2016.10.07 Friday

30周年を迎えたLSCR

 

 


Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。

昨日は筑波サーキットで行われた
LSCR(Lightweight Sports Car Register)主催の筑波 Autumn Meetingにお邪魔してきました。
 

今年は、英国系のライトウェイト・スポーツやレーシングカーをメインとした
老舗クラブであるLSCRが設立されて30周年という記念すべき年。
おめでとうございます!!
 
カー・マガジン216号(ネコ・パブリッシング 刊)
 
個人的にLSCRというと、設立10周年の時にカー・マガジンに掲載されたこの特集記事の
インパクトが大きいんですよね。うわー、世の中にはこんな酔狂な人たちがいるんだ! って(笑)。
 
記憶の中では大学生の時に見た……と思ってたんですが、1996年ということはすでに社員の頃。
ちなみにこの時の記事を書かれているのは、当時の編集長の安東さんです。
 

で、会場に入るや否や目に入ってきたのが、会長の福田さんの所有するロータス62と
戸塚さんの所有するシェブロンB16。もうこれだけで満腹です(笑)。
 

さらに本橋さんのクーパーT86マセラティにも久々に再会!
かつて若き日のヨッヘン・リントがドライブしたT86の走る姿は、11月19〜20日に開催される
(※前売り券も発売されましたぜ!)
 

というわけで、鈴鹿で走行を予定している福田さんの23Bの姿も。
いやぁ、先日のグッドウッド・リバイバルで、23Bのガチンコ・バトルを見せつけられてからというもの
めちゃくちゃ気になってるんですよね23B。でもなぁ、もはや簡単に買える値段じゃないしなぁ(悲)。
あ、昔から簡単に買える値段じゃなかったか。
 

あと、個人的には久々にこのロータス59/69の姿を見られたのが、何よりの収穫でした。
 

すいません、思わずついついジロジロ見てしまいました(笑)。
 

また、いつになくフォーミュラ勢の参加が多かったのも今回の特徴でしたね。
このうちの何台かは、来月の鈴鹿サウンド・オブ・エンジンで開催されるHFRのレースに
出場されるとのことで、そちらも楽しみ。
 
うーん、やっぱ無理してでも69を持ってきて走らせる(お誘いいただいてたのに)べきだったかなぁ。
なんて言いながら、実は左膝を痛めていて、いまクラッチが踏めないのだ(笑)。
なにはともあれ、鈴鹿の前に人間を直さないと!
 
というわけでLSCR の皆さん、参加されていた皆さんお疲れさまでした!!
ではでは。

 
2016.08.19 Friday

RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2016

 

 

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
ついに昨日、鈴鹿サーキットからプレスリリースが配信されましたが
昨年5月に第1回が開催された、ヒストリック・イベント『SUZUKA Sound of ENGINE』が
新たにスイスの高級時計メーカー『RICHARD MILLE 』 をメインスポンサーに迎え、その内容を一新。
『RICHARD MILLE  SUZUKA Sound of ENGINE 2016』として11月19日、20日に開催されることになりました。
 
photo:鈴鹿サーキット
 
今回の目玉はなんといっても『Group C〜世界を席巻したモンスターたち』と題された
グループCカーのトリビュート・ラン。内外のグループCマシン12台
(もしかしたら15台以上になる……かも)が鈴鹿に集結。
土日の両日ともフルコースを使い、迫力あるローリングスタート(レースではないけど)を披露する予定。
1992年に開催されたJSPC最終戦の出走台数が11台でしたから、それを上回る規模になるのは確実。必見です!
 

しかも来るクルマがすごい! 1987年のスパ1000kmで優勝経験をもつジャガーXJR-8 LMとか……
 

1987年にXJR-8として製作されハラマ360km、モンツァ1000km、富士1000km(!)で優勝。
オフシーズンにアップデートされ活躍したXJR-9と、2台のシルクカット・ジャガーが来日!!
 

さらに現在ヒストリック・グループCで活躍中のクレーマー・ポルシェ962Cも、
最終戦ポール・リカールを終えた直後に来日が決定!
 
photo:鈴鹿サーキット

迎え撃つ日本勢もまた豪華。マツダはJSPC仕様のマツダ787Bで参戦!
 

