーム監督、代表として活動、

2003年のル・マンでチーム・ベントレーが優勝した時の立役者のひとりとしても有名なレジェンドです。

 

このモータープレスにも何度もご登場いただいておりますが、

実は個人的に某出版社を辞めたときに、すぐに連絡をいただき、

以来、本当に色々とお世話になっている大恩人でもあります。

 

※写真はクリックで拡大します

 

会場にはトヨタ博物館の所有するトヨタ2000GTトライアルカー(再現車)、トヨタ7(474S)を筆頭に

3リッター7(415S レプリカ)、童夢S102.5、さらに1994年の東京オートサロンに展示された

トムスGB製のトムス・エンジェル(設計はロータス79のデザイナーのひとり、マーティン・オグルビー!)と

鮒子田さんに所縁のあるクルマたちが集結。

 

 

またお馴染みの”鮒子田”グラフィックの入ったヘルメットやレーシングスーツなどの

メモラビリアも多数展示。

 

 

 

「僕は徹ちゃんみたいにモノを取って置いてないよ」とよく仰ってましたが

なんのなんの、トロフィーから表彰状(船橋のゴールデンビーチトロフィーの表彰状は必見)から

非常に資料性の高いお宝が多数展示されています。

これだけのモノが公に公開されるのは今回が初めてのことです。

 

 

中には1972年の富士グラン・チャンピオン・シリーズのチャンピオン認定証も!

 

 

そして会場には岡田邦雄さんの手による、鮒子田寛ストーリー(これも必読。初めて知る話多数!)のほか

貴重な写真の数々を展示。単なるレースやマシンの写真だけでなく、様々なオフショットが満載なので

当時のレース界の雰囲気を知る上でも、とっても参考になるものばかり。

 

 

これらの展示の企画から全てを手がけるアウト ガレリア"ルーチェ"の

平松正光ディレクターと談笑する鮒子田さん。

まずはダンボール20箱分の資料を整理、分類することから始まったそうですが

ここまでの規模で鮒子田さんのレース史が体系的に整理されたことは、非常に意義深いことだと思います。

 

 

「パイオニアは僕じゃなく、生沢徹のことだと思っていますが……」と挨拶する鮒子田さん。

とはいえ、トヨタ・ワークスのエースという地位を捨て、単身アメリカに乗り込んでいった

パイオニア(アメリカ進出のきっかけを作ったのが金古真彦さんだったというのも、初めて知りました)

というのは、紛れもない事実。

 

「外貨持ち出し制限があったうえ、1ドル=360円だった当時、

 海外に制限以上の金額を持ち出すためには、いちいち日銀までいかなければいけなかった……」

という、鮒子田さんの挑戦がなければ、その後の日本人によるアメリカン・レースへの

参戦という道筋(佐藤琢磨インディ制覇もその延長線上ですからね)は

違ったものになっていたかもしれません。

 

なんてったって、1972年には日本人初のインディ500出場まで、あと一歩……

というところにまで迫っていた(初耳!)というのですから。

 

また鮒子田さんの、長年にわたる海外での経験、人脈が童夢、トムス、RTNなどを通じて

レース界にもたらした多くの”実り”も、忘れることはできません。

 

 

今回のオープニング・パーティーで乾杯の挨拶をされたのが盟友というべき、林みのるさん。

 

写真提供:鮒子田寛

 

同志社中学の「ラジオ部」で同級生同士、意気投合し……

 

写真提供:鮒子田寛

 

14歳のときに鮒子田さんが家から持ち出したスーパーカブで、モータリングに目覚め

その後、興味は4輪へと移り……

 

写真提供:鮒子田寛

 

ひとりはレーシングドライバーを目指し、ひとりはレーシングカーデザイナーを目指し

それぞれがその世界で大成し、世界に羽ばたいていく。

そしてまた同じ志でル・マンを目指す……。

 

まるで出来すぎた映画のような話のようですが、もしこの二人が出会わずに

人生の”化学変化”が起きなければ、日本のモータースポーツ界は今より、10年も、20年も遅れていたかもしれない。

そして初めてレースを初めてから半世紀以上が過ぎ、こうして笑顔で過去を語り合えるというのが

ものすごく尊く、羨ましいことに感じた名古屋での週末でした。

 

そして鮒子田さん、林さんに長らく色々なお話を伺ってきた中で、ひとつ共通して言えるのは

自分のやりたいこと、目指すものに対し、まったく物怖じせずに挑み続けるチャレンジ精神。

そして、不可能を可能にするバイタリティの強さです。

(もちろん、類稀な才能がある……というのは前提ではありますが)

 

 

 

その一端を垣間見るために、ぜひ9月18日までの会期中に、会場へ足をお運びください。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

2017.07.07 Friday

IGM-Ford

 

 

Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記

 


こんにちは。

無事、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード & シュトゥットガルトの旅から

戻ってまいりました。いやぁヨーロッパは清々しくて気持ち良かったなぁ。

 

中でも3年ぶりに訪れたグッドウッドFoSは、なかなか中身が濃くて

いろいろご紹介したいものが多いのですが、数あるエントラントの中で個人的に驚いたのがこちら。

 

 

木曜日の午後。パドックをぶらぶら歩いていたら、1台のロータス・セブンが。

「ふーん、綺麗なセブンだねぇ。なんかのクラブマンレース仕様かしら?」と、通り過ぎようとしたら

一緒にいたカーグラフィック編集部の桐畑さんが

「あそこにいるの、ゴードン・マーレイじゃないですか?」

 

え? どこ? あっ!

 

 

本物のゴードン・マーレイだっ!!

なんか繁々と見つめちゃったりして、セブンに思い入れがあるのかな? とエントリーリストを見てビックリ。

なんとこのクルマ、南アフリカ時代のマーレイが初めて設計、製作したレーシングカーなんだそう。

 

名前は『IGM-Ford』。

今でもマーレイ本人が所有していて、今回はドライバーも務めるのだとか!

すげぇ。まったく知らなかった!!

 

 

僕らをドキドキさせた、数多くの傑作を生み出した天才の第一歩は、ここにあったんですね。

 

バッチリと、ジェットヘルにゴーグルで決めた姿が似合ってて、愛おしそうにドライブする姿が印象的だったな。

 

ちなみにこのクルマ……おっと、これ以上のお話は、

このあとに出版される各誌までナイショにしておきましょう(笑)。

お楽しみに。

 

 

そこでふと思い出したのが、この1枚(『童夢へ』 林みのる著 幻冬舎 刊 より)。

ハヤシレーシングの林将一さんがモーリス・マイナーをベースに手作りし、

若き日の林みのる青年に、強烈なインパクトを与えたという『偽ロータス・セブン』。

 

なんか、洋の東西を問わず、天才が目指す方向は皆一緒なのですね。

そういう意味でも、コーリン・チャップマンが遺した物は偉大だったのだなぁと再認識。

 

ではでは。

 

 

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