2014.03.10 Monday

XVIII Grand Prix de Rouen-les-Essarts 1970

 


Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
金曜にフェイスブックで盛り上がったネタなのですが、
“生沢エンスー”でいらっしゃる小村芳則さんが、You Tubeで
こんな動画を見つけたのだそうです。


それがコレ! なんと1970年のヨーロッパF2 ルーアン・グランプリの
貴重なカラー動画です。
8mmフィルムで個人撮影されたものゆえ、音声(BGMが煩いですね)がありませんが
当時のF2を記録した動画自体が実に貴重。

しかも、総合優勝を果たしたジョー・シファートのほか
クレイ・レガッツォーニ、ロニー・ピーターソン、ヨッヘン・リント
グラハム・ヒル、エマーソン・フィッティパルディ、アンリ・ペスカロロ
ジャッキー・イクス、デレック・ベル、フランソワーズ・セベール、
カルロス・ロイテマン、ジャン・ピエール・ジョッソー、レイネ・ウィーゼル
パトリック・ドゥパイエ、ジャン・ピエール・ベルトワーズ、アンドレア・デ・アダミッチ
ジョン・ワトスン、ジャック・ブラバム(!!)と、それはそれは
錚々たる面々(もはやF1GPそのものといって良い!)が出場しているのです。

この動画で注目すべきは4分30秒頃から。

なんと、ロータス69FVAでプラーベーターとして参戦中の生沢徹が
これでもか! これでもか! と映ります。
それもそのはず、最終ヒートではエンジントラブルでリタイアに終わってますが
このメンバーの中で、ヒート2:5位(イクスやセベールよりも上!)と絶好調。
地元ベルトワーズのピグミーMDB15のインをズバリと刺すシーンも映ってます。



そのときの様子を写した写真がこれ!
実はこれ、数年前にイギリスに行ったときに購入した1枚なのですが
まさか、このシーンの動画が拝めることになるとは……。

早速生沢さんにメールを送ると……

「ヒエー、よく見つけたよねー!
 それにしても、アタシ、良くやっていたと、つくづく思います

というお返事が。確かにこのメンバーの中ですからね!
するとしばらくして、またまた生沢さんからお返事。

「ワークスを相手に、お金が無いのでメカは、たったの1人!
 ドライバーも雇うお金がないので、トランスポーターのドライバー兼メカ。
 伊藤さんもよくやった。
 それで、あのメンバーを相手に本当によくやったと、自分でも感心!
 このシーズンは、バーニー・エクレストンの 
 Team Lotus (ヨッヘン・リント、グラハム・ヒル)と
 スラウと言う所にあるボーリング屋さんの地下駐車場をワーク・ショップとして
 シェアして借りてやっていました。いやはや懐かしいハナシ」

……という生沢さんのコメントにもあるように、この年ワークスとして
リントとヒルが乗ったロータス69は、バーニー率いる“ヨッヘン・リント・レーシング”
としてのエントリーなのですよね。

その史実は知っていましたが、スラウで彼らと生沢さんがワークショップを
シェアしていたという話は初耳。
ホントにもしかしたら、日本人初のF1ドライバーは
もっと早くに誕生していたかもしれませんね。

でも一方で生沢さんがよく仰るとおり、この時代のF1に仮に乗れていたとしても
そのまま生きて帰ってこれたかどうかは別の話。

いずれにしろ、生沢徹の凄さを改めて思い知りました。
小村さんありがとうございました。


そんな生沢さんといえば、お馴染みサイドウェイ・トロフィー。

昨日、エコス・カーズさんにお邪魔したら、ちょうどポスターの製作中。
今年の第1戦は5月18日(日曜日)に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催するそうです。
長い自身のレース歴にあって、エンジンがなくてレースを断念したのは初めて
という生沢さんが雪辱を晴らすのか? 注目であります。

ではでは。



2014.01.22 Wednesday

“イクザワ・マニアが英国にも!” その後

 