さらにマツダ767Bもエントリー。2台のロータリー・サウンドが響きます!
 

photo:日産自動車
 
さらにさらに日産からは、幻のNP35のほか、無敵のR92CP、さらにスカイライン・シルエットまで登場。
 

モータープレスではお馴染み、上住コレクションのマーチ83G NISSAN SILVIA TURBO C Nichira も登場。
無論、MCSグッピーも唯一のC2マシンとして、その勇姿を披露してくれる予定です。
 

さらにさらにさらに、エムズ・バンテックからも2台のポルシェ962Cの参戦が決定。
これまで海外の様々なイベントでグループCを見てきて、なんとかこの光景を日本で再現できないものか……
と思ってきた願いが叶います。
 
……ここまで見てきて、あれ? 久保田さんは?? と思ったあなたは鋭い。
久保田さんがどんなグループCカーで参戦するのかは、まだ内緒。新情報が入り次第、またお伝えします。
 
photo:鈴鹿サーキット
 
このようにグループCだけでも凄いんだけど、F1のデモランもまたもっと凄い。
今回のイベントに合わせ、『RICHARD MILLE 』 代表でエンスージァストとしても有名な
リシャール・ミル氏所有の1975年式フェラーリ312Tが来日。312Tが鈴鹿を走るのは史上初ではないかしら?
 
photo:鈴鹿サーキット
 
しかもリシャール・ミル・コレクションから、ティレル006も来日! うわーこれも日本初。もう号泣!!
 

迎え撃つ日本勢がまたまた凄い。1967年式のクーパーT86マセラティを筆頭に……
 

ティレル006とのランデブーが楽しみなロータス72Cとか……
 
photo:鈴鹿サーキット
 
ウルフWR1の勇姿も見られるはず! このほかフェラーリ2003GAに至るまでの錚々たるF1マシーンが
10台以上出走予定。過去に行われた日本のヒストリック・イベントの中で
間違いなく最大の規模となるF1デモランが実現します!
photo:日産自動車
 
加えて1960年代のレーシング・プロトも大集合。日本GP制覇から記念すべき50周年を迎えた
プリンスR380 A-1のほか……
 
photo:前田恵介

タキ・レーシング・チームで若き日の長谷見昌弘さんがドライブしたローラT70Mk3など
所縁のマシーンたちが一緒になってデモランを繰り広げます。たぶん、ここで号泣するな、きっと。
 

また土日の両日にわたりHFR(ヒストリック・フォーミュラ・レジスター)のファイナル・ラウンドも開催。
な、なーんと既に35台のエントリーが確定しているとか! これまた過去最大規模のレースとなりそうな予感!!
 
photo:Yamaha Motor Co.,Ltd.
 
一方、2輪のテーマは1960年台のマン島TTレースと、90年台のWGP250cc(泣ける!)。
あの1993年のWGPチャンピオン・マシン、ヤマハTZ250Mの姿も拝めるそうですが
残念ながら展示のみだとか……うーん惜しい。でも、ものすごく見たい。
 

ちなみに1976年以前に生産された2輪車、4輪車のオーナーならば、200台限定で
イベント期間中、鈴鹿サーキット国際レーシングコースのパドック内に設けられた
『TIME TRAVEL PARKING』という専用スペースに駐車可能となります。
 
料金は1台5000円(2日間:『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2016』5名様入場券含む)と超お得。
(無論、事前審査もあるので暴走族チックな改造車の入場は無理ですけど)
 

いやーもうこれは鈴鹿に来るしかない! ではでは。

 

 

 

2016.08.03 Wednesday

R.I.P. Chris Amon

 

 

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極個人的な自動車偏愛日記

 
8月3日、1960年代から70年代にかけて活躍した
偉大なるニュージーランド人レーサー
クリス・エイモン(クリストファー・アーサー・エイモン)が亡くなったそうです。享年73。
 
photo:Ford Motor
 
フェラーリ・ワークス、マトラ・ワークスに在籍し、いくつもの名勝負を繰り広げるも
ついぞF1では1勝もできなかった……というエピソードが有名なエイモンですが
奇しくも今年は、彼が故ブルース・マクラーレンと組んで、
フォードに初のル・マン総合優勝を捧げてから
50周年にあたる年。
 
photo:Ford Motor
 
このレースで有名なのが
ゴール直前までトップを独走していたケン・マイルズ/デニス・ハルム組のGT40を先頭に
3台並んでのゴールシーンを演出しようと隊列を整えたものの
フィニッシュラインを同一周回のエイモン/マクラーレン組が先に越えてしまい
そのまま優勝が確定してしまったというエピソード。
 