Motor Press(モータープレス)
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こんばんは。
昨晩、生沢さんから久々にメールが……。


早速開いてみると、そこには以前このモータープレスで紹介した
“イクザワ・マニアが英国にも!”  のその後の写真が貼付されていました。

詳しくは以前のブログをご覧いただきたいのですが
簡単に説明すると、このブラバムBT21は1967年シーズンに生沢さんが使い
オウルトン・パークのレースでクラッシュ、廃棄されたBT21-047のフレームを
あのトニー・トリマーが購入。自らの手で修復し
英国フォーミュラ・フォードに出場したという、曰く付きの個体。

photo:Tony Trimmer

その後、数人のオーナーの手を経て現オーナーのマイク・パスカルが購入。
生沢さんにコンタクトを取ったうえで、往時の生沢カラーに塗り直してレストアした
という1台なのであります。

たしか前回は完成直前の状態だったと思いましたが、ついに走り出したのですね。
しかもちゃんとヘルメット(ベル・スター・クラシックだ!)が生沢カラーになってる!

マイクは今年のモナコ・ヒストリックへのエントリーを目指してる……
なんて話だったけど、残念ながら60年代F3のカテゴリーは消滅。
(しかもF3も74年からの2リッターのみになってしまった!)
いったいどこのレースに出るつもりなのでしょう?

個人的には、もう一度生沢さん自身がBT21に乗って走る姿を見てみたいけどなぁ。
生沢さん、情報ありがとうございました。

ではでは。




2013.12.17 Tuesday

生沢 徹より

 


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こんにちは。
今朝、PCを開いたら「生沢 徹より」というタイトルで
生沢さんからこんなメッセージが届いていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本は最大自動車生産国の一つです。
今や世界中で、日本の自動車を見かけない国は、所は、1ヵ所すらもありません。

でも、ここには日本は、日本人は、一切出てきません。
アタシは悲しい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


確かに……。
皆さんはどうお思いですか??

ではでは。



2013.08.23 Friday

生沢さんとホンダS800

 

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こんにちは。
さて突然ですが、皆さんはこの本をご覧になったことがありますか?


英国MOTOR SPORT誌 1968年3月号です。
いまから45年前(!)のこの本の話題は、3台のポルシェ908が
1-2-3フィニッシュを飾ったデイトナ24時間レースのこと。

モノクロ基調の雑誌ではありますが、珍しいカラー写真も多く収録されていて
けっこう読み応えがあります。

しかし、注目すべきはソコではありません。


巻末の個人売買のコーナー。
いやー、下欄のMOTORWAY SPORTS CARS LTDの広告に載っている
クルマたちが中々……ということではなく
こんな、ともすると見落としがちなページにスゴい記事が載っているのを
ご存知でしょうか??



それがこれ!
なんとHONDA UKのカコミ広告で、67年ニュルブルクリンク500kmウィナーの
ホンダS800 ex-生沢車が売りに出されているのです!

値段こそ書いてありませんが、100bhp(!)のスペアエンジンを含む
沢山のスペアパーツとともに売りに出されているではありませんか!
(読めば読むほどワクワクしますな)

まぁ当時はティーム・ロータスもワークスのタイプ40や62なんかを
雑誌の売買欄に載っけて売ろうとしたりしてますからね。
生沢さんのS800がこうして売りに出されていても、特別珍しい話ではないのですが
このあと、どーなったのか? は非常に気になります。


© Honda Motor Co., Ltd.

さて、なぜこんな話をするのか? というと
実は昨日、71歳になりたてホヤホヤの生沢さんに久しぶりにお会いして来たからなのでした。

その目的はただひとつ。
そう、10月13〜14日にツインリンクもてぎで開催される
『HONDA SPORTS 50th Anniversary』のトークショーの打ち合わせに行ってきたのです。

無論、その全貌が明らかになるのはトークショー本番までのお楽しみ
ではありますが、そこで生沢さんからお預かりしてきた膨大な写真、
そしてエピソードの数々は卒倒モノ。

生沢ファン、ホンダ・エス・ファンは当然として
ホンダ・ファン(2輪を含む)&日本モータースポーツ史ファンには
必見(たぶん本邦初公開多数アリ)のすんごい内容ばかり。

50年におよぶ日本のモータースポーツの歴史を知る貴重な機会です。




ということで『HONDA SPORTS 50th Anniversary』は要注目。
ホンダツインカムクラブのHPにも載っています!