3位に入ったディック・ハッチャーソン、ロニー・バックナムもすでにこの世にいませんし
これでこの時を知るドライバーは誰もいなくなってしまいました。
 

 

 


そういえば今年のル・マンでも、優勝50周年を記念して久々に3台のGT40が揃って展示されていました。

そんな節目を見届けた後に訃報を聞くなんて、なんか運命的なものを感じるのは僕だけでしょうか?
 

 

 


ちなみにエイモンといえば、1966年に富士スピードウェイで行われた

日本インディ200マイルレースに出場しているほか

1974年には自らのコンストラクターを設立したことでも知られていますよね。

しかしながら、オーナー兼ドライバーとして出場するもシーズン途中に撤退。

その後、エンサイン、ウィリアムズと渡り歩き、1976年のカナダGPを最後に現役を引退しました。
 

 

近年では母国ニュージーランドで新人ドライバーの育成に力を貸していたというエイモン。

2006年に刊行された日本の名レース100選 Vol.013『'66 日本インディ』(三栄書房 刊)に

掲載されたインタビュー記事が、おそらく日本のメディアに出た最後の露出だったと思います。
 

 

改めて偉大なるレジェンドのご冥福をお祈りします。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

2016.07.26 Tuesday

ドレスデン・トランスポート・ミュージアム Part2

 

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こんにちは。
ドレスデン・トランスポート・ミュージアム(Verkehrsmuseum-Dresden)の続きです。
この博物館の展示物の中で個人的に白眉だったのが、エントランスに飾られたこの1台。
 

300SLRの縮小版のような見たこともないこのマシーンの名前はEMW R3/54。
1954年に制作された東独EMW製のレーシングスポーツなのです。
 
1949年の建国後、東ドイツ政府は国威発揚のためにモータースポーツ事業を推奨。
旧BMWアイゼナハ工場を本拠地に再開したEMWの技術陣は、早速328をベースにした
オフセット・コクピットをもつレーシングカー、Inter typや
流麗なクローズドボディをもつスポーツカー、Stromlinienwagenを試作。ザクセンリンクで1949年に開催された
東ドイツ最初の自動車レースに参加したりしています。

 
そして1950年代に入ると西ドイツで開催される1.5リッター・スポーツカーのレースに
東ドイツのIFA-DAMWやEMWといったワークスティームがエントリーを開始。
1953年には全てのレース組織がEMWの元に統一され
同年のドイツGPにはエドガー・バルト(あのユルゲン・バルトのお父さん!)が
EMW R1 F2で最初で最後のエントリー(結果:リタイア)をしていたりします。
 

1954年になると1500ccスポーツカー用に新しく開発したチューブラー・フレーム・シャシーに
BMW328のブロックを流用しDOHC&ツインプラグ化したエンジンを搭載した
このEMW R3/54を発表。アーサー・ローズハンマーやエドガー・バルトの手で
東ドイツのスポーツカー・シリーズをメインに活動します。
 

コクピットはこんな感じ。白地のメーターが328を感じさせますね。
 

こちらはシート。サイドに張り出しているのはおそらく燃料タンク。
 

これが328の直6のブロックをベースにした1.5リッターのDOHCツインプラグ・ユニット。
(ほぼ新規設計みたいなものらしいけど)
最高出力は135psで、235km/hを記録したのだとか。
 
ちなみにR3は、55年用のR3/55、56年のR3/56と発展するものの、政府の命令で56年限りで
EMWのモータースポーツ活動は停止。バルトはその年に西ドイツへ亡命し、ポルシェ・ワークスへ加入。
ローズハンマーも59年に西ドイツへと亡命します。
 

このほか、この博物館には知られざる東ドイツの働くクルマたちの模型も充実!
誰が作ったのか知らないけど、すっごく出来がいい!!
 