ではでは。



2013.08.21 Wednesday

Happy Birthday Tetsu!

 

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こんにちは。
こんなタイトルをつけるのは、なんかおこがましい気がしますが
今日は生沢徹さんの71回目の誕生日であります。


おめでとうございます!
今から50年前の1963年に行われた第1回日本グランプリに出場して
未だにサーキットを走り続けていらっしゃるのは
生沢さんと津々見さんくらいかもしれません。
そういう意味でも、何時の日か日本を代表するレジェンドとして
グッドウッド(FOSもリバイバルも両方!)を走っていただきたいな
と思うのは、僕だけではありますまい。

おそらく、11月に行われるFestival of Sideway Trophyにも
911で出場されるかと思いますが
その前に、10月14日の『HONDA SPORTS 50th Anniversary』での
トークショーなんかもありました。
そういう意味では、今年生沢さんの勇姿を見る機会は結構多いかもしれませんね。

ちなみに、フェイスブックを覗いていたら
今日8月21日は由良拓也さんのお誕生日でもあるんですね。
おめでとうございます!


やっぱ生沢さんと由良さんといえば、ホワイトブル……もそうですが
このGRD S74ですよねー。
いま写真を整理していて気づいたんですが、このGRDを展示した
もてぎのイベントって、2008年だったのですね。
いやぁ、年が流れるのは早いものです。


ではでは。


2013.07.30 Tuesday

イクザワ・マニアが英国にも!

 

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先日、久々に生沢さんからメールを頂きました。
そのタイトルは『イクザワ・マニアが英国にも!』
早速クリックして開いてみると……


中にはこんな写真が貼付されていたのでした。
おおー。これは生沢仕様のブラバムBT21じゃないですか!
でもex-生沢車のBT21といえば、1967年仕様のBT21も68年仕様のBT21Bも
日本国内に現存してるはず。ではこのクルマは……?

以下は生沢さんからのメールの原文。

『1967年、クラッシュして曲がったフレームを修理している時間が無かったので、
 そのフレームはそのままメカニックの Tony Trimmer に売り、フレームを交換しました。
 このクルマは、その曲がったフレームを修理して、フレーム以外のパーツを
 全て買い揃えて、彼 Tony Trimmer がメカニックの傍ら
 フォーミュラ・フォードに出ていた、その車体だそうです。
 よくぞ今まで、その車歴が残っていたのと、それを、少ない記録から
 よくぞここまでやりました。このオーナーは来年から
  European Historic Formula 3 race に出るとのこと

はい。ではここから謎解きのお時間です。
1967年シーズンを迎えるにあたり、生沢さんは新車でブラバムBT21を購入します。
そしてF3で17レース、FLで4レースに出走し、F3で3勝、FLで2勝を記録。
英国F3 II Les Leston Championshipでは、ランキング9位に入っています。

しかし、生沢さんの記憶通り10月21日にオウルトン・パークで行われた
II Les Leston Championship, Round 24, 1967の予選で横転するほどの大クラッシュを演じ
BT21のフレームをそっくり新品に交換しているのです。
(よって現存する生沢車のフレームはBT21B-026とBスペックになっているのですね)

通常ならここで、クラッシュしたフレームは廃棄処分されるところですが
生沢さんの前に、そのグシャグシャのフレームを譲って欲しいという人物が現れます。

photo:Tony Trimmer

それがトニー・トリマー(写真はトリマーさんのFBから拝借)。
生沢さんの1歳年下であるトリマーは、1943年の生まれ。
1970年に英国F3チャンピオンに輝いたうえに、この年のモナコF3でも優勝。
1973年にはJPSティーム・ロータス入りを果たし
F3のタイプ73をドライブし1勝を挙げています。

しかしその後は中々チャンスに恵まれず、1975年に鮒子田寛の後任としてマキF1に加入。
ディジョンで行われたノンタイトル戦で、マキ史上唯一の決勝進出を果たし
13位完走という成績を残しています。また76年には真田睦明率いる
新生マキF1のドライバーとして富士に来日。
79年には、童夢のワークスドライバーとしてル・マンで零RLをドライブしたほか
81年の鈴鹿1000kmではニコ・ニコルと組んでマツダRX-7 253で2位入賞。
さらに80年代には真田の元で英国オーロラF1シリーズに参戦するなど
意外にも日本と縁の深いドライバーであるのです。

『生沢徹のレース入門 (交通タイムス社 刊)』より

実はトニー・トリマーは、レーサーになるために
まずモーターレーシング・ステーブルズのメカニックとして就職。
1966年にロータス41で英国F3参戦をはじめた生沢徹のチーフメカを務めた
経歴の持ち主でもあるのです。
その後、生沢と同じくしてモーターレーシングステーブルズから
フランク・ウィリアムズ・レーシングカーズに移籍。
生沢車の担当にはならなかったものの、メカニックとしての活動をしながら
レーサーになる準備を進めていたのでした。

photo:Tony Trimmer

こうしてBT21のシャシーを譲り受けたトニーは、自らの手で修復。
フォーミュラ・フォード・スペックに改装して英国FF選手権に出場し数勝を挙げる大活躍。
その功績を認められ、翌年にはマシーンをタイタンに変更し
フランク・ウィリアムズ・レーシングカーズからヨーロッパFF選手権に出場。
シリーズ2位という好成績を収めるのです。

その後、このBT21-047は数人のオーナーを転々としたのち
数年前にデンマークから英国に帰還。ココ最近、様々なレーシングカー売買サイトで
売りに出されていたものを、現オーナーのマイク・パスカルが購入。
履歴を調べる中で、初代オーナーである生沢さんにコンタクトを取って来たというわけです。

まぁレーシングカーの場合、こうしてスクラップになったシャシーが
再び甦ると言うことは珍しくありませんが
こういった不思議な縁の巡り合わせというのは、なかなかないかもしれません。

来年のモナコ・ヒストリックとかにも出てくるのかな?

……といったところで、突然ですがモータープレスは
2日ほど夏休みをいただきます! ではでは〜。


2013.05.10 Friday

2nd Festival of SIDEWAY TROPHY その3

 


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さて、迎えたFestival of SIDEWAY TROPHY 、EVERGREEN CUPの決勝。
23台のエントリー全車クリアなスタートを切り
1コーナーへ突入。


ポールポジションからスタートの生沢911は往時と変わらぬ素早いスタートダッシュで
トップを死守、ヘアピン状の3コーナーで関口26Rが亀山G4をかわして2位浮上。
船越エランとともに "STOP THE TETSU” の体制に入ります。


しかしそこはプロ。序盤から予選を上回る22秒台を記録した生沢911は
次第に2位以下とのリードを広げていきます……。


一方、必死に追いすがる関口26Rの背後には、これまた俊足を誇る船越エランの姿が。
この2台でバトルを繰り広げつつ、トップとの差をじわっ、じわっと詰めていくのですが
それに合わせて、生沢911もペースを上げてマージンを保つという展開に。

その後、周回遅れも絡み始めると、どんどん生沢911がリードを広げて独走態勢を築きます。


一方、序盤で2台のエラン勢に先を越された亀山G4は、
途中で船越エランをパスし、3位に浮上。


緊張の面持ちで見守るピットクルー。
とはいえ、生沢911は関口26Rとは4〜5秒のマージンを保ちつつ
22〜23秒台のハイペースで安定したラップを記録。



こうしてトップグループの陣容が固まる一方で、
さすが23台も出走しているだけあって、中断以降は随所でバトル連発。
ドライブしている皆さんも楽しかったと思いますが
非常にクリーンなバトルでコースサイドで見ている方としても、十分に楽しめました。