で、この博物館のもうひとつの目玉が飛行機の展示。
これは東ドイツ・ルフトハンザ航空で使用されていたチェコスロバキア製の
アエロ Ae-45S(通称スーパーアエロ45)という小型旅客機。
 

ちゃんと中二階からコクピットも見られるようになっている。ふんふん。
 

さらにこのドレスデンで1950年代に試作されるも実用化に至らなかった幻の旅客機、バーデ152のコーナーも充実。
この馬鹿でかい(1/24くらいかなぁ?) スケルトンモデルは、試作3号機のバーデ152V4/II。
 

でもってこちらが1958年に完成した1号機。ナロートレッドの主脚に主翼端の補助輪というのが
いかにもソヴィエト・チックな感じですが、開発陣はユンカースの流れを汲んだ人たちらしいね。
 

でも1号機は2回目の試験飛行で着陸に失敗し大破炎上。
2号機、3号機と作られたものの、ツポレフ、イリューシンのマーケットを荒らされたくない
ソヴィエトの意向で開発中止。よって当時のシートや主脚などのパーツのみが残っています。
 
しかしながら、ずっと隠されていた3号機の胴体が東西統一後に発見され
現在この博物館で保存、レストアが進んでいるそうです。
 

このほか、なぜか1909年に初のドーヴァー海峡横断に成功したブレリオ11型(レプリカ)が展示されていたり。
 

ツェッペリン号の巨大ジオラマがあったり!
 

ソヴィエト初のジェット旅客機、ツポレフTu104の模型(ここには出来のいい模型がいっぱいある!)があったり
飛行機好きにも見どころ満載。
 

こんな戦前期の貴重な写真も多かったですね。
 

このほか鉄道や、船の展示も充実してるんだけど、門外漢なんで省略!
とにかくドレスデンに行くことがあったら是非!!
 
ではでは。

 
2016.07.25 Monday

ドレスデン・トランスポート・ミュージアム

 

 

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極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
またまた久しぶりの更新ですいません。
というのも、今月もまたまた締め切り地獄の18日(正確には17日深夜)から
海外に逃亡していたからなのですね。
 

その目的のひとつがこれ! ドイツ・ブランデンブルク州にあるユーロスピードウェイ・ラウジッツ
(あのミケーレ・アルボレードがアウディR8のテスト中に亡くなったのはここなんですね)で
行われた新型ポルシェ・パナメーラのワークショップ。
 

そしてスウェーデンのマルメーで行われた新型ポルシェ718ケイマンの国際試乗会!
いやぁ、ニューモデルの国際試乗会なんて、現行カイエン以来かも。
その詳細については追って各紙(お仕事おまちしてます)でご紹介するとして
今回は、旅の中での小ネタをご紹介します。
 

ドレスデンからスウェーデンへの移動日のこと。
午後が丸っと自由時間になったのでジャーナリストの河村康彦さんに誘われて、
一緒にドレスデン旧市街にあるトランスポート・ミュージアムを見学。
 
そもそもドレスデンって街は、旧東ドイツ領内ですからね。一体、何が置いてあるのか?
興味津々で向かったわけです。
 

まず最初にあるのが、自動車とバイクのフロア。
それこそ、馬車の時代から現在に至るまでの歴史をまとめて(子供にもわかりやすい仕掛けが沢山ある!)
あるのですが、やはりそこは旧東ドイツ圏。我々の知らないいろんなネタが詰まっています。
 
そんな展示フロアに置かれた1台のBMW。
そう、BMWが4輪に進出するために1928年に買収したディクシー社は、ドレスデンにも程近い
テューリンゲン州のアイゼナハにあったのです。
 
これはディクシー時代に当時ライセンス生産をしていたオースティン・セブンをベースに
エンジンを20HPへチューン、さらに4輪をスイングアクスルの独立懸架とした
AM-1(3/20HP)と呼ばれるモデル。
 

こちらは1933年式のローア 8 TypF。ローアは戦前期ドイツにあった高級車メーカーのひとつで
これはドレスデンにあったコーチビルダー、グレイザーのボディを架装したカブリオレ。
当時マルティン・レナーというドレスデン最大のデパートのオーナーが所有していた個体だそうな。
その後他のオーナーに売られたものの、戦後は表立って乗られずに仕舞われていたんだそう。
 

ここからは戦後のコーナー。BMWアイゼナハ工場は第二次大戦後ソヴィエトに接収され、BMWを継続生産。
しかし1952年に、西側で復活を果たした本家BMWから商標権の侵害で訴えられると
社名をEMW(アイゼナハ・モトーレン・ヴェルケ)に変更。青/白のエンブレムを赤/白に変えて再出発します。
(ちなみにEMWのボディ工場はドレスデンにあったそうな)
 
このサルーンは、1952年型のEMW 340-2。1938年登場の321の改良版というべきモデルで
1955年までに25000台を生産。展示車は当時タクシーとして使われていたものだそう。
 

そしてこれはDKW F89……ではなく、1955年式のIFA F9 Typ 309/1。
実はアウトウニオンの工場も戦前、ザクセン州のツヴィッカウにあって、
そこで戦時中にこのクルマの元になるF9の開発を行っていたのでありました。
(ちなみにドレスデンにもアウトウニオンの工場があったものの空襲で壊滅)
 
戦後、ツヴィッカウ工場はIFAを名乗り、乗用車の生産を再開。
戦時中に開発を進めていたこのF9の生産を1949年から開始するのです。
 
一方、1949年に西側で復活したアウトウニオンは、F9をベースにした生産車F89を1950年に発表。
時を同じくして西と東で、同じルーツをもつクルマが別の物として生産されることになるのですね。
 
ちなみにIFAはその後、EMWなどとともにAWE(VEBアウトモービルヴェルク・アイゼナハ)に統合。
F9に搭載されていた910ccの2ストローク3気筒エンジンは、ヴァルトブルクの主力エンジンとして
なんと1980年代まで行きのびることとなるのです。
 

そんな東と西の関係はオートバイでも変わらず。東ドイツのバイクといえばDKWの流れをくむMZが有名だけど
BMWもAWOとして復活。このAWO 425は戦前のR23をベースとした250ccのオートバイ。
いわばBMW R24の兄弟車というべき1台ですね。
 

これはIWL Pitty という1955年型のスクーター。
戦後イタリアで起きたスクーター・ブームを見て、国民の足を求める東ドイツ政府の指示で
VEBルートヴィッヒスフェルテ・アウトモービルヴェルケが開発したもので、
エンジンはMZ製の2ストローク125cc。しかし工作精度が悪かったらしく、わずか1年で生産中止。
ちょっとハインケルのスクーターにも似てる。
 

この可愛らしいワゴンは、1956年型のAWZ P70。
生産を担当したのはVEBアウトモービルヴェルケ・ツヴィッカウ。
つまり旧アウトウニオン系のモデルということなのね。うんうん、だんだんわかってきた(笑)。
 

個人的に当時の東ドイツなんて、朴訥な味気のないクルマばっかりだったんだろうな……
と思っていたのですが、こんなエレガントなクーペも。
これはヴァルトブルク311/3という2シーター・クーペ。エンジンは2ストローク3気筒。
このほか311/2という2シーター・カブリオレもあったのだそう。
 

そんでもって、このパースの狂ったような変な小型車は1960年代後期に試作された
ヴァルトブルク355。東ドイツ初のハッチバックらしいのですが、ボディはFRP製。
エンジンは相変わらずの2ストローク3気筒ながら、この1969年モデルでは1400ccに拡大されていたらしい。
 
とにかくこの他にもいっぱいあったのだけれど、スペースの都合で今日はこの辺で。
でも知られざる東ドイツの自動車産業の歴史を勉強できて、ホント楽しかったな。
これで入館料9ユーロは安い! ドレスデンに行ったときには是非!!
 