そして10周で行われるスプリントレースもいよいよファイナルラップ。
まったく危なげない走りで、生沢911がポール・トゥ・フィニッシュ。
まさに圧勝という言葉が相応しい走りっぷりでありました。


そしてゴール後は、上位3台がストレートに並んで暫定表彰式。
今回はグリッド上でのシャンパンファイトに加え、
グリッドガールからのレイの贈呈とハグ(!)のプレゼントがあったのですが
生沢さんからは、反対にキスのお礼がありました(笑)。

ところが……。


勝利の余韻に浸ることなく、すぐさま撤収作業が行われたピットにいたら
宮坂チーフエンジニアの元に、正式結果表が。
ところが、その最上段に生沢さんの名前が見当たりません。
「あれ……生沢さんって賞典外でしたっけ……?」

ゼッケン37番はイエローフラッグ区間追い越しペナルティのため1周減算とする。

まさに大どんでん返し。今回のTeam Ikuzawa最大のサプライズでありました(涙)。



ということで、今回のEVERGREEN CUPの
総合優勝(Over 1300cc クラスも含む)は26Rの関口好夫さんの手に!
以下、2位にG4の亀山さん、3位にエランの船越さんという順となりました。


一方1300cc以下のクラスは、奥村ミニ・マーコスが初優勝。
平野ヒーリー・スプライト、並木アルファSZという結果となりました。

皆さんおめでとうございます!


一方、リザルト上では9位に終わったTeam Ikuzawaには
今回から設けられたBest of Team賞が贈呈されました。

「元有名レーサーとしてイエローフラッグ無視とはお恥ずかしい、ゴメンナサイ」
と反省し切りの生沢さんでしたが、後ろからの追撃を気にするあまり
気づいたときには遅かった……のだそうです。
そういう意味では、関口さんのプレッシャーが功を奏した、といえるのではないでしょうか?

この他のカテゴリーはまた次回!

ではでは。




2013.05.08 Wednesday

2nd Festival of SIDEWAY TROPHY その2

 


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こんにちは。
今日もさる4日に袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで開催された
Festival of SIDEWAY TROPHY の模様をお届けしましょう!


このFestival of SIDEWAY TROPHYのメインレースといえば
1950〜60年代のスポーツカーを対象としたEVERGREEN CUP。
なんと今回は23台ものエントリーを集める盛況っぷり。

また、前回はそのほとんどが英国車でしたが、今回は2台のアルファ・ロメオ
(SZ とジュリエッタ・スパイダー)が加わって、より華やかな雰囲気になりました。

そんなEVERGREEN CUPの注目といえば、前回のウィナー生沢徹さんですが
今回はコース外でも生沢さんらしいサプライズが待ち受けておりました。


それがこのティーム・ウェア!!

サイドウェイ・トロフィーには、1960年代のファッション……というドレスコードが
あるのですが、な、なんとTeam Ikuzawaのピットクルー(日登美さんを含む)は
全員ライトブルーのツナギを着て参上。

しかも既製品をモディファイした……のではなく、フルオーダーメイドで仕立てたのだとか。
これには脱帽。ここまでやりますか……。


生沢さんいわく、帽子は進駐軍のイメージ! とのことですが
そこについているロゴもすべて刺繍仕上げという凝ったもの。


もちろん背中の“PADDOCK HiLL SERVICE"のロゴも刺繍。
驚くべきは、背中の刺繍はツナギのサイズに合わせ、それぞれ大きさが違うんだそう。

ちなみにパドック・ヒルってなにかご存知ですか?
知ってる方は結構マニアック。


また1964年の第二回日本グランプリの際に、生沢さんや式場さんら
“ビンテージ・クラブ”のメンバーが、ティームを越えて同じ赤いVネックのセーターを
着てレースに参加したという故事に倣い、友人であり
ヒストリック・フォーミュラ・カップに出場していた
CTL Japanの久保田さんも赤いセーターを着て登場。胸には丹頂鶴のワッペン付き!
(これ、ちょっと欲しい:笑)


一方、昨年のシーズンオフから、さらにブラッシュアップされたという生沢911には
ついに幸運の丹頂鶴マーク(しかも生沢さん保管の当時モノ)が貼られていました。

やはり生沢さんのマシーンにはこのマークがないと締まりませんよね。


さらにリアウインドーと、左右のドアにはカレラ6で制した
1967年の日本GP記念ステッカーも。
本物? リプリダクション? とクルマを取り囲んだマニアの皆さんの
格好の話題となっておりました。


朝のプラクティスを走る生沢911。
良ーく見ると、リアの“枯れ葉マーク”が姿を消し、ナンバーパネルのところにも
丹頂鶴が追加されているのが分かります。

オフシーズンに宮坂チーフエンジニアの指揮で、念入りに細部を煮詰め、
春になってからは、数回袖ヶ浦でプライベートテストを行い
熟成に務めたという911は絶好調。
ピット裏の8コーナー立ち上がりで見ていると、前回に比べて
遥かにリア周りが安定しているのが分かりました。


そして迎えた予選。
先頭でコースに出た生沢911は、最初の周回で早くも1分23秒台を記録。
コースがクリアな最初の段階で、いきなりの好タイムを記録する
集中力とテクニックはさすがプロ。

途中赤旗中断となった予選でしたが、結局再開後も生沢911のタイムを
破るマシーンは現れず、復帰後初ポールポジションを獲得。
しかしながら、予選は亀山ジネッタG4、関口26Rもコンマ数秒差で続く混戦ぶり。
路面状況がかなり悪かったとはいえ前回の予選タイムが
1分27秒台だったことを思うと、相当なタイムアップになっていますね。

果たして決勝は……!?

ということでまた次回。
ではでは。



2013.04.27 Saturday

ENGINE × PORSCHE 911 × Tetsu Ikuzawa

 

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極個人的な自動車偏愛日記




皆さん、昨日発売のENGINE誌(新潮社 刊)は、もうお買いになりましたか?
今回の巻頭特集は『祝・生誕50周年! ポルシェ911、50年の50台。』
そう、ちょっと前のモータープレスでも予告したポルシェ911大特集であります。

表紙はパリ在住の矢嶋修カメラマンが、わざわざユノ・ディエールでナローの911を
撮りおろす気合いの入れよう(何がモチーフかはお分かりですね)です。スゴい!


お陰さまで今回は「もうこれ以上書けません……」ってくらい、沢山のページを
担当させていただいたのですが(多謝)、その中でも白眉は
久々のメディア登場(一昨年のENGINE誌以来)となる、生沢徹と911の物語。

……まぁ、この扉カットを見れば、その内容が尋常じゃないことだけは
お分かりいただけるのではないでしょうか?


ということで、原稿を執筆させていただくにあたり
本当に久々にゆっくりと生沢さんとお話する時間があったのですが
最近911シンパとなった僕としては、生沢さんの911評が今まで以上に
スゥーッと理解できて、実に新鮮なインタビューでした。
詳しくは(本屋で買って)中身をお読みください!
初公開の1967年ソリチュードの写真は必見です。


そんな生沢さんの勇姿は、来る5月4日に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催される
第2回 FESTIVAL OF SIDEWAY TROPHY で見る事ができるはず!
宮坂宏チーフエンジニアによると、先日袖ヶ浦で行ったテストも行ったそうですから
準備は万端といったところでしょうか?

そうそう、もちろん今回も60sスタイルというドレスコードがありますからね。
皆さんお洒落して会場にいらしてくださいね!

© 2013 Porsche Japan KK. 