住所:Augustusstraße 1, 01067 Dresden
休館日:月曜日

 
ではでは。


 
2016.07.09 Saturday

BMW Tokyo Bay

 

 

Motor Press(モータープレス)

極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
昨日の夜は、東京・お台場にオープンしたBMW グループの新しい拠点
BMW Tokyo Bayのグランドオープン・セレモニーにお邪魔。
 

場所はニューイヤー・ミーティングが行われる青海臨時駐車場のはす向かい。
メガウェブのある交差点のところって言ったほうがわかりやすいかな?
いすれにしろ、非常にわかりやすい立地にあります。
 
しかもBMWとMINIが隣接したショールームは国内最大。
メンテナンス・スペースはもちろん、試乗コースまで用意されています。
 

中もこれでもか! と広くて豪華で、4輪、2輪問わずあらゆるBMW&MINIの
プロダクトを見られるようになっているのですが、なんでも2000人(!)という
ゲストが来場してるとあって、どこもかしこも大賑わい。大混雑(笑)。
 

そんなセレモニーの個人的な目玉は、現在大阪堺市が管理している
旧ドイ・コレクションのヒストリックBMWが数多く展示されていたこと。
 
これだけの台数が一同に展示されるのって随分ひさしびりかも。
 

こちらは屋内(広いでしょ!)に展示されていたヒストリックたち。
507や315/1ロードスターや3200Sなど、これまた貴重で珍しいモデルが勢ぞろい。
さすがBMW創業100周年にふさわしい展示でありました。
 

もともとミュンヘンで航空機用エンジンを製造していたラップ・モトーレン・ヴェルケが
資本金を増強したのに伴い社名をバイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ(BMW)
としたのが1916年のこと。
 
第一次大戦後、モーターサイクルの製造をスタートさせた彼らが4輪に進出したのは1928年。
すでに英国オースティン・セブンのライセンス生産を行っていたディクシー社を買収し
3/15HPの生産を継続したのが、その始まりだったのです。
 
つまりBMWのルーツはオースティン・セブンだったのですね。
そう思うとそれから半世紀以上が過ぎたときに彼らがローバーを買収して
MINIを復活させたのもなんとなく合点がいく気がしませんか。
 

ちなみに1936年に登場したスーパースポーツ328は、その後英国のフレイザー・ナッシュが
ライセンスを購入し、英国で販売していたのは有名な話。
 
それを第二次大戦後に自動車産業に進出したブリストル社が買収し
327、328をベースとしたモデルを生産したのも有名な話。
 
そう思うとBMWって他のどのメーカーよりも英国とのつながりが深いメーカーなんですよね。
思えばロールス・ロイスもBMWのグループの一員ですし
いまのグッドウッドのメインスポンサーをしているのもBMWですし。

そういう故事を思いながら展示を見るのもまた一興。
(ちなみにこれはオープンに合わせた特別展示です。あしからず)
 

 


そんな会場で個人的に釘付けになったのが、この328ヴェンドラー・クーペ。
この個体には、その昔どこかで会った記憶(六本木ヒルズの時かなぁ?)があるのだけれど
こうして再びこの目で見られて感動。
 

個人的にはベルリン〜ローマ・ラリーのために作られたコンペティション・クーペ
(去年のヴィラ・デステで見れたのだ!)
にも非常に惹かれるのですが、これはこれで別格。いやぁ良いものみた。ムフ。
 

あとコチラも人気でしたね。イセッタ250。
改めてこうしてみると、本当良いデザインだよなぁ。
 

さらにさらに会場には、BMWが世界のカスタムビルダーに声をかけ
競作させたR nineTプロジェクトのバイクたちの姿も。
 
手前の46番は、BMWカスタムのパイオニアというべき
世界的なカスタムビルダーで先日の取材でもお世話になった46 Worksの
中嶋志朗さんが手がけた『CLUBMAN RACER』。
 
実は実物を見たのはこの日が初めて。これは本当にかっこいい。
細か〜なところまで作り込まれたディテールが素敵。
 
photo:Kozo Fujiwara

ちなみに今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのメインテーマはBMW。
英国特派員のコウゾウさんがいっぱい写真撮ってきてくれるんだけどなぁ。
みなさ〜ん、お仕事お待ちしてますよ〜ん(笑)。
 
ではでは。


 
2016.03.30 Wednesday

Festival of SIDEWAY TROPHY 2016 エントリー開始!


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こんにちは。
すでにエントラントの皆さんの手元には届いているかと思いますが
来る5月22日(日曜日)に千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで開催される
『Festival of SIDEWAY TROPHY 2016春』の申し込みが始まりました!