さて、そんなENGINE最新号のもうひとつのトピックは、付録でついているDVD!
『ポルシェその戦いの歴史。 前編』と題されたそのDVDにはなんと
1954年から69年にかけてのポルシェ・ワークスの活動をダイジェストで収めた
動画が収録されているのです!!

確かに昨年ミュージアムを訪れた時に、アーカイブ責任者のディーターさんから
1922年のオーストロ・ダイムラー時代から、相当数のフィルムが残されている
とは聞いておりましたが、カレラ・パナメリカーナ、ミッレミリア、ル・マン
ミュルブルクリンク、アヴス、ソリチュードなどなど、本当に素晴らしい映像ばかり。

個人的には、1960年代の718F2/F1のカラー画像に腰が抜けました。

© 2013 Porsche Japan KK. 

他には、1968年のデイトナ24時間での907による”デイトナ・フィニッシュ”の瞬間など
本当に資料性の高い動画ばかり。残念ながら音声が入っていないものがほとんどですが
このDVDだけでも買う価値あり。来月の後編も楽しみです。

ポルシェ・ジャパンさん、それぞれのノーカット版をDVDで出しませんか? マジで。



さて、今月はGENROQ誌(三栄書房 刊)でも色々お仕事をさせていただきました。
今月号の個人的なトピックは、数年前路上で大クラッシュを起こしニュースにもなった
ミスター・ビーンこと、ローワン・アトキンソンのマクラーレンF1が
マクラーレンの手により修復されたドキュメント。
アトキンソン自ら出演した、本当に素晴らしい記事。
これを読むだけでもお釣りが来ます。


僕はその中で、ジャン・ブガッティが父エットーレに贈ったといわれる
T57Cの記事(これ玉稿)や、フェラーリ250GT カリフォリニア・スパイダー、
そしてこのポルシェ・ジュニアトラクターの記事を担当させていただきました。

あのワルター・ロールが、ジュニアトラクターに乗って、ニュル最速ならぬ、最遅記録に
挑戦する……という内容なのですが、こんなタイトルを付けずにはいられませんでした(笑)。

ちなみに“燃える男の赤いトラクター”はヤンマーでしたね。
一方、こちらポルシェ・トラクターは1962年から井関農機によって輸入され
イセキトラクターの礎を築いたのでありました。


さらにさらに、働き者の僕(笑)は
2013年世界の自動車オールアルバム(三栄書房 刊) なる別冊もお手伝いしております。

日本市場で発売されているモデルのみならず、
いま世界で販売されているあらゆる新車を網羅するという
ある意味超マニアックなこの本。日頃新車の情報に疎い僕が
脳内情報を更新するには最適なお仕事でもあります(笑)。


この本、なにがスゴいって、本国で生産されているレギュラーモデルのみならず
現地法人が生産している派生モデルまでを徹底的に網羅しているという点。
なので、未だコンビバンが新車で生産されていたり(今年で生産終了だって!)、
あのサンタナが世界の片隅で生きながらえていたり……という事実を知る事ができます。


さらにさらに、世界中のあらゆる国々で作られている
名も知らない国民車やキットカーの類いも紹介。
こういう資料って、意外と存在しませんから一家に一冊必須です。
さすがに僕は、こういったカルトなページの担当はできませんが
それでもご想像のとおり、その編集&執筆作業は中々ハードなものでございました。

何はともあれ、なんか最近、良い本がいっぱい出てますね。
すっごく良い事(お財布の中は寂しくなるけど)ですな!

ではでは良い連休を!



2012.11.19 Monday

生沢徹 SIDEWAY TROPHYでデビューウィン! その2



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日もかなり傾いた午後2時30分すぎ。
いよいよこの日のファイナルレースとなるエバーグリーン・カップの
スタートを迎えました。

いつもと変わらぬ表情で、淡々と911に乗り込んだ生沢さん。
宮坂さんからの様々な指示や注意に対しても、大丈夫! といった感じで
傍からみると、かなりの余裕が感じされました。
そこは流石元プロといったところでしょうか(そんな事いったら怒られるかな?)