今回用意されているのは、スポーツカーのエヴァーグリーン・カップ、
ツーリングカーのティントップ・カップ、ヒストリック・フォーミュラ・カップ、
戦前車を対象としたブルックランズ・トロフィー、スポーツ走行のRAC走行会、
2輪では、黄金期のマン島TTをモチーフとしたビッグシングルによるマンクス・トロフィー、
1969年までのレーシングモデルを対象としたヴィンテージ・トゥーリスト・トロフィー、
1969年までのナンバー付きのモデルを対象にしたスラクストン・トロフィー、
クラシックタイプのスポーツバイク走行会、カフェレーサー・トリビュートラン
そしてクラシックスタイルのサイドカーによるフェレディ・ディクソン・トロフィーの10カテゴリー。



果たして今回はどんなドラマが生まれるのか?
そして参加される皆さんも、遊びにいらっしゃる皆さんも
グッドウッド・リバイバルに行く予行練習だと思って、ぜひクラシカルな装いで
お洒落してお出かけくださいませ。



この週末はちょうどイタリアでヴィラ・デステ・コンクールデレガンスが開催されているのですが
今年は行く予定がないので、我らが69君も参戦予定!
春のイベントシーズンゆえスケジュールがタイト(モナコ・ヒストリックの翌週だしね:笑)ですが
ぜひぜひ、多くのヒストリック・フォーミュラ勢の参加をお待ちしております!!
よろしくお願いします。

※エントリーフォームはこちらからダウンロードできます。

ちなみに秋のサイドウェイ・トロフィーは11月27日(日曜日)!
鈴鹿サウンド・オブ・エンジンの翌週ですが、こちらも予定を空けておいてください。

ではでは。
 
2016.01.05 Tuesday

Bell Retro Helmet Bag

 

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極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
なんか年末にどっかで拾ってきた風邪がいまいち治りません。ゴホッ、ゴホッ。
長引くと面倒です。皆さんもお大事に。



さて、今日はヘルメットバッグのお話。
実はこれも調べれば調べるほどディープな世界なのですが
1960年代から70年代のベルでは、アクセサリーパーツとして
写真のヘルメットバッグ(小)とボストンバッグ型の
ヘルメットバッグ(大:サイドにThe Choice of Professionalsと書かれたヤツです)の
2種類をラインナップしていました。

で、このヘルメットバッグ(小)にも、ロゴやバッグのディテールによって60年代モノとか
70年代モノとか、レプリカとか、いろいろあるようですが
たぶん僕が持ってるのは、1970年代モノ。
確か10年以上前に1万円くらいで買った記憶がありますが、今はその倍以上で売られてますね。
ちなみにヘルメットバッグ(大)は3万円以上。さすがに手が出ませんな。



個人的にデザインといい、大きさといいとっても好きなのだけれど
昔の小さな帽体のヘルメットに合わせて設計されているために結構タイト。



新しいベル・スター・クラシックを入れてみると、超ギリギリ。
(ちなみに復刻版の500TX クラシックは帽体が大きすぎて入らない!)
しかもファスナーの動きも渋くて怪しいし、外で使っていて汚れたり、
壊れたりしたら失神してしまうかもしれない(笑)。
とはいえ、最新のヘルメットバッグはなんだか無粋だし、なんか良いのないかなー
と思いつつ、大昔上野の光輪でAGVのヘルメット買ったときにおまけでもらった
ヘルメットバッグをずっと使っていたわけです。



そんな折、demon tweeks 2015年版のカタログをペラペラとめくっていたら
こんなモノが!! おおーーー! ついにヘルメットバッグも復刻されたのですか!
これから心置きなく使えるじゃない。いいなー、いいなーと思い調べてみたものの
ベル・ヘルメットの公式HPにも載ってないし、海外に行ったときに
いろいろなレース用品店のブースを覗いてみたりしても置いていない。

さすがに実物見ないと買えないしなーっと思っていたら、年末に届いた
demon2016年版でこのバッグがカタログ落ち!!
ひえー、絶版になる前にやっぱ買っておかねばーーーー!



ということで、結局買ってしまいました(涙)。
カタログには載っていませんが、未だHPの方には出ていますので在庫はあるのかも。
オリジナル版と違い
合成皮革で出来ているので安っぽいといえば、安っぽいですが
軽いし、デザイン的にも悪くない。



もちろん、ベル・スター・クラシックもすっぱり。
さすがにレーシングシューズまで一緒に入れるのは不可能ですが、そこそこ余裕があるので
使い勝手は悪くないかも。



中国製ゆえか、ファスナーのクオリティがイマイチのような気もするけれど
なにはともあれ、ガシガシ実用で使えるというのはうれしい限り。
今年はこれ持ってサーキットに出かけましょう。



こういう、かさばるモノばかり増えて家族には大変不評ですが
今年も頑張って散財していこうと思っています。

ではでは。




2015.12.15 Tuesday

来年のNew Year Meetingは三菱イヤー

 

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極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。
年末進行真っ只中。まさに佳境。佳境であります。
まるでゴールが見えません。⚪︎⚪︎さん、⚪︎⚪︎君ごめんなさい。
こうしてブログ書いてます(汗)。



もう今年の主だったイベント系は収束に向かっておりますが
来る2016年1月31日(日曜日)には
東京お台場 青海臨時駐車場にて
『JCCA Classic Car Festival New Year Meeting 2016』 が開催されます!



来年のコンクール・デレガンスのテーマは、久しぶりの三菱車。
不肖フジワラも、またコンクール・デレガンスの審査員として参加させていただきます。
どうぞ宜しくお願いします。



他にも来年はどんな”お化け”が現れるのか?非常に楽しみ。
ちなみにコンクール・デレガンス、一般展示ともに受付中。
締め切りは12月25日必着 とのこと。

それではみなさん、お台場でお会いしましょう。
ではでは。


2015.11.11 Wednesday

12月6日はFestival of SIDEWAY TROPHY!

 
Motor Press(モータープレス)
極個人的な自動車偏愛日記


こんにちは。

なんか1年が過ぎるのがあっという間ですが
今年も冬のFestival of SIDEWAY TROPHYの季節がやってまいりました。



開催日は12月6日(日曜日)。場所は千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ。
1950~60年代のプロダクション・サルーンを対象としたTINTOP CUPはもちろんのこと……



1969年までのプロダクションGT & スポーツカーによるEVERGREEN CUPも開催。
なんでもオフシーズンの間にゼッケン37の911はさらなる進化を遂げているとか??
今回新たなStop the Ikuzawa の刺客は現れるのでしょうか? それとも……。



一方、モーターサイクルのクラスは、1969年までに製造された
4ストローク・エンジンの英国製GPモデル、およびプロダクション・モデルのMANX TROPHYと
1969年までに製造された各国の4スト&2スト・マシンが対象のVINTAGE TOURIST TROPHY。
改造されていない1969年までのプロダクション・モデルを対象とした
THRUXTON TROPHY、さらに今回初開催となる1960年代スタイルの
サイドカーによるFreddie Dixon Sidecar Run と盛りだくさん!




そして我らがHistoric Formula クラスも1年ぶりに開催。
どうやらエントリーは結構集まりそうな気配。



となると、タナボタ入賞の確率はガンガン下がっていく(泣)ということになりますが
我がMotorpress Racing Division の最終戦としてロータス69FFも参戦。
本番までに色々やりたいことあるのだけれどな。できるかな? できないかな??
あ、ちなみに同志キョー山中の元NEKOヒーリーは諸般の事情で欠席。無念。

また今回のSIDEWAY TROPHYでは、久々に戦前車クラスの
BROOKLANDS TROPHYも復活するのだとか! これまた楽しみであります。
ちなみに申し込みの期限は11月20日
参加申込書はこちらのオフィシャルHPからダウンロードできます!!



いつものように、1960年代スタイルでの参加が望ましいという”グッドウッド・スタイル”の
ドレスコードがありますからね。参加されるエントラントの皆さんも、観客の皆さんも
それぞれに趣向を凝らしたオシャレをして、袖ヶ浦をこんな雰囲気にできたら最高ですね。
(※クリックしたら大きくなります)



無論、サポートカーなんかに拘ってみるってのもアリ。



あ、そうそう。当日ヒストリックカーで来場の方は、パドック内にクルマを駐車できる
ということなので、こんな感じで観戦することもできるかも?

いずれにしろ、皆さん12月6日に袖ヶ浦でお会いしましょう!
ではでは。



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