予選終了後に本人が訴えていた1速ー2速のギアの引っかかりも無事解消されて
グリッドに並ぶ生沢911。背後にはコンマ数秒の差で4位につく
関口26Rなどこれまた強豪ぞろいです。


そしてレッドランプが消灯し、いよいよスタート。
タイミングの良いスタートでしたが、2番グリッドの船越エランも好スタート。
背後から迫る神谷MG Bをなんとか抑え、1コーナーに消えていきました。


そしてオープニングラップのインフィールドに、船越エランをかわして2位で現れた
生沢911は、トップを走る金子ヒーリーを猛追! 
ヘアピンで金子ヒーリーをかわして、オープニングラップで早くもトップに立ちます。

この時点でラップタイムは26秒台に突入。
序盤に集中力を発揮し、いきなり好タイムでスパートする辺りは流石元プロ。
トップに立ってからはミラーで後方の動きをチェックしながら
ペースをコントロールしてレースの主導権を握っていきます。


その後、金子ヒーリーが痛恨のスピンで脱落。船越&関口エラン勢が追い上げるも
冷静に後方とのギャップを保って、なんと御年70歳の生沢徹が
復帰後初レースで優勝しました!




拍手の中、ピットに帰ってきた生沢さんの周りには、この日応援に駆けつけてくださった
多くの皆さんが集まって、ご覧のような大騒ぎ。
応援してくださった皆さん、サポートしてくださった皆さん、
そして一緒にエバーグリーン・カップを闘ったドライバーの皆さん、ありがとうございました!


Team Ikuzawaのメンバーで記念撮影。
思えば、この911レーシング・プロジェクトが始まったのは
昨年の10月のシェイクダウン(車輛製作を入れるとさらに数年越し!)のこと。
約1年に渡り、内側から“生沢流”のアプローチを見ることができたのは、
非常にいい勉強になりました。


そして表彰式。
今回の表彰式のプレゼンターは生沢さんが務めていたのですが、
本人自ら優勝してしまったので、本人の表彰の時だけプレゼンターは
このサーキットのオーナーである中村正三郎さんにバトンタッチ。

「富士も鈴鹿も茂木もメーカー資本、筑波はオートレースがバック。
 一方でここは、この人(中村さん)個人が作り上げたサーキットで
 こんな良い場所はなかなかない。是非皆さん、スポーツ走行やレースの会場として
 筑波なんかいかないで(笑)、ドンドン使ってください」

と生沢さんが、エールを送れば

「徹ちゃんとは、学生時代からの友人なんだけど、この人は昔から
 何をやるにも徹底的に練習する人。学生の頃にスキーをはじめた時も
 1日中ずっと練習してた。今回もレース前にここに来て1日中ずっと練習しているのを
 見て、それを思い出しました。この人はセンスがあるのもさることながら
 努力の人なんです。僕も今回はタイヤが間に合わず見送ったけれど
 その姿を見てまた走りたくなりました」

とは中村さんの言葉。
なんか時空を超えた2人の友情が感じられるスピーチにちょっとジーンと来てみたり。


ということで、エバーグリーン・カップの表彰台。
2位に入ったのは、終盤に逆転した26Rの関口好夫さん。
3位は前回の袖ヶ浦ラウンドの覇者、船越稔さん。皆さん良い笑顔です!


そして表彰式の最後に、主宰の金子さんからベスト・オブ・サイドウェイの
トロフィーまでいただきました!
「年寄りを大事にしてくれてありがとう(笑)」と語っていた生沢さん、
来年の出場を確約したばかりか、1950年代の英国製ビッグシングル・バイクによる
レース、“MANX TROPHY"へのダブルエントリーも宣言!
え? じゃあ伝説のBSAゴールドスター復活ですかっ??
となると、ヴィンテージバイクのスペシャリスト、金澤メカの出番ですね(笑)。

ではでは。




